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2022-01-19 35:40

#55 映画やドラマは原作に忠実であるべきか

小説やコミックが原作の映画、ドラマ、アニメは原作に忠実であるべきかのおはなし


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00:06
バラバラ。本のそばには楽しいことがあるをもっとに、歴25年の元書店員すずきと。
はい。取次7年、出版社営業13年、現在書店と出版社の現場をつなぐ一冊取引所運営1年6ヶ月目のわたなべの2人で。
はい。書店員、出版社、一般読者の方からの素朴な疑問に答えるポッドキャスト休憩室でございます。
はい。お疲れ様でございます。お忙しそうで。
ちょっと寝不足な日々が続いておりまして。
はい。忙しそうで。
そうですね。
ちょっと更新がお休みしましたが、再開ということで。
はい。
お便りも来てるらしいので。
そうなんです。
はい。
はい。じゃあ早速いきましょうか。
早速どうぞ。
枕はいいんですか、枕は。
枕。枕は思い浮かばないんですけど。
宣伝です。
宣伝、はい。
書店と出版社の現場をつなぐ一冊取引所が、1月17日月曜日に機能のリニューアルをしまして、ちょっと使いやすく便利になりました。
詳しくは一冊取引所のホームページをご覧ください。
なるほど。ありがとうございます。
ありがとうございます。
その件で忙しかったんですか。
その件で、はい。
お疲れ様でございます。
バタバタですが、
はい。
まあ、あのでも、ちょっと使いやすくなったっていう声がたくさん届いておりますので、
よかったですね。
これを機に、使ってない方は使っていただいて、またご意見ご要望をいただければと思います。
そうですね。
はい。
使ってあげてください。
はい。
一冊取引所をぜひぜひ。
はい。よろしくお願いします。
はい。
ということで、
はい。
ご質問に入らせていただきます。
どっち?
なんかグダグダだな。
もうちょっと頑張ります。
はい。
はい。
それでは、ラジオネーム、
はい。
世界の南野たけしさんからいただきました。
はい。
ご質問の方を読み上げさせていただきます。
はい、お願いします。
はい。
かっこビートたけしのモノマネをしている松村邦博でお願いします。
それ読まなくてもいいんじゃない?それ。
設定が指示されています。
はい。
おいダンカン、鈴木さん渡辺さん元気してるか?
オイラ、世界の南野たけしよろしくな。
で、お二人に質問。
いくのそのまま。
小説がドラマや映画化される時、
原作に忠実になってるか、そうでなくてもいいか、
二人はどっち派?
回答楽しみにしてるからよ。
あ、あと来年浮間船渡キッズが紙芝居で公開されるから、
03:01
鈴木さんオーラジでも特集組んでくれよな、という。
いろいろ注釈が必要なものがたくさんあるんですけど、
潰しちゃっていいんですか?
いろいろと情報量が多かったんですけれども、
まずおいダンカンということですね。
ダンカンなんかいないんですけれども。
鈴木さん渡辺さん元気してるかということですが、
どうですか、鈴木さんは元気ですか。
元気ですけど。
元気って言わなきゃいけないわけ?やっぱり。
はい、ということで、
世界の南野たけしさんからのご質問は、
小説がドラマや映画化されるとき、原作に忠実になっているか、
そうでなくてもいいか、どっち派ですか。
どうですか、これはつまりですね。
小説がドラマや映画化。
小説もそうですし、ちょっとご質問にはないですけど、
コミックなんかも。
コミックのアニメ化とかね。
実写化とかもね。
実写、ドラマ化、映画化ありますけれども、
原作に忠実になっているか、そうでなくてもいいか、どっちと。
物にもよる気がしますけどね。
結構ね、原作忠実かどうかって、
僕は全然関係なくて、
映画化、映画っていうものでまとまって作品としてできてればいいと思って。
原作に忠実じゃなくてもね。
ちょっとね、アニメ化とかはよく原作のコミックが実写化とかされるときに、
かなり原作に寄せる手ないキャラクターとして違和感があるとか、
批判があったり、
あとは逆に制作サイドが、
アニメにしろ、実写化にしろ、
ほぼほぼ原作のキャラクターのコスプレモノマネになっちゃってて、
原作に忠実にあるべきっていう、
そういうのが最近ちょっと非常に多くて、
そもそもちょっと違うんですよね、それが。
そうじゃないでしょっていう、そういうことじゃないでしょっていうのが鈴木派ってことで。
そうそう、鈴木派っていうか。
原作にあるものを映画化されるときって、
これ結構重要なんですけど、
2通りあって、原案。
小説とか元になるテキストがあって、
06:03
それをもとにいろんなものを作り変えて、
映画化されるものっていうのもあるわけじゃないですか。
例えば地獄の黙植って映画があったとして、
これってコンラッドの闇の奥が原案なんですよ、もともとはね。
そういうのもあったり、
あとは原作があって、それを映画化したもの。
それは元になったものを原作って呼ぶもので、
これは物語とかそういったものをある程度は映画化にしていくっていうことなんだけど、
そこに忠実って必要は一切ないわけ、実は映画って。
アダプテーションっていって、
映画っていう文法にアダプトっていうか適応すること自体が原作のあるべき姿なので。
だからキャラクターがこのセリフ言うわけないっていうのは、
実はそれは全くまとえてない指摘で、
映画とか作る側としては、
映画としての適応でそのセリフをキャラクターに言わせるっていうのは、
原作に忠実かどうかっていうことは全く関係ないことだったりするんで。
この辺がね、最近妙に忠実じゃないっていうことで批判の材料になったりするんだけど、
それは全然批判の材料でもなんでもなくて、
例えばコミックをそのまま忠実にアニメ化すればいいじゃないかっていう、
それすればいいって言うんだけど、
それってやっぱり制作サイドに対しては侮辱だよね、確実にね。
そういうのがあるからちょっとその辺を分けて考えないと、
原作と原作に忠実な作品っていうのはほぼありえないわけ、実際。
その辺は映画好きの僕としてはね、ちょっと違う。
結構その二通りあるわけで、
ちゃんと原作のものがあることに対して、
映画っていうのは全く別のものになるってことなんで、
翻訳と一緒で、原作を例えば映画っていうものに翻訳したとしても、
原文から英語を日本語にしても絶対そこには何かしら変更があるわけじゃないですか。
英語の意味している、英文で原文で意味したものが100%同じように日本語になってるわけじゃないので、
それと同じなんで絶対原作を映画化したときに、
100%同じ原作と同じものに作品はできないわけで、
なんかその辺はね。
この間のドライブマイカーが、村上春樹の短編が。
09:03
あれなんかは基本的には短編なんで、
実際に描かれてないことがたくさんあるわけじゃないですか。
その辺は単純に原作というふうなものになってるけど、
やっぱり映画っていう長尺のものに短編を適用させるんで、
そういう意味では忠実にしたら逆に尺が足らなくなっちゃうんで。
それで評価されてるわけだから。
そういうのはあるんで。僕は映画に関しては全く別物だと捉えてるので。
つまり、原作に忠実になっているかそうでなくてもいいかというよりも、
原作に忠実っていうのはもう原理的に不可能であると。
不可能だと思いますよ。
だからそこは全く気にすることでもないし、
その映画がいいか悪いかってところの判断では僕はないと思ってて。
まあそうですね。
ただ、そこでも変えちゃうの?みたいな、
そういう自分の思っていたのと違うときに、
よくも悪くもショックを受けるみたいなことがあるかもしれないですね。
それはね。
そこが原作の良かったとこなんじゃないの?みたいなのを、
こうしちゃうの?みたいな。
それもね、批判というのは成立するのかっていうのはまた別の問題がありますけど。
ただやっぱり原作を読んで原作を楽しんだ人にとってはさ、
それが元になった映画っていうのはどうしても序列としては上が原作になるわけじゃないですか。
まあそうなりますね。
だからその辺はやっぱり、違和感みたいなところはしょうがないんだよね。
まあそういうのを許容できる場合のみ見たほうがいいっていうか、
許しがたい自分の感受性がある場合はあんまり見ないほうがいい気がしますね。
だからさ、結局原作で感動したことがさ、ほぼほぼ忠実に再現されている映画であったらさ、
それで感動しても確認作用になっちゃうじゃん、ただの。
そういうことですね。
だから僕なんかは別物だと思ってるし、例えば進撃の巨人なんかはさ、
コミックも読んだけど俺はアニメ版のほうがめっちゃよくてさ、
アニメ版ほんと面白くて、あれなんでコミックでもそこそこ面白かったけど、
けど全然その盛り上がり方とか、上がり方が全然原作のほうがやっぱり音楽とか視覚とか。
それが100%原作と同じじゃないわけじゃん。
逆に優れた演出とさ、映像化っていうことに適応させた作品であるわけだから別物じゃない。
逆に実写版はさ、最悪でさ。
やっぱり実写版はあまりにも作り変えすぎて、
これは原作っていうよりも実写版の場合は本案?
12:01
原案として本案という、物語もすべてキャラクターも入れ替えてするので、
どっちかというと本案なんだよね。
だから原作コミックで原作が持ってる映像化っていうものではなくて、
実写の進撃の巨人に関しては、
単純に原作をある程度代罪というか釈養して、借りてきて映画にしたもので、
そういうふうに分けないと混乱するよね。
日本の実写映画家ってさ、ことごとく失敗してるからさ、作品として。
そうするとさ、本当に面白い原作の小説とかがさ、
え、こんな小説だったの?って思われるのがシャクだよね。
映画だけ見た人が。
結構その辺は心配というか、なんかあるよね。いろいろ思うことはね。
私のほうはですね、さっきドライブマイカーの話がありましたけども、
映画として非常に評価を受けたという、海外で評価を受けたということがまた、
すごくポジティブに。やっぱり見たいですよね、この映画は。
特に評価協会賞だっけ?取ったの。
だからすごいやっぱりシビアな目で見られた作品。
そういう人たちに見られてるから、3時間くらいあるんだよね。
公開中に近所でやってなくて、都内しかやってなかったんで見に行けなくて。
拡大公開するんだよね、やっぱりね。
そうですね。これはもう見たいし、となるとやはり、
ドライブマイカーもちょっと、読んだのか読んだのかさえも記憶がないっていう。
まあけど短編だから僕は読んでないんで。
となるとやっぱりどうなんだろう。映画をこれから見るんだったら、
見る前にちょっと短編サクッと読んじゃうか。
はいはい。
まあ見た後。
まあけど別にいいんじゃない?読んでも。
これは原作本が存在しているということが、楽しみを拡張している感じがあるじゃないですか。
はいはいはい。
映画だけでなく。
うんうんうん。
そういう補完関係みたいなものの幸福な、幸せな関係性。
原作もそうだけど、やっぱり映画も評価されるって本当幸せだよね。
15:00
そうですね。
この間も、いつの回だかで、ネットフリックスの劇団ひとり監督。
あ、浅草キッドね。
浅草キッド。浅草キッドはビートたけしの原作本がなかなか手に入らない。
はいはいはいはい。
これもやっぱり映像化と原作本の相乗効果というかですね、もう一回光が当たるみたいな関係性。
あとはそうですね、これはコミックとドラマ化みたいな、実写版みたいな位置づけだとミステリーという流れ。
ああそう、なんかすごいらしいよね。
主人公くのおととのうさんが、須田まさきさんですか。
ということで、私まだちょっと録画だけしていて、読んでないんですけど、見てないんですけど、コミックは奈良女子大とケイリーノさんのコラボフェアの時に1巻を書いている。
5巻ぐらいコミック読んでるんですよ。
だから、これはちょっとやっぱりドラマも見てみようかなって。
主人公のイメージが合ってるとか合ってないとか、須田さんはいいんだけど、ととのうくんこういう感じなのかなみたいな声とかもほら、SNSにちらちら見かけたりとかして。
はいはいはい、そうなんだよね。
自分見てないでまだその話題には乗っかれないんですけど、そこはなんかギャップがあるから、またそれでワイワイ言えるみたいなのとか。
そうですよね。コミックだとより特にビジュアルイメージが強く出ますので。
そうだね。なぜか、岸辺路半だっけ?
岸辺路半。
もう原作のイメージをかなり尊重して作品を作ってるから、やっぱりあれだよね。
関係ないって言い方おかしいけどさ、長着で撮れるんで、やっぱり作品の物語のテイストをそのまま描くしかないのと。
コミックはだから、そうですよね。
映画とはちょっと違うかな。
違いますよね。
ドラマに関しては。
実写版っていう部分で言うと、近年私の中で評価が高いのが、ゆるキャンですね。
ゆるキャンのアニメ版、別に私アニメ点で疎くて、またああいうテイストのっていうかですね。
ゆるキャン見てたの?
見てたんですよ。
それはちょっと私、キャンプアウトドアの文脈で、そっちを取り扱ったアニメだからっていうので見たわけですけど。
やっぱり話題になるだけあって、世界観とか素晴らしいとか、ゆるさがすさまじくて。
18:01
そしてそういうアニメを見たんですよね。
娘ちゃんとかと見たりとかして、楽しい時間だったんですが、それが実写版すると。
そうなの?あれ。
するというかしたという。
したの?
した実写版の原作のディテールがそのまま実写に置き換わったような感じになっていて。
これはなんかめちゃめちゃ面白いっていうか。
使ってるテントとかが当たり前ですけど全く一緒で。
それ提供が入ってるわけやっぱり?
いやっていうか、何て言うんですかね。提供というよりはもう、アニメコミックの方で出てくるギアとかを、当たり前ですけど実写版の人も使うじゃないですか。
はいはいはいはい。
そうすると、ああそうだったそうだった、このテントだったよねとか。
へー。
あと、ああここのキャンプ場行って犬が出てきたよね、ここでみたいなので犬が出てきたりとか。
はいはいはいはい。
そういうなんかちょっとこう、面白さが似ててありましたね。
だからなんかその原作に忠実っていう時の楽しみ方っていうのは、あるのかなっていうのは。
ただね、忠実でなければいけないってことじゃなくて、とりわけ今のはコミック原作の話であって、文芸作品だったりとかの場合はまたちょっと違うというか。
はいはい。文芸作品って結構やっぱりね、いろいろあるからね。
なんかそうですよね。だから全部そうやって忠実にトレースできないから、映像としてね。
だからほら、よく有名なところではさ、シャイニングってさ。
シャイニング、はい。
スティーブン・キング原作のシャイニングがさ、キューブリックが映画化して、全く原作と違うものになって、キングはめっちゃ怒ったと。
映画としては最高傑作。歴史に残る作品になってるわけじゃない。
歴史的作品ですよね。
そうそうそう。あれってやっぱりさ、そういうふうにさ、監督含めて作品として映画独自のものでさ、あるべきというふうに考えてさ、作られてるからさ。
全くその捉え方とか視点の持ち方とかも全然違うし、クライマックスも違うしさ。
なんかやっぱり、そういう小説とか。
キングってほんとさ、ショーシャンクもそうなんだけどさ。
ショーシャンクも結局、刑務所のリタ・ヘイワースっていう原作の短編なんでさ、全く違う話になったりとか。
スタンド・バーミンもそうだしさ。
やっぱりその作り手の才能によって、キングの作品がすごいナンバー2も良くなるっていうさ、映画としての作品としてのさ、良くなってくる。
21:04
やっぱりキングはそういうのもあるよね。
なんかやっぱり原作っていうのをさ、長い話になるとさ、それを2時間とかに圧縮しないとならないからさ。
もちろんそうですよね。
どこを映画としてのものを残したり付け加えたりして何を削ぎ落とすかっていうのは、その都合を心得ていかないといけないのと、
たぶん作家としては、原作のファンに満足してもらおうって考えて作ったら、たぶん原作には絶対に負けちゃうと思うんだよ。
だからやっぱりそこはある程度原作に、元としては扱うけど、それ以上のものを作らなきゃいけないっていうのは、リスペクトはするけど真似はしちゃダメだよね。
翻訳に留めるのはやめたほうがいいよねって感じるよね。
僕は映画もかなり見るんで、その辺は過去何度も原作…。
ゴーンガールの話もしたじゃないですか。
その辺ゴーンガールも小説と映画で構成も違ってくるし、
映画は映画の手法と映画っていうものの作品の特性に原作を適応させてるものなんで、あれもいい関係の映画と原作だよね。
さっきのドライブマイカーも短編小説が3時間長の映画になっていると。
あとは例えば私も数少ない映画体験の中で言うと、一時期10代のときですけども、シュアちゃんが好きでない時期がありまして。
トータルリコールっていうフィリップ・K・リックのSF映画で、原作は実は数十ページ程度の短編だと。
ついよく売りますってやつだね。
ついよく売りますですよね。
トータルリコールって同じ名前になっちゃってるけど、当時はまだ日本語訳のタイトルでついよく売りますっていう短編だったね。
だから短編が映画で、そうすると映像の世界でもうちょっと足し算になってくる部分もあるんじゃないですかね。
フィリップ・K・リックもさっきのキングと一緒でさ、映画化されてるの結構あって、
有名なとこではブレードランナーがさ、アンドロイドが電気筒の夢を見るかっていうのはさ、
24:01
これもまた映画史に残るものだし、
短編なんかも結構なってて、
タイトル忘れちゃったな。
やっぱり2ページか3ページくらいの、本当に短い短編が2時間の映画になってるっていうさ、
大した面白くないんだけどさ、とかもあるしね。
そういうのはさっきのキングと一緒で、やっぱり多いよね。
アジャストメントとかそうだね。アジャストメントはめっちゃ短い短編で、
調整していくみたいな。世の中の動きを調整していくみたいな人たちの本だけども。
スキャナーダークリとかもそうだし。マイノリティレポートとかね。
まあ、多いですね。
私はそうか。原作フィリップ・K・ディックというのを意識せずに、
シュアちゃんの方向からトータル・リコールいったわけですけど、
フィリップ・K・ディック原作の映画化作品っていうののリストを今見てるんですけど、
そうそうたるというか、「あ、これもなんだ。」みたいなのが。
マイノリティレポートとか。
いろいろありますね。
メメントとかもですか?
メメントってそうなんだっけ?メメントは違うと思うけど。
違うんですね、これは。
クリストファー・ノーラン監督作品。
あ、クリストファー・ノーランが書いた。弟が書いた短編が元になっている。
メメントは違った。
いろいろね、フィリップ・K・ディックの短編は、
たぶん映画化の権利自体はみんな抑えてると思うんだよね。
ラブクラフトのさ、「狂気の山脈にて」っていう有名な話があるんだけど、
ずっと映画化の話は出てるんだけど、ずっと映画化できなくて、
あの監督、最近名前が出てこない。
パシフィック・リムの監督の名前はなんでしたっけ?
パシフィック・リムの監督は、え?ギレル・モデル・トロ。
そうだ、ギレル・モデル・トロ。それが出てこなかった。
ギレル・モデル・トロが昔から映画化する映画化するって言ってて、動くんだけど、
なかなか映画化ってなれないんで待ってるんですけどね。
27:03
本当そういうふうに、ずっと映画化するっていうふうに。
原作っていう名作のものがあるんで、
それを映画化するっていう話でお金を出す人たくさんいると思うんだけど、なかなか進まないんだよね。
しかしまとめますと、
ニワトリが先か卵が先かもありますが、
どっちもあってことを楽しめる。
楽しむより楽しいと。
何でまとまってない上に。
けど原作が面白くないと映画化されないからさ。
結局そういうことになりますよね。
監督、脚本家、もしくは俳優さんなんかも誰か惚れ込んで資金集めに動いたりとか、
いろいろするわけでおそらく。
ちょっとタイアップありきの暗示というのもあるかもしれませんけども。
結局さ、例えばファイトクラブっていう映画じゃん。
あれってチャック・パラニュークの原作なんだけどさ。
チャック・パラニューク。
パラニューク。伝説の作品なんですけど。
最近、2,3年前ぐらいですけど、復刊しましたけど、
これは作品的にも映画っぽい。
バンバンバンバン場面が変わっていくような。
小説自体が映画っぽい感じなんで、
よくこれをデビッド・フィンチャーは目をつけたなと。
その辺の原作含めて、千秋眼というかさ、というのも感じるしさ。
やっぱりそういうのあるよね。
はい、わかりました。
それで最後にですね、この間買った本の回でも紹介しました、
静岡書店大賞の映像化したい部門っていうのがあるわけですよね。
みんな思うよね。
映像化したい小説ということで、
月まで3キロ身長分子の、伊予原真さんのっていうので、
私、多角書店さんで買ってきました。
賭け場で買いましたと。
この月まで3キロも短編の小説なんですけど、
そういうことで、映像化したらどんな感じになるかなーみたいな前提もあって、
私読ませていただいたんですよね。
そうすると、こういう主人公のこういう雰囲気があった俳優さんは誰かなーとか。
30:00
はいはいはいはい。
妄想も膨らむわけですよ。
舞台は静岡なんですか?
浜松のちょっとこう。
あ、浜松なんだ。へー。
浜松のちょっとこう山のほうにですね、タクシー乗っていくわけですよ。
川の上流のほうなんだっけ、天流川じゃなくてなんだっけ。
山のほうね。
まさにそういうダムとかがありそうなほうの。
昔えらい目会いましたよ、あそこ通って。
なぜそういうところにタクシーに乗っていくかというのは、やはり何かちょっとこうあるわけですよね。
まあまあね。
月まで3キロなわけですよ。
まあぜひお読みいただきたいんですけれども。
はいはいはい。
自分が原作に忠実かそうでないかというのも、
映像化されていない目の前の何か創作物に触れたときに、
もし映像化するならみたいなので妄想して楽しむっていう楽しみ方も多いので、
我々にもそういうことをしていいんじゃないかという感じがしました。
はい。
もう寝不足ですみません。
ぐだぐだなんですけど。
まあけど、海外文学なんかさ、映画見てから読んだほうがさ、
人物の区別がつくからさ。
ありますよね。
そういうのもあるしね。
まあいろいろ原作付きとか原案とかあるから。
まあいろいろと。
読み比べとか見比べとかっていうのもできるしね。
まあ原作読んでから見る派か、映画見てから読む派かみたいなのはいつもあるけど、
こればっかりはね、僕が見たゴーンガールのようにさ、
映画先見といてよかったっていうのもあるしさ、運だからさ。
そうですね。
あるんでね。
ということで。
最後に映画家規模の作品を一つずつ挙げて、締めとさせて。
いきなりか。
いきなりね。
そうね。
僕は。
いきなりぶっ込みました。
川崎明子さん好きなんで。
川崎明子さん。
僕が好きなのは、土にあがなるだっけ。
土にあがなる。
っていう短編があるんですけど、
あの人は北海道で、北海道の作家なんですけど、
北海道の戦前とか戦後すぐとかのときに、
そこで生きていく人たちが、北海道の地で仕事を地に足つけて生きていくっていう話は結構短編で多くて、
33:10
あれはちょっとね、邦画っぽいテイストなんです。
すごく文学として映像化してほしいなって思いましたけど、
今すんげえ思いつきだよ。
ということで。
いやいや、俺だけ?
あ、そっか。
私も振ったものの答えを持っているわけではなかったんですけど。
ついにですね、ミステリーの黒牢状。
読みましたよ。
読みましたか?僕まだ読んでない。
分厚いかったんですけど。
読み始めたら結構引き込まれて。
本当に?
1日2日ぐらいで読みましたけど。
僕も読もう。
おもしろかったですね。
ナオクションのオミネット作家だからね。
映像化したら、
忠実にやらざるを得ないような、
確立された世界観でしたね。
あ、そうなんだ。
時代もんでもあるからね。
時代もん。
何かの設定崩したら崩壊しちゃうような。
すごかったっすわ。
そういうのって映像化不可能ってグリモンクでやっぱり出てくるよね。
そのまんま映像化しないとみたいな。
もう完成された世界観が。
下手に手つきなんないよね、映像化って。そうするとね。
そんな読書体験ができて。
いいっすね。
ミステリー素人の私でも、
三島正幸さんのナビゲートによって黒老女を読んでみた。
本当によかったっすよ。
それが言いたかっただけです。
じゃあ今後もね、いろいろ作品とかで原作付きとか出てくると思うので、
映像化とかでね、
いろいろそういう原作読んだ人が作品を解説したり、
映画観た人が、ドラマ観た人が、
逆に原作を読んだりとかってことができると思いますので、
ぜひ皆さん、いろんな楽しみ方をしていただければと。
楽しんでください。
それでは、さよなら。
はい、それでは。
さよなら。
35:40

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