1. XCrossing
  2. ep80 技術が変える家電やアパ..
2024-05-15 31:25

ep80 技術が変える家電やアパレルのデザイン。ZOZOFITはアメリカで別サービスを立ち上げていた

spotify apple_podcasts

新技術で今まで出来なかったデザインが可能に。まだ研究開発の段階で、いろいろ課題がありそうだが、美しい色やムダが生まれない洋服など、夢は広がる

公演開始時にキャンセルが相次いだジョジョのミュージカルを倍速視聴で見たら…

倍速視聴で得られる情報と得られない感覚

アニメの呪術廻戦がギネスに載ったらしい

タチコマを彷彿とさせるロボットが展示されていた「未来のかけら」展

チタンの構造色、メタリックブルーの美しすぎる掃除機

高温の蒸気をあてると成形できる布 - 縫製せずに熱で服が作れる

4D Knit Dress(MITの研究)- 熱で成形し、3Dカット

工業製品としての衣服製造で出る端切れと無駄問題

大量に作って大量に売る → 自分の身体に合うものに応えるスタイルに

ZOZOのボディスーツは今でもアメリカで展開している

メーカーごとにサイズ計測する箇所が微妙に違うので、共通の3Dモデルが出来ても使えない問題

いくら人間の身体のサイズが測れても、衣服側がフル3Dデータになっていないからフィッティングできない

アメリカでがんばっているZOZOFIT


エピソード内で取り上げた情報へのリンク:


テック業界で働く3人が、テクノロジーとクリエイティブに関するトピックを、視点を行き交わしながら語り合います。

及川卓也  @takoratta
プロダクトマネジメントとプロダクト開発組織づくりの専門家
自己紹介エピソード ep1, ep2

関信浩  @NobuhiroSeki
アメリカ・ニューヨークでスタートアップ投資を行う、何でも屋
自己紹介エピソード ep52

上野美香  @mikamika59
マーケティング・プロダクトマネジメントを手掛けるフリーランス
自己紹介エピソード ep53

Official X: @x_crossing_
https://x-crossing.com

サマリー

ダイナミックな舞台装置やロボットや熱加工布の展示について話しています。景色やアニメの舞台化における制限や感動体験についても話し合っています。プロトタイプの掃除機や熱加工布などの技術を取り上げ、家電やアパレルのデザインにおける技術の進歩とその影響について話し合っています。ZOZOFITはアメリカで別のサービスを展開しています。

00:02
Mika Ueno
XCrossing、英語でスクランブル交差点を意味します。
趣味も世代も、住んできた町も違う3人が、スクランブル交差点で出会うように、様々な話題を聞かせる、おしゃべりの交差点です。
今日のXCrossingであなたが出会うのは、どんな話題でしょう。
こんにちは、上野美香です。マーケティングとプロダクトマネジメントを支援しているフリーランスです。
Nobuhiro Seki
こんにちは、関信浩です。ニューヨークで、普段はスタートアップの投資などなどしております。
Mika Ueno
今回は及川さんお休みの回です。
あのね、お話の前に一つ小ネタなんですけど、何回か前にミュージカルの話したときに、ジョジョのミュージカルの舞台の話したじゃないですか。
公演前に、すいません練習不足で公演できませんって言って、数回キャンセルになったというあれ。
あれをストリーミングがあったんで見たんですよ。
Mika Ueno
でもストリーミングで見たんですけど、見れる期間が7日間しかなくて、チケット買ってあるしすぐ見れるなと思ったんですけど、平日とかやると舞台で3時間くらいあるんで、3時間を時間取るのなかなか難しくてですね。
どんどんどんどん期限が迫ってきて、ギリギリのその日のあと3時間で期限ですっていう時に見始めたんですね。
Mika Ueno
その時にしょうがないから倍速というか1.5倍から1.75倍で視聴したんですよ。
Mika Ueno
そうしないと12時になっちゃうから。
見たんだけど、さすがに1.75倍だと辛かったですね。
すんごい早くミュージカルだから歌とかも進んでいくし、歌もみんな上手いんだけど。
見たっていう情報は得られるんですけど、こういうふうに動いてるとか、抑揚とか声のトーンとか、間の取り方とかね、そういうのが倍速で何も感じ取れなくて、感激的に味わいもあんまりなかったなみたいな感じで。
Nobuhiro Seki
消化しただけ。
Mika Ueno
情報は摂取したんだが、なんて言うんでしょう、クリエーションというか表現されることっていうのを感じ取れなくて本当にすいませんでしたって感じでした。
Nobuhiro Seki
で、なんかそのそれを見た結果として、なんで遅れたんだろうみたいなことは想像できました?ここは難しそうだとか。
舞台装置とロボットの展示
Mika Ueno
なんか巨大なセットとかセットがすごい凝ってたんですよね。ものすごい動くところとかが多くて、役者さんの動きとその舞台層とか、
その舞台装置との動きで出てくる人たちも多かったから、そういうとこなんじゃないかなとは思いました。
例えばハリーポッターのみたいにすごいネットゲートがデジタル系の技術がガンガン使われてたかというと、使われてはいるけど、いわゆる王道のミュージカルにあるような表現だったんで、
多分その立ち位置とかやり方とか進め方がそういうところなんじゃないかなと思いました。舞台装置はすごいダイナミックでした。
Nobuhiro Seki
逆に危なかったのかもしれないですよね、その後。
Mika Ueno
そうかもしれないですね。
Nobuhiro Seki
だからちゃんと習得できてないのにやっちゃって事故起きたらやばいみたいな。
Mika Ueno
そうですね。それもあったかもしれない。高さもあったし。
Nobuhiro Seki
やっぱりそういうのが一番危ないですよね。
Mika Ueno
そうそう。思ってた以上にアニメの舞台化だったから、ちょっとだけうがって見てたんですけど、すごいちゃんとしたミュージカルでした。
Nobuhiro Seki
ストリーミングとか、今回も特に見てないんですけど、こっちでやるとストリーミング系だとその地域では見られませんみたいなやつってのは結構あるんですよ。
舞台とかわかんないんですけど、わかるやつは事前に調べたりとかするとか、あとはダメな時にはVPN使うとかもあるんですけど、
逆にVPN使うとダメな時もあったりとか、そのVPNのアドレスが逆にバレてダメなケースとかも結構ある。
Mika Ueno
いかんぞと。そこまでしてブロックするのって何なんですかね。だって見たくて見てるわけじゃないですか。
しかもストリーミングお金払ってっていう人もいるだろう。お金払っても全然言うっていう人もいるだろうし、なんでそこまで制限するんだろうな。
Nobuhiro Seki
結局ライツを地域ごとにコントロールするっていう発想からですよね。
Mika Ueno
そうですね。もったいないなと思いますけどね。
ストリーミングとかって情報摂取はできるけど、現場でしか感じられない空気の熱とあり方とかっていうのがあるから、
観劇体験としては全く同じではないんですけど、音楽ライブなんかもそうだと思うんだけど、それを見に行こうと思っても見に行けない人たちもいるじゃないですか。
いろんな事情でね。そういう人たちにとっては、生のところに行きたいんだけど、どこか行けないからっていう手段と、
Mika Ueno
代替手段として本当にいいから、もっとそういう国っていうか区切りがなく見れれば本当はいいですけどね。
Nobuhiro Seki
たぶんテレビドラマとかアニメとかも同じじゃないですか。要するに日本でも放映されてるんだけど、地上波で見てる人、地上波なり日本の放送で見てる人はその時に見れるんだけど、
配信に乗るのは後になっちゃうケースとか、海外の人は後になっちゃうケースとか、最近は知らないんで、もしかしたら同じタイミングで日本でもこっちを見れるのかもしれないですけど、
そういうのもたぶん同じで、プライシング変えたりとか、アカウント。最近はやっぱりスマホのApp Storeとかを使うことによって、
あれで国を選別したりとかしてるわけですよね。あれはその国の課金、手段を持ってるかみたいなやつで選ぶと思うんですけど、
その国の課金、例えばiPhoneのApp Storeとかだと、日本のクレジットカードを持ってると実は海外でも日本のアプリが買えるんですね。
その日本のアプリを使うと実は日本のコンテンツが見れたりするんですよ。VPNを使わなくてもね。
でも一方でウェブとかの場合はIPアドレスで見たりするみたいな感じで、たぶん何をもってしてその国にいる人なんですか。
国によってなんで値段違うんですか、みたいなやつはたぶん絶対見ていて、
それを使ってビジネスをしてる人からすると、その権利を失うのが極めて都合が悪いんでしょうね。
アニメや攻殻のストーリーの魅力
Mika Ueno
そういえばちょっとずれるんだけど、今思い出したアニメの呪術廻戦、大好きなんですけど、
呪術廻戦がこの間ツイートしてて、ツイートっていうかXに投稿してて、ギネスに載ったと。
世界で最もニーズがあるアニメとしてギネスに載りましたみたいなこと言ってて、
ニーズがあるってどうやって測ってるんだとか思ってるんだけど、
Mika Ueno
それで認定されたみたいで、呪術廻戦がギネスに載ったんだと思って、
一ファンとしたら嬉しいことだったけど、今の観点から見ると、
どうやって測ってるんだ、どうやって市場調査してるんだと思ったけど。
Nobuhiro Seki
確かに。要するにそれって何とかして日本に流れてるのを見ようとする人の数が一番多かったんですかね。
多かった。
今全世界で流してるからね。
僕アニメは子供の面倒が大変になって、最後に見たのが攻殻の2045だっけ。
Mika Ueno
はいはい、2045もやりましたね。最新作のやつ。
Nobuhiro Seki
CGのやつね。あれが多分最後なんですよ。
Mika Ueno
おー。
Nobuhiro Seki
で、あの時はすでにそれだけ見てて他のやつも見る余裕がないみたいな感じで、
だから続けてみたみたいな感じなんですけど、だから頭に多少入ってるんですけど。
もう一回見直したいな。あれもすっごい複雑なストーリーじゃないですか。
分かりづらい。
Mika Ueno
でも私が分かんないって言ったら、関さんがここのところを一回見ていただけで解説してくれたのがすごいなと思ったんだけど、
Mika Ueno
あれもう一回見ないと分かんないな。
Nobuhiro Seki
あれ連続で見たからですね、きっとね。
Mika Ueno
そうかもね。
Nobuhiro Seki
連続で見てるとまだ分かんないけど、ちょっと間開くと分かんなくなっちゃうかなと思うんですよね。
Mika Ueno
すごい複雑。
市場、攻殻史上稀に見る複雑じゃないですか、複雑さのシナリオ。
Nobuhiro Seki
複雑だし、なんかもうちょっと長くした方が分かりやすいんだけど、分かりやすくしなかったのか、回数の制限があるのか、それがよく分からないですけどね。
Mika Ueno
そうですね、すべてを説明してるわけじゃないですよね、あれね。
Nobuhiro Seki
それがまた、そういう残すことによる効果を狙っているのか、さばききれないのか。
最後も説明してないしね、どうなったかはね。もう一回見よう。
説明しないのはなんとくね、説明しないことによる説明みたいなところがあると思うんですけどね。
とか言うと見たくなるからちょっと危険なんですけどね。
なんで僕最近見てないかって言うと、うちの娘、あんまり目もほとんど見えなくてみたいな感じで、だから寝た後にヘッドホンして見てれば大丈夫だと思うんですけど、
昔より多分そういうのに反応するようになって、なんかやってると気になってきて、すごいちょっかいかけるようになってきたんで。
ちょっかいとかかけられつつ、見るようなもんじゃないじゃないですか。ストーリーが変わってくるようになってきて、
だから学校に行ってる昼間とかに休みを取って、6時間見るかみたいな、そういう世界にしないといけない。
それをやってみてもいいかもしれないですね。
Mika Ueno
攻殻ぐらいああいうストーリーとかやったら、続けてみた方が絶対いいですよね。
Nobuhiro Seki
こういうね、直感もあるとか、参考にしてみてくださいね。
はい。
そういう世界にしないといけない。
Mika Ueno
なるほどね。
Nobuhiro Seki
それをやってみてもいいかもしれないですね。
Mika Ueno
攻殻ぐらいああいうストーリーとかやったら続けてみたほうが絶対いいですよね。
分かんなくなっちゃうのもあるしね。
Nobuhiro Seki
分かんなくなる。
間1週間とか開くと分かんなくなる。
Mika Ueno
分かんなくなりますよね。
Nobuhiro Seki
一回どこで終わったっけみたいなやつ。
Mika Ueno
前回のあらすじをつけられてもおやっとみたいな感じになるからね。
連続のほうがいいですね。
Nobuhiro Seki
そうそうそうそう。
何の話だっけ?
Mika Ueno
攻殻のやつ、私タチコマ大好きなんですけど、
ちょっと強引に結びつけていきますよ。
タチコマの思考戦車のね、
あの形を彷彿とさせるものを見たんですよ。
こないだ見に行ったプロダクトデザインの展示会があって、
乃木坂のね、とこでやったんですけど、
全体をキュレーションされてるのが東大の山中俊二先生っていう、
スイカの改札機をデザインされた方なんですけど、
あの方がキュレーションされていて、
デザインとエンジニアリングといろんな試行とかっていうものを一緒にして、
作られたものっていうのが展示されてて、いろんなものがすべて美しい。
その中にロボットの展示のところがあって、
そのロボットの一つに左右に4つぐらい車輪がついてて、
形はなんかタガメみたいな感じの、
Nobuhiro Seki
カブトガニみたいです。
Mika Ueno
カブトガニか、そう、カブトガニみたいな感じの、
体長60センチとか70センチとか、
高さが30センチぐらいの地を這うロボットがいたんですけど、
それが動いてるとこの映像がくっついていて、
それがその車輪になってるところが最初ペタって水平になってるんですけど、
段差があるところだとそれが立ち上がったりするんですよね。
立ち上がって縦に回るような車輪になったりとかして、
それで動いていくやつなんですけど、
Mika Ueno
それを見たときに超タチコマじゃんとか思って、
Mika Ueno
これが巨大化されたら、もうそれしか頭に無くなりましたね。
ああ、これは素晴らしいと、巨大化が期待されると思いました。
Nobuhiro Seki
足の長さがミョーミョーとか長くなったり、
広がったりするっていうところまではスムーズじゃないんですね、まだ。
Mika Ueno
あ、そこのところは、例えば段差を乗り越えるときは、
高さを吸収するようなやつあるじゃないですか、車輪がね。
それはある。
だから5センチとか10センチぐらいのところは行けるんじゃないですかね。
車輪が上下して吸収するってのがありましたね。
Nobuhiro Seki
でもなんか今自分で言ったからかもしれないけど、
カブトガニしか見えない。
Mika Ueno
私もカブトガニだなとは思うんだけど。
Nobuhiro Seki
しっぽがついたら。
Mika Ueno
美しいカブトガニね。
Mika Ueno
その展示会で出したやつ、2つ印象的なのがあって、
1つは掃除機、ルンバみたいな掃除機なんですけど、
パナソニックとかが出しているやつで、
日本のやつって四角のやつもあれば三角のやつも出てるんですけど、
そこに展示されてたのはものすごく美しいメタリックブルーで作られている掃除機だったんですね。
それがあまりにも底光りするっていうか綺麗なブルーだったんで、
山中先生がデザインされているんですけど、
この色ってチタンの構造膜で作られてるらしいんですね。
掃除機のデザインと構造色
Mika Ueno
チタンって光の反射の屈折率が違うから、
それを2層にすることで、
表面ともう1個奥にあるものとの反射率が違うとこの色が出るらしいんですよ。
それが本当に綺麗で、私はこの掃除機に今見て話をしてますけど、
山中先生がデザインされた腕時計があって、
その腕時計にもその色が使われてて、
最初お会いしたときにあまりに美しくてずっと写真撮らせてもらったんですけど、
その青い腕時計も同じチタンの構造色って最初おっしゃったかな。
構造色なんですとかって言っていたんですね。
それが掃除機にデザインされていて、
お掃除機ではあるんだけども、
この色が美しすぎて見とれてしまうみたいな感じだったんですよね。
デザインっていうのはこういう力もあるんだな、
だから掃除機なんだけど、アートでもあって、
でも普段使うんだったら美しいもの使いたいなと思ったし、思わせてくれたし、すごいと思いました。
でもこれがプロダクトになったかっていうと、なってないみたいで、
大量生産するとかプロダクションのところまではいかなかったらしいんですけどね。
Nobuhiro Seki
それをまさに聞きたくて、
先に三角形のお掃除ロボットと、今時計も見てるんですけど、
これは時計とかっていうのは既に持ってる時計にこういう処理を施したのか、
こういうふうに。
Mika Ueno
これで作られた。
Nobuhiro Seki
作られたんですね。
もちろん大量生産じゃないんだけど、こういう生産を省量で作ったんですね。
Mika Ueno
そうですね。
このプロトタイプ、お掃除機もプロトタイプはできてるから作れはするんですけど、
売り方とか必要な量とかね、
そういういろいろなものとこのところでプロダクションまでは行ってないっていうことでした。
Nobuhiro Seki
コストなんですかね。
Mika Ueno
じゃないですかね。
結局売り出されたのは何色なんですかって言って、やっぱり白だそうなんですよね。
家電のとこ行ってもほとんど白とかちょっとグレーがあったりとか、
最近カラフルにはそれでもなりましたけど、
やっぱりまだまだ白みたいな感じですよね。
こういう色とかが出せるんだったら、
ほんとこれ綺麗だなと思って見とれてしまいましたね。
Nobuhiro Seki
確かにね、これだと白物が置いてあると家電なんだとわかりますよね。
逆に言うとね、こういうの置いてあるともしかしてこれってオブジェなのか思いますもんね。
Mika Ueno
確かにね、あまりに美しいとかそう思いますね、確かに。
Nobuhiro Seki
と思ったら急にヨキヨキヨキって足ができて歩いて、
そこに始めたら面白いですね。
Mika Ueno
面白いですよね。
これこそ本当なんかメタリックっていうかちょっとタチコマっぽい色じゃないですか、青のほうだからね。
Nobuhiro Seki
確かにそうかもしれない。
そういう遊びはね、やっぱりまだまだって感じしますけどね。
Mika Ueno
用事たくさんありますよね。
エンジニアリングとこのデザインとアート的な発想とっていうのが合わさっているなっていうの。
熱加工布と3Dプリンターを使った服の製作
Mika Ueno
いつも山中先生の展示はいつも思うんだけど。
でもう一個注目したというか面白いなと思ったのが布で熱加工する。
熱加工してその形を作っていけるっていう布だったんですよ。
昔懐かしい形状記憶布みたいなのあったじゃないですか。
高温を、これなんだっけな、蒸気だったかな。
高温の蒸気を当てるとその成形ができて簡単に元に戻らないっていうやつだったですね。
これがISSAY MIYAKEとかじゃなかったかな、確か。
そこのラボと山中研究室だったんですけど、触ったんですね。
したらこの結構気化学模様みたいな形を形作って、
それがシワというかウェーブとしてくっきりついていたんでとっても面白かったです。
だから一枚の布を縫製をしないで形として形作ると
それだけでジャケットができていくみたいな、そんな感じでしたね。
Nobuhiro Seki
確かにISSAY MIYAKEっていうか、プリーツプリーズみたいな。
Mika Ueno
そうそう、そんな感じ。
Nobuhiro Seki
すごいシワを使うじゃないですか。
Mika Ueno
ISSAY MIYAKEって言われて、なるほどって思いましたけどね。
動画を撮ったんで、ちょっと見ていただけると。
4つ目に動画が入っていて、サンプルが置いてあって、
基本1枚のペターっとした布なんですけど、
そこにこういう模様になるようにっていう型がついていて、
そこにたぶん蒸気を当てていくと、その型のように伸縮していくんですよね。
それを手触りで確かめるようなところがあって、
それ見たら結構くっきりついていて、
Nobuhiro Seki
これだったらデザインされて服として着ても耐久性はあるんだろうなと思えるようなぐらいの強度でついていたんですよね。
一緒にMITの研究室のコメントがついてますけどね。
Mika Ueno
次の投稿にちょうど同じような時期にMITの研究室が発表してた4D Knit Dressっていうニュースがあって、
展示会に行く前に見たんですけど、これも高温を当てて成形できるっていう布の技術みたいで、
これは本当にマネキンに1枚の布をストーンとドレス型にカットして、
これも縫製なし、布なしっていう。
ここに熱を当てていくとボディフィットしたものにもできるし、
Aラインのスカートにもできるし、他の違う形にもできるっていう。
一つのズドンっていう形のドレスを作れば、後の形はイカ用にも成形できますよっていうやつだったんですよ。
だから方向は似てるなと思いました。
ISSAY MIYAKEは確か蒸気だったと思うんだけど、こっちは熱でMITの方は3Dカットしてできるんですよね。
すごい面白いなと思いました。
ファッション業界とテクノロジーの結びつき
Nobuhiro Seki
これも洋服、工業製品にもそうですけど、洋服とかも結局布から作ると端切れがいっぱい出るじゃないですか。
端切れがいっぱい出るっていうのはすごいゴミになっちゃうじゃないですか。
我々の記事を見ると、ちょっと着てすぐスカイしてになるっていうところの問題って指摘されてるみたいですけど、
ファッション業界ってそういう意味で言うと本当に返品率も高いし、着てたやつもすぐ使わなくなっちゃうし、
エコではないみたいなやつがすごいずっと揺れてるじゃないですか。
こういうやつでもやっぱり端切れとかの問題とかもあるし、最近は少ないんですけど、
レザーとかだったりすると、結局レザーってことは生き物じゃないですか。
合成比較ではない場合は。
でもそれなのに、例えば僕が10年ぐらい前に聞いたのは、
時計のバンドとかの皮って結構多かったじゃないですか。
でも時計のバンドってすごいあれを作るのにいっぱいある中の結構端切れが残るらしいんですよ、あの形だけ。
綺麗にくり抜こうと思うと。
だからすごいロスが多いんですって話をして。
それは何のプレゼンだったかっていうと、だから比較を培養しますみたいなスタートアップのプレゼンだったんですけど、
要は比較の細胞を使って大きくしていけば、あんまり生き物殺さなくていいじゃんっていう話だったんですけど、
そこも10年前のときは結構お金集めたけど、
でもやっぱりそのときに、僕はちょうどニューヨークに行ったときにファッション業界が結構あるじゃないですか。
で、ファッション業界があってそういうことをやりたいんだけど、ニューヨークにはテクノロジー企業とかテクノロジーの大学がないんです。
だからそういうのをやりたいんだけど、組む相手がいないんですみたいなことを結構言ってて。
ニューヨークって実はテクノロジー大学ないんですよ、ほとんど。
ニューヨーク自身はね、たぶん大学の数が100近くあるんですけど、たぶんかなり多いんですね。
なんだけど工学部があるのが2つぐらいしかないんですよ。
工学専門の大学でもちょっとあるんですけど、でもすごい少ないんですね。
例えばアーキテクチャの学校あるけど、じゃあテクノロジースクールみたいなのありますかっていうと、あんまなかったりとか。
だからこういう話、当時は3Dプリンターで服を作りますみたいなね、もう10年くらい前の話なので恐縮なんですけど、
でもそういうのをやろうと思っても一緒にやってくる人いないんですよね。
その話した人はその後に、ボストンにある3Dプリンティング会社と、
当時は3Dプリンターはいいんだけど、服作るのに何か1個作るのに一晩かかりますみたいな感じで大量出てきませんみたいな。
だから作れないんですよねみたいな話をしてて、
その後に出てきたのは、だから3Dプリンターってすごい圧縮した形で作って、できたやつを引っ張ると服になります。
閉じた状況のやつをソフトウェアで計算して、それを最も短い時間で作れるようなプログラムで最適化するわけですね。
最適化してプリントする時間がすごく短くなるんですね。
プリントするの、この大きさゆっくりやってると一晩かかるけど、2センチの高さだったら1時間できますとか30分できますとか。
できたやつを引っ張ると、さも8時間かかって作ったようなものになります。
そういうことをしないと量産できませんっていう話をしてて、
でもそういうことをニューヨークにいる人は思いつかないんですみたいな話をしてて、
当たり前の人はバックラウンドしようからねみたいな話をしてて。
Mika Ueno
この4D Knit Dressとかも3Dプリンターで出せるところまで来てるんだけど、
4つ目の次元として追加されたのが熱で活性化する糸みたいなことだったらしいんですけど、
無駄も含めて大量に作って大量に売って、サイズもデザインもあらかじめ作って売るっていうのから、
こういう私の体に合ったものが欲しいです、こういうスタイルが欲しいですっていうところに応えられるようになると、
廃棄するものとかそういうものいらなくなるし、
最近ユニクロとかもそっちに転換してるじゃないですか、最近じゃないかもしれないけど、
用意したものを売るんじゃなくて顧客が欲しいものを売るっていう風に転換してるらしくて、
それでいろいろプロセスとかも変えてるらしいんですけど、
そういうところに関連するんじゃないかなと。
このWIREDの記事の真ん中の方に人がこうやって手を広げて立ってる図があるでしょ。
元になるドレスがあって、
そうするとこのバストから下が広がってるのもあるし、ピタッとしてるのもあるし、
いろんな8パターンに分かれ、それもいかようにもできますよみたいな感じで。
熱を与えればまたさらに作り変えることもできるみたいなこと書いてあったかな。
オーダーメイドするとめちゃくちゃ高いけど、そうじゃなくて、
それはテクノロジーで解決しましょう。
欲しいものを欲しい人に欲しいだけみたいな。
ファストファッションってこととは対極ですよね。面白いなって。
Nobuhiro Seki
あれですよね、まさにサイコパスのアニメね。
あれって服は投影するじゃないですか。
あれ、服着ないですよ。
Mika Ueno
あ、そうでしたっけ。
Nobuhiro Seki
だからよく偽装してるじゃないですか、いろんなものの見た目を。
あれって結局だから服を着替えなくていいっていう。
変なロボットみたいなやつも偽装して違う見た目とかしてるじゃないですか。
だからそれと同じですよね。
結局一個ズボッと着て、熱を与えて、今日着た服の形に変えるみたいな。
そんな話ですよね、きっとね。
Mika Ueno
そうですね。
Nobuhiro Seki
ちなみにそういうボディスーツっていうと、ZOZOが、懐かしいですけど、ZOZOが。
Mika Ueno
あー、ありましたね。スーツ、ゾゾスーツ。
Nobuhiro Seki
うん。で、あれ自身はね、ZOZOでやったときはダメだったじゃないですか。
なんかやったけどうまく履かれないみたいになって。
でもその後ゾゾスーツってアメリカではずっとビジネスしてて、
確か1年か2年くらい前に急にゾゾスーツの広告がむちゃくちゃ出るようになったんですよ。
Mika Ueno
ブランドはZOZOがやってるんですか?ZOZOに提供した元のテクノロジーの会社じゃなくて?
ZOZOがZOZOのものとしてピッタリしたボディスーツでしょ?
Nobuhiro Seki
そう。だからあれ自身はZOZOが子会社化なにかだったでしょ。
で、たぶんそのままでやってるんじゃないかな。
Mika Ueno
ニュージーランドの会社でしたよね?元にテクノロジー持ってたのが。
Nobuhiro Seki
たぶん同じ会社が今だにZOZOFIT。
Mika Ueno
あー、そうなんだ。
Nobuhiro Seki
で、たぶんずっとそのまま。
ZOZOFITのeコマース展開
Nobuhiro Seki
で、日本でのZOZOのeコマース用のやつは展開は、
僕も日本の実家に配ったやつを配ってもらったんで、
送られてきたのか、送られてくるはずだったのか忘れちゃいましたけど。
でもその後ずっとやってて、健康系にピボットしてたんじゃないかなっていう。
Mika Ueno
そうなんだ。缶ジュースのレモンスカッシュみたいなやつね。
ドットがいっぱい書いてあって。
Mika Ueno
私も取り寄せたけど、着ないままずっと持ってたっていう。
なんであんなにエキサイトしてたのかわかんないぐらい。
Nobuhiro Seki
あれが思った通り、来たらフィット取れて、
だったらまだ違ったんですけど、
なんかあの、もさっとした感じのやつが送られてきて。
Mika Ueno
結構手間ありましたね、あれね。計測するにもね。
Nobuhiro Seki
たぶんね、調べると、たぶんね、普通にZOZOFIT.コンペ。
最近っぽいっていうかちょっといいですか。
Mika Ueno
ボディマネジメントサービスZOZOFITの提供、米国で。
しかも22年に出てるリリースじゃないですか。
Nobuhiro Seki
なんかその時にすごい広告攻勢に合いました。
確かに今サイト見ても一番下に買うところになると、
Available in the US only って書いてあるから、
アメリカでしかやってないですね。
Mika Ueno
でも本当買うものからすると、こうやって自分のサイズがちゃんとわかっていて、
結構な精度でわかっていて、
オンライン試着できるんだったら、それに越したことは本当ないんですよね。
オンライン試着の精度と課題
Mika Ueno
私もすっごい思うもん、それ。
他の例えばUnited Arrowsとかいろんなところを見て、
試着っていうか、あなたの体にどれくらい合いますみたいなのあるんですよね。
あるんだけど、だいたい参考にならないんですけど。
Nobuhiro Seki
これやってるときに、
僕がニューヨークに来たときに最初、
ファッション業界系のスタートアップとかで話をいっぱいしてて、
その時に、いやこれができても、
結局メーカーっていうか、作ってるごとにサイズが違うじゃないですか。
例えばよくあるじゃないですか、女性だと何号とか言って、
このメーカーの何号は大きめとか、このメーカーは小さめとか言うじゃないですか。
だから結局測れても、
じゃあもっとちゃんとどこからどこの間何センチとか測るにしても、
そういうふうには測ってないんですよ。
つまり作ってる側がどこをどう計測するかっていうのは標準化されてないんです。
だから、たとえあなたの体のぴったりの大きさがわかっても、
このメーカーのこの服はどこからどこまで長さが何センチかってわからないんです。
だからマッチできないんですよって言ってて、
そこは逆に洋服作ってるところに1個サンプルもらって、
それを測ることによって、完全3Dデータとすることによって、
体と人がわかりますとか、そういうプランも作んないと、
結局今のほとんどの洋品店とか作ってるデザイナーとかは、
フル3Dデータがあるわけじゃないじゃないですか。
だからもうだいたいパターンやって適当に、
パターンやってこうやって作ってるから、
どこからどこまで長さが何センチですかってわかりませんっていうことがあって、
それが流通上のすごい問題なんですよって言われて、
なるほどって思ったんですけど、
それってBtoBの仕事なんで、
その会社がその後成功して、今は世の中がもっとそういうのが標準化されてるのかどうかっていうのは、
わからないのと、いまだにオンラインのリテーラーとかこういうのを使って、
ぴったりのサイズがわかりますっていうサービスができてないんで、
多分それはうまくいってないなと思うんですけど、
いくら人間側が測れても、洋服側がちゃんと3Dデータになってないために、
フィットするかどうかはやっぱりわからない。
Mika Ueno
わからないってことですね、なるほどね。
そうすると洋服側が対応するようになって、
ちゃんとオンライン試着とかバーチャル試着とかできるようになるんだったら、
買い物体験とかファッションというか、自分のライフスタイル変わると思うんですよね。
大いに違うようになると思う。
Nobuhiro Seki
絶対そうですよね。
Mika Ueno
ZOZO FITがアメリカでも続いていたっていうのが私は今日衝撃でした。
そうなんだ。
Nobuhiro Seki
アメリカでのみ頑張ってますって感じですよね。
Mika Ueno
頑張ってほしいな。
Nobuhiro Seki
やっぱりこれ、名前をFITにしてるってことは、見てるとフィットネスとか、
そういう方向に、洋服を買うっていうところにはもしかしたら使えないんじゃないかと思ったりして、
さっき言ったような話だね。
Mika Ueno
どうかもね、全体的にフィットネス系なテイストですよね。
Nobuhiro Seki
だから、自分の二の腕を細くしたいとかあるじゃないですか。
それがちゃんと細くなったかどうかわかんないけど、これでやるとわかりますかっていう、
そういうことなの?みたいな感じでちょっと今見てますけど。
Mika Ueno
体全体の計測とかね、そっちの方ですよね。
Nobuhiro Seki
でもまあ確かにね、こういうのはあるよりないじゃないですか。
結局自分の体ってほとんど身長体重以外測れないでしょ。
あと体重もしか。
だからこういうのがあるのは多分すごい良いことなんでしょうけど、
この会社は生きてるけど広告攻勢の後見てないから、
あとでお会社今どんな状況なのかまた見てみようかなと。
Mika Ueno
ぜひ調べておいてください。
Nobuhiro Seki
なんかいろいろ。
Mika Ueno
リンク貼っとこう。
Nobuhiro Seki
なんかあるんですよね、死んだと思ったけどどっこい生きてましたみたいな。
Mika Ueno
本当ですね。
Nobuhiro Seki
てな感じで、今日はよくわからない回でございましたけど、
Mika Ueno
まあプロダクト。
Nobuhiro Seki
最初は。
Mika Ueno
最初何でしたっけね。
Nobuhiro Seki
結構今回ライツの話が多かった気がする。
Mika Ueno
ジョジョの話をしつつ、タチコマの話になって、家電と、それから布のデザインのところになりましたね。
Nobuhiro Seki
最後になぜかゾゾが生きてたぞ。
Mika Ueno
でしたね。
Nobuhiro Seki
ジョジョからゾゾにって感じですね。
Mika Ueno
それは笑うべきところですね。
Mika Ueno
笑いますよ。
Nobuhiro Seki
夕方で疲れてるからね。
Mika Ueno
疲れてるっていうことにしましょう。
Mika Ueno
ということで。
Nobuhiro Seki
ありがとうございました。
Mika Ueno
はい。
31:25

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