さとぅが最近ハマった香道の話から、詩と言語へと話題が転がっていきます。言葉の新しい組み合わせを知ることは自分の輪郭を広げてくれること。今日も縦横無尽にお話しします。
【紹介した本】
・森崎和江「まっくら: 女坑夫からの聞き書き 」岩波文庫
・斉藤倫 (著)高野文子(画)「ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集」福音館書店
・中村達(著)「君たちの記念碑はどこにある? カリブ海の〈記憶の詩学〉」柏書房
【よりぬき】
・さとぅが最近ハマっていること
・香りを「聞く」
・聞香の雅びな世界
・詩の本に新しく触れてみた
・自分がひらかれていく感覚
感想
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サマリー
今回の放送では、最近香道にハマっているという佐藤さんから、言葉の新しい組み合わせを知ることが自分の世界を広げるという話へと展開します。香りを「聞く」という雅な世界や、詩に触れることで新たな表現の可能性を発見した経験が語られます。特に、キリンの耳を「空に置いた小さな耳」と表現する詩に感銘を受け、言葉と認識の深み、そして詩が言語表現の限界を広げる力について考察します。また、シングリッシュで書かれた詩にも触れ、自身のアイデンティティを確立する営みとしての詩の役割についても言及します。
最近ハマっていること:香道の世界
生物学者と書店員のインターネットラジオ、本の虫のススメ。
本を偏愛する生物学者の椿と、書店員の佐藤が、本にまつわるあれやこれやをゆるっとお届けします。
4月も、半ば?4月10日の放送ですね。
はい、もう桜も散ってるでしょうね、さすがに。
10日やとね、きっとさすがに。
ね、どうですかね、新生活に入ってる方もいらっしゃるですかね?
いや、きっとそうじゃない?だって、新しい部署に働いてる人やったらね、なんか、配置替えみたいなのがあったりとか、
学生さんやったら、新級、もしかしたら進学して、新しい学校に、新しい生活とか、新社会人の方もね、いらっしゃるかもしれないし。
うんうん、そうやんね。最近私、新しく始めたことがあるんですよ。
お、なに?本屋さんの店長とか?
あ、それはそうですね、最近始めて。
まあでも、2月ぐらいから始めてることかもしれませんね。
他にあるってこと?
あ、そうなんです、そうなんです。他に、すごく、なんていうのかな、本気で、なんていうのかな、軽いカジュアルな感じで楽しんでるんですけど、
行動の世界にちょっと足を踏み入れてます、最近。
え、行動ってなに?
えっとね、香りの道って書いて行動って。
真っ暗かと思った、そっちね。
あ、行動?え、あの、あれ、あの、あの、なんていうの?
そうそうそうそう。
土へんの、あの、山の中の行動?道?道の行動?
あ、そうそう、あの、地下資源を掘り進めていく、地下の行動の行動かと思った。
なんでよ。どういうきっかけでそこにはまっていくの?
いや、そう、わからんと思って。いや、昔、真っ暗、女交付からの聞き書きっていう本読んで面白かったなと思ってた。
それも気になるな。
でもそうですよね、あの、あの、炭鉱とかそういうのってすごい死亡事故が多かったっていう話を聞くから、ものすごく危険だったっていう。
まあもちろん、まあ今もその状況は同じだと思うんですけど。
そうそうそう、だから面白かったって、そのゲラゲラっていうんじゃなくて、すごい興味深い。
すごい興味深いっていう意味でね。
そうそうそう、っていう本が、これは4年前か、えっと、2021年に岩波文庫から出た真っ暗女交付からの聞き書きっていう本が、
これは旧植民地の朝鮮で生まれ育った、その著者、著者というかの聞き書きをされる側の人の方が、かつてのその行動での労働になった女性たちの聞き書きをまとめた本だったんですけどね。
これもまあすごいあの興味深い、違う行動の本ですけど。
山の中の。
そうそうそうそう。
いやこれもね、ほんと壮絶なあの当時の暮らし、売りっていうのがあのつぶさに、あの本当にこれをこういうふうにして聞き書きという形でよく残してくださったっていう本ですので、ぜひぜひこちらも。ではなくて。
ではなくて、はい。
ちょっとあの、ちゃんとした知識があって喋るわけじゃないんで、あの間違ってたら申し訳ないですけど、室町時代とか結構それぐらいの古くから日本にある芸能としての香りの道って書いて行動っていうのがあって。
へー。
でもなんか地面の見覚えはあるね。
あるある。
茶道とかみたいな感じであったってことなんや。
そういうことそういうこと。
それで香りを、香りを嗅ぐことを聞くって言うんですよ。
面白いね。
耳で聞くっていう。
へー。
そう、門構えの聞くっていう、香りを聞くっていう言い方をして。
あ、門構えの方なんや、しかも耳じゃなくて。
門構えの。
門構えの。
言えてない。
あ、そうなんや。へー面白い。
そう。だから門構って呼ばれる。聞くに香るで門構って言われる。
聞くに香る。
あーはいはいはい。
で、門構っていうのを。
それが香るっていう、匂いを嗅ぐっていう行為のことをそういうの。
門構っていうのは、そうですね。
その行動の中で門構をするみたいな言い方をして、香りを嗅ぐ、
その作法というかその形式のことを門構って言うらしいです。
へー聞いたことのない言葉やったわ。
そうそうでその門構を最近ハマってて、お香とかそっちの方にハマってて。
へー。
本当は着物をしっかり着て、正座して楽しむものなんですけど。
ほんまに茶道みたいな感じなんや。
ん?
ほんまに茶道みたいな感じなんや。
そうそうそうそう茶道みたいな感じで楽しむ。
で確かね、私もちょっとやったばっかりであんまり知識がしっかりしてないんですけど、
香りのなんかねパターンが何パターンか決まりがあって、
何と何の組み合わせをしてたらこういう形みたいななんかがあって、
でそれがなんか例えば源氏物語とかそういう。
あーはいはいはい。
物語によってこの香りのイメージとかっていうのをして香りを当て合うゲーム、
ゲームというかそういうようなことを楽しんだりする。
世界みたいなんですよね。
へー。
すごいみやびやね。
そうみやびなすごい世界。
でそこまでしっかりしたことを私はやってなくて、
椅子に座ってワークショップ形式で、
この前言ったのは人工の香りを楽しむっていう文法を楽しんだんですけど、
人工ってあの沈むに香る。
人工ってアーティフィッシャル、人が作った工業的な匂いっていう意味かと思った。
あー違う。沈むに香るで人工です。
はいはいはい。なんか見覚えあるな。その字面も見覚えある。
あるよね。なんか白壇とか人工とかって結構、
お線香とかお香の日本の伝統的な香りでよく出てくる香りの一つだと思うんですけど、
水に沈む木で沈むに香る。
あーそれで沈む。へー。
木なのに樹脂とかそういう成分のせいなのか沈むんですよね水に。
はいはいはい。
木が火でもすとなんともいい香りがするっていうのがあって。
私がやった文庫では、すごいねほんとみやびな世界でね、
ちっちゃなポットみたいなものに灰を埋めて、
灰って灰皿の灰?
はい灰皿の灰。灰を埋めて、その灰の中にちっちゃいちっちゃい火種をポンと落として、
そこからちょっと距離離したところに木の木片を上にポンと置くと、
間接的に直接火で燃やしちゃうと、
いぶし焼きみたいな、いぶすみたいな。
なんていうのかな、チョコレート湯煎するじゃないですか。
はいはいはい。
直接火にぐつぐつかけないで、温かいお湯の中に湯煎するっていう。
そのイメージにちょっと近くて、火種とちょっと距離の置いたところに灰で持って、
間接的に温めて香りを出すみたいな。
へー。
チョコレートを取るらしいんですけど、それをちっちゃいポットに片手をかぶせるようにして、
香りをためて、その香りをかぶせた手の隙間からかぶっていう。
へー面白い。
すごい繊細な。
それだけやっぱり匂いも、なんていうか、ブワーって感じじゃなくて、ほのかな感じってこと?
そうそうそう、ほのかな感じ。
木塀も本当に1センチ1センチ四方ぐらいのちっちゃいちっちゃい木の薄いのを温めて香りを嗅ぐんですよ。
それってその香道っていうのの基本的というか、まあなんか占けみたいなわからんけどそういうのがあるかもしれんけど、
作法として文工っていうのはそういうふうにしてやるものな?
どうやらそうみたいやね。
はーそうなんや。全然知らん世界やわ。
そうやね。面白かったのがその人工って言われる木ですよね。
それが4種類のその同じ人工の中でも4つの木を別々に燃やすっていうか温めて文工香りを聞いたんですけれど、
全部香りが違うのよ。
わかるんややっぱり。
そうなんやそうなんや。微妙になんかこっちの方が甘い香りが強いなとか、
こっちはなんかお化粧のお粉みたいになんかちょっとパウダーみたいな香りがするなとか。
それって木の種類が違うってこと?
いや同じ木なんだけど、その木のなんていうの、別の木だから。
あー木の個体が違うっていうか。
個体が違うってこと。個体が違うと香りが違うっていうことを知らなかったからさ。
確かにね、そうやね。
すごい奥深くてなんかいいなって思いましたね。
香りってでも結構その生まれつきでその花の良さって結構決まってるって聞くから、私あんまり花良くなくて。
そうなんや。
そうそうそう。のりこは結構楽しむ素養があったのかもしれない。
あーそうなんかな、そうかもね。
なんかね、どこやったかな、ちょっと忘れちゃったんだけど、日本のその化学系の日用品を作ってるメーカーが、
だから洗剤とかよね、そういうのを作ってるメーカーで、技術職で、研究職で入ると、
まずはなんか匂いのテストがあって、これ何の匂いですかとか、どっちの方がこれに近いですかとか、なんか匂い、花の良さをチェックするテストがあって、
それに受かると、どんなに希望してる部署があっても、なんか花の良さが要求される部署に配属されるっていうのをなんか聞いたことがある。
面白い。
だからそう、後で鍛えられなくて、それはもうどうしてもやっぱり先天的な本能だから、そこでこう、素養をチェックして、なんかそれまでだから、めっちゃこう、
こっちの分野で研究してきて、この研究がやりたいみたいなんで、入った人でも花が良かったら、なんか花の良い部署に生かされるみたいなのを聞いたことがある。
えー面白い。
それってワークショップって何人ぐらいであれした?なんか分からん人とかいなかった感じ?
なんか匂いの違いとか。
どうなんやろう、分からないけど、みんなそれぞれに香りが違うって言って楽しんではったから多分、
分かってはる人なんかなっていう気はするかな。
なるほどなるほど、いや私やと分からなくてさ、なんかすごい気まずくて合わせたりしちゃうかも。
勝手にこう心配。
そっかそっかそっかそっか。
なんかね、あの、まあ完全に個人的な感覚の話なんで、共感し得る話か分からないんですけど、私にはそのシナモンみたいな香りがしましたね、人工は。
全体としてってこと?
全体としてシナモンにちょっと近いような香りが、何とも言えない、何て言ったらいいんやろうね、ちょっと香りづけをするような植物の香りがしましたね。
でもなんか人工香は分からないけど、それこそ平安時代とかでも、着物に香りを移して、虫除けにもなるし、なんかこの自分らしさなのかな。
なんかちょっとそのコミュニケーションの、こういう匂いをまとってるんですっていう、今の香水みたいな役割もしたみたいな、なんか話とかも聞いたことあるから、なんかその分かんないけど、日本の昔からあるようなその香りを楽しむみたいなのも、もしかしたら延長線上にあるような行動もなんていうか営みなんかなとか思ったりしながら聞いたり。
なんか現地物語とかでもさ、なんかそういうの出てくるやん、匂い袋がどうみたいなとかさ、そういうのをね、なんか思い出したりしながら聞いてた。
今と違ってそんなにね、髪の毛をこう頻繁に洗ったりもしないから、そういうのもあるんでしょうね。
確かにね、そうだよね。
匂い消しというか、役割もあるかもしれない。
なんかその行動のところはお香屋さんでそのワークショップを受けたんですけど、そのワークショップのお香屋さん作ってる元だとすごい香りが強いらしいんですよ。
いろんなやっぱりその香りの成分の元がその場所にあるから、ものすごい香りが強いらしくて。
確かに。
そう、鼻のいい人がもちろんそれをやってるから、結構鼻がバカになっちゃうんだって。
苦しくなりそう、そうやんね。
効かなくなっちゃうらしいですね。
それでよく香水の世界とかで聞くのは、その香水何種類か3、4種類かおったらもう鼻が効かなくなっちゃうから、コーヒーの豆の香りでリセットするみたいな話を。
あ、コーヒー。なんかでもそうやね、香水は何か3種類までしかかけないとか聞いたことある私は。
そうそうそうそうそうみたい。
そうでどうして判のかって言ったら、なんか深呼吸をしてなんかこうちょっとこうリセットするとかそういう結構、何て言うんかな、原始的なやり方で。
まあでも確かにコーヒーとかもさ、なんか逆にコーヒーベースに次ならへんみたいな。
そうそうそうそう。
コーヒー飲んだ後牛乳飲んだらなんかちょっとカフェオレっぽいみたいな感じにならへんみたいな、なんか心配があるけど。
そうそうそう。だから結構すごくシンプルなやり方でその鼻をリセットしたりして、なんかやってるっていう話は聞きましたね。
鼻はでもね、なんか難しいよね。
やっぱりね、もうどうしてもなんかね、もうその香りってなったらもうなんか何が何かわけわけわからなくなっちゃいそうで。
そうやんね、やしなんかさ、眼鏡みたいにさ矯正もできないし、表現も難しいし、本当に香りって難しいよね。
そうですね、でもね、もうなんかすごい奥深くてみやびな世界やなって思って。
知らん世界やわ。
そうやんな。なんかすごいね、あの、みんなでこう嗅ぎ合ってこう回していくんですけど、そのポットを。
でもなんかすごい生の時間というか、自分に向き合うなんかこうメディテーションみたいな、なんか瞑想みたいな、座禅とか瞑想とかなんかそういう感じを近く感じましたね。
でもそうなんかも知れんね。なんかその聞くっていう風に書いてたりするとかいうのもさ、
なんかただこうクンクンクンみたいなっていうよりもなんかその、なんかさらに奥深いところをこう能動的にこう聞く限りにいくみたいなようなニュアンスがあるかもしれんね。
いやそうだなと思いましたね。なんかこう日頃結構私たちってこうあれしながらこれしながらとかってもうなんか変にマルチタスクみたいにやってたりするじゃないですか。
なんか一つのことに本当にこう一つの感覚に集中する時間って意外ととってなかったりすると思うんだけど、
一つの嗅ぐっていうその、見ながら嗅ぐとかじゃなくて本当に香りだけをこう五感の、それこそ鼻音で聞くっていうことだけに集中するってなんかすごく今ここに集中してるっていう感覚になれるというか、
心が落ち着く感じがしてすごいいいなーって思いましたね。
なるほど。そういうのってさ、家で楽しむセットとかもあるの?
いやー今んとこ私は知らない。結構灰とかさ、一応見せなくて。
そうやね、もうなんか。
もう完全に日の伏末の未来が見える。
いやー見えるよね。
やめといたほうがいいな。
やめといたほうがいいな。個人では楽しめないかもしれないね。
家には家の匂いもあるしなきっとな。
あ、そうやね。
多分そういうのもないほうが、ないというか、なんか整ってるほうがいいやろうし。
ね、そうやね。それはそうやと思う。
いやいや、まあそうなんですよ。だからちょっと最近行動にハマってるという。
詩の世界への扉
へー、面白いね。
なんかその全然さ、知らない世界から知ってる世界にハマったっていう意味でさ、全然話また変わるんやけどさ。
ほうほう。
ちょっと最近詩にハマるかもしれない。
え、マジで?めっちゃいいやん。
そう、ポエム。書くほうじゃなくて、読むほうなんですけどね。
まあでもさ、可能性は狭めなくていいやん。どっちもさ、あってもいいんじゃない?
まあまあね、もちろんもちろん。
え、でも詩って私あんまり実は読んできてないからすごい興味ある。
あ、私もそうやね。なんか詩のどこがいいのかがあんまりよくわからなくてさ。
うーん。
なんか、うーん、それで?みたいな感じであんまりこうその、なんていうのかな、詩の余白みたいなものを楽しめる感性がそんなに自分に今んとこない感じがしていて。
うーん、わかるわかる。
そうそう、あんまり詩の良さがわかってなかったんですけれど、
えっと、本、ある本をその、お知り合いの方に紹介してもらって、最近読んだんですけど、タイトルが、
僕が指をパチンと鳴らして、君が大人になる前の詩集。
っていう、タイトルですね。
斉藤林さんという方が描かれていて、鷹野綾子さんかな?ごめんなさい、鷹野文子さんですね。文子さんという方がイラストを描かれている。
あ、イラストがついてるんや。
あ、そうそうそう。漫画家さんの鷹野文子さんは。
へー。
描いてらっしゃる方ですね。
で、この作品は、なんかちょっと面白い形式で、
小学生の男の子が、おじさんかな?のもとに、毎回学校終わったりしたら訪ねてくるんだけど、
なんかそうしたら、そのおじさんが何か、いつもタイミングが悪くてご飯食べてたりするんやんか。
ほうほうほう。
カップヌードルのお湯を待ってる瞬間に、その男の子が訪ねてきたりして。
でもなんかその中で、ご飯食べたりとかしながら話して、詩を一遍一遍おじさんが男の子に紹介していくっていう形式で。
あ、じゃあ、ちょっと詩っていうよりも物語チックな。
あ、そうそうそう。そうやね。
へー。
だから読みやすかったというか。
そうなんや。
その中で紹介されてる詩っていうのは、その著者の方の自作の詩?
じゃなくて、いろんな著者さんの書かれた詩が。
なるほど。あ、それをじゃあ編んでるみたいな感じなんや。
あ、そうそうそうそう。
へー。面白い。
で、その中でさ、窓道夫さんって結構あの。
あ、有名やね。
そう有名やね。窓道夫さんのキリンについて書かれた詩があって。
うんうんうん。
すごいそれがさ、素晴らしくてさ。
うんうんうん。
ちょっと一部読み上げたいと思うんですけど。
はい。
キリン、キリン、誰がつけたの?
鈴が鳴るような、星が降るような、日曜の朝が明けたような名前を。
ふるさとの草原を駆けた時、一気に百キロ駆けた時、一族みんなで駆けた時、
首の縦紙が鳴ったの?燃える風になり響いたの?
キリン、キリン、キリリリンっていうような、ちょっとこういうような詩なんですけど。
なんかすごく歓声に訴えかけるいい詩だなと思って。
で、そのキリンの耳のことを表現する言葉に、
今日もお空に置いた小さなその耳に、ふるさとの風が響いてくるの?っていうような描写があるんですよ。
なんか空に小さな耳を置くっていう表現がすごく素敵だなと思って。
どういうふうに生きていったら、そんな表現が出てくるんだろうっていう。
そうやんね。なんかその言葉と認識の、なんだろう、対応の深みっていうかを感じて、
自分が開かれるみたいな感覚があるので。
確かに確かに。
もしかしたらこういうような、何かこう、はっとこう、何かをこう、新しい扉を開いてもらうような、
そういうところとかも詩の良さだったりするんかなって。
ちょっとだけ詩の良さっていうか、いい部分がわかったような気がしましたね。この本のおかげで。
私もまだあんまり読んでないんですけど、結構シンガポールも詩があって。
あー、なんか言ってたね。
そう、詩の本があって、それって結構その、英語のシンガポールなまりをシングリッシュとか呼ばれたりするんやけど、
あえてシングリッシュで書かれてるものとかも多くて、結構そういうのとかは、興味があるなと思っていて。
英語の詩だと結構韻を踏むのをすごく重視したりするけど、そこはそういう感じなのかな。
どうなんだろう、まだ全然読んでないんだけど。
なんか、前もちょっと紹介した、私が諸島であるっていう仮深い思想について書いた本の続編の、
君たちの記念碑はどこにある、仮深い記憶の詩学っていう本を、
最近その中村徹さんが書かれた、柏書房から出ている本を紹介したんですけど、それもタイトルにある通り、詩の学問って書いて、詩学っていうのがタイトルに入ってて、
実際にそのカリブ海の文学者、小説家、詩人とかが書いた詩っていうのもすごくたくさん扱っていて、
そこでもすごい繰り返し述べられていたことにちょっと通じるなと思ったんだけど、
やっぱりその、英語を喋ってますって言っても、カリブ海もシンガポールも、もともとその英語を母国語として喋ってた人たちが英語を喋ってるっていうよりも、
シンガポールであれば中国語やマレー語を母国語とする人がほとんどで、その人たちが使う英語っていうのはまだから新しい形式を獲得していて、
シングリッシュって呼ばれるようなちょっと独特の鉛構造を持った方言になってるっていうところがあるんだけど、そうなるとなんか結構、
特にシンガポールはその外国人労働者が多くて、で、なんだろうな、そのビジネスっていうとやっぱり欧米にお金が集まるようなその構造的な欠陥とかもあるから、
どうしてもその欧米の言葉英語を欧米の人らしく喋ることがやっぱりあのある意味優劣をつけてあの優れているっていう風にされて、
ここできちんと育ってきた言葉であるシングリッシュっていうのはどうしてもなんか現地語喋ってるわみたいななんかところっていうのはやっぱりちょっとプロなんだろうそのお金を稼ぐというかそういうグローバル経済の文脈に読み取られるとどうしてもそういうような読まれ方をしやすい言葉なんだけど、
だからある意味そのカリブ海の英語とかフランス語とかに似てるなっていう風に読みながら思ったところもあって、そこであの著者のそのカリブ海の記憶の詩学を書かれた著者の中村さんがあの繰り返し述べてらしたのが、
えっと詩っていうのはその言語のなんやろう表現の限界を広げるというかこのその言葉を喋る人たちの思想の形のその輪郭を作っていく大事なものだっていうようなことをおっしゃってて、
だからさっきのその空にキリンの耳を置くとかもそうだと思うんだけれどその空想的なうまく言えないんだけれどその詩っていうものがないとやっぱりそれってでもできない表現じゃない?
あの小説でもできないしもちろんそのえっと記述的な現実の記述でもできないでもなんか言語がないとできない精神世界のあらわれであって、だからその詩っていうものはそれのその一番なんていうのフロンティアというかをその拡張していく開拓していってその自分たちの持ってる言語世界の形を
その輪郭をこう作っていくみたいな営みだっていうようなことを書いていると呼んだんだけれどなんかそうそういう意味でやっぱりその日本語っていうなんて言うんだろうずっと母国語として使う人が非常に多い中でこう発展してきたっていう
その包乗さっていうのがあると思うあると思うしそれをやっぱり詩っていうのを読むと私もそんなにたくさん読まないけど読むとやっぱりそれを楽しめるなって思うんだけれど一方でやっぱりそのある意味アイデンティティ言語としてのアイデンティティを確立していく営みの中で詩を作るっていうのは
ある種の必然として生まれてくるのかもなと思ったりとかしたのでシンガポールの詩も読んだらまたここで感想とか言えたらいいななんて思ったり
ぜひぜひっていうのを聞きながらちょっと読んでないけどね思い出したりしたそうそうやっぱりそのシングリッシュで書いたっていうのが結構多いんだよねなんかそれはなんかちょっとある意味一瞬意外な気がしたけど
考えてみたらそれを喋るのは何ていうか無気味の自分たちだしでそれを否定してあのブリティッシュイングリッシュアメリカンイングリッシュにしていくっていうのは自分たちのその裸の気持ちからこう裸の気持ちとか本当に認識した世界の表現とかとはきっと遠ざかっていくことなんだけど
だろうなと思って
なのでシングリッシュで書いた詩をここにいる間に読んでみたいななんて思ってますね
ちょっとね何かこう自分の何かこう輪郭が広がるような気がするなもしかしたら
ということで今回はまた重要無尽な感じで行動の話から
いろいろ喋った楽しんでいただけたなら嬉しいですけれど
また来週も楽しみにしていただけると幸いです
はい良い読書体験を
良い読書体験を
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