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2025-12-24 24:45

【12-3】レイチェルカーソンが遺した「センスオブワンダー」がAI時代の武器になる

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今回のテーマは「AI時代に読むべき宗教本」


【1話目】イケハヤ:世界神話学入門

【2話目】しゅうへい:無我の見方 「私」から自由になる生き方

【3話目】幸あれこ:⁠⁠⁠いのちの秘義 レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』の教え

【4話目】3人で楽屋トーク:3冊のつまみぐいからそれぞれが思ったこと、コメントの紹介など


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本つまラジオは、オーディオでも動画でも好きなスタイルで視聴可能。

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オーディオもビデオも、ギガ消費なしで外でゆったり楽しめます。


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「本つまみぐいラジオ」とは?

読書好き3人が集まって、カフェで雑談しているようなゆるいラジオ番組。


収録スタジオ:LLACハウス(愛媛県今治市大島)

https://www.llac-house.me


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【こんな方にオススメ】

・忙しくてなかなか本を読む時間がない

・面白い本をサクッと知りたい

・幅広いテーマの書籍と出会いたい


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【本好き3人の紹介】


・幸あれこ(司会)

こどもの頃から本が大好き。

熱を出して寝込んでいても、枕元に本を持ってきて読んでしまう努力家タイプの読書家。

ただ、読んだ本の内容はすぐ忘れる。

元フリーアナウンサーで、人気ラジオ番組のパーソナリティ経験もあり。

斜め右下からの誰も予想できないコメントを繰り出す。

極度の方向音痴で、「ほくろがある方が東」と覚えてなんとか生きている。


幸あれこのX:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/sachiareco⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

幸あれこのポッドキャスト:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠心をほぐすラジオ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


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・イケダハヤト(イケハヤ)

標高500mの高知の限界集落に生息するイケボ。

無類の本好きで、自身の書籍「まだ東京で消耗してるの?(幻冬舎新書)」、「武器としての書く技術(KADOKAWA)」など10冊以上出版。

ビジネス系インフルエンサーでもあり、YouTube、Xなど含めたフォロワー数は80万人を超える。

2014年に東京から高知に移住すると、ヤフーニュースで炎上。

東京で消耗はしてないが、高知の山奥で花粉症で消耗中。

音楽はマーラー、エスニック料理はビリヤニ好き。


イケハヤのX:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/IHayato⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

イケハヤのポッドキャスト:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠イケハヤラジオ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


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・しゅうへい(多重債務)

本よりも「本を読んでいる自分が好き」。怠け者の読書家。

インスタライブ中の「オススメ本教えてください」というコメントに、「この本すごくいいですよ」とまだ読んでない本を紹介したことがある。

この番組の収録スタジオでもある「LLACハウス」を2024年10月に瀬戸内の島に建設。

建設費8,000万円のうち6,000万円は銀行借入。

2022年に自身初の書籍となる「お金の不安ゼロ化メソッド(KADOKAWA)」を出版。

日々返済に追われ、「お金の不安しかない」と心境を吐露する。


しゅうへいのX:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/shupeiman⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

しゅうへいのポッドキャスト:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠1年後の自分を楽にするラジオ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


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サマリー

このエピソードでは、レイチェル・カーソンの「センスオブワンダー」がAI時代における重要性や宗教的な感性について議論されています。自然の中での異形の念や、情報への依存が感性にどのように影響を与えているかが掘り下げられています。また、「センスオブワンダー」は、AI時代において人間が持つ驚きや恐れ、つながりの力の重要性を説いています。現代の技術や効率性に対する考え方を見直し、人間と自然の関係を再構築することの必要性についても語られています。さらに、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』が与えた影響や、自然との接触体験が紹介され、AI時代における「センスオブワンダー」の重要性が考察されます。

AI時代の宗教本
本つまみぐいラジオ。この番組は、本を読まなくても、本のおいしいところだけを一口サイズで耳からつまみぐいできちゃうラジオです。
今回のテーマは、AI時代に読むべき宗教本となっておりまして、私の一冊をご紹介させていただきます。
秋書房から出されている命の秘技、レイチェルカーソン、センスオブワンダーの教えというタイトルで、
評論家、そして随筆家でいらっしゃる若松英介さんという方が書かれた本なんですけど、
最近異形の念を感じた瞬間ってありますか?
異形の念ね。いいですね。
ちょうど先日、滋賀県の甲賀市に行って、
アブラヒ神社ってすごい歴史的な、重要文化財になってるような神社に行って、
神社を参拝してみたんですけど、やっぱすげーなーっていう、異形のね。
とんでもないものを作ったなって、ある種神様も感じるし、歴史的な。
皆さんの残してきたものとかあふれてすげーなーっていう異形の念をまさに感じたばっかりですね。
まさに。そういう瞬間があると一瞬でもあります。
風が強い日あったじゃないですか。うちの小民家が。
小民家がガタガタ揺れてる日。
あの日かな、出た時にやっぱ近くの森の木がブワー揺れてて、
強風で台風ぐらいあったんだけど、
でも家の前の庭はあんま吹いてなかったんですよね。
それを見た時に、やっぱり昔の人ってこういう風に風があんまり来ないエリアを選んで水が出て、
だからすごい、僕からしたら20年住んでる家だけど、
何百年とこういう土地なのかなーとかって思って、木が守ってくれてるじゃないけど、
身近なところで僕は感じましたね。
確かに。私もその日、しゅーちゃんに写真とか動画見せてもらった時に、
僕の凄さ、凄み感じたと思うんだけど、
なんかチャットGPTも聞いてみたんですよ、実は。
異形の念を感じさせて、私に。
そういう。
喋っちゃいました。
異形の念を感じさせてって通ったんですけど、
いいですよって来て、
夜明け前、世界はまだ眠っていて空気がひんやりしている。
耳を澄ませば遠くで鳥が一羽だけ鳴く。
その声がやけに澄んで聞こえてる。
空も、東の空が白み始めて薄い青に溶けていく。
言葉はなくてもただ息を呑むしかない。これが異形の念ですって来たんですよ。
なんか違うんだよなって思ってしまって。
先になんかチャットGPTで聞いてる時になんかもう難しそうだね。
そうなんですよ。
実はAIって異形の念みたいな宗教的な感性を代わりに味わってもくれないし与えてもくれないなって思ったんですよね。
レイチェル・カーソンのセンス・オブ・ワンダーっていうのは自然に対する驚きだったりとか感動の感性をちゃんと大切にしていこうねっていうような本なんですけど、
そのレイチェル・カーソンの本を哲学とか宗教とか詩、そのポエムの視点から読み解いた本がこの一冊になってるんですよ。
で、AIって情報はいくらでも出してはくれるんですけど、池早さんの心が震える瞬間って検索しても出てこないし、中変子の心が震える瞬間も検索しても出てこない。
それっぽいのは。
お布団の中じゃないって出てくる。
でも本当にそれ、心震えてますかっていう人は震えてる。
震えてるような気がしてる。本当に心が震える瞬間というのは、お布団から出て自分が前を向いて行動した時に出てくるんじゃないでしょうか。
プロコーチです。
まあね、でもそのAIからは出てこないんじゃないかなっていうところで、これからの時代、AI時代の宗教は、私たち一人一人の心の奥のそのワンダーの電源を入れることなんじゃないかというようなことを語ってくれてるのがこの本なので、ちょっと今日はね、その宗教本としても3つのポイントで解説していきたいと思います。
わからないことを大事にする
一つ目のポイントが、神聖なわからなさに触れる力。
で、ところで、実はこれAI時代にもう一番削られてる感性じゃないかなと思ってまして、例えば日常の生活でね、これちょっとわかんないなって思った時どうされてますか。わからないことと出会った時。
まあ調べちゃいますよね。
うんうんうん。
調べますよね。
修衛生も調べちゃう。
そうだね。
だいたい多分、今の時代ってググったりとか、チャットじぴったりとか、チャットじぴるっていう動詞じゃないけど、じぴったりとか検索したりってすぐ調べちゃうと思うんですよ。
でも本来その宗教というものを考えた時に、わからないものをわからないまま大事にするっていう、そのための知恵でもあると思うんですよね。
例えば死んだ後ってどうなるんだろうとか、この人となんで別れなきゃいけないんだろうとか、なぜ今自分は苦しみを味合ってるんだろうとかって、そういうのをAIに聞いたらなんかそれっぽいのは返ってくるはずなんですよ。
いやちょっとこの人と別れたのは、きっとこういった意味合いがあるからですよとか、苦しみも長くは続きませんし、そういったのも醍醐味ですよじゃないけど、なんかそういうのが返ってくる。
でも本当の意味ではその分かりかねないとか分かりきらないものじゃないですか。これって調べたら出てくるけど、本当の意味では分かりきれないもの。
例えばレイチェルカーソンもね、そのこの本の中でも出てくる有名なシーンがあるんですけど、ちょっと読ませていただきます。
自然の感性を取り戻す
ある秋の嵐の夜、私は1歳8ヶ月になったばかりの老井の路上を毛布にくるんで、雨の降る暗闇の中を海岸へ降りていきました。
海辺には大きな波の音が轟き渡り、白い波頭が叫び声を上げては崩れ、波しぶきを投げつけてきます。
私たちは真っ暗な嵐の夜に、広大な海と陸との境界に立ちすくんでいたのです。
その時、不思議なことに私たちは心の底から湧き上がる喜びに満たされて、一緒に笑い声を上げていました。
っていうようなのが、これセンスオブワンダーの冒頭に出てくる印象的な文章なんですけど。
これって、このレイチェル・カンソンと老井の路上たちって、これこれだから楽しいし、喜び感じたんですとか言えるものでもないし、
じゃあこういった感情を3行で論理的に語ってくださいって言われてもできるようなものではないと思うんですよ。
なんか言葉にできないけど、確かに自分生きてるなって思う瞬間ってあるじゃないですか。
自然を見る時とかそうですけど、ありますか?
自然を前にした時に、どういった時に自分生きてるなって、言葉にできないけど生きてるなって思う瞬間?
でもなんかそのシチュエーションに近いんだけど、ほんとに瀬戸内ってもう波がないじゃん。
もう毎日行っても何もないけど、台風が来た時はほんとサーフィンできるぐらいすっごい荒波で押し寄せて、南側の海に行くんですけど、
だから僕、台風の時に畑の良しとか水路とか海行っちゃダメなのは知ってるんですけど、安全なところから荒れた海を見るのが結構好きで、
普段見てる海と全く違うんですよ。
それがあんま思っちゃいけないって思うんだけど、楽しいって思っちゃうんですよ、子供の頃から。
だから親父も船を持ってたから、台風来たら船の様子見に行こうって言って、一回もう波が、風がひどくて船の怒りが外れて、船がもう取れてたんですよね。
その状況もピンチなんだけど、なんか楽しかったっていうのを記憶として。
こんなに波ってすごいんだ、風ってすごいんだっていう、その驚きと。
で、そこから家に帰ったら、一応ね、山が守ってくれてる位置なので、
あ、ここかしこいた、すげえなみたいな台風が来ても、ちゃんと家が飛ばないとこに家建ててたんだ、さっきのね、冒頭の話じゃないけど。
それはすごい、すごくなんか描写できる、このイメージ湧いてくるね。
ちょっと真似はしちゃいけないけれども、でも穏やかな海をいつも見てるからこそ。
だからこそっていうことですよね。
池原さんが確かに、生きてる、でも言葉にはできないみたいな。
難しいな、難しいですね。
でもやっぱりイメージしやすいのは自然のお話だよね。
僕らのところだと、やっぱあれかな、今時期なんかちょっと近づいてきますけど、朝やっぱ凍ってんすよね。
地面が凍ってて下柱出て、ちょっといい時期になったけど、
下柱が溶けて、地面から蒸気がブワーッと上がってきて、
全体が霧に包まれているっていうか、霧が発生してる。
その中に自分たちがいるっていう状況がある。
あれはなんかすごい感覚になります。
で、日差しも霧の奥から太陽が出て。
幻想的な。
幻想的ですよね、一言で言う幻想的な空気の中で、なんだここはみたいな感じで。
生きてるって感じというか、なんか不思議な感覚になるのはありますね。
これってでもなんかあれですね、東京じゃもしかしたら感じられにくいね、景色。
景色的にたぶんないでしょうからね。
だから、ゆきりぃさんもたまに東京行くと思いますけど、ほんとに空がないよね。
福岡もそうかもしれないけど、ビル群見るとさ、見てもビルがあるから、向こう側がね。
隙間空って感じだね。
そう。
おもしろい。
でも、たぶんおそらくは夕焼けだったりとか、海だったりとか、自然だったり。
私なんかは瀬戸さんの寝息とか聞いてるときにすごく、言葉にできないけど生きてるなって、命があるなっていうのを感じたり。
感性の重要性
めちゃくちゃ動物苦手で、うちに来たときも、瀬戸さん苦手で猫苦手で、なんで一緒に暮らさないといけないの?ぐらい思ってたのが、
今はもう自分自ら布団に入れて、瀬戸さんあったかいから、瀬戸さん来てって、ギューってしながら寝てるもんね。
可愛いからね、あれですけど。感じてしまうけど。
でもそうやって今、いろんなのが出てきたけど、なぜかわかんないけどっていう感覚。
なぜかわかんないけどっていう感覚を切り捨てずに、大事にとっておく感性っていうのが大事になってくるんじゃないかなって思ったんですよ。
だからその、わからないままにしておくのって、たぶん今苦手だと思うんですよね。
すぐ調べて答え知りたくなっちゃう。だって調べたらわかるし。
でもそのわからないままにして、ちょっと過ごしてみるっていうのを取り入れてみるのはどうかなって思ったんです。
日常的にどうすればいいのか。
素晴らしいまとめですね。
それを若松英介さんもやっぱり捉えてらっしゃるっていうのが勉強になってるんですけれども。
2つ目のポイント。
命は利用じゃなくて、恐れ敬うものっていうポイントでして、
私たち、もう現代特に何でも使えるか使えないかって判断しがちだと思うんですよ。
コスパ、生産性とか、効率の良さとか、仕事でもSNSでも、自分に対しても。
今はAIそのものに対しても、このAIは使える、このAIは使えないとかにもなっちゃってるし、
とにかくそれが判断基準になりがち。
この本で取り上げられてる別のレイチェルカーソンの本の、沈黙の春っていうのがあって、
まさに利用しすぎた世界の話を描かれてる本なんですよ。
農薬めっちゃ便利だから、もう使えるから巻きまくろうみたいになって。
一見人間にとってはメリットばっかりに見えたものなんだけど、でも気づけば、あれ鳥が鳴いてない。
気づいたら、あれ春が来ても花が咲いてないとかいうような感じになっていくような話なんですけど、
若松さんも人間と自然っていうのは共に、本当は命なのに、人間はそのつながりを利用するためにだけに使ってきたっていうふうに振り返ってらっしゃって。
ここでね、宗教っていうのに立ち返るんですけど、宗教って聞くとだいたい教祖様がおすすめしてた食べ物を食べようとか。
ちょっとごめんな、私が宗教にハマったことがないのでわかんないんですけど。
教祖様がこの音楽いいって言ってたから聴こうみたいな。
例えば宗教があんまり、教祖様がこのポーズするからこのポーズしようみたいなことも多分イメージとしては大きい。
私の中では大きいんですけど、でも本当の本当の根本にあるのは、自分よりも遥かに大きなものの前でちょっと背筋が伸びるみたいな感覚なんじゃないかなって思うんですよ。
例えばさっき言ったその大きな広大なうねるような海の前に立った時だとか、山の上からもうすごい広がる雲の景色を見たりだとか、誰かと突然お別れをすることになった時とかって、これって人間の都合だけでは測りきれない感覚ってあるじゃないですか。
こればっかりは、天才とかもそうですけど、人間にはどうしようもないものってあって、それこそが命への威敬につながってくるんじゃないかな。
あまりにも私たちは生きていく世界、全部が当たり前に見えちゃってるけど、すべて今目の前に見えてるものを使い倒すっていう感覚ではなくて、すべてのものに対してごめんなさいとかありがとうございますっていう、
そういう、それを伝える相手と見る力、その力を身につけておくのがこれから大事だよねっていうのがポイント2つ目でございます。利用しない、利用するものじゃないってこと。ごめんなさいとかありがとうございますを言う相手として見るってことです。
命と利用
3つ目のポイントが、自分と世界をつなぎ直すっていうポイントなんですけど、最近世界ってどんな、自分の世界ってどんなって思った時に、たぶんスマホの画面になっちゃってる人が多いと思うんですよ。
特にアルゴリズムで自分が好きそうなものばっかりオススメされることもあるから、世界って大体自分と似たような考えの人たちとか、そういった似たような人たちでできてるんだなとかって勘違いまでしてしまうような現象が起きてしまってるんですけど、またここで宗教に立ち返った時、宗教って本質的には分断されがちなものをもう一回つなぎ直す知恵だと思うんですよ。
例えば自分と他人、それから自分と自然、人間と自然、生きてる人、死んでる人とか、あと今の自分、それから見えない何かとかも全部そうなんですけど、分断されがちなものをちゃんとつなぎ直そうよっていうこと。
で、著者は、実は学生さんと結構お会いされる機会があるそうで、学生を見てて思うのが、分かってるって思い込んでる人が本当に多いっていうことなんですよね。
でも人間、分かってるって思い込んじゃったら最後、もうそれ以上探求は絶対しないじゃないですか。分かってるって思っちゃったらもうそれで終わりで、本当のつながりというのは、分かったつもりを一旦壊すことから始まるよねって。
で、センス・オブ・ワンダーっていうのは、そのセンス・オブ・ワンダー本じゃなくて、私たち自身一人一人備わってる驚く恐れるっていう、そのセンス・オブ・ワンダーは私たちを本当の意味で小さくしてくれるっていう。
これは、自身がなくなって萎縮させるものっていう意味では全くなくて、人間を遥かに凌駕する大きなものを確かに感じること。ここにつながってくるんですよ。これもね、レイチェルが言っててちょっと付箋つけてきてるんですけど、読ませていただきます。
いろいろな木の芽や花のつぼみ、咲き誇る花、そこから小さな小さな生き物たちを虫眼鏡で拡大すると、思いがけない美しさや複雑な作りを発見できます。それを見ていると、いつしか私たちは人間サイズの尺度の枠から解き放たれていくのです。っていうね、文章もありまして。
つまり、自我という枠から解き放たれていく。だから自分中心の世界からちゃんと出せるという感じ。そうすると自分と世界をつなぎ直せるよね。自分のことばっかり考えてたら、隣に田中くんがいるのが見えなかったりとか。
隣の鈴木さんがそんなに大根好きだったんだっていうのもわかんない。絶対一生わかんない。自分はもう絶対にタケノコの里って思ってたら、キノコの里の人の気持ちなんかわかんないわけですよ。
キノコの山? キノコの山か。どっちでもいいんだけど。とにかく自分中心の世界だったら、こんなに世界視野が狭いところをそこの枠が外れた瞬間にふわっと世界とつながることができるわけです。こんなに面白いものもあるんだとかいう発見が出てくるわけで。
結論、結局AI、今の時代って正解っぽいものを教えてくれる時代ではあるんですよ。秒でそんな正解を知れそうな時代ではあるんですけど、こんな世界でも人間だけに備わっているものがあって、それは人間には驚く力、恐れる力、そしてつながる力が残されている。
その残されている力をこれから発揮していくおうじゃないかっていうことが語られてるんじゃないかなと、私が推察させていただいた本でございます。
今までの中で一番ちゃんとしてるって感じで。
宗教本でね。
すごいちゃんと説明してくれて楽しかった。
良かった。
なるほど。いいこと言ってますね。
宗教って言うとちょっと私もなんかちゃんとしなきゃって思っちゃったんですけど。
でも結局ね、池原さんが紹介してくださった神話とか仏教とかもそれぞれいろんな神様がいらっしゃるんですけど、実はレイチェルカーソンが語ってるような自然そのものにも一つ一つに神様というのを感じる力が私たちにはあって。
それってね、やっぱり一つ一つちゃんとリスペクトしてごめんなさいを言うだったりありがとうございますを伝えるっていうことなんじゃないかなって思ったんですよねっていうお話でございました。
AI時代の人間の力
何を感じられたでしょうか。
いいですね。あれ今日でも作ってほしいです。
僕は今日聞いててなんかもう最後のメッセージとかデストロイヤーデスデスだと思って聞いてました。
デストロイヤーデスデス?
破壊するってことですよね、まずは。
お前らのその分かってるを破壊するとみたいな。
そういうメッセージだね。
めちゃくちゃ大事な活動ですね、デストロイヤーデスデスですね。
昨日こんなことがあったんだっていうのも結局そういうの。
こんなことがあったんだって分かったつもりになってませんかみたいな。
新曲の前触れみたいな。
でもそのメッセージ載せたらなんかすごいよさそうだよね。本当にもうこうなると思う。
正解したつもりになってないですか。
そういうめちゃくちゃいいね。
いろんな活動ができそうですけど。
引きに行きたいです。
でもこれを機にちょっとレイチェルカーソンとかもねすごく大事な作品を残されている方っていうかこれからの世界に特に大事な作品になっていると思うので。
なんかちょうどまさにそうレイチェルカーソンね、なんかね昔の環境破壊とかに対して運動したようなアクティビスト的な感じですけど、
やっぱりすごく戦争のある考え方で本当に同時代というか、今好きな人も多いですし、僕でもあんまりちゃんと読んでなかったので非常に勉強になりましたね。
自然との接触
大学の時に沈黙の春は読んで、すごいなんかもう読んだ中でマジで残ってて、僕すごい影響を受けるんで農薬は絶対ダメだってなっちゃって。
それはそれ簡単なやつだなって思って。
でもなんか本当に昔の頃もうゲームをなかなか買ってもらえないし、買ってもらってもおもんない1個前のゲームで友達とも一緒にできないから、
ほんと野山を駆けずり回ってたというか、蛇を探したりとか、この時期、もうちょっと前ですけど鎌切りにコオロギを与えたりとか、そういうことをやったりとかしてたし、
でもね、海辺の散歩行く時、さっき自分が小さくなるっていう感覚、まさに散歩の時、夕日とかさ、この辺もきれいだったけど、あれ見てると自分の小ささすごく感じるよね。
海大きいしね、なりますよね。人間1人、なんか普通に生きてたら自分で全部コントロールできるんじゃないかっていう感覚に陥っちゃうけど、そんなことない。
そう、だから、ほんと部屋を飛び出して外に行ったり自然の中にいると、自分がキューって小さくて楽になる感覚が、そういうのが仏教の無我と似てんのかなって、なんかね。
やっぱこうね、1Kとかの部屋に行ってスマホだけ見ててさ、そしたらなんか自分がその部屋に占める割合が大きい感じがするよね。
なんでも自分が思った通りにできるというか、でも自然に出た瞬間、何もうまいこといかないというかさ。
そうですね、どこかにしんどくなった時こそ広大な自然の前に踊り出るのが大事かもしれない。
だから、生き家さんとかもほんとにアクセスしやすいですもんね。
家出たら山の原。
家が山の原。
それはいつも自然を身近に感じられて良いですね。
めっちゃめっちゃ羨ましい。家の裏が小川じゃないですか。
そうですね、一応ね。
小川なんですね。
ちょっと降りるんですけどね。
で、なんか川をちょっと改造したりとか流れをなんかね。
ああいうのめちゃくちゃ楽しい。なんかある?川をせき止めようとしたこととか。
川をせき止めようと。でもやっぱり洗濯はしてみたいなとは思ったことあるけど。
それはそれで独特ですね。
結構大変ですよね。
独特やな。
洗濯板って使ったことあります?
ないないない。
ギザギザギザしてる時。あれ意外に難しいし、冷たいしっていう。
それも川でやりたい?
やりたい。
やってみたいなって思ったことはあります。やっぱ桃太郎の話とか聞くと、どうやって洗濯するんだろうなみたいな。
ずっと思ってました。
そこか。独特ですね。独特のセンスオブワンダー多いですね。
いやいや、思いますよ。おばあちゃん。家からいろんなの持っていかなきゃいけないしねっていう話で。
その川ですよ。川とかも見に行ってみてください。
川の話が多いですね。
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あなたの1票、清き1票よろしくお願いいたします。
それは合ってる気がします。
よかったです。じゃあ次回は振り返りと、またちょっとニッチなテーマで話していこうと思う予定なので。
次回もお楽しみに。
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