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生物学者と書店員のインターネットラジオ、本の虫のススメ。
本を偏愛する生物学者の椿と、書店員の佐藤が、本にまつわるあれやこれやをゆるっとお届けします。
今回も始まりました、本の虫のススメなんですけど、なんか気になるものが、いまちょっと目の前にあって。
椿さん、その腕につけてる大きい、めちゃめちゃ大きい腕時計みたいなの、それ何ですか?
聞かれまちでね、つけてきた。
そうなんや。
かわいいけどね、なんか色合いが紫とピンクと緑の3色で、なんかZショックより大きい腕時計みたいな感じやねんけど。
かわいいでしょ。
ラバーみたいなね、素材の。
そうそう、ちょっとね、スマートウォッチ。スマートウォッチにしたら。
スマートではない。
でかい。
けれど。
これね、時計じゃないんですよ。
何なんですか?
タマゴッチ。
タマゴッチなのね、それ。
タマゴッチ、懐かしい。
懐かしいでしょ。
90年代の終わりぐらいに、たしか流行ってたよね。
そうそうそうそう。
それが、家電量販店にね、行ったのよ、先日ね。
で、ぶらぶらしてたの。
具体的には、ガンダムのプラモデル、通称ガンプラを探しに行ったの。
そんなご趣味もあられるんですね。
っていうかね、まだ違う話になっちゃうんやけどさ。
最近、ガンダムシードの映画やってるの知ってる?やってた?
知らない。
もう終わってるかな?
知らない。
終わってると思うんやけど。
ほとんどの劇場で。
で、それを見に行ったのよ。
私、イザークジュールっていうザフト軍のオカパが好きで、好きなキャラクターがいたということ。
でも最近見たんだけどね、シード自体は。
シードすごい面白いので、またみなさん見てください。
はい。
何の話だっけ?
タマゴッチだよ。
タマゴッチ、タマゴッチ。
ダメだ。
ガンプラ探しに行ったら、おもちゃ売り場じゃないですか。
そしたら、タマゴッチが置いてて、触れるようになってたんですよね。
今ちょっと流行ってるんやんな。また復活して。
そう見た。私も知らんかったんやけど。
それで触れたから、触ってみたら、タマゴッチって遊んだことある人は覚えてるかもしれないんですけど、3つのボタンで操作するんですよ。
本能が3つのボタンを覚えてて。
そうだね。小っちゃい頃の記憶。
そうそう。触った瞬間に全然遊べて。
で、めっちゃかわいいんですよ。カラーだし。
でもなんかドット感。
カラーになってるんや。
元は白黒やったもんね。
そうそう。画素数も上がってるけど、ドット感は失われてなくて。
ほんまやほんまや。
めっちゃかわいいんですよ。
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かわいいね。
で、昔のタマゴッチは部屋とかなくて、空間みたいなところで。
空間。そうやね。なんかタマゴッチだけがいたよね。
そうそう。なんやけど、今は部屋とかあって、リビングがあるでしょ。で、リビングのこの室内も変えれるね。
ちょっとゴシック風みたいにしてんねんけど。
この前はなんかちょっとアラビアンな感じにしてるんやけど。
そんな種類あるんやね。
そうそうそうそう。で、お風呂とかトイレとかもあって、ユニットバスなんやけど、私セパレート派。
あ、セパレート派。
かわいくってさ、それも寝室もかわいいし。
え、お風呂入ったりすんの?タマゴッチは。
あ、入るよ。入るの見る?
え、見たい。
女子高生みたいだって。
ほんと?めっちゃかわいいね、お風呂。ちょっと待ってな、今うんこしてたからちょっと。
うんこなんてよくないな、ちょっと排泄の処理を今したんですけど。
え、それもどうなんや。
ダメ?
あー、えっと今お風呂入ってる様子見せてもらったんですけど、すごいなんかバスのバスタブの中であわあわになって、なんかすごい綺麗になって喜んでるタマゴッチが。
かわいいやろ。
かわいい。
そう、かわいいの。で、アクセサリー、頭のかぶりものとか、背中に背負うものとか、なんか体に装飾するものをつけたりもできて。
へー。
でも一番びっくりしたのがこれもうWi-Fi搭載で。
えー、そんな進化してんの?
そうそうそう。
はー、Wi-Fi。
そう、あの、タマバースっていう。
タマバース?メタバースみたいな。
そうそうそう、タマゴッチ版メタバースに行くこともできて。
え、え、じゃあそこで交流したり、交流っていうかなんか合わせたり。
あ、メッセージ送ったりはできないんやけど、あの、タマゴッチのひんぴょうかい、ひんぴょうかい?
ひんぴょうかい?
みせびらかしかいみたいなのができて。
みせびらかしかい。
で、ハートとかいいねみたいのは送れる。
あ、へー、あ、そっかちっちゃい子向きやからあんまそんなね、SNSみたいになったらあれだから。
そうそうそう、ただいいねの数とかは見れて、
へー。
うれしいなみたいに。
すごー。
すごいの、でもこれびっくり、一番びっくりしたのが、
あの、そのタマバースに大人になってから、
タマバース、うん。
あの、タマゴッチって進化するんですよ。
はいはいはい。
赤ちゃん、
赤ちゃんから。
幼年期、少年期、大人みたいな感じで進化するんですけど、
大人になってから、
うん。
タマバースに行ったら、
うん。
1日に1回、
うん。
タマッチングパーティーっていうのがあって、
なにそれ、マッチングパーティーってこと?
そう、そう、そう、そうなの。
で、4タマゴッチ、4個体が提示されて、
そん中でデートできるの、1匹と。
合コン、マッチング合コンみたいな感じか。
そうそうそう、マチコンみたいな、よくわからんけど。
マチコン、うんうんうん。
メタバースの、それで、
うん、え、それって実在のってことやんな、その、
多分ね、よくわからんのやけど、そこのシステムは。
あまりにもスピーディーやから、わからんねんけど。
でも、デートできるのよね。
へー。
で、デートして、
うん。
で、私、1代目のとき、そんな新しいというか、初めての機能やからさ、やりたいやんか。
うん。
で、デートしたら、プロポーズしますかって言われて、
いや、スピード早いな、みたいな感じで。
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マッチング1回目でプロポーズ。
そうそうそう、で、え、どうなんやろ、まあでも、1回するかと思って。
悪い気持ちで、まあ、なんか、卵乳子育てもいいんじゃない?ぐらいの気持ちでしたのね。
うん。
で、プロポーズしますか?はいって言ったら、本当にしますか?って言われて。
え、そんな。
え、そんな、そんな感じ?って思って。
思い思い思い思い。
でも、まあ、まあ、するかなと思って、プロポーズしたんよ。
うん。
そしたら、
うん。
すっごい派手な結婚式が始まってさ、
あははは。
みんななんか、祝ってくれて、なんか、あの、が、なに?
え、それ祝ってくれてるのは、他の卵乳が祝ってる?
そう、あんまり会ったことない卵乳たちなんやけど、みんなすごい祝ってくれて。
会社の知り合いとかの感じやね。
そんな生臭くない?なんか、あの、車に乗ってるのに、あの、凱旋パーティーみたいな。
へー、あの、カランコローンみたいな、カンカン、カランコローンみたいな。
そうそうそう、もうなんか、高速レベルのやつをやってくれるの、結婚式ね。
うん。
で、すごい、あ、ハッピーやなっていう気持ちで、画面が暗転するのね。
うん。
で、暗転して、
まさか。
え、どうなるんやろ?と思ったら、
うん。
画面に卵だけになっててさ。
生まれた?
おらんの、親。
え、親どうなんの?
メモリーに入ってた。
メモリー?え、え、じゃあ親はもう、それでさよならっていうか。
そうみたい、だから繁殖したら死ぬタイプの、
ひぃー。
あれみたいで、まあそういうの多いやん。
生き物で?
うん。
うん、そうやな。
だから卵っちもそうやったみたいで、私知らんかったんやけど。
えー、悲しい。
そう、子育てしようと思ったんやけど。
ね、なんか3匹でなんか、おわいわいみたいなね。
そう、並んで可愛いかなと思ったら、
シビア。
卵だけ。
めっちゃびっくりしてさ、
そこのさ、プロポーズしますか?本当にしますか?からさ、
あー。
5分も経ってない間もできるというね。
なんやったらさ、マッチングパーティーに行ってからさ、5分ぐらいやで。
やばいやばいやばい。
もうすごいめっちゃびっくりしてさ。
もう世代交代になってしまったね。
そうそうそうそう、え、まだちょっと一緒にいたかったなみたいな。
でも気持ちを切り替えて今そうです。
えー、だから本当にしますか?ってお別れになっちゃうけどいいですか?ってことやってるな。
そうそうそう、そんなこと知らんかったからさ、びっくりして。
えー、今そんななってるんや。
めっちゃびっくりした。
でもこれ友達とも繁殖させられるらしいから、
さっとゆさんもやりたいね。
めっちゃ可愛いよ、久々に見たら。
実はたまごっち久しぶりにやりたいなって、これを家電量販店で見つける前から思ってて。
だからそのたまごっちの怠惰みたいのが私の中であってさ。
怠惰、なるほどね。
アプリでないかなと思って。
あー。
iPhoneで実はちょっとダウンロードしてんけど。
あ、あるんやアプリでも。
あんねんけど、全然なんか違って、高解像度版って言うとなんかすごい滑らかな曲線で描かれた、解像度の高いたまごっちで。
そういうのはたまごっちじゃないよね、なんか思い描いてるね。
そうやね、ちょっと違うなと思って、なんか思い出は美しいままでとか思って、なんか削除したんやけどさ、アプリ。
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それからほどなくして、こんな出会いがあって。
へー。
買っちゃってさ。
その、あの、もともとの丸いたまごっちにラバーみたいなケースがついてて、それが腕時計型になって、ベルトになってるっていう感じなんよね。
そうそうそうそう。
私大人でつけてかなりでかいね、これ子供がつけたら。
本当にでかいよ。
確かにね、そうやろうね。
思うんですけど、でもめっちゃ可愛くて。
しかもこれ時計にもならんことはないんですよ。
あ、そうなんですか。時刻表示できるんですか。
そうそう、ただなんかそれをデフォルトにできたら、ほんまに腕時計にもなっていいんやって思ったんですけど、それはなぜかできなくて。
なぜや。
一回ホーム画面みたいにいってから、なんか一個ボタンを長押ししたら、ほら可愛くない。
あ、可愛い。たまごっちが3匹ぐらいニコニコしてるのが描かれてますね。
その時計画面もあったりして。
まあ時計画面にしちゃうと本当に時計になっちゃうもんね。
そうそうそうそう。
へー面白い。
めっちゃ可愛い。
なんかやっぱり椿さんは楽しむことの天才ですね。
前から思ってたけど。
そういうのね、懐かしい人も懐かしくない人も結構本当に可愛いんで、ぜひおすすめって言っていいのかな。
いいんじゃないですか。大人でも楽しめる感じがするしね。
そうそうそう昔と全然違う。あ、そういえば全然違う機能といえば、
またたまごっちの話がある。
いいんかな。漫画編にしたほうがいいかな。
いいと思ういいと思う。
じゃあちょっとたまごっちの話しますね。
買ってるたまごっちがさ、自分でSNS更新するのよ。
今っぽい。
今っぽいよ。
可愛いねん、毒がないSNSして。
なんかこんな子供の頃からスマホ持たしてとか思わんでもないけど、ほら可愛いよ。
あ、え、すごーい。なんかあの、あ、聞いてしまったけど、ぬいぐるみが写真に写ってるみたいなのがあって、
ハッシュタグみたいな。
誰かに見つけてほしいっていう気持ちがあるの。
可愛い。
可愛いよね。ほら。
で、みんな持ってるって書いてぬいぐるみを写してて、で、ハッシュタグがおすすめ、ハッシュタグ楽しい。
こいつちょっとね、献辞欲あるタイプなよな。みんな持ってるとか言ってさ、ちょっと煽ってくる感じ。
煽ってくる。
これもなんか個性があってね、可愛いの。
え、たまごっちによって性格違ったりするの?
あ、違う違う。
ほんや。おもしろ。
これがちょっと臆病なたまごっちやった子なんだけど、この子はこれがたまごっちライフとか、ちょっとなんか中二みたいな感じのことを書いたりして。
で、なんか部屋の写真みたいなのを写してる写真を撮ってますね。
そうそうそう、それもね、なんか個性を出しててね。
すごい機能やね、今のたまごっち。
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そう、で、デリバリーもできるのよ。
デリバリーって何?
あの、ご飯の。
ウーバーイーツみたいな。
そうそうそうそう。
茶碗蒸しとか寿司とか。
寿司にしようか、じゃあ。寿司を頼んで、そしたら。
お届けに参ります。
来るのよ。
待ってたら来るんかな、寿司が。
すぐ来るの。
あ、もう来た!しかも、たまデリバリーです。ご注文の品をお届けにあがりました。
って言って、ウーバーイーツのリュックみたいなのを背負ってる人が自転車で入ってきて。
そうそう、めっちゃ可愛いね。
可愛いな。
そう、で、このたまごっちけなげなんか、食べへんねん。
いいよって言うまで。
え、なに、けなげ?
届いてんのに。
お腹ググやん。
そうやね、かわいそうやろ。
かわいそうに。
で、じゃあ、ほっといたら死んでしまうわけや。デリバリーが届いても。
うん、まず病気になって死ぬ。
悲しいな。
たまごっちを殺してしまったな、私。
そう、見たら墓になってんのにね。
そうそうそうそう。
まだでも、これ買ったばっかりやから、まだなって。
まだなってない。
うん。
なんか、思わぬ旅立ちを経たけど。
そうだね。
タマッチングパーティーで。
タマッチングパーティーで。
びっくりしちゃったよ。
まさかの世代交代という。
そうそう。
あのスピード感、けものやなと思って。
けもの。
だってさ。
そうやね、人間だったら育成っていう期間があるもんね。
子供を育成する期間。
私がやってるっちゃやってるんだけど。
そうかそうかそうか。
でも、あんな捨てて逃げれないよね。
そうやね。
死んでるんかな。
まあ、わからんのやけど、たまごっちの生態は。
なるほどな。完全に人間に依存した生き物やね、たまごっちって。
そう考えると。
そうやね。
家畜みたいなもんなんかな。
家畜みたいなもんやね。
ねえ。
可愛がられるために、進化して。
愛顔動物みたいな。
ほんと。
ねえ。
それやったら、もうちょっと親も生きてもいいんちゃうかっていう気もするけど。
確かに確かに。
ねえ、どこに行って何をしてるんか。
ねえ。
もしかしたらこの寿司のネタにでもなってるんかとか、いろいろ考えちゃうよね。
怖い。
あんななってさ、いなくない?
たまごっちって海洋生物の。
でも帯にあるやついたよ。
あ、そうなんや。いろんなタイプがいるんやね。
そうそうそうそう。昔より増えてるんちゃうかな。
へえ。
すごいよ。懐かしいなって思う人はちょっと買って楽しめるかもしれないです。
へえ。
時計にもならんことはないし。
ならんことはないし。
スマホ見たほうが早いけどね。
はあ、まあそれはね。
そういうことじゃないからね。
そうそうそうそう。
パッと見スマートウォッチみたいに見える?無理?
ちょっと違和感があるかな。
なんか、そうそうジーショックより大きいからさ。
そうね。
なんやろそのごつい時計はみたいな。
ちょっとメンズライクな、ちゃうな。
いやあ、なんか違う。何かを、何かを感じ、アクセサリーみを感じるよね。
でもなんかちょっとこのガチャガチャっとして安っぽさもかわいい。
そう、かわいいね。子供のおもちゃ感がかわいいね。
そう、で裏がスケルトンやね。懐かしい感じ。
そうね、あの昔よくあったあの丸いボタン電池とかが見えるようなね、中身が見える。
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懐かしいな。スケルトンめっちゃ流行ったもんね、90年代ね。
流行ったね、90年代流行ったね。何でもスケルトンになってたもんな。
そうそう、あのマークがかっこよかったよな、アイマーク。
あったね、アイマークね。かっこよかったよね。
あら、時代のアイコンやんな。
何から何まで透けてたもん。
そうやね。
ちょっと世代じゃないとわからない話をしてもらいましたが。
何から何まで透けてた時代が日本にあったんですよ。
あったんですよ。
日本の世界かな。
世界かな。
そのさ、ちょっと話変わってしまうんですけど、90年代っていうところで思い出した本が一冊あって。
コペルニクス的な展開。
違うな。
コペルニクス的な展開ではない。
そんな高尚な展開ではない。
全然返したことないです。
えっとね、吉本バナナさんのトカゲっていう本が、たしか93年ぐらいに出てるんですよ。
その本を思い出したんですけど、たぶん20年ぐらい後なのかな。
になって、ヒトカゲっていう名前で、ひらがなでヒトカゲっていう。
ポケモンだ。
あの、最初に選ぶやつね。
違うよね。
ではない。
トカゲを踏まえて。
トカゲを踏まえて、ヒっていう文字を足したヒトカゲっていう小説を出されてるんですね。
続編?
で、それが面白くて、トカゲを読み返したときに、ちょっと納得いかない部分が作者さんにあったらしくて。
リメイクって言ったらいいのかな。
セルフカバーっていうか。
セルフカバーっていうのかな。
本じゃ言わへん。小説じゃ言わへんけど。
だから、音楽でセルフカバーしたりリメイクすることってよくあるけど、小説で自分の本を書き直すってなかなかない気がして。
聞かへん。
聞かないよね。
でも確かに、書き直しで解題までっていうのはあんまりないけど、もう大幅解体してこれ別物やみたいなのはあるね。
でも解体までってすごいね、タイトルの。
解体してて、しかもすごいこのヒトカゲのいいところは、多分20年後に書かれたヒトカゲっていう物語と、最初の90年代に書いたトカゲが両方載ってんね。
すごいね、それ。
だから見比べて、どこを変えたかっていうのを見ながら読める。
すごい。面白いね、それ。
面白いんですよ。トカゲの本は、ちょっとLGBTに対して分別的な表現があったりして、
時代よね。
90年代前半なんで、時代なんですよ、正直。
だったりするんだけど、そういう部分はカットされてたりもちろんしたりとか、細かいところもあるんですけど、人物の描写の掘り下げがちょっと薄かったっていう風に著者は言ってて、
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確かにその人物描写がすごい深く彫られてて、
主人公がやってる仕事があるんですけど、それに対しての、この仕事をしてる人はこういう風に考えるやろうなとか、こういう問題に向き合うやろうなっていう部分が、すごいリアリティある形でヒトカゲの方は書かれてる。
そうなんだ。
なんかそのトカゲっていうものを書かれた時は恐らしく、またこう、新鋭作家さんみたいな感じだったのかなと思うんですけど、
90年代になりそうかも確かに。
かもしれないんですけど、だからそのすごい才能がある方が書かれたその小説をヒトカゲって形でまた読んだら、
天才もさらに進化するんだっていう。
もう一つで二堂目みたいな作品で。
そうなんですよ。
で、その最初のトカゲは確かにその人物が少し薄い感じはする。
その描写とかが薄い感じはするんだけど、
でもその人物がだいたい30歳とか20代後半ぐらいの二人出てくるんやけど、主人物がなんですね。
ちなみにどういうストーリーか、簡単に、ストーリーというか設定?
設定、そのトカゲっていうあだ名の女の子がいて、主人公は男性なんですけど、
トカゲの恋人とそのトカゲの関係を描いた恋愛小説にあたるかなっていう感じなんだけど、
でも恋愛というより人間性に迫ってるので、恋愛小説っていう香りがすごく強いわけではないかなと思います。
でも30代20代ぐらいの人やったら、こういうふうに考えるやろうなっていうリアリティはある感じなんですよ。
で、人影の本は多分その吉本さんご自身が50代とか40代とかぐらいで書かれてるってことになるのかなって思うんですけど、
だからその著者の年代の人が考えてるだろうなっていうことが、登場人物が言ってるっていう。
だから20代の子はこんなふうな洞察はできへんのちゃうかなっていう。
女性の人間性がちょっとあふれてしまってる感じがして、でもその代わりすごいやっぱり奥深さが増えてるというか。
だからそのトカゲはそのフレッシュなすごい鋭利な才能を見られるフレッシュな作品やし、
人影はもう円塾見読ました才能のある天才的な作家さんの素晴らしい作品が読めるし。
うーん、なるほど。
なかなかその。
そういう対比ってなかなかないよね。
ないから、同じ作家さんのその全然違う年代で書かれた、だけど元は同じ作品っていうのを、
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2度味わえるめちゃくちゃ贅沢なご馳走みたいな本でしたね。
なるほど。
といったところで今回はタマゴッチの話から大阪の90年代の本のリメイクの話まで。
いやでもねリメイク、リメイク。
なんて言う?リライトっていうのかな?
という意味では脈々とつないできたという意味ではもしかしたらつながってる話かもしれない。
知れない。
強引だな。
だな。
なんてうまくまとめられたところで。
また来週も楽しみにしていただければ幸いです。
良い読書体験を。
良い読書体験を。
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取り上げてほしいトピックも随時募集中です。
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