2024-11-11 34:10

#106 Q08.修学旅行に求めるものって何ですか? | 大学生の質問SP

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続いての学生さんからの質問は修学旅行について。

実は今、全員で同じ観光地に行く修学旅行とは違ったスタイルを選ぶ学校もたくさんあるんです。

そこに立ちはだかる壁もあるけれど、子どもにとっての大きな学びの機会でもある。

楽しい妄想をしながらアレコレ悩んでみました。



《 めいむーん:谷本明夢 》


宇宙物理学科卒のコミュニケーションディレクターとインタビューライター

物理を本気で楽しむ恩師との出会いで、人生が変わった人。数学者の夫と2人の子供と、東京→アメリカ→デンマーク→熊本→名古屋とほぼ世界一周。アメリカ・コペンハーゲン在住時には小学生を相手にサイエンスワークショップを主催。デンマーク在住時には、現地の教育に興味を持ち、訪問やインタビューを通じて教育と幸福度についての知見を深める。現在は "Being"の解放と価値の最大化を軸に、ことばとコミュニケーションによって自由に生き方を選べる人を増やすための活動をしている。明るい夢を生きる人たちのための応援団長。



《 つぼけん 》


大学の自主映画サークルで映像制作の面白さを知り、映像の制作会社に入社。カメラマンディレクターとして、北極🐻‍❄️から南極🐧まで世界各地で撮影をしてきた。現在は「月曜日に会いたい人をふやす」をテーマに、映像🎥・写真📷・Podcast🎤などメディアを横断して活動中。



《 大ちゃん:大野大輔 》


共育ファシリテーター。

学校と自分が嫌いだった学生時代を、ある恩師が幸せに変えてくれたことがきっかけで教師の道を志す。10年勤めた公立小学校を退職し、現在は(株)先生の幸せ研究所のコンサルタントとして全国の学校園の伴走型支援を行うなど、「教育をもっと自由に」をテーマに活動している。

○(株)先生の幸せ研究所 コンサルタント

○鎌倉市教育アドバイザー

○社会教育士


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サマリー

修学旅行に関する議論が展開されています。学生の質問を通じて、修学旅行の目的やその意義、さらには多様な形態について考察されています。教員や保護者が抱える課題や新しいあり方についての対話が模索されています。特に、宿泊行事の必要性や負担、地域や企業との連携の可能性が話題に上がっており、持続可能で子どもたちにとって有意義な体験が求められています。また、修学旅行の独創的なアイデアについて討論され、テクノロジーの利用や合理的配慮が重要であることが強調されています。生徒同士の協力による宿泊の配慮事例を通じて、楽しさと未来に対する希望が見えてきます。

修学旅行に対する思い
それでは続きです。今回のテーマは、大学生の質問スペシャルということで、後半戦をお届けしています。
大ちゃめーむさん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
後半戦は、6問目。自分だけの気分転換は何ですか?
7問目。理想の生徒像はありますか?
素敵な質問が続いております。
はい、どんどんいきましょう。8問目はこちら。
修学旅行に求めるものって何ですか?
はい、今度の学生さんからの質問は、修学旅行です。
修学旅行。
修学旅行ね、ちょっとずつ形が変わってるのも実はありまして、そんな質問にもなってくるのかなと思いますが、質問の印象いかがでしょうか。
なんだろう、難しいなと思って、本当に。楽しいイメージしかなかったので。
めいむさんは、親として求めてるものとかってあったりするもんですか?
親として、学校に求めるっていうことかしらね。
もうとにかく、楽しんで帰ってきてくれる顔を見るのを楽しみにしてるぐらい。
なんかこう顔が変わって帰ってくるイメージ。
いいですね。
そう、一番最初とか幼稚園の頃とか、すごい初めてのお泊まりとかね、全然表情変わって帰ってきたので、そういうイメージでした。
いいですね。
だいちゃん、質問の感想いかがですか。
ね、やっぱり気になるとこだよね。
特に子どもたちにとっては、これは楽しみな人もね、多いんだろうから、求めるものを聞きたくなってきたフェーズのこの移り変わりがすごい楽しいなと思ってて。
たぶんね、以前はね、ただただ楽しみとかだったのが、でもそもそもこれって何のためだっけとか、何求められたんだろうって、たぶんこの、ちょっと俯瞰する時期に来たわけじゃない、冬さんが。
素晴らしい。
これなんか面白い移り変わりだなと思って。
なるほど。
はい。
じゃあ、どんな質問なのか、質問の声聞いてみようと思います。
どうぞ。
はい、私の質問は、修学旅行に求めるものは何ですかという質問です。
目的の多様性
はい、修学旅行ということですね。
なんでこの質問してくれたんですか。
修学旅行って、やっぱ、私は中学で京都奈良に行ったんですけど、やっぱ子供は京都奈良とかに行って、ツアーのガイドさんにガイドをしてもらって、わー綺麗って思ったりとか、あーこんなのあるんだって思って、楽しいなーとか、料理おいしいなーってなって帰ってきて、結局パンフレット見て、まとめて終わり。楽しいなーで終わったり。
保護者のご母さん、お父さんに話すときは、ここが楽しかった、綺麗だったっていうことを言うだけで、何を学んだよとかっていうことは、やっぱ少ないんじゃないかなって思います。
あと、保護者の方も、子供が安全に行って安全に帰ってきてっていう、その願いになってて、修学旅行の学びに求めてるものがないんじゃないかなって思うところもあるのと、
先生たちも、子供が計画をして、その計画をした通りに行って帰ってくるとか、その計画をすることにおもきを向いてるのか、そこで何かを学んでほしい、その何かにおもきを向いてるのかがわからなくて、この質問を考えました。
なるほどねー。なかなか辛辣ですね。
はい。
つまり、修学旅行って、学ってついてるけど、学びにほんとになってますっていうことですかね?
そうです。
ありがとうございます。
自分自身はどうでしたか?
楽しかったです。
京都ならで何か学びはありましたか?
綺麗でした。いろいろ。
学んでないな。
でも歴史のこととか。
歴史が苦手で、そもそも興味があんまりないので、行っても、すごいって終わっちゃう。
綺麗って言って。
確かに。それもいい思い出だけどね。
もしも、キュルキュルキュル、タイムスリップして、全部フリーだったら、どうしたら自分が満足できたのかな?
高校生の冬さんの学をおさめさせたいの。
私の知り合いの高校の友達は、その高校のグループごとに行く場所が違ってて、そもそも県が違ったんですよ。県も違うし。
選べるんだ。
選べたんですよ。
そこに、同じ県かぶるところもあるじゃないですか、そこに教員が何人かついてっていう修学旅行をしてた学校もあったので、
やっぱ、学校で決められた都道府県に行くよりは、自分でその場所まで決められたらいいなって。
確かにね。
最近も、修学旅行って名前じゃなくて、スタディーツアーって名前になってたり、自分で選べるようなことってあるから、そっちのほうがもしかしたら、勉強する、学ぶって意味ではよかったかもしれないね。
はい、というわけで冬さんからの修学旅行の質問でした。
やっぱり修学旅行、学びを収めるって書いてあるんで、修学旅行って本当に学びになってますかっていう質問なんですよね。
で、他にも言ってたことがありまして、自分だったらなんか、ただこんな風な綺麗だけじゃなくて、もっと体験したかったなとか、いろいろ触ってみるとか、せっかくその場所に行ったんだから、何か体験する、触るっていうような、身体勢伴うようなやつをやりたかったなーみたいなこともプラスで話していました。
はい、お二人いかがでしたでしょうか。
なるほどね。私が言った感想、そのまま冬さんに突っ込まれたような気がした。
そうね。親はね、なんか、帰ってきたらね、いいじゃないですか、いいと思いますよ。
ごめんなさいってちょっと思っちゃった。
でもすごい、なるほどなーって思いながら、改めてこう、私も問い直しではないですけど、なんか話聞きながら考えちゃいましたね。
うんうんうん。
面白かった。
面白いっすよねー。
だいちゃん、修学旅行ってちょっとずつやっぱり変わってるもんですか?
これね、どこから答えればいいかすごい迷ったんだけど、結論言うと目的次第で何でもありなんだよ。
修学旅行とは。
そう、だからあえてちょっと具体をさ、点でいくつかこう話していくので、後で線で結びつけるんですけど、まずね、その具体で言うと、修学旅行ってほんと目的次第で、これね、5月とかに行く学校あるんですよ。
あーもう。
で、そこの、なんでこの早い時期に行って思うかもしれないけど、僕が知ってるその中学校とかは、人間関係づくり、つながるために行こうよっていう、だって人間関係も学びじゃないって話。
確かに。
あと他の目的で言うと、どこかに地方創生的な観点でそこの街を復興しに行こうみたいな目的にする学校も僕知ってます。
そこに関しては適切な、その学校11月に行ってたんだけど、そこでその地域の人と触れ合い、そしてそこで課題解決を一緒にやろうよみたいな、っていう学びをする学校もあるわけだし。
あとは割と年末にかけて、年度末か、にかけて行うことで、これまでの学びを収めるじゃないけどね、生かしてみたいな。
でもそこがちょっと思い出旅行っぽくなったりとかもするわけで。
ほんとね、目的次第っていうのがあるんだよね。
名前が修学旅行ってなってるけれども、実際はもう卒業○○みたいな形で旅行になってるっていうものもあるし、それはそれで目的がさ、これまで学んできたものを元にこの仲間たちと分かち合って楽しもうぜ、だったらそれはそれでいいわけじゃないですか。
だからまあ目的次第で何でもありっていうのが答えなんじゃないですかね。あえて具体を示しましたって感じかな。
いやもう、グーの根も出ないよね。
おっしゃる通りだよね。
いやもう、求めるものって何ですかっていうか、むしろ何を求めたいですかみたいななってるかな。
それによってね、たぶん形式とかも変えていいし、やる時期とかもその目的に沿って選んでいいし、みたいな。
なんかそう思うと、私たちがやってたのはまあ本当にある一つの形であって、もうたぶんもう既に多様になってきてるんだろうなって、私たちが修学旅行行ったのなんてもう20年前とか、もっと前なので、今の修学旅行のあり方っていうのも知らなかったけど、
確かにそのね、学年最初に行くのもすごいありだなと思った。私も話聞いてる最中にすごく思ったのが、やっぱりあのクラスの子と24時間以上、48時間とか、2泊3日だったら72時間とか、一緒に居続けるっていうことによる人間関係の見えなかった部分の土手ってあるじゃないですか。
ね、やっぱり昼間だけ一緒にいる分には問題ないけど、やっぱ長く一緒にいると、なんかちょっとしたことがこう気になり始めたりとかして、まあいい意味でね喧嘩が起きたりとかする時もあるし、逆に普段全然喋んない子とすごい仲良くなる機会があったりとか、なんていうかこう人間関係にすごく影響が起きる期間だなとも思ってて、
うん。
うん、だからそれが最初の頃に起こることで、それ以降のクラスの雰囲気とかね、学びの深さとかね、それこそプロジェクト型学習とかね、チームでやったりとかする時のコミュニケーションが活性化するんであれば、最初にやるのもほんとありだなとかって今聞いてて思って、
そうね。
ああ、なるほどって思ってた。
ちなみにね、中学旅行って名前でね、示されてないんですよ。
あ、なるほど。
そう。ちょっと学校関係者以外の方もいるので、あんまり難しい言葉正式に使わないでいくと、なんか特別活動っていうジャンルがまずあるのね。
ほら、国語、算数とか数学とか並んでね。
その特別活動っていう中に、学校行事っていうジャンルがあるのよ。
はいはいはい。
で、その学校行事ってわかりやすいの、運動会とかさ。あるじゃん、文化祭とかあるでしょ。
その中に5種類ある学校行事の種類の中で、旅行宿泊的行事みたいな名前で位置付けられてるわけですよ。
で、そこで就学旅行っていうジャンルを作っているっていう意味では、別に就学旅行っていう名前がマストではないんですけども。
はいはい。
それが学校ごとに、学校の教育目標があって、それに目指すために、手段として行っているものだと。
だから目的に応じて何でもいいわけよ、正直。
へー。
今のが前提なんですけど、その中で僕、今回の求めるものって何ですかって問いをちょっと変形させると、可能性について話すのが面白いなと思っていて。
うんうんうん。
さっきふうさんも言ってくれたけど、可能性グッと広げてみるとね、子どもたちが企画して、その企画で行きましたっていう学校、今結構出てきてるんですよ。
うん。
それって本当にいい学びで、自分たちでさ、お金のこととかね、あとはどんな校庭にするかとか、あとその夜とかね、どんなことしたらみんなが楽しいかを、子どもたちが企画するっていうのも、小中高全部で事例知ってます。
うんうんうん。
で、あともっと可能性広げると、そもそも学校の先生と行かないっていう学校あります。
おーすごい。
へー、それってオッケー、ありなの?
ありなんです。
へー。
例えば、各グループで企画して、それを旅行会社にプレゼンして、旅行会社が連れてってくれるみたいなやってる学校ありますよ。
なるほどなるほど。
これ、公教育です。
すごーい。
ほんとね、かなり可能性広くて、でその、なんで可能性が広がるかっていう中には、実は課題がかなりあったんですよ。
何かっていうと、やっぱね、この修学力を含めて宿泊がね、苦手な子もいるのよ。
いるよね。
ね。僕なんかすごい好きだったんだけど、中にはやっぱり一緒に寝ること自体がすごいさ、つらいとかね。
そうだよね。
うん。あとは不安な子もいるわけだしとか。
だからそういう中で、やっぱり多様さについて一斉一律の形で行くのかどうなんだっていう論点もあるわけですよ。
うん。
だから、それこそ子供たちのニーズに応じて多様なあり方を包括していくために、その企画ごとに行くみたいな。
でその学校の先生が行くってなったら一斉一律になっちゃうから、企画を子供が立てて旅行会社が連れてってくれるみたいな形も実際あるわけ。
うん。
それはもう任意型なんで、行かないっていう子は企画はするけど、実際当日行かないっていう学校もあります。
へえ。
そう。本当に今、必ず行きなさいとか、必ずこの校庭ですっていう、もちろんそういう学校もいっぱいあるし、そうじゃない学校も広がってきたということで、本当に改めてあり方がかなり問い直されてるかな、今。
保護者の関与
はい。いいことだね。
この問い直しの過程に、保護者は何か関われるんですかね。
おお。
何かこう、心構えじゃないけど。
何か関わる余地は私たちにあるんだろうか。
うんうん。
何かできることはあるだろうか。
いいんですか、踏み込んで。
ああ、ぜひ。
いやもうほぼ今日踏み込みますか。
炎上なんて怖くない。
な、なに?
いや怖い。
そっちそうなの?怖いの?怖いの?
僕結構ビビリーなので、踏み込まないようなことをしてきたけど、踏み込みますね。
おお。
なになに。
はい、じゃあちょっと大きな問題点からいくと、宿泊って学校の先生たちからするとめちゃくちゃ負担なんですよ。
はいはいはい。
いやそうでしょ、大変よ。
教員の負担と宿泊の必要性
実際に去年もあったと思うんだけど、中学旅行から帰ってきた次の日に入院してそのまま亡くなった先生いたんですかね。
先生が?
先生。
先生が。で、学校の先生って過労死だったりとか病気に入ったりするタイミングで意外と多いのがこの宿泊の次の日とかその次の週とかに入ることって意外と多いんですね。
大変だもんね。
で、多分保護者の方々ってその中身なかなか知る機会ないと思うんですけど、宿泊の日って基本先生は寝るの遅いんですよ。
いやそうでしょ。
見守りがあったりとかね。見守りをすることはマストじゃないから。見守りはあるわけね。なんかあったら対応しなきゃいけないし、命預かってるわけだからね。
あとその中には夜起こしてトイレに行ってもらわないといけないっていうのを保護者の方からお願いされることもあるし、そしたら僕なんかもその要求があったから僕1時くらいまで起きてたりしたんですけど、とかあるとかなり負担なんですよ。
そっかー。
でもやりがいはめっちゃ感じていて、子どもたちも楽しみな子は多いわけだからって言ってやるんだけれども、やっぱそこはかなり問い直しを今、僕は必要なんじゃないかなと思っていて。
でね、ここからだよ踏み込むのは。
まだ踏み込んじゃなかった。
宿泊って本当にいるの?と思ってる僕は。
えー。
学校として行く形で本当にいるの?とは思ってる。
もっと違う形があるんじゃないの?っていうこと?
そう。で、他の僕知ってる学校ではね、宿泊がなくて日帰りが2回とかの学校も全然あるし。
あとその学校が連れていかないパターンもさっきも紹介したけどあるわけじゃないですか。
そうね。
で、そういうのの中で、そのあり方を提案した時に必ずクレームきます。
あーなるほど、そっかー。
なんでやめちゃうんですか?
学校としてこれまでずっとやってきたのになぜやめるんですか?とか。
なんで日数減らすんですか?とか。
これ運動会でも同じで、なんで1日から8日にするんですか?とか。
これはもちろんあり方を慎重に問い直した上で提案したとしても、必ずきます、そういうの。
なるほどね。
そこは名物さんたち、何かできんじゃないですかね。
なるほどね、やるもんね。
保護者からすると、その問い直しのプロセスの中に自分たちが時間をかけて考えた結果としてたどり着いてないから追いつかないっていうのがあるのかな。
いきなりこうなりますって言われたらね。
あるいはでももちろん学校側がそういう問い直しをしている間にね、例えばPTAのなんちゃらとか、学級会でのやつとかで多分話してくれていてもその時には聞く耳があんまりなくて。
そういう決定が起きた時にだけ、え?みたいな感じになっちゃう人も中にはいたりとかするっていうことだよね。
そうだね。
なるほどね。
もうちょっとここの部分あえて踏み込んでいくと、ほんと今学校大変なんだなって思う一連のプロセスがあって、これはもう地域は言わないんですけど、
コミュニティスクールっていう枠で3校、1中2小ね、1つの中学校と2個の小学校で構成されたエリアがあるんですけども、
そこで結構クレームが来る地域なんですよ。
そこの地域で、とにかくこういうのを変えていく。
行事だとか、もちろん授業のあり方もそうだし、いろんなことを見直していく。
保護者の方をしっかりと一緒に歩んでいきたいということで、対話会開きましたと。
考えてる検討段階からお招きしてるし、極力来れる日、平日だとか、あるいは土曜授業だとか、入学生説明会とか、
いうほんと来やすい時期にセッティングして、ちゃんと丁寧にプロセス進んできても、いろんなクレーム来ます。
そんな対話の場とか、全員が行けるわけじゃないのに、なんでそういうとこで決めていくんですかとかもあるし、
学校だけでやってくださいみたいのも来たりとか、あと、平日だといけないので、もっと土曜授業を増やしてくださいとか、要求がめちゃくちゃ来るんですよ。
最終的に半熟状態の検討段階でちゃんと共有してるのに、学校が変えていくって言ったら、そりゃそれでクレームが来るわけだし、
ほんとね、今先生方めっちゃ大変だと思う。
もちろんそれがあるから、ビビってやめるが必要とかではないんだけれども、
ありがとう見直すっていうのは、それなりに学校としては本越に入れてやらなきゃいけないものなんだっていうのは、知っていってもらえるのは大きいかもしれないですね。
いやー、なんかだから、一個一個さ、なんかさ、変更するってめちゃくちゃエネルギーかかることだよね。
分かりますよ。
そりゃそうよ。
分かりますよ、これは。
なんか、いや言われてみるとほんとにそうだなと思うのが、何かを始めるときって割と少人数の意見から始めやすいというか、
なんかこうやってみようよっていう声があることで、何か始めることはできると思うんだけど、
例えば終わらすとか、減らすとか、変えるとかになると、なぜかこう全一致してOKが出ないとなかなかその難しいということ。
そうですね。
何でも何か強い反対があると、要は現行から変わっていくということに関して、なかなか同意を得るのが難しいというか、始めるはやすし、変えるは難しいというか。
だから何か足し算は楽なんだよね。こういうのもやってみましょう、ああいうのもやってみましょう。
で、やった結果先生たち大変なことになったりとかして、じゃあちょっとどっか削らなきゃとか、何か簡易化してあげた方がむしろ子どもたちもいいんじゃないかとか言っても、
変わるっていうだけで何ですかみたいな感じになっちゃうんだろうなと思うと、
そういう中で先生たちが頑張ってくれてるのを私はどうにか応援したいんだ。
わかるわかる。
地域との対話と課題
どうにか応援したいんだよね、本当に。
結構キレイごとでね、僕もあえて言うとさ、保護者の方の、地域の方のそういう、僕はクレームって呼ばないけれども、
そういう声ってさ、ありがたく受け取らなきゃっていうのも知ってんだよ、やっぱりみんな。
でもさすがにね、多いし、さらには言い方きついときもあって、先生方それですごい時間取られたりも実はあるわけだから、
本当にね、難しいなっていうのをあえて出してみました。
いやでもなんかとてもよくわかります。対話しなきゃとかも言うじゃない。
例えば保護者とさ、先生がもっと、この対話会の中でも話してたかもしれないけれど、
もっとね、日常のちょっとした話でもできてれば、もっといい関係を築けるんだとかいう話もあるけれど、
そういう何でも話せる関係になるがゆえに、逆にそういう何でですかとか、ちょっとそれどういうことですかみたいなこともいっぱい出やすくもなるわけじゃない。
何でも言っていいって言ってるわけだからね。
そうですね。
そうそう、いい意見も出ればネガティブな意見も同じように件数として増えてしまうっていうことで、
先生たちが怖がって、もし保護者たちへの文句をね、開くのを恐れてしまう事態がもしあるんだとすれば、
私たちからすれば、だって子供の幸せが一番なわけで、
子供の豊かな成長の場になってもらうことがもちろん一番なわけで、
なんかその機会を私たちのその態度で閉じてしまってるかもしれないと思うと、
悔しいというか悲しい気持ちにもなるから、どうしようかな。
何時からできるかしら本当に。
今、僕のメンブさんと話してきた順番で言うと、具体と可能性を広げて、
でもそこの背景にやっぱり課題みたいなのがね、あるって話したじゃないですか。
僕、提案したいなと思って、この求めるものにつながると思ってるんだけど、
やっぱり持続可能なね、あり方にしていきませんかっていうのはあるんですよ。
これは子供にとっても、もちろん大人にとってもなんですけど、
だから本当に必ずしも学校がやることなのかっていう出発点から、
旅行会社とかね、なんかその関係する企業だとかでもいいんだけれども、
そういうところと連携して、学校からある程度のアウトソースが入ったことで、
持続可能になるものってやっぱあるんじゃないかなってふうに思うわけですよ。
そうすると、ふうさんが言ってくれたみたいに企画するとかも、
バンバンできそうな気もするし、
そうだよね。
やっぱり学校の先生が連れてくるってなったらね、
一律でなきゃ難しい面もあるわけはやっぱり、
一人でさ、百何十人とか見ていく中でさ、自由にとも言えないし、
だからなんかそこの一個アウトソースっていう視点は、
僕、提案していきたいなと思ってました。
それでもあれですよね、部活とかっていうのはもうだいぶ進んできてますよね。
そうそうそう、確かにね。
アウトソースでね、うちの息子の小学校とかも地域の方が部活の時には来て、
外部委託はここです、連絡先ここですっていうのがもちろん共有されているわけだけど、
昔はそういうのもJM先生がされるのが当たり前な時代に私たちは育ってきたわけだけど、
でも今それはうまく機能し始めているところなのかな、部活のところは。
そうなんですよ。
そういう感じでだから修学旅行のところも少しずつっていうことだよね。
そうMEMさん言うその通りで、部活動も地域によるけど、
住んでるところはかなり進んできたんですよ。
あとはプールですね。
これ多分どっかの保護教の会で話したと思うんですけど、
プールの指導がアウトソースできるんじゃないかって言って、今かなりの地域でやってます。
学校のプール指導がある意味民間のプールの方にお願いするとか、
あとは市の施設とか町の施設とかの方と連携してそれをアウトソーシングするとかもかなり出てきてるんですよ。
新しい修学旅行の可能性
これってなんか手放すとか、学校の先生が楽するみたいな切り取られ方を結構メディアでしちゃうんですけど、
僕が見てる限りは質が高まるってイメージなんですよ。
いや質高まっちゃうと思うけど。
プロにお願いしてるんだもん。
だからカメラ関係つぼけにお願いするみたいなもんじゃないですか。
そうね。
プレミニリオぐらいしか言えないよね。
すごい良いことなんだって考えると、やっぱ修学旅行であっても、もちろんね学校の方針によるんだけどさ、
アウトソーシングしたければ、なんかすることで企画までは学校でやりますとかね。
授業で、なんか総合の時間とか、わからないよ、なんか使ってさ、企画はすごい楽しいプラン立ててさ、
それを元にプレゼンしてそれぞれが行くとかね、行かないと選べるとかさ、
そういうある意味の個別最適化みたいなところができてくると、
この問いにね、ふうえさんの問いにあるような、求めるものを大人からの求められるものではなく、
行く当事者の皆さんの求めを実現するようなあり方にできるんじゃないかなっていうのは思いましたね。
もっと自由になるよね。
ね、そうよそうよ、ほんまに。
最高な場合、だってほんと海外だって別に全然行けちゃうわね。
いや、ほんとそうだな。
ほんとそうだと思っていて、僕さポケモン見てんの今。
何の話?
アニメの。
これ、ポケモン見てんのアニメの。
でさ、そのポケモン見てて、今やっぱりすげえなと思ったのが、
その主人公ね、主人公がさ、タブレット持ってんの。
はいはいはい。
タブレット持ってさ、旅する時代かみたいな。
僕の時代はそうじゃないから、すごいなと思って。
で、それで何かを見てたら、その時間だったら朝のホームルームとか行って、
オンライン上で先生が皆さんおはようとか言ってんのね。
で、その主人公は旅してるのよ。
へー、なるほどね。
で、ちゃんとホームルーム出て、はい、頑張りますとか言って、来た後にまた旅が続くみたいなね。
で、その子たちはたぶん本当に自分のさ、研究したいこととかね、
求めてることを実現しに旅に行って、ちゃんと学校戻ったりする内容もあるんだけど、そのポケモンの中で。
今できちゃうじゃんとかも思ってて。
ほんとだね。
なんかどうやって本当に、その話着地するのかなってちょっと思ってたけど、ほんとだね。
そうなんだ、できちゃうんだよ。
だから例えばさ、例えばさ、各子供が自分たち旅行会社ちょっとお願いして、
プランね、それで行けるってなってさ、ちゃんと安全性も確かめられた上で行きますと。
で、なんかその、みんなで進捗とかさ、あとは体感したこととか、聞いてたことを共有とかする時間をとっておいて、
で、その日また自分たちのさ、プログラムをやって、とかできちゃうじゃんと思って。
できちゃうね。
これできちゃうでしょ、ほら。
あるなって思った。
これほんとにあれだね、妄想修学旅行みたいな話したら楽しそうだね。
修学旅行の妄想
絶対、だから僕冬さんとそれやりたい。
修学旅行、この宿泊的な行事っていうのは、どこまで何ができるのかっていうさ。
むしろ冬さんの求めるものを知りたいな。
そうね、なんかその妄想、理想とかじゃなくてもう妄想の。
理想の修学旅行とか言うとあれだから、ちょっと多分真面目な方に行っちゃうから、妄想修学旅行みたいな。
妄想修学旅行めっちゃいい。
ね、いいよね、なんかちょっと話してみたくなったな。
ね、でもポケモンとかさ、飛躍したところからもらったけど、なんか今ってほんとにテクノロジーとか駆使したらいけちゃうんじゃないかなって。
しかもだってあれよね、なんか一人一人さ、うまいことGPSとかかさ、はつけてればさ、行方不明とかでもならなくてさ、
確かに確かに。
先生とかもさ、安全管理できるわけじゃない?
そうそうそう。
なんかエアタグとかいうのをこう一人一人持っとけばさ、なんかの時にはピピーみたいな、集合みたいな、そう行き過ぎや、みたいなことも言えちゃうし。
そう思うと安全管理も昔よりもね、できるしね。
そう、でその旅のプロもさ、会社が伴奏してくれるってなったらさ、まあ我々よりももちろんいろんなリスクマネージメント知ってるわけだし。
確かに。
ね。っていうのは妄想なので、皆さん聞いてる方。やれといてないからね。
妄想モードになってる、そう、妄想モードになってるけど、いいね、楽しいね、妄想。
楽しいよね。
合理的配慮の重要性
そこへの道、目的地さえわかればさ、こういう世界になりたいとか、こういう世界になったら絶対みんな幸せっていうのさえ見えれば、どうやったらいけるかっていうのは考えられる気がするんですよね、本当に。
本当そうよ。
時間はかかるかもしれないけど、そこをまず一緒に妄想するのはいいよね。
ね。
妄想ってことを気にしちゃってごめんね。
いいじゃね?
いいよね、素晴らしい。
いいわ。
修学旅行超楽しいね。
なるほど。
さっきの苦手な子ね、集団が苦手な子でも、オンラインだったら参加できるかもしれないもんね。
なんだと一人旅でもね。
そうそう。
自宅にいながらめっちゃサポートする係をやってもいいかもしれないもんね、一緒にチームとしていけるかもしれないね。
なんだろう、24っていうドラマあったの分かる?ジャック・バウアーが事件解決していくときの、あれの黒いって分かります?
本部にいて、ジャック・バウアーをめっちゃ後ろからサポートする遠隔の人みたいに、もし外出が苦手な子とかも、随時現場歩いてる子に、そこにあるのはなんとかでーって書いて、配信情報とか送ってあげたりとかして。
いいね。
そう。え、これ何?これ何?とか言って、あ、それはね、とか言ってやってたら、それはそれでちょっと楽しいチームだなって。
楽しい。
いけない子もね。
そうだよね。だからこういうのってさ、合理的配慮っていうチャンネルになるんだけども、苦手もさ、いろんな種類があるのよ。
うん。
ほんと一緒に寝るのだけは勘弁っていうさ、人もいるし、移動距離が長いのが勘弁とかさ。
うん。
分かるでしょ?いろいろあるじゃん。
分かるよ。
うん。だからなんかそう考えるとさ、それが自分たち企画できるってなったら、あ、これ僕ね、ほんと知ってる事例なんだけども、ほんとに宿泊一緒に寝るのが苦手。
でも、友達と一緒に過ごすのは好きと。
うん。
で、その子だけ寝る部屋をね、一つ増やしてあげたっていう学校あるのよ。
優しい。
これすごいよね。
素晴らしい。
すごい狭い部屋だけれども、そこで寝る子は寝れるように3部屋確保して、これ生徒が考えたんだよ。
おー素晴らしい。
すごくない?これちゃんとアンケート取って一緒に寝るのが不安でって方は個別の部屋も用意しますって言って、これ生徒が考えたんですよ。
やさしい。
それでその子は、3部屋は全部埋まらなかったけど2部屋使う子がいて、安心して寝れて、で次の日もちゃんと楽しくっていうことで行けるようになった。
素晴らしい。
本当は行けないって言ってたんだって。
あーそれか無理だからね。
でほら、ちょっと肌も弱いとかでお風呂も一緒に入るの怖いとか、やっぱりいろんなことあるじゃない?配慮することって。
それをさ、生徒同士がね、配慮し合ったって結構感動した事例なんだけど。
感動だー。
いいわー。
すごくいい。
いいよね。
泣いちゃう。
そのプロセスがいいもん、そもそも。
その一連のプロセスさえ学びだよね。
素晴らしいです。
ね。
はい。
いや本当、なんか修学旅行っていうふゆさんがね、出してくれたテーマだけで、学校が抱えてる問題点もちょっと見えてきたし、
もしかしたらもっとこんな楽しくなるかもっていうね、明るい未来も見えてきたし、素敵な質問でした。
はい。
ふゆさんどうもありがとうございました。
本当にいい質問だった。
ありがとうございました。
いい質問でした。
8問目は、修学旅行に求めるものって何ですか?ふゆさんからの質問でした。
どうもありがとうございました。
ありがとう。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
34:10

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