1. 本の虫のススメ
  2. Ep.63 あなたの推し出版社はど..
2024-05-10 27:34

Ep.63 あなたの推し出版社はどこ?

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本好き同士ならきっと盛り上がる、出版社談義。

「星の王子さま」は岩波、新潮、角川、講談社と多くの出版社から出ていることを知ったり、今回もワイワイ楽しくおしゃべりしています。

二人とも好きな出版社はけっこうかぶっていましたが、あなたの推し出版社はどこですか?

来週はチョン・セラン『フィフティ・ピープル』の読書感想会(ネタバレあり)です! 【紹介した本】

・星野修 「海の寄生・共生生物図鑑」築地書館

・湯本豪一「YOKAI 妖怪」パイインターナショナル

・カール・ヘラップ「アルツハイマー病研究、失敗の構造」梶山あゆみ訳 みすず書房

・ヴィクトール・E・フランクル「夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録」 霜山徳爾訳 みすず書房 【よりぬき】

・推し出版社ってある?

・海や自然に強い築地書館

・ちくま、新潮社の文芸書への信頼感

・翻訳なら河出書房新社、ハヤカワ、東京創元社

・美しい印刷でコスパも抜群!パイインターナショナル、グラフィック社

・二人とも大好き、みすず書房と白水社


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生物学者と書店員のインターネットラジオ 本の虫のすすめ
本を偏愛する生物学者の椿と書店員の佐藤が 本にまつわるあれやこれやをゆるっとお届けします
ゴールデンウィークも風のように終わってもう 普通の1週間を終えられて
本の虫のススメにお帰りなさい。お帰りなさい。お疲れ様です。
スナック本の虫のススメ。そんな感じだったっけ?
ちょっと意識してみたけど、どうかな? だからしっとりしてたんや、ちょっと。
かっこいいイメージやから。
スナックの有識者の方にちょっと、ジャッジしてもらわないといけないんですけど。
もうちょっと明るいイメージあるけどね、スナックって私は。
飲みの会やからさ。
ママ今日沈んでるし帰ろうかなってなっちゃうよな。
なっちゃうね。
ママは明るくあってほしいね、ある程度は。
ママ向いてないわ。
向いてないか。
退職。
早い退職でした。
というわけで、通常運転に皆さん戻られた心もそろそろ戻ってきた頃かなと思うんですけど、いかがですかね。
ゴールデンウィークというとね、書店側としてはね、ちょっと取り寄せが困る時期なんですよね。
あ、倉庫が。
そうなんですよね。取杉さんの倉庫も閉まる時があるし、
あと、通運って言うんですかね。
トラックで本を運んでくれるんやけど、
あー、はいはいはい。
運通、通運。
運送?
運送か。
運送。
運送が止まっちゃったりして、
そうやね。
いつもより時間がかかるっていうのもあるし、
あとゴールデンウィークで出版社が休む期間がちょっとバラバラやったりして、
そうやんな、そうやんな。
だから通常やとね、3日とか4日ぐらいで届く本が、2週間とか3週間とかかかっちゃったりするところもあるので、
そうなんですよ。出版社に問い合わせて送ってもらうと、
取杉に在庫がある場合は、取杉ってその出版社と本屋さんをつないでる問屋さんなんですけど、
その取杉で在庫を持ってる本だったら数日で届くんやけど、
出版社に問い合わせして、取杉を返して送ってもらうみたいなものもあって、
たまにその取杉を2つ返さないとダメっていうようなのが、
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え、そんなのもあるの?
そうそうそう。
うわー、それは大変。
大変でしょ。
そんな本だとちょっと1ヶ月かかっちゃいますみたいな、まれにやけどね。
そういうのはちょっとね、私は急がないからあんまりやけど、
早く読みたいもんね。
すぐに届くのが当たり前の世の中になっちゃってるから、なかなか厳しいかもしれないね。
どうしてもね、スピードが求められるような時代になってるもんね。
そうなんですよね。
そう、だからちょっとゴーデンウィーク中はちょっとハラハラする。
時間かかっちゃうんですけど大丈夫ですか?ってお客様にね。
ね、そうやね。
結構びっくりされる方も多いんじゃない?
あ、そうやね。え、そんなにかかるの?みたいな。
ゴーデンウィーク中は運送がないみたいなこととか知らなかったりすると、
宅配とかだとさ、全然レンジ向きやってたりするから。
あれもでもさ、配達員さんのダッシュとか見てると本当につらいよね。
なんかね、ありがたいけど申し訳ないな、みたいな気分になるよね。
その歪みをすごい感じて。
だからできるだけ私は買わないようにしてるんですけど。
ものを。
インターネットでね。
できるだけ。
なんかどんどん便利になっていった背後にね。
そうなんですよね。
目の当たりにするとやっぱちょっとね、自分にできることはしたいなって思ったりしますよね。
なるほど。ありがたい読書家さんですね。
あとやっぱほら、つんどくするタイプなんで、
今別にその、まあ稀に仕事で使うとかで急いでる本ありますけど、
そうじゃなかったら急いでないんですよ、私全く。
なるほど、なるほど。
だから、気まぐれにオンラインで取り寄せてできるやんか、大抵の本屋さん。
できるね。
マイテンポみたいなとこに。
登録しとけばね。
そうそう、そこに気まぐれに取りに行って、
で、ついでに他の本を買っちゃったりして。
そういうタイプ。
なるほどね。
一番ありがたい本屋さんの利用の仕方かもしれないね。
イエーイ。
名前を覚えられてきてる気がします。
ああ、そうかもしれないね。
この人いい本いろいろ頼んでくれるな、みたいなね。
あの人や、みたいな。
結構ね、その客注ってて、お客様注文っていうのをやってたりすると、
なんかこう、この人のセレクションいいな、みたいな。
やっぱり。
あるある、よく頼んでくれる人がいたりとか。
そしたら多分きっともう、覚えられて。
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覚えられてるよ。
ノンフィクが来たとか言って言われてる。
言ってると思う、多分裏で。
めっちゃ分厚い本を頼んで、取れてありがとうとか言ってると思うわ。
だからそういうので言うとさ、
出版社のお気に入りのところとかってあったりする?
出版社によってカラーが全然違うじゃない?
全然違う。
私ね、めっちゃある。
本当?例えば?
一つ最初に言うの大事やな。
そうやな。
築地書館。
いい本多いし、絶版になる率も高いよね、築地書館。
築地書館、あれさ、2版まで行くので、
どんぐらい?他の出版社より低くない?
ちょっとさ、ニッチなところを攻めてくれはるからね。
そうそうそうそう。
そうなんよ。
例えば、築地書館の出してる本、パッと出ないんだけどね、あまり。
ニッチだから。
いや、なんか、これもそうかみたいに自分で見てて、
本棚見てて思ったりするんですけど。
色ありすぎて、ちょっと本当選べないんですけど、
例えばこれまでの回で紹介した本だと、
海の極小生き物図鑑っていう、星野治宗さんかな?が書かれた写真家の方なんですけれども、
すごい小さな生き物たちをマクロレンズで水中で綺麗に撮られた写真の写真集とか、
あと、貝の博物誌とか、エビとカニの博物誌とか、やっぱその、つきじってつくだけあって、
水産とか海の生き物系がかなり強いんですよね。
なので、もちろん他のやつ、他のテーマのものもたくさん出されてるんですけど、
私のその、なんていうんだろう、専門との関係もあって、
結構ほんとそういう親しみがある本ですね。
なるほどね。
なんか、ほんとマニアックな本もたくさん出してて、カニ虫とか。
マニアックやな。
そう、マニアック。でもなんかもう、一般書としてそれでも出してくれるっていうことがすごくやっぱりめちゃめちゃ意義のあることやからさ、
ほんとにいつもありがたい、ありがたいって思いながら、
つきじ書館の新館ってなると、すごいチェックしちゃいますね。
なるほどね。
さとぅさんはどうですか?好きな出版社。
いろいろあるんやけどね。
まあちょっと個人的になんとなくこう、
なんて言ったらいいのかな、
09:01
仲良くなれるなっていう、友達やなみたいな意味の。
友達。
そう、なんて言うのかな、馬が合うなって思う出版社。
その文芸系で言うと、ちくま。
ちくまわかる。
あと新庁舎ももちろん超大手ですけど、やっぱり新庁舎さんが出す文芸書はすごい好きですね。
文芸書以外だとちょっとなんか違うなって思うこともあるんやけど、やっぱりなんかすごい好きですね。
小説で、これいい小説やなと思って、パッて出版社見たら新庁舎かちくまの率が高い気がします。
新庁もちくまも文庫もめっちゃ充実してる。
そうなの、そうなの。
文庫はどれもやっぱりその、読み継がれてきた名著がすごい多くて、
その中でも、なんて言うの、私は金銭に触れるものが多い気がしますね。
そうですね。
文芸で言うと私は川出処方針社。
まあ、信頼と実績の川出さんね。
もうほんと信頼ですよね。
そうですね。
外国語文学がまた強いじゃないですか。
で、翻訳文学のその想定がきれい。
ああ、そうね、想定きれいよね。
あれがまた欲しくなっちゃうよね。
あの、翻訳っていう意味ではね、東京草原社と早川。
もう言おうと思ってた。
もう東京草原と早川で翻訳だったらもう買うしかないなっていう。
そう、東京草原社はミステリーもいいし、SFもいいよね。
いいよね、いいよね。
もう信頼を、全幅の信頼を置いている。
ほんとに、ほんとに。
で、早川はさ、ノンフィクションもいいよね。
いいよね。
あのシリーズ。
いいよね。
文庫になってて手に取りやすいし。
そう。
で、やっぱりそのかなり、なんていうの、海外で売れたものをそのまま文庫で多分あれ入れてることが多いよね。
だからハズレがないよね。
あの、文庫ってだいたいその出版社によって大きさほぼほぼ同じなんですよ。
ただ、全部規格が一緒なわけじゃなくて、多分印刷所とかの兼ね合いで、高さとか横幅っていうのかな。
若干違うんだけど、早川だけトールサイズって言って。
スタバやん。
トールね。
いやそう、トールサイズって言うねん、でも。
あ、そうなの?
文庫の中でも特にね。
そうやな、確かに。
縦幅っていうんですかね。
12:01
本棚でそう、うちでも。
確かに感じてた。
だからね、文庫サイズのカバーがこう、使えない。
なるほど、その場合さ、本屋さん的にはどうするの?新書のやつおるん?
カバーくださいって言われたら。
言われた場合には、一枚紙のカバーがあるんですけど、それを上下こう折り込んで、
それってデカすぎひんの?一枚紙のやつって。
一枚紙で、だいたい新書とか文庫ぐらいのサイズに合うようなものがあるので、
早川以外の文庫は文庫サイズで折ってあるものを用意してたりするんですけど、
早川だけサイズ違いのものをこっちで折り直して、早川が来たらそれ用で折ったりとかしてたりするかな。
確かにね、文庫っていろいろ、みんなサイズもやし、背拍子があえてガタガタにしてあったり、まっすぐやったり、
結構やっぱ出版社で個性あるよね。
あれも面白いですよね。
美術書でいうと、パイインターナショナルとグラフィック社が私すごい好きなんですけど、
分かる。確かパイインターナショナルやったと思うけど、妖怪っていう。
またなんかすごい固有そうな方を持ってきましたね。
ちょっと待って、違ったらあかんから。あるあるある。
妖怪っていうのが、しかも署名としてはYOKAIの妖怪って書いてて、
これがもう本当に妖怪絵が絵巻みたいな画集なんですけど、
湯本浩一記念日本妖怪博物館という、日本で初めての妖怪専門の美術館があるらしいんですけど、
そこの収蔵品というか、その湯本さんが集められたものを、
すごい美しい印刷で書いてるんだけどね。でかいんだけどね。
パイはね、だいたい半径が、半径って本の大きさ、本の形の話なんですけど。
もうなんか、だから背拍子を出してしまえないね。
なるほど。
90度回してしまってます。
なるほどね。
でもね、いい本。
パイインターナショナルもグラフィック社も、値段が良心的なんですよ。
確かに。
オールカラーで紙質も良くて、美術書なんかさ、綺麗じゃないとダメじゃない印刷が。
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だからすごい綺麗な印刷使ってるのに2000円台とか、
そんなんで商売元取れんのかなっていうような。
あれですね、グラフィック社っていうと、つい先週かな、紹介した標本画の作家の川島逸郎さんが書かれた、
虫を見る虫を書くっていう、この本もグラフィック社ですね。
これも安かったよね。
安い。
これ箱に入ってて、もちろん印刷もすごく美しくて、オールカラーではなかったんですけど、3800円。
安いよね。
すごいよ、どんだけ努力が、血の滲むような努力があって、この値段になってるのかと思いますね。
A4より大きいサイズの、かなり図鑑としても大きめのサイズの本なんで。
そうだね。
本としての価格は高いけど、文庫とかだと何百円で買えるような。
もう狂ってるから感覚が。
感覚が。
だけどその内容をクオリティーで、その4000円いかない。
まぁ税入れたらいくかもしれないけどね。
税入れたらいくけど。
いくけどまぁでもそれぐらいって、ちょっと信じられない価格帯やなと思う。
本当にすごいことだと思う。
思うよね。
出版文化っていうのが健全に生きていくために、
自分はやっぱりこういうできるところは小さいけど、
買えるものは買っていきたいなと改めて思いますね。
そうですね。
あと、これ完全に個人的な好みなんですけど。
さっきからそうやん、いいのよ。
その話を今日はしてるからいいのよ。
確かに。
あのね、結構長い、たぶん20年とかぐらいの時間の流れの中で、
分かりやすい文章にする、簡単な文章にするっていう、
簡潔にするっていうのが潮流としてあって、
おそらくインターネットが大きな要因の一つではあると思うんですけど、
でも結構その、私自身は70年代とか80年代とかの、
持って回った言い回しとか結構好きで、
私も好き。長い文章、あくみたいなの今ちょっとね、
あるよね。
あるもんね。
あるある。
だけどその、明治時代のさ、半ページぐらいさ、一文にかかってる文章とかさ、
いや、わかるわかる。
どこで終わんねん、この文章みたいなさ。
でも結構それが端正な文章やったりするよね。
18:02
そうそうそうそう。
だから、わざわざ図書館で古い版のものを借りたりする。
なるほど、なるほど。
例えば児童文学、トム・ソーヤの暴挙を読みたいってなっても、
翻訳がね、全然違うもんね。
そう、いろんな出版社で出てるんですよ。
で、例えば角川で出てる本とかだと、
すごいやっぱり読みやすいように、
簡単な簡単な文章にしてくれてるんやけど、
あえてそっちじゃなくて、
いわなみの少年文庫の、
しかも60年代に出てるなんか、
わかるわかる。
ほってりした劇場型の文章が読みたいとか。
星野王子様でもその論争あるよね。
何それ。
出版社によって翻訳の色が全然違うから、
そうなんや。
星野王子様は何?
いわなみしか知らへんわ。
何社か出てんのよ。
そうなのよね。
どこ派みたいな。
全部読んでるわけじゃないんやけど、
なんか本読む人が。
確かに新庁舎とかでも出てたような気がするな。
そんな話を聞いたことがあって。
新庁舎は何?
新庁舎?
うん。
カドカでも出てるんですね。
そう、だから結構その複数あった。
終焉舎もでも出てるんだね。
そんなになるの?
え、池沢夏樹さんなんや。
すごい。
終焉舎は池沢夏樹さんやってる。
えー。
池沢夏樹さんって。
作家の。
作家のね。
へー。
ここで知る。
いやだから結構やっぱそのね、
本訳によって全然出る印象って違ったりするもんね。
そう、そうですね。
そのあたりのツアーイスガイストみたいのをね、
反映したりして。
うんうんうん。
そういうのを難しいっていう意味でちょっと派生すると、
専門書系とか、
ちょっとこうちょっと難しいなみたいな感じのジャンルで言うと、
白水舎とみすず書房が好き。
同じの言おうとしたの?
怖っ。
本当?怖っ。
怖っ。
えー怖っ。
怖っ。
さすが仲良し。
みすず書房やばいよね。
みすず書房素晴らしいね。
マインナップがさ文系も理系も本当になんか幅広いし。
絶版率高いんだけどね。
嫌だと思うわ。
でもうちの家めっちゃあるよ。
ありそう。
白水舎はそこまでないかな。
ないないない。
白水舎よりみすずの方が何となく。
点数多いよ、出版の多分。
専門的なものが多くて結構な絶版になりやすいよな。
白水舎。
白水舎の方がまだ柔らかいのを出してるような印象があるけど。
え、そうかな。
どっこいどっこいかな。
21:01
どうやろう、白水舎もかなりあれやと思うけど。
日誌よね。
結構あと白水舎っていうと語学のイメージあるなあたし。
確かにね。
ニューエクスプレスとかそうだよ。
あ、そうなんだっけ。
確か確か。
まあとにもかくにも絶版になりやすいんですけど。
あと分厚いんですけど。
え、そうだっけ、そうだっけとか言っても。
ボケてる。
感覚がおかしくなってる。
美術書房やったらあたし最近買ったのが、
アルツハイマー病研究失敗の構造カールヘラップっていう方が書いてる本なんだけど、
めっちゃもうなんかタイトルからして気になるんだけど、
アルツハイマー病って最近ずっとアミロイドっていうタンパク質が蓄積するのが、
脳にね。
そうそう原因って言われてた、言われてるんだけど。
言われてるよね。
それがだから完全に否定するっていうものではおそらくないと思うんだけど、
治療法のお薬の研究っていう風になると、
アミロイドアミロイドアミロイドそれいっぺんとになってしまって、
結果として他の原因への探索っていうのが先細りしてしまって、
全体としての進展は遅れたっていうのがこの著者の主張で、
それはでもなんか私も製薬関係のPR会社にちょっといたりとかしたこともあって、
そのお金の流れ安さっていうのはやっぱりこれこれやってなったらみんなブワーってなってきたときにね、
そういったりするっていうようなのをなんか感じることも身をもって多かったりしたので、
そのあたりをそのアルツハイマーっていう病気を軸にひも解くというか、
してる本らしくて、
それってでも他の業界でもさやっぱりこれやこれが原因なんやとかこれが悪いんやみたいなさ、
そういうのになったらもうブワーっとみんなそっちにお金も人材も集中してしまって、
多様性っていうのが全体としてこう失われがちな世の中やなっていう風に感じたりもするから、
そういうちょっと一般化もなんか頻度になるような本なのかなと思って買ったりもしつつ、
みすずっぽいよなーってなって。
なるほどねー。
みすずでもう言うとこれ私確かずっと前に紹介したことある気がするんですけど、
夜と霧っていう。
あーえーとなんだっけ。
ヴィクトル・E・フランクルさん。
フランクルだ。
はい。
読んだことないんだけど。
名著ですね。
これはもうベストセラーで哲学とか心理学とかその辺のジャンルに必ず置いてるような本なんですけど、
ユダヤ人の精神科医のフランクルさんが、
強制収容所ユダヤのナチスのね、
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ナチスの強制収容所に入れられていた時の体験を書いた本で、
まあその写真なんかも出てきてかなりこう、
辛いというかグロテスクなものも描写があるので、
ちょっと苦手な方は読まない方がいいかもしれないですけど、
でもまあ人間の負の遺産として自分自身でも知っておいた方がいいなっていうふうに思うような本ですね。
私も読もう読もうと思ってまだ読む本ですね。
人間を愛するっていうのはどういうことなのかっていうのがすごい深く描かれていて、
結局そのフランクルさんは奥さんもお子さんとも引き離されてしまって、
結局家族亡くなってはるんや。奥さんもお子さんも。
で自分だけ生き残ってみたいな感じなんやけど、
でもなんかこう妻のことや子供のことをそう思っている時間、
実際その妻や子が生きてるかどうかっていうことはもう問題にならずに、
その人を愛してるっていうことが救いになったっていうか、
その極限状態の中で命をつないでくれたっていうような描写が書いてて、
すごい本質をついてるなっていうことを思いましたね。
なるほど。結構出版社の話もつきないですね。
つきないですね。さらっと終わってしまうかなと思ったんですけど、
意外と出るわ出るわ大豊作。
皆さんも好きな出版社とかあるんですかね。
ぜひもしあったら教えてほしいです。
好きな理由好きな署名とともに提出せよ。
なんでそんな。
そんな提出だったっけっていう。
もしあったら教えてくれると嬉しいです。
では次回も楽しみにしていただけると幸いです。
なお次回はチョンズセランさん50ピープルのネタバレ会をします。
なので皆さん読んでください。
ぜひ面白い本なのでぜひ感想を共有できたら嬉しいです。
では良い読書体験を。
本の虫のすすめでは皆様のご質問ご感想をお待ちしています。
27:01
取り上げてほしいトピックも随時募集中です。
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本の虫のすすめは毎週金曜日17時に配信しています。
アフターファイブに読書トークをお楽しみください。
27:34

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