-
-
スピーカー 1
じゃあ、始めていきたいと思います。あれですね、今日、おこもりっすんの3組目ってことで、はい、一応タイトルですね、詩の朗読と酒とツマミということで、始めていきたいと思います。
一応詩の朗読するんですけれども、それが酒のツマミになるかどうかはわかんないんですけれども。 わかんないですね。はい、始めていきたいと思います。
ちょっと簡単にあのナビゲーターの紹介ということで、お互い自己紹介してから始めていきたいなと思っています。 じゃあ、北村さんからよかったら、自己紹介と、あと普段お互いに今、LISTENで配信しているものがあるので、それの紹介をぜひ。
スピーカー 2
はい、改めまして、北村勇輝と申します。配信先、LISTENの中ではあらしろってなってるんですが、あらしろが戸籍上の名前でして、普段は北村って呼ばれてるんで、結構今、混同されるような感じの呼び方になるかもしれませんが、はい、そんな感じでございます。
えっと僕自身は、自己紹介何話すといいですかね。たぶんここの今、アンノーンのところにいるので、その話をした方がいいような気もしたんですけど、えっとこの会場になっている横の横の建物、アンノーン京都ってのがありますが、あちらにですね、1年ぐらい住んでたことがありまして、
その流れで、この前12月かな、中にこのLISTENの混同さんと一緒に飲んでる時に、こういうのがあって出ないみたいなことを言ってもらって、へーみたいな感じでですね、今日は神奈川からさっき新幹線でやってまいりました。
で、えっと普段はそうですね、このLISTENの中では読書のマニマニっていう番組をやらせてもらっておりまして、主には読みかけの本をテーマにしながら、いろんなゲストをお招きしながら、その人の本と人生みたいなことを伺っていくような番組をやっています。
去年のだいたい6月ぐらいからかな、やっていまして、今だいたい週1配信ぐらいでやらせてもらっている感じです。ちょうど本週の月曜日には、今さっき話してくれたじゅんさんにも出てもらって、出させてもらっていたという感じでございます。
そんな感じでしょうかね。よろしくお願いします。
スピーカー 1
お願いします。ありがとうございます。
じゃあ私も改めて汗がじゅんでございます。
私は神戸に住んでますので、今日在来線に出ても3時間ぐらいかかるんですけれども、来まして、普段ですね、文学ラジオをやってまして、一応詩人として詩集を出してですね、文学が好きなので、いろんな文学を朗読して対話をするということをやっております。
お互い本を扱っているので、今日もちょっと普段僕がやっている文学ラジオの形式でですね、本を今日ピックアップしてきまして、それを朗読してですね、みんなで味わって、ちょっと対話をするというのをやっていきたいなと思っています。
普段は一応僕の文学ラジオでは、僕が本を持ってくるんですけども、ちょっと今回コラボなので、北村さんに本を持ってきてもらいましたので、よかったらちょっと何の本を今日読んでいくかご紹介いただけたらと思ってます。
スピーカー 2
はい、えっとですね、個人的にはここを話す際にちょっと話しておきたいなと思って。
なんかあの、ほらさっきのおっしゃってたけれども、結構この場の雰囲気的にこれはどうなんだろうみたいなことがすごい当日になってちょっと気になるみたいな。
あとは結構新幹線乗っている時にあれみたいな、大丈夫かなみたいな気はしてたんですけど、結構1番目の方と2番目の方とも結構違ったよみたいな話もされてたし、結構ここはかなり落ち着くんじゃないかみたいな気もしつつ。
ちょっとまあそれも、まあでも今ここの2階に来てみて、なんか大丈夫そうかもみたいな気がしており、さっき1階で今ほら鍋してるじゃないですか。
入った瞬間に、この鍋のテイストだと結構これやばいんじゃないかみたいな。
会わないんじゃないかなってね。
これはみたいなことを、ちょっと待ったんですけど、さっきこの2階を開いた瞬間に、あ、大丈夫みたいな。
はい、気になっておったりしましたね。
じゅんさんは何か気になりますか?
スピーカー 1
いや僕はめちゃくちゃ緊張してますよ。
まあでもなんか読んでいくとね、なんかそのモードになっていく感じがするんで、楽しみです。
スピーカー 2
ありがとうございます。
スピーカー 1
普段僕やっぱちょっとその自分が話してなんで、なんか今日聞き手に回るんで。
スピーカー 2
確かにそうですね。
スピーカー 1
それもちょっとなんか楽しみです。
スピーカー 2
確かにそれで言うと僕もどっちかっていうと、僕の場合聞き手を普段しているので、
あんまり今日どっちかっていうと話し側。
確かに。
なのでそれもちょっと珍しいなと思って、それが若干のどうなるかなみたいな感じもあるかもしれないですね。
スピーカー 1
じゃあ改めて本の紹介。
スピーカー 2
はい、わかりました。
今日持ってきた本がですね、
おさだひろしさんという方。
詩人の方ももう何年前からお亡くなりになられているんですけど。
スピーカー 1
僕50年ですよ。
あ、それくらいか。
15年だから。
スピーカー 2
はいはいはい。
そうっていう方でして、結構かなりたくさんの詩を出されている方なんですけど、
この方の詩集の一つで、世界は美しいとっていう詩集がありまして、
表紙に真ん中に袋みたいな、縦で骨念としている感じの表紙なんですけど、
これ結構昔から好きでして、
今回じゅんさんとやるみたいな時に、何がいいかなって思った時に、
いろいろ最近すごく読み始めているものとかいろいろ考えてみたんですけど、
やっぱなんか昔からちょっと読んでたり、見かけたり、時々見ているものがいいかなーみたいなことを思って、
今朝ね、実を言うと、僕神奈川の寿司っていうところに住んでるんですけど、
家から駅まで20分くらい歩くんですけど、駅に着いた時に、
あ、本持ってきてねーみたいな。
本当に気づきまして、一回家に戻って、その場で選んできたという感じでございました。
スピーカー 1
いやー、いい詩集ですね、これは。
もうタイトルがまずいいですね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
これ三鶴書房から出てるって珍しいですよね。
スピーカー 2
あんまりないですよね、三鶴さんだと。
スピーカー 1
三鶴から詩集出てるってイメージないっすね。
スピーカー 2
あんまり哲学とかが多いイメージとか。
確かに確かに。あんまり気にしなかったけど、そうかもしれないですね。
スピーカー 1
しかも古典は使うことが多いから、
お定田さんが生きてる間に三鶴から出るって。
そうですか。
スピーカー 2
これを持ってこさせてもらいました。
スピーカー 1
あれですか、じゃあなんかその、お定田博士さんいろいろ詩集出してますけど、
これを直感的に選ばれたっていうのは何ですか?
スピーカー 2
そうですね。
一番読んでた?
多分、そうだな、一番読んでたっていうのもあるような気はしてますと。
他なんかあるかなって今思ってたんですけど、
お定田さんの多分詩集と言ってるやつは多分ほぼほぼ全部持ってるのかな?
みたいな気はしてるんですけど、
ただ確かにこれが一番最初に見かけた本ではない気がするんですけど、
ただ一番手に取って開いているのがある気がしてて、
それこそ思い出しました。
それこそこの庵野京都に1年間住んでる時に、
今あちらって2階がホテルっていうか宿泊できる場所になってますけど、
あの一室に1年ぐらい住んでたみたいな感じなんですが、
確かにその頃に結構これを毎日夜、
別に誰に聞かせるわけではなく、
一人で朗読して、自分で録音して、
それを聞き換えしながらもう一回朗読するみたいなことを
そういえばあの頃してたなってちょっと思い出しました。
スピーカー 1
そりゃ誰にも聞かせるわけでもなく、
自分で朗読して自分で聞いて。
スピーカー 2
そう思うとここで結構読んでた気がしました。
スピーカー 1
そりゃなんか豊かな時間ですね。
スピーカー 2
そうですね、あんまりなんかここに来るからこれって選んだつもりなかったんですけど、
なんかそうかもしれないですね。
そうですか。
スピーカー 1
わかりました。
はい。
じゃあ、いくつかちょっと読んでもらえたらなと思ってました。
スピーカー 2
はい、OKです。
そういえばあのさっき始まる前にじゅんさんから、
ちょっとあの文字でも見たいから、
選んだやつ写真送ってって言われたのを今思い出しまして送ってないですね。
まあいいですよ。
いいですか。
スピーカー 1
いいですいいです。
スピーカー 2
はい、OKです。
ちなみに、あーそっか。
ちょっとこれ聞きたいなって先に思ったんですけど、
あのじゅんさんがそれこそこの文学ラジオ、
どれくらいやられてるんでしたっけ。
スピーカー 1
もう配信スタートしたのは去年の11月。
スピーカー 2
2ヶ月前です。
スピーカー 1
3ヶ月前か。
スピーカー 2
なんかこれ始める、
ジャストアイディアで恐縮なんですけど、
始める前になんかそれってなんかじゅんさん的にどんな流れで始めて、
それがなんであの形になってるのかみたいな、
ちょっと聞かせてもらった方がなんか僕も話せるかなと思ったりとか、
スピーカー 1
あ、そうですか。
スピーカー 2
はたまたあの聞いてる皆さんも、
へーみたいなところもあったりするかなと思ったりしたんですけど、
そこら辺でどうですか。
スピーカー 1
それでもなんか端的に答えるのが難しいですけど、
スピーカー 2
いや、端的じゃなくて大丈夫ですよ。
スピーカー 1
ちょっと今パッと出ることだけ、
ちょっとちょっとなんか話します。
スピーカー 2
はい、ぜひお願いします。
スピーカー 1
そうですね。
なんか、
僕やっぱあの文学の力ってすごいなって感じてまして、
でね、その、
なんかね、文学にやっぱり今親しみがなくなってきてる人が増えてると思うんですよ。
僕多分文学と親しいんですよ。
スピーカー 2
親しいんですか。
スピーカー 1
文学と仲がいいから、
僕が、
そのなんだろうな、
その親しいが故に、
スピーカー 2
自分で朗読して話すことが、
スピーカー 1
なんかそのなんだろうな、
スピーカー 2
文学の、
スピーカー 1
力みたいなものを、
なんかこう、
感じるきっかけになるんじゃないかなと思って、
やってたっていうのがありますけど、
まあでもあれかな、自分がそもそもなんかやっぱり、
毎日本を読んでて、
感動することが多いんですよ。
週に1回は絶対なんか感動してるんですよ。
スピーカー 2
週に1回なんだ。
その感動を分かち合いたいっていうのはあって、
多分やってますね。
そうなんだ。
ちなみにそれは週に1回なんですか。
スピーカー 1
週に少なくとも1回は感動してると思います。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
もっと頻度高いかもしれないんですけど。
スピーカー 2
今さっきの自己紹介では話さなかったんですけど、
ここは普段同僚なんですよ。
特に一緒のチームでいつも一緒にいる感じがしてるので、
スピーカー 1
毎日一緒に仕事してます。
スピーカー 2
オンラインではありますけどね。
なので結構本の話聞いてる気がするけど、
聞いてる感覚、週一どころじゃない感覚ではあるので、
あ、週一なんだって思った。
スピーカー 1
やっぱ心打たれてますね。
スピーカー 2
打たれてるんですね。
そうなんだ。
良い。
ありがとうございます。教えてもらって。
いえ。
そんなことを今話してもらっている間に写真を撮り、
今送り終わったので。
ありがとうございます。
じゃあちょっと、
別にたくさんは使う必要性があるというわけではなく、
いくつかやれるといいかなって感じですよね。
そうです。
わかりました。
じゃあ、
一旦一つでいいですか。
もちろん。
じゃあこの、さっきお話ししてた、
おさだひろしさん、世界は美しいと、
という本の集の、
本のタイトルと同じなんですけども、
詩の名前も世界は美しいと、
という詩をちょっと話してみようかなと思っております。
はい。
じゃあ、行きますね。
スピーカー 1
良かったら、目をつむって聞いてもらえるといいかなっていう気がします。
スピーカー 2
びっくりした、僕かと思った。
スピーカー 1
そうか。
スピーカー 2
OKOK。
はい、わかりました。
じゃあぜひ、もし可能であれば、
目をつむってもらえたらなと思っております。
世界は美しいと
美しいものの話をしよう
いつからだろう
ふと気がつくと
美しいという言葉をためらわず
口にすることを
誰もしなくなった
そうして私たちの会話は貧しくなった
美しいものを美しいと言おう
風の匂いは美しいと
渓谷の石を
伝わっていく流れは美しいと
午後の草に落ちている
雲の影は美しいと
遠くの低い山並みの静けさは美しいと
きらめく川辺の光は美しいと
大きな木のある
街の通りは美しいと
行き会の
何気ない
挨拶は美しいと
花々があって
奥行きのある路地は美しいと
大きな木のある
街の通りは美しいと
雨の日の
家々の屋根の色は美しいと