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生物学者と書店員のインターネットラジオ、本の虫のススメ。
本を偏愛する生物学者の椿と書店員の佐藤が、本にまつわるアレやコレやをゆるっとお届けします。
最近さ、私欲しいものがあって、ずっとネットで寝る前に見ちゃうんだよね。
なに?なに? 仮面が欲しくてさ、アフリカの。 アフリカ?
ベネチアとかじゃなくて、ベネチア。 あ、それもまあ欲しいんやけど、もうちょっとなんか荒々しい感じが。
あのピカソとかが収集してたような。 そうそうそう。
があってさ、ネットでね、寝る前に見るのが最近の日課やねんけどさ。 どんな日課やねん。
それを友達に言ったら、フジコエフフジオの短編集の始まりみたい。 あーわかる気がする、わかる気がする。
それも前回の不穏つながり。 そうですね、不穏な感じです。だってしかも多分夜、深夜とかに近い夜に見てるやろ、仮面を。
寝る前に、これまだ売れてないみたい。 どこで売ってんの?そもそも仮面って。
ネットで、あとなんか東京のどこやっけな、なんか実店舗もあったりとか、なんか3店舗ぐらいネットやとある。
アフリカの仮面を専門に扱ってる実店舗があるの? 専門っていうか、なんかアフリカ雑貨とか、なんか最近ちょっとさ、アフリカのアクセサリーとか、カラフルな洋服とか、結構売ってるやん。
そういうのを売ってる店で、仮面も売ってるみたい。 そうなんや。
仮面ってちょっと一個さ、上級者じゃないですか。ファッションとかやとね、取り入れやすいけど。
別に取り入れるとかじゃないもんな、仮面って確かに。 日常に。
かぶる日もあると思うけど、かぶる日?どんな日?お祭り? 晴れの日?
とか、やっぱりわからんけど、そうでもさ、いつかぶっていいかもよくわからんやんか、その仮面だけ買ってもやっぱり。
ていうか、かぶらへえもんな、そんなに。
と思って、で、その、サイトによるんやけど、何族の仮面とかさ、書いてんのよね。
クルンバ族とか、オシ族とか、オボ族とか、書いてて。
全然わからへんやつ。 そう、私も全然わからんくってさ、どういう生活してる人たちが作った仮面やろうと思ってさ、気になって読んだのがこちら。
もうね、絶版の古い、91年に文庫が出てる本で、めっちゃ古いんですけど、ちくまから出てる。
川田純三さんという文化人類学者の方が書かれた、サバンナの博物誌っていう本。
で、これは、サバンナ、西アフリカに住んでるモシ族っていう方の中に入って、一緒に6年間暮らしたっていう、
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川田さんっていう研究者の方が、日々の中で感じたこととか、モシ族の方々の暮らしとかを、エッセイ形式で書いたものですね。
で、ちょっとあんまり仮面は出てこなかったんだ。 そうなの?
でもなんかね、本当にいろいろ、なんていうの、やっぱアフリカってさ、私たちからしたら遠いからさ、
で、今やとやっぱりみんなもうスマホ持ってて、みたいな世界で、結構やっぱり、91年に出た本で、そのさらに前にフィールドワークされてるから、
もう本当に3、40年前なので、本当に。 全然違うよね。
そう、全然違う。今はもう全然違うと思うんだけど、当時は、それでももう、なんていうの、ちょっと西洋化というか、いろんな文化が入ってきてるみたいな話はあるんだけど、
それでもやっぱり、そのもともとの、それ以前の暮らしっていうのが、色濃く残ってる状態のことが、まあよく知れる本で、
すごいね、日本と意外と味噌みたいなのも作ったりとか、あの共通点もすごいあったりとかして、
で、 そっか、豆を結構食べるもんね。
そうそうそうそう。 それを発酵させたら、まあ味噌みたいな。
そうそうそうそう。それこそ、あの、ずっと前かな、なんか紹介した、高野秀幸さんの、謎のアジアナットっていう本があるんですけど、
それでも、その味噌文化っていうのは、結構なんか世界中に、もうなんかあって、なんか置いとけ発酵するからみたいな話があったりするんだけど、
まあ、味噌っていうのが基本的なその主食であってんで、おつゆの部分が違う味噌で、で、その味噌汁の具の部分が日々変わっていくみたいなのが、まあ主食というか、ほぼ毎日食べるものらしい。
で、なんかオクラとかも、なんか結構育てたりとかするらしくて、で、オクラって、なんか日本で見るよりもだいぶさ、こう、力強くて、多酸の象徴やったりするらしくて、
だから、なんか結構、その地域に伝わる模子族の偶和とかでも、
おくらが出てくるのか。
おくらが出てくるらしい。
へー、なんか不思議な感じやね。
なんかね、不思議やんね。なんか写真とかはないんだけど、日本より全然力強い感じらしい。
へー。
日本でだってオクラ見て、
力強さは感じだよね。
うん、なんか思ったよりお前上に立ってんなって感じはするけど。
なってるとこ見たことないかも。
あ、ほんと?
どういう風になってる?
なんかスックみたいな。
スック。
なんやねん、スックって。まっすぐこう。
あ、そう、まっすぐ上に向いてて。
うん、なんか確かに。どうなってんの?バナナみたいな感じなの?どういう風になってんの?
おくらってハナマハイビスカスみたいな感じやねん。あの、てかハイビスカスの仲間やないよ。
へー。
へー。
あれの、
へー。
おくらってそもそもどっから来たやつや。南米?どこ?
アフリカなんやな。
そうそうそうそう、アフリカで。
知らんかった。
だから結構その、昔の民話みたいなのも出てきたりとか。
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へー。
するらしい。
で、あとあーなるほどと思ったのが、この90年以前のこの川田さんが、模子族の中に入って調査されてた時にも、別にその、模子族の方々は、西洋のその鉄とか、その便利なものを全く知らない、触れてないっていうわけじゃなくって、
自分の生活の中で、それを使ったから、メリットがあるって実感を持って思ったものだけ取り入れて、なんか取捨選択してて、
なるほど。
例えばその土器というか、あの器とかも結構簡素な、あの低い温度で作れる、あの結構だから弱いパリンと割れちゃったりするようなものをよく使ってるらしいんやけど、
それも文化として全然そういう、なんか釉薬みたいなのを使って、こう高い温度で強いものを作るっていうことをできるっていうことを知らないわけじゃなくて、そこまでやろうとすると、すごいあの堅牢な牢を作ってとか、やることがすごいたくさんあるやんか、そこまでしなくても、こうパリンと割れたらこう置いていくじゃないけど、
家もそうで、泥で作った家に基本的に住んでて、別にそれ以外のやり方がないって思ってるわけじゃないけど、それで自分たちはやっていけてるから、それ以上のコストをかける意味がないんじゃないけど、っていう判断で生きてて、
で、なんか日本に住んでるとすがるい生き方を忘れるみたいな話とかがあったりして、すごい古い本ではあるんだけど、今でもなんか考えさせられるというか、なんていうんだろうな、しさがある本だなと思ったりして、で、あと、ああそれは確かにそうかもって思ったのが、食器とかお鍋とか、どれもそこが平らなものがないんだって。
で、どうやって置くっていうか、どういう使い方をしてるんだ?
だから、それでなんでかなと思ったら、平らなものってさ、床も平らじゃないとさ、置けないやん。で、そんな平らな床ってなくって、でもそこが丸いものやったらさ、なんやろう、木の根っことか分からんけど、布でもいいと思うんやけど、こう丸くこう、環状に編んだものをポって置いたら、その上にさ、どの上に地面がパコってここでもさ、置きやすいやん。
で、彼らはあの、頭の上にものを乗せて運ぶっていう文化もあるから、その時もこう、
あ、平らより、
そうそう、平らよりね、
はまる丸みがあるほうがいいやん。
安定するっていうんで、だから、
えー。
私らやとさ、え、そんなん不安定やんって思うけど、そういう床が平らやっていう前提が、
なるほど、なるほど。
まず間違ってるっていうこととか、なんか、あ、そりゃそうやなみたいな風になんかね、思うことも多くて、
なんかそれもなんかすごい奇妙なことだみたいな感じで書くんじゃなくて、もうなんかその中に一緒に入って生活して、なんかフラットな視点というかで書いてて、で、文章もすごい上手で、
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なんかね、読み応えのあるいい本で、
うんうん。
もうそうなると、もうなんか模子族の仮面買うなら模子族かなみたいな気持ちになったりも、
どういうこと?
どういうこと?
いや、なんかいろんなさ、あの、なんていうの、民族の仮面があるからさ、
模子族のことを書いてる本やからさ、
うんうん。
模子族のことを知れたから、
やっぱ模子族の仮面がいいかなっていうことね。
ちょっとね、愛着が湧いちゃって、
なるほど。
なんかね、他があんまり見つかなくって、
へー。
結構ね、あの人口も多いらしい、模子族って、全然私ら知らんけど、
あ、そうなんや。
そうそうそう。
えー、あ、だからやっぱ流通してる。
そうみたいな感じの方が多い。
そうそうそう。
なるほどね。
えー。
まだね、仮面は迷ってるところです。
なるほど、なるほど。
あのやっぱりさ、その仮面とかってさ、その宗教的なさ、儀式とかさ、
うんうん。
もちろんそういうものやんか、もともと、今でも多分そうやんね。
うんうん。
なんかそれの関連でさ、ちょっと読んでないんですけど、
うん。
気になってる本があって、
うんうん。
あの田中俊之さんっていう方が書かれた、自仏収集録っていう方が、
あー気になってるー。
あれ最近やんね。
知ってる?
あーそうそうそう、最近最近。
なんか平積みで昨日見た。
あ、ほんとに?
そうなんや。
じゃあ売れてるんやな。
いやいや、ブックファースト青葉大典で。
あ、ちょっと、独自視点かもしれないね、青葉典は。
こがってるからね。
そうそう。
いやそうこれ気になって、あの、その田中俊之さんってことは私は本の方では知らなくて、
うん。
だからたまたまyoutubeで見つけた動画で知ったんですけど、
へー。
なんか面白くてさ、その動画がさ、もしちょっと発見したらリンクとか貼りたいなと思うんですけど、
なんかおしゃれな、こうイケてる感じの人たちのルームツアーみたいなのを結構やってるチャンネルがあって、
へー。
でその中に、なぜかその自物コレクターの家をこうルームツアーみたいな一個挟まれてて、
おー、すげー。
なんか面白いよね、尖ってる感じで面白いなと思って。
で、田中俊之さんで方は、あのオカルトの話とか怪談話とかを語り目じゃないけどそのトークをするみたいな、
うんうんうん。
そういう方向でいろいろ活動されてた方らしい、されてる方らしいんやけど、
うん。
なんかその、そういう話をしてたら、
うん。
なんかその、曰くつきのものっていうのが、
うん。
なんかだんだんこう、押しつけられるようになってきて。
あ、なんかわかるそれ。
そうそう。
なんかその、行き先、もうどうしようかなって思ってるものがどんどんこう、集まってきて。
なるほどね。
で最初はその、収集することに興味がなかったんやけど、
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うん。
それがだんだん自然に集まってきたことで、
うん。
へー。
強くなったっていう面白い経緯があるんですよね。
でその、他の番組とかで出てるのも見たんですけど、
うん。
結構ほんとヤバい感じで、あのゴスンクギオがこう、撃たれた塩済みのワラ人形とか。
ははは。
すごいなすごいね。
ヤバい、ヤバいヤバい。
へー。
とか、なんか人の骨で作ったなんかの、まじないの道具とか。
へー。
なんかいろんな、楽器とか、人の骨で作った楽器とか。
へー。
なんかいろんな、ヤバげなものがいっぱいあってんけど、
でもなんかその、すごいへーって思ったのが、
うん。
あの呪物、あの呪いのものっていう単語を聞くと、なんかすごいこう、曰くつきのヤバそうな品字だって思うけど、
うん。
呪うって漢字は、まじなうとも読めて、
うん。
なんで、つまりその、占いとか、まじない、おまじないとか、
うーん。
お守りとか、なんかそういう意味合いもあるらしいですよね。
なるほどね。
だからそういうちょっとこう、ね、あの、神が伸びる日本人形みたいな、なんかそういうイメージやけど、
うん。
そっちもあるけど、でもその、身につけてたらいいことがあるとされるような、
うーん。
お守りとか、そういうのもあるらしいんですよね。
へー。
そういうさ、曰くつきのものとか、
うん。
そういうなんか、神様の力がどうのみたいなものとか、
うん。
そういうのが集まりすぎて、すごい空間みたいな、
うははは。
なんか部屋がなってそうやなって。
あんまりその、なんか、霊感みたいなもの私はないんですけど、
うん。
なんとなくその、なんていうの、そういうのがない人間でもさ、なんとなくいい感じの空間やなみたいなとかはあったりするやん。
うん。
なんかこう、なんかちょっと地面とした嫌な感じの、
うん。
場所だなとかさ、
うん。
それぐらいはなんかあったりするけど、なんかおもしろかったのはその、ルームツアーで見てたその曰くつきのやばそうなものがゴロゴロしてる部屋が、
うん。
なんかすごいさわやかな、こう明るい感じの、
へー。
へー。
部屋で。
でもまあ確かにね、そのごすんくぎとかもだと思うけど、
うん。
人の思いが詰まったものっていう見方もね、できるから、その思いの方向はいろいろあるかもしれんけど、
そうやね。
それってね、なんか、あ、当たった髪はあれやけど、なんか他の人の気配?
うん。
もう死んじゃってる人かもしんないけど、
うん。
なんかやっぱりもう人の気配がある家ってよかったりするんじゃない?
あー。
なんか無機質なホテルみたいな部屋じゃなくて、
うんうんうん。
違う?ちょっと。
そういう感じかなと思ったんやけど。
どうなんやろうな、なんかさ、その、嫌な気持ちがこもってたりするとなんか嫌な感じになるけど、
うん。
なんかその、一つ一つのものに、その田中さんが愛着を持って大事にしてる感じがして、
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うん、確かに。
だからその、ごすんくぎの、いかにも禍々しいはずのものが、大事なコレクションに生まれ変わっていくのがなんか、なんか不思議な感じ、というか。
で、その事物収集録っていうのは、その集めてはる、そのいろいろなやばっげなものが、
うん。
いろいろその、紹介されてて、すごい面白そうなんで。
うん、ちょっとね、気になった、あれ。
うん。
ちょっとこっち方面、手出しでやばいと思って。
ちょっとね、馬が。
見ない、見ないふり、見ないふりと思って。
うん。
なんかこの帯分がさ、見るだけで触るっていうさ、キャッチコミがあって、触るとあの生涯の少年、なんかたたられるみたいな、やばいみたいな。
うん。
で、その、ちょっと違う番組で田中さんが、売れてなくはないけど、思ったより伸びがちょっとイマイチなんですよ。
で、その当時は言ってはって、それはちょっとこの帯分のせいなんじゃないかなって。
見るだけで触るって書いてたらちょっと。
触るんやったらやめようって。
やめようってなるんちゃうかなって。
うん。
ちょっとあの、この方もなんかひょひょっとしてね、面白い方なんで。
ちょっと見る機会あったら見てほしいなーなんて思います。
なんかちょっとだけ紹介すると、
うん。
可愛がった人を呪ってしまう人形、チャーミーっていうのが。
推しを殺してしまう悩みみたいな。
たっけあるかな。
可愛い人を呪ってしまう悩みみたいな。
呪ってしまう人形、チャーミーっていうのが。
推しを殺してしまう悩みみたいな。
たっけあるかな。そんな葛藤あるんかな、チャーミーに。
チャーミー、チャーミーしてんね。
チャーミーしてん、どうなんやろな。
なんかね、病院かなんかどっかの施設で置かれてた、いつの間にか置かれてた人形。
いつの間にかパターンね。
パターン、パターン。
で、その利用者がね、連続で5人やったっけな、何人か忘れたけど、すごいドドドって亡くなりはってんって。
っていうことで、演技が悪いっていうことで、ちょっとどうしようってなってたんやけど、
イベントをやってはったときに、プレゼントとしてもらったらって。
面白いよね、全然。
そういう、なんか確かに来歴も含めてね、面白そうやね。
うん、面白い。
で、そのインタビュアーみたいな方が、チャーミー持ってて大丈夫なんですかって当然聞くんやけど、
可愛がればなんで、可愛がってないから大丈夫ですねってことをおっしゃってたりとか。
YouTubeの番組では、何やったかな、肉を食べたらダメな神様やったかな、なんかそういうのを祀ってるらしいねんけど、
でも、自分の家にさ、それが置かれてるからさ、食事とかどうしてんのって話になったときに、
だから、お肉とかを食べるときは、角度を見えないようにして食べてますって。
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この人自身も面白い方だし、もし怖いものが大丈夫な方は。
でも、それだけ聞くと、そこまでめっちゃ怖って感じるもん。
あ、そう?
でも、画像になると怖いかな。
ちょっとね、インパクトがね、あるかもしれない。見るだけで触るらしいので、ご注意して、興味のある方は見てみてください。
それでちょっと、なんか、呪いじゃないけど、思い出したのが、科学童子から出てる、死を招くファッション。
服飾と、到底綺麗でね、すごい印象的な、ドクロが綺麗な服着てる、踊ってるみたいな本なんだけど、
副題が、服飾とテクノロジーの危険な関係っていう、アリソン・マッシュ・デビットさんっていう方が書かれた、
2019年に出た本で、まだ普通に新品で手に入る本です。
で、これが、19世紀くらいから、いろんな新しい技術が出てきて、これまで出せなかった色の服とか。
あー、なるほど。それが化学物質。
そうそう、作れるようになってきて、でも、たとえば緑色の綺麗なドレスには、本当にすごい量の皮素が含まれてたりとか、
で、製造過程ですごい変死というか、血を吐いて死んじゃうみたいな、若い婚姻がたくさん出たりとか、
そういうファッションの暗い歴史を書いてたりするんだけど、
あとは、シルクハットとか、フェルトを固めて作ったような帽子ってあるじゃない。
あれも、水銀を使うらしくて、だからすごい量の水銀も、
だから、ミナマタ病とかみたいな症状で、たくさん勤めてた職員っていうのかな、婚姻の人たちが、すごいなくなるっていうのが日常的にあったとか。
だから、博物館とかでも、そのぐらいの19世紀から20世紀初頭にかけてぐらいの頃の服の取り扱いっていうのは、本当に危険な物質が含まれてる可能性があるから、すごい大変だったりとか、
私たちがあんまり考えたこともなかったような側面を、教えてくれるっていうか、いろいろ書いてる本なんだけど。
すごいね、またその服の写真が本当に綺麗で、何て言うんだろう。
余計怖い。
余計怖いんだよね、本当に。樹物の、さっきの話の、見た目の怖さと、持ってらっしゃる方が大事にされてるっていうののアンバランスと、ある意味逆。
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逆。
すごい美しい、綺麗なドレスなんだけど、これ、そっか、来たら水銀なんだみたいなとか、いろいろ考えさせられるというか、
今もさ、私たちファストファッションとかでさ、すごい安い値段でさ、服買ったりとかする背景にはさ、ここまでとはいかないけど、やっぱりその問題になっている、不適切な薬品の仕様とか、
そういうなんか、適切に管理しようと思ったら、足りないお金しか私たちは払わないから、やっぱり管理できなくて、中国とかバングラディッシュとかで、実際に手を動かして工場で服を作る人たちに、そのしわ寄せを押し付けてるっていう側面があるじゃない。
そういうのとかも考えたりしてね、いろいろ。昔の問題だなっていうだけじゃない気持ちになったりしたかな。
みなまた病なんかも、50年代、60年代とかね、だから70年以上前の話って話やけど、でもそういうことって別に、今でも全然起こり得るよね。
うん、ほんとに。
いいと思って使われてたものが、実はすごいやばいものやったって、全然普通にあり得る話やもんね。
そうそうそう、だし、このぐらいならっていうところもあったりすると思うし、危険性を認識しててもあり得ると思うので、なんやろうな、かたんじゃないけどさ、自分がいつでもしかねないなっていう危うさも感じたりして、
服のそのね、イラストとか写真が美しいだけに、残酷さがより際立つというか、そういう本でしたね。
じゃあなんか今回はこう、
暗くなっちゃった。
自物、ちょっと暗黒面ですかね。
そうなるかな。
今回はそんな感じで、
そんな感じ。
また次回も楽しみにしてもらえると幸いです。
はい、良い読書体験を。
良い読書体験を。
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