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2023-08-04 26:44

Ep.23 暑さに疲れたら読みたい!心がおどる本

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びっくりするくらい暑い日が続きますが、お元気でお過ごしでしょうか。 真夏日には、よく冷やしたお部屋でゆったりと読書などいかがでしょう? 今回は、夏バテも吹き飛ばしてくれそうな、心が躍る本を紹介します。 【紹介した本】 ・小林聡美「サボテンのおなら」幻冬舎文庫 ・マリヤ・バーハレワ(著)アンナ・デスニツカヤ(絵) ⁠岡根谷実里⁠ (訳)「世界の市場 おいしい! たのしい! 24のまちでお買いもの」河出書房新社 ・E.L.カニグズバーグ(作)松永 ふみ子(訳)「クローディアの秘密 」岩波少年文庫 ・萩原康夫、吉田譲 他「土の中の美しい生き物たち 超拡大写真で見る不思議な生態」朝倉書店 【よりぬき】 ・ ライトに読めて思い切り笑える本 ・ 海の生物学者だから気づいた小さな誤植

・ リアルに感じられる冒険物語

・ 苦手意識のある人にも触れてみてほしい本

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生物学者と書店員のインターネットラジオ、本の虫のススメ。
本を偏愛する生物学者の椿と、書店員の佐藤が、本にまつわるあれやこれやをゆるっとお届けします。
はい、今回も始まりました。本の虫のススメ。本の虫のススメ。早いものでもう23回です。早いね。
ありがとうございます。なんか結構、継続して聞いてくださってる方がたくさんいるの。
いやー、ほんとにありがたい。
ね、ありがたいですね。
ね、いつもなんか聞いてくださってる、なんですかね、ポッドキャスターズというアプリで配信してるんですが、これを見てニヤニヤしてます。
はい。ホームスリスナーって呼ばせていただいてもいいのかな?
いいとも。
ね、の方、ありがとうございます。本当に。心強い。それでね、モチベーションにもなってるので。
ね、励みになってます。
はい、励みになってます。ありがとうございます。
ね、なんか一言でもいいので、コメントとか是非是非Twitterでもいつでもお待ちしてますので、よろしくお願いします。
もしTwitterでつぶやいてくださるときは、ハッシュタグホームスっていう風にハッシュタグつけていただければ、拾いに行きますので。
本は漢字で、むがひらがなで、すがカタカナで、もしできれば投稿していただけたら嬉しいです。
はい、お願いします。
お願いします。
というわけで、今日はね、暑い日が続く中で、ちょっとポジティブな気持ちになりたいななんて思って、テーマを考えました。
はい。
今日のテーマは、心踊る本。
心踊る本。
イエーイ。
イエーイ。
というわけで、読んでて楽しくなる本を2人で2冊選んできました。
はい。
早速ですが、さとぅさんに、じゃあ1冊目を紹介してもらおうと思います。
はい。
さとぅさんの心踊る本は何でしょうか。
はい、まず私が紹介したいのは、タイトルからしてもいいんですけど、サボテンのおならっていう。
ごめんなさい、今さとぅさんが手に持ってて、そっち見てタイトル言う前にちょっと笑ってた。
ね、面白いよね。
どんな本?
前々回で、プールっていう漫画を紹介したんですけど。
夏におすすめのね、さとぅさんの漫画。
そのプールの映画にも出られてる、小林さとみさん、女優のさとみさんが書かれてるエッセイですね。
短いエッセイがたくさん書かれてる本なんですけど、
この本のいいとこは、すごい何も考えずにお腹抱えて笑える。
大事、大事、そういう本。
読んでるうちに、自分が抱えてる悩みとか、もう絵はどれも絵はみたいな気持ちにさせてくれる。
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ゆるい感じ。
ゆるい感じの本ですね。
なんかイラストが結構あるのかな、中に。
そうですね、ひらのえりこさんっていう方が絵を担当されてるんですけど、
結構なんかすごいゆるい感じの手描きの絵がたくさん書いてて面白いです。
で、この本は小林さとみさんがメキシコに旅行に行かれたときに。
だからサボテン。
そうそうそう、そうなんです。
メキシコで出会った動物とか人とか、なんかそういうような。
かわいい、ワンちゃんの絵が。
そうですね、メクって結構すぐにゆるいワンちゃんの絵が書かれてるんですよね。
そのメキシコの犬がすごい自由になんかいろんなとこ歩いたり座ったり寝たりしてて、
その生き様がかっこいいなって思ったみたいな話とか。
情熱のブラジャーっていうタイトルで、メキシコのブラジャーがすごい存在感がすごくて。
日本のブラジャーとかだと、かわいらしかったり繊細なものが結構多かったりするんですけど、
このメキシコのブラジャーは、とにかくとりあえず履いてちょうだいよと言わんばかりのデデーンとした存在感のある大きさ。
なるほどね、確かに大きくなる方多いもんね、メキシコは。
そうそうそうそう。結構キャッシャーな人が日本人が多いので、その差が結構面白かったりとか。
デカブラ、デカパン姿で、貫禄なるマネキン人形が私を見てきますみたいな話が書いてたりとか。
とにかく出会ったその面白いものたちを、小林さとみさん自身も優れたユーモアを持っている方なので。
文筆もされてたんだね。
そう、実は文筆もされてるんですよね、この方。
文章も本当に面白いし、見てきたみたいに自分もメキシコに行ったみたいに感じられる素敵な本です。
なるほど、読むみたい。さらっと読めそうなのもいいですね。
すごくさらっと読めるので、電車の中のちょっとした5分10分でも楽しく読める本だと思います。
メキシコのこととか私らあんま知らないし、それを楽しく知れるのも良いというか楽しいでしょうね。
という感じで、私は一冊目サボテンの奈良を紹介させてもらいましたが、椿さんはどうですか?心躍る本。
いやすごいね、迷ったんですよ。やっぱりね、いろいろあるから。
で、その中でまず一冊目、自動書はサテューだけの特権じゃないぞというわけじゃないですけど。
お、自動書だ。
世界の市場、美味しい楽しい24の街でお買い物っていうマリア・バーハレワさんっていう人が文章を書かれてて、
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イラストはアンナ・デスニツカヤさんっていう方が書かれてて、またなんかイラストもすごく本当に可愛らしくて、
でもなんかその市場ってやっぱりどこもごちゃごちゃしてるじゃないですか、そのごちゃごちゃしてる感じがなんか書き込まれてて、
なんかね、見てると行ったような、行きたくなるような気持ちになるね、楽しい本なんですよ。
で、タイトルの通りなんですけど、世界中の24個の市場を巡って、市場で売ってるものとか料理とかを紹介してるっていう本なんですね。
で、基本的に4ページか。で、一つの市場を紹介したりとか。
まあ市場によってさかれてるページ数は違うかな、違う感じするんですけど。
でもそうやって24個の世界中の、ヨーロッパが多いんですけど、中国とかタイとかアメリカとか南米も紹介されてて、すごい楽しいんですよね。
やっぱその児童書っていうこともあって、すごい絵が大きく書かれているので、見ててすごい楽しいですね。
そうなんですよ、楽しいんですよね。で、最近犬を飼ってて、なかなか海外とかってね。
行けないよね。
そうそうそう、行けなくなっちゃって。でもなんか昔は結構海外行ったら、市場に行くのが私すごい楽しみだったので、その時のすごい楽しい気持ちとか思い出したりとか。
で、まだね、行ったことのないような、想像がつかないような場所とかだと、どんな感じかなってこう想像したりとかっていう余地が、写真よりもやっぱり絵の方があるんですよね。
で、それをなんか想像したりして、すごい楽しい心躍る本だなと思って。で、それになんかちょっとしたレシピみたいなのを書いてるんですよ。
全然やらないんですけど、いつか休みの日、時間があるときにやろうとか、そういう身近な妄想もできて、
遠い、行ったことのない国の市場の想像もできて、すごい二重に、明日にもできる料理の妄想と。
自分たちがその国を思い浮かべた時にイメージする料理とかってあると思うんだけど、インドだったらカレーみたいなさ、でもなんかそうじゃない、本当にその地方の人が食べてる料理みたいなのが結構紹介されてて、すごい面白いね。
これ、お子さんがいる人はもちろんですし、そうじゃなくても、ちょっと海外に行った気になれるじゃないですけど、やっぱ市場って本当その国の素顔みたいなところがあるじゃないですか。
これすごい誠実だなと思ったのが、アメリカの市場、マーケットも紹介されてるんですけど、アメリカ人はほとんどマーケット行きませんって書いてて。
誰が行くかっていうと、自然志向とかで、取り立てが欲しい人とか移民の人で、もともと市場に行くっていう文化があった人が行くところですみたいなことが書いてたりとかして、
そういうところもなんかすごい誠実というか、信頼がおける感じがして、何ていうの、過剰にさ、伝統伝統みたいな感じでもなくて、今の世界旅行してるじゃないけど、そういう感じでね、楽しい。
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本当だね、ほとんどのアメリカ人もスーパーに買い物に行くって書いてる、第一文明が。
それ結構ね、痺れた。
で、その上でってことやね。
そうそう、でも市場っていうのはあってっていう。
なんかあの、今ちょっとその本をね、実際に見させてもらってるんですけど、フランスのところで、メスクランサラダっていう、なんかあんまり日本の、私たちはなじみのない、プロバンス地方でミックスサラダって意味なんですね、メスクランっていうのが。
なんで後からちゃんと読んでないの?
でもそのステージは、絵は覚えてる。
なんかこう、いろんなあの、
楽しくなるのよね。
リーフレタス、ルッコラとか、いろんなサラダの作り方とか、本当にその、市場に行って、ここで野菜とか買って作る人の料理だなっていうものが紹介されてるね、これはね。
なかなかいろんなね、旅行とかができない事情はいろいろあるので、
そういう時にもいいですね。
そうなんですよ。この妄想を広げる、この微妙な、微妙なっていうか、絶妙な描き込み具合のこのイラストがまたね、いいんですよね。
この軒先にさ、ニンニクとか唐辛子とかが吊り下げられてる感じとか。
まだ字がそんなにっていうお子さんでも、なんかちょっとウォーリーを探せじゃないですけど、このイラストの中にワンちゃんが2匹います、探してみましょうみたいな。
結構細かく描かれてるよね、絵がね、人も人物も。出てくる野菜とか、食べ物。
1個ね、語訳があってね、ちょっとこれは完全に専門家目線なんですけど、ツッコミたくて言っていい?
マテガイっていうのが、サンティアゴ中央市場で売られてるマテガイっていう、結構その、南米の方って、
フジツボとか貝とか、結構ね貝産物をいっぱい食べるんですよ。でそれ自体は、うんうんって感じなんですけど。
それがね、マテガイって書かれてるのが、多分ナバハスっていうのがスペイン語でマテガイだから、それをそのまま訳さはったんやと思うんやけど、
同じ言葉を当てられたキヌタアゲマキっていう貝があって、結構ね、日本でも食べるんだけど、形的に多分これキヌタアゲマキなの。
えぇ、そうなんや。わからへんね、そんなの。ほんとに研究の方じゃないとなかなかね。
そうそう、でもなんかね、そんな、あの、ちょっとしたところに気になったりもしたけど、それはもう病気だから。職業病だから。
まあまあ、研究の方やからわかる視点やな、それはな。そっかそっか。
そっか、ねえなんか、駄足です、最後。
いえいえ。じゃあ川で処方針者の方がもし聞いてくれましたら。
次からこれキヌタアゲマキで。
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キヌタアゲマキかね。えぇ、そうなんや。
キヌタアゲマキって言われても、あんまね、知らないもんね。
そうでしょ、だと思う。
まて貝って言ったら、ああってなるけど、えぇ、なるほどね。
だからそこもね、なんか結構やっぱ、文化の、文化っていうか、あの、獲れる海産物の違いかなと思ったり。
なるほどね。
ちょっと勉強にもなったりしつつ。
いやいやいや。
ちゅるさん、2冊目はどういった本を紹介してもらえますでしょうか。
2冊目、あの、ちょっとまた児童小説で続いちゃうんですけど。
2冊目はですね、えっと、クローディアの秘密っていう本を。
えっと、この本はあの、いわなみ少年文庫から出てる本なんですけど。
えっと、クローディアっていうその女の子と、その弟が家出を企んで。
すごいその家出が壮大っていうか、こう、緻密に計画のねって家出をするんですね。
で、木を隠すには森の中みたいな、じゃないけど、子供が2人でいても不自然じゃないところっていうのをクローディアは賢い子なんで考えて。
で、ニューヨークのメトロポリタン美術館の中に隠れ住もうっていう風に。
すごいね。
まあ、クローディが小学生の確か中高学年ぐらいだったと思うんですけど、弟が6歳とか7歳とかそれぐらい。
一応自分で考えたりとかはできるぐらいの年なんですね。
で、美術館だったら、あの昼の間だったら子供たちが一人二人で行動してても全然おかしくないし、食堂でご飯食べててもおかしくないし、みたいな。
で、計画を練るんですけど、そのメトロポリタンの美術館の中でちょっとある不思議というか謎を見つけてしまって、そこからちょっと謎がどうなっていくのかっていうような楽しさもあるもんなんですね。
なかなかその、なんかさ、子供の頃なんかにね、この学校の中でみんな帰った後に泊まったらどうなるんやろうとか、特別館に夜に行ったらどうやろうとか。
子供の頃ってやっぱり夜とかそんなに出歩いたりしないから、すごい特別感があるよね。
泊まるとかいうことに対して、もう今やったらさ、終電逃したらホテル泊まるかみたいなさ、だらしない夜との付き合いも長くなってるからさ、そういうところあるけど。
なんか特別感が全然ないよね。
子供の頃はあったでも確かに。
暗い中歩くとかさ、それだけでもなんか。
そう、なんか大人がいない状態で子供だけで夜に何かをするっていうことがすごい冒険だったじゃない。
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その時のなんかドキドキする感じを思い起こさせてくれる。
なるほど。
ちょっと足りないものとかキャベツとかを近所のスーパーで買ってきてとか、たまにね言われることがあったりして。
で、今思うと、今ほどスーパーもさ、夜中までやってるわけじゃないから、きっと早い時間だったんだろうと思うんだけど、それで一人でキャベツ買いに行ったりしたことすごいよく覚えてる。
暗い中。
たぶんそういったことをみんな子供の頃一回は考えたことがあると思うんですけど、それをこの本で言うとすごくいいなっていうところは、
お化けが出るとか何かが動き出すみたいな、そういうファンタジーじゃない、結構現実的にどうすれば見回りの人に見つからないかとかを考えるとか、
すごい現実的だけどワクワクする冒険っていうのをやってるっていうところで入りやすいんじゃないかなと思うんですよね。
確かに確かに、みんなのね妄想の延長線上にあるような感じだったね。
で、そのちょっと謎が出てくるとこも、別にいないはずの人の声が聞こえてくるとかそういうことじゃなくて、
現実にもしかしたらありそうかもっていうような謎が起こるので、どうなるんやろどうなるんやろっていうのもすごいページが見くれてが止まらない。
っていうあの面白い作品ですね。さあ椿さんラスト一冊、ゴホロードルフなんでしょうか。
これはね、被る心配がないと安心して持ってきました。土の中の美しい生き物たち。
被らないね。
超拡大写真で見る不思議な生態。朝倉書店から出てる土の中にいる小さな生き物たちの写真集というか、図鑑というかですね。
土の中っていうと、皆さん結構やっぱりまずミミズとかは想像されると思うんですけど、もちろんミミズも載ってて、ミミズって一口に言ってもこんなに多様なんだっていうのも、
まあまあまあこの本はそんなにミミズ載ってない。まあでもミミズとかだけじゃ全然ないんですよね土の中って。
ちゃんと見てみるとこんなに多様な生き物がいるんやっていうのをすごいね感じられる本で、
例えば私たちカタツムリって、梅雨時に葉っぱの上を歩いてるみたいなイメージじゃないですか。
結構その土の中というか、湿った葉っぱをひっくり返したりしたら、小さいカタツムリがたくさんいたりするんですよね。
そういうのの写真とか、ほらこんな繊細な美しい形した貝類とか。
結構ねその小さな生き物って、形がすっごい繊細なものが多いんですよね。
それをこうクローズアップしてみると、すごいなんかツヤツヤのキャンディみたいなやつとか。
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もうね美しくて、東京都板橋区とか。
めっちゃ短いな。
そうめちゃ都会なんですね。
そんなところにも、私たちはただ土は土やなって感じで、一個打にせずに歩きすぎてるんですけど、
それをこう撮ってきて、この中何がいるかなっていうのでじーっと見たら、
これだけ美しくて多様な世界が広がってるんやっていうのを考えると、本当にすごいワクワクするんですよね。
これとかももうなんかちょっとディズニーみたいな、イボトビムシっていうやつなんですけど、
トビムシって昆虫なんですけど、羽のない昆虫で。
サーモンピンクのような色ですね。
かわいいんですよ、なんかブツブツしてて、食覚もなんか不器用な感じで短くて、すごいかわいい。
かたつむりの食覚を叩いて短くしたみたいな。
そうそう、トビムシ系はもうめっちゃかわいいんですよ。
トビムシってよくピョンピョンピョンってすごい飛ぶからトビムシ系なんですけど。
そういうことなんや。
英語ではスプリングテイルって言うんですよ。スプリングってバネのスプリングで。
あーそっちね。
ピョンピョンってすごい飛んでね、顔に当たったりとか。
土を見てたりするんですけど、見てるときには結構、それこそミミズ探してるときとかって、ペッペッて顔に当たったりして。
なんか鬱陶しいなって思うんですけど、こんななんかじーっと小さく、本当にそのサイズで見てみたらこんなに綺麗でかわいい世界なんやっていうのは、
私もすごい驚きでしたね。もっとちゃんと見てみようって。
カメラに興味ある人は役立つかなって思うような。
小さい生き物を撮るときにはこうしたらいいよっていうような方法とかも書いてたりとかして。
そのやっぱり、結構珍しい生き物って言ったら、みんなすごい遠くを想像するじゃないですか。
マコウクジラとか、キリンとか。
なんか海外とかのね、ジャングルの中みたいな。
そうなんですけど、これの本当に心躍るワクワクするところは、すごく身近。私たちが踏みしめてる土の中にこれだけ可愛らしい生き物がいて、
なんか子供なんか産んじゃったりして、日々の暮らしをしてるんだって思うところがすごいワクワクするんですよね。
もう本当に可愛いのオンパレードで。
小さくなると生き物、結構目がグロくないっていうか、テンみたいな。
それもまた可愛いんですよ。ぬいぐるみっぽいっていうか、ゆるキャラっぽいっていうか。
それを見て、土の中にもこんな営みがあって思うと、この世も捨てたもんじゃないなみたいな気持ちになるんですよね。
なかなかパッと見にはわからない、すごい細かい模様とか色とかもね、見られていいですね。
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そうなんですよ。結構ね、子供用の学研みたいな顕微鏡とかもあるじゃないですか。
ああいうのでも結構ね、土取ってきて見たらいろいろ見れると思うので、ぜひぜひ子供がいる方とか試してほしい。
今、椿さんに本を貸してもらって、ちょっとパラパラ見させてもらってるんですけど、意外にすごいダニーがすごい可愛い。
ダニー可愛いよね。
可愛いね。
そうなのよ。
気づいた?
気づいた。ほら知らな、結構前の回でニキビダニーの話をしたんですけど、やっぱりCMとかでさ、顕微鏡で見るさ、とにかく悪者みたいなさ、グロテスクみたいな。
そっちのちょっとなんか悪印象が少し私の中であって、グロテスクのイメージがあったんですけど、なんか丸いボタンみたいな、ツヤっとした赤い丸いボタンみたいなダニーがいたりとか。
そんなんさ、でもさ、グロい部分切り出そうと思ったらさ、あたしらもいくらでもグロいやんか。
口の中とかもかなりグロいよ。
そうやんね、やっぱなんかどういう切り取り方をするかっていうとこで印象が全然変わっちゃうんだなって。なんかその水、なんかなんて言ったらいいのかな、なんかしずくみたいな形の見た目の子がいたりとか。
とにかく可愛いやつがこんなにいるんですよね。
だから勝手に気持ち悪いとかって思ってたものの印象が変えてくれる本かもしれないね。
それもそうかも確かに。で、なんかそいつらが身近にいるって思うとね、なんか本当に救われる気がするんですよね。
やっぱり都会ってそれこそ全然自然がないみたいなさ、風に思っちゃったりもするけど。
実際ないんだけど、でも全然ないかっていうとゼロではなくて、土の中とか本当に無視してるところには何かはいて、そこで私たちに無関係に命をつないでいってるって思うと、なんか楽しい気持ちになるなと思って。
たまにね、すごい、ああーって、自然の中にちょっとでも行きたいみたいな気持ちになる時があって。
海が結構好きなので、とにかく何でもいいから海を見たいと思って、つい先日横浜の海を見に行ったんですね。
で、だけどその横浜の海の色が、赤レンガ倉庫と同じ色だよ。
それついてないね。
赤出汁のなんか味噌汁みたいな色にしてて、ああーっと、やっぱ横浜って都会やしなって思ったんやけど、
でもなんかその、赤茶色のね、サビ色のね、海の波打ち際に貝がびっしりこう、
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かけとか。
ついついてたりとか、あとクラゲが泳いでたり、魚がいっぱいいたりして、やっぱりなんか生き物ってたくましいなって思ったら、すごいなんか救われた気持ちになった。
だから、やっぱりその、ね、あの都会で生き物と関わりないように思ってもさ、普通にみんな天でバラバラにちゃんと生きてるんやなって。
そうやね、バラバラかつ遠い輪っかで多分つながりながら。
あ、そうそう、つながりながらね、関わりながらね。
それがまた素敵だよね、救われる気持ちになる、ほんとに。
ね、ほんとに。
見入っちゃうこれ、ほんと好きな本なんだ。
ちょっとあの虫がそもそも苦手っていう人はあれかもしれないけど、でもなんかその、もしかしたら苦手っていう人ほど見たら印象変わっていいんじゃないかなって。
意外感あるかもしれない。
ちょっとなんか、なんだろう、キャラクターっぽいみんな。
あ、そうなんよね。
こんなんいるんやみたいな。
だから多分その、私たちが受けてるような重力の制約とかがだいぶこうゆるいから、体が小さくてとっても軽いから、すごい多分自由度が高くて。
それがこう、可愛らしさ、この世ならざる者感につながってて、すごく可愛いので、ぜひぜひ心、土の中に踊らせてみてください。
という感じで、いろんなジャンルで心踊る本ということで、今回は紹介しました。
多様なジャンルになって嬉しい。
また皆さんの心踊る本もTwitterなんかで教えてもらえると嬉しいです。
知りたい知りたい。
ハッシュタグつけてもらえたら。
見に行きまーす。
見に行きまーす。
じゃあまた次回も楽しみにしていただけると幸いです。
ありがとうございました。
良い読書体験を。
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