2024-08-26 29:14

#95 Q01.大人って自由じゃないの? | 大学生の質問SP

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夏の恒例企画「大学生の質問SP」は今年で3年目になります。

今年は9人の大学生からの質問を前後編に分けてお届けいたします。

ゲストは去年に引き続き、めいむーんさんです!



《 めいむーん:谷本明夢 》

宇宙物理学科卒のコミュニケーションディレクターとインタビューライター

物理を本気で楽しむ恩師との出会いで、人生が変わった人。数学者の夫と2人の子供と、東京→アメリカ→デンマーク→熊本→名古屋とほぼ世界一周。アメリカ・コペンハーゲン在住時には小学生を相手にサイエンスワークショップを主催。デンマーク在住時には、現地の教育に興味を持ち、訪問やインタビューを通じて教育と幸福度についての知見を深める。現在は "Being"の解放と価値の最大化を軸に、ことばとコミュニケーションによって自由に生き方を選べる人を増やすための活動をしている。明るい夢を生きる人たちのための応援団長。



《 つぼけん 》

大学の自主映画サークルで映像制作の面白さを知り、映像の制作会社に入社。カメラマンディレクターとして、北極🐻‍❄️から南極🐧まで世界各地で撮影をしてきた。現在は「月曜日に会いたい人をふやす」をテーマに、映像🎥・写真📷・Podcast🎤などメディアを横断して活動中。



《 大ちゃん:大野大輔 》

共育ファシリテーター。

学校と自分が嫌いだった学生時代を、ある恩師が幸せに変えてくれたことがきっかけで教師の道を志す。10年勤めた公立小学校を退職し、現在は(株)先生の幸せ研究所のコンサルタントとして全国の学校園の伴走型支援を行うなど、「教育をもっと自由に」をテーマに活動している。

○(株)先生の幸せ研究所 コンサルタント

○鎌倉市教育アドバイザー

○社会教育士


感想はX(旧Twitter)「#ほぼ教」でつぶやいていただけたら嬉しいです!

【つぼけんX(Twitter) : @tsuboken_mol】

00:08
こんばんは、ほぼ教育最前線 あなたにかわって、私が聞きます。始まりました、つぼけんです。
大ちゃんです。
この番組は、教育ファシリテーターの大ちゃんとつぼけんの2人でお届けする番組です。
学校教育をはじめ、学びの最前線にいるゲストとともに、ほぼ最前線迫っていこうと思います。
というわけで、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。来ましたね。
来ました。今年もやってまいりました。
恒例みたいになったからね。
はい、そうですね。3年目になりました。大学生の質問スペシャルに行こうと思います。
でも、われわれ収録はちょっと久しぶりですね。
そうなのよ。ちょっと間が空いてね。
そう、僕らもちょっと夏休みということで、ちょっとだけお休みいただきましたけども。
でもですね、11月まで実はもう内容決まっております。
そうなんです。もう記念すべき100回目がね。
そう、もうすぐ迎えるエピソード100回目には特別編もありますので、ぜひぜひお楽しみにしててもらえればと思います。
そんなわけで、95回目のわれわれも行ってみましょう。
今回のテーマはこちら。
大学生の質問スペシャル。
ありがとう。
ありがとう。
去年おととしと、祝徳大学総合福祉学部の大学3年生から質問を聞いて、大ちゃんに答えてもらいました。
今年もですね、ゲストとしてメイムーンさんをお迎えして、一緒に答えてもらおうと思います。
大ちゃん行きましょうか。
行きましょう。
それでは最前線に行ってみましょう。
それでは本編です。今回のテーマは大学生の質問スペシャルということで、9人の疑問に答えていこうと思います。
やはり大学生の質問スペシャルといえば、去年に引き続きこの方、メイムーンさんです。
よろしくお願いします。
今年も参りました。
ありがとうございます。
楽しみにしてました。
去年でもファンができてますからね。
メイムーンさんと喋りたいっていう方がいたぐらいですか。
覚えていただいているでしょうか。
1年ぶりです。
今年もありがとうございます。
よろしくお願いします。
去年聞いた方はわかると思うんですけれども、簡単に自己紹介をまたお願いしてもいいでしょうか。
はい。よろしくお願いします。
私、谷本メイムと申します。
明るい夢と書いてメイムです。
宇宙物理学科卒のコミュニケーションディレクターとインタビューライターの仕事をしています。
本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
去年も肩書き迷子の話をしてましたけど、またちょっと変わったんですか。
また成長してるんだよね。
人情派がなくなってインタビューライターが増えましたけど。
人情派ですよ。まだ人情派なんだけど、文字数的にちょっと減らした。
03:05
インタビューライター増やした。ライティングの仕事をですね、ちょっと今年かなり力入れていきたくて。
今年から40になったんですけど、40代はちょっと各仕事を増やしたいので、肩書きに入れさせていただきました。
かっこいい。
でもめちゃめちゃ勉強してますよね。
39歳の時、めっちゃ勉強してたイメージがありますね。
39歳はもう人生変革の1年でしたから。
めっちゃ勉強もしたし、めっちゃ努力もしたし、はい、しましたね。
じゃあ、この1年の努力が大学生の質問の答えにも関わるかもしれないということで。
素晴らしい。お役に立ちたい。
よろしくお願いします。
そして、コミュニケーションディレクターでもありますし、理系の出身、宇宙物理学卒でもありますし、インタビューライターのスキルも身につけ、
そしてお母さんでもある保護者の立場としてもご意見いただけるということで、今年もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回も、祝徳大学総合福祉学部3年生なので、去年も3年生だったので、去年とまた一学年下ですね、同じ3年生ですけれども、別の校たちにお話を聞いております。
今回は9人の学生さんからお話を聞いています。
このとき収録したのが7月だったので、みなさんですね、教員資格認定試験の受験終わってすぐぐらいで、ちょっとドキドキしてるぐらいで、まだ合意もわからないぐらいで、ちょっとそわそわみたいな感じだったんですけども、そんなときに一生懸命質問してくれましたと。
で、今回ちょっとね、質問の収録のスタイル変えたんですよ。
なになに?
今まで1対1で収録してたんですけど、今回はですね、ちょっとね、ワークショップ形式というか、公開収録形式みたいな感じ。
しゃべりながら、前のこの表情とか、やじで、その子以外の雰囲気もわかるというテイストにしております。
おもしろい。
はい、ちょっとその辺の雰囲気の違いもですね、今年楽しんでもらえればと思っております。
そして、9人の学生と5つ、10問かもしれないですね。
でた。
また。
これね、昨年度ぶつぎをかもした、あの10人目ね。
2人ね。
去年は9問目、チャットGPTからの質問だったんですけども、今年はチャットGPTさんからの質問ではありません。
ほら。
ちゃんと人間の質問ですので。
あ、人間なんだ。
人間の質問が10問目ありますので、ぜひ。
違う、クロードとか違うやつかなと思った。
さすが。
去年は大人は寝ていますか?から始まり、風呂は必要ですか?とか、彼氏彼女がいるのって言われたらどう答えたらいいですか?とか、普通って何ですか?とか、いろんな質問がありましたが、今年も9人10問ありますので、楽しんでください。
06:01
ありがとうございます。
はい。
ちょっとね、どうしても言いたい1個だけいい?
どうぞお願いします。
はい、だいちゃん。
僕、これね、ちゃんと言わなきゃいけないなと思ったんだけど、学生の皆さんありがとうございます、本当にもう。
これだって、つぼけ考えてよ、めいむんも。
このさ、ラジオでね、僕たちがほら、今気持ちよく語れるじゃないですか。
そのためにはね、こうやってほら、時間を作ってさ、こうやって質問してくれるわけじゃない?
そうよ。
嬉しくないですか?
めちゃくちゃ嬉しいよ。
質問してるところね、2人にも見てもらいたいね。
それね、ほんとそうなんだよな。
その場でも公開収録したいね。
ほんとそうなのよね。
確かに、それいいね。
終わんないけど、たぶん。
絶対終わんないけどね。
終わんない、5時間ぐらいかかると思うんですけど。
いや、ほんとにね、それをね。
ワイワイ、ワイワイしたい、ワイワイ。
つないでくださる教授さんも、ほんと含めてありがとうございます。
松原先生、ありがとうございます。
ありがとうございます。
行っちゃいましょう。
9人の学生さんだったので、3人のチームに集まって、
3人がそれぞれ何したらいいかなって、
ほんとに時間をかけて考えてくれて、
3人1組で、それぞれ1人ずつ質問してくれてますので、
ぜひ楽しんでもらえればと思います。
めっちゃ楽しみ。
じゃあ、2024年1本目参ります。
学生さんの質問は、こちら。
大人って自由じゃないの?
つらい。ちょっと待って、つらい。
今回からは、ニックネームがありますので、
質問してくれたの、大川さんという男性の方です。
1問目、大人って自由じゃないの?ですが、
まず質問の印象から伺いましょうか。
結構自由そうなメイムさんから、ぜひ。
2人ともそうかな。2人とも。
じゃあ、メイムさんお願いします。
そうですね。大人になってからの方がすごい自由だなと思ってたので、
なんでそう思ったのかなっていうのが、今の感想です。
なるほど。
はい。
大ちゃんもだいぶ自由かな。
だいぶ自由なんだけど、自由ってさ、
すごいいろんな人の見方によってさ、変形するじゃないですか。
確かに、確かに。
それが面白いよね。
うん、うん。
この小川さんが、ほら、どんな見方をさ、してるのかっていうのが、
すごい楽しみですね。
そうそう、そうそう、そういうのが楽しみですね。
確かにね。
じゃあ、小川さんはどんな自由のことを指しているのか、
ちょっと3分ほどに質問をまとめてますので、ぜひ聞いてみてください。
はい、音声再生します。
じゃあ、質問1問目を元気よくマイクに向かってお願いします。
はい、大人って自由じゃないのです。
はい、シンプルな質問でどうもありがとうございます。
1発目ということで、今年もよろしくお願いします。
お願いします。
今までは101で1対1でお話ししてたんですが、
今回は同級生というか、同じゼミ生が前にいる形ですけれども、
どうですか、小川さん、この環境。
09:00
なんか、見られながらは、すごい恥ずかしいですね。
そう?
友達とはいえね。
はい。
1発目ということで、よろしくお願いします。
お願いします。
で、大人って自由じゃないのという子を、すごくグッとど真ん中の質問してくれましたが、
なぜこの質問してくれたんですか?
はい、幼稚園とか保育園だと個性を伸ばすとか、遊びを勉強の一環として取り入れるとか、
自分の自由なこと、好きなこととかをする環境にしてくれたり、
自分の好きなことをやることが、その成長につながるっていう風に勉強をしてるんですけど、
ただ、小学校、中学校、高校って上がってくにつれて、
高速ができたり、特に中学校だったら、すごい高速厳しかったりとかっていうのがあって、
ルールにだんだん縛られていって、
で、大人になったら、朝何時に起きて、会社に何時に行って、何時に退社してとかっていうのが、
もうずっと、ほぼ毎日続くようになるっていうので、
自由に使えるお金はあっても、自分自身がルールに縛られて自由じゃなくなってるんじゃないかって思って質問しました。
ずばっときましたね。
すごい。
みなさんもそう思いますか?
うなずいております。ありがとうございます。
確かに、幼稚園とか小学校とかって、結構個性を大切にしてくれるってイメージあるよね。
でも、中学、高校になると、やっぱり受験ってことになってくるのかな?
そうですね。やっぱり、今学力だけで見ないっていうのも流れとしてできてるのに、
そこで、なんだろう、この学校、中学校、高校に入学したんだから、
生徒像はこういう生徒像を目指しなさいみたいな、
拘束ってわけじゃないけど、学則みたいなのが、理念とかがあったりして、
結局個性を潰しにいってるんじゃないかなって、
今まで育てた個性を、同じ形に戻そうとしてるんじゃないのかなっていうのが、
ちょっと疑問というか、日にかかってますね。
確かにね。
はい、というわけで、小川さんからの質問、「大人って自由じゃないの?」でした。
小川さんの言うとこの自由は、ルールをメインに話してくれた感じですね。
幼稚園、保育園とかだと、個性を伸ばしましょうって言って、
ある程度自由にさせてくれるけれども、中高になったり、また大人になったりすると、
その場所でルールが決まっていて、自由な時間ってあんまないんじゃないかなということ。
他にもですね、彼は学校の研修で、学校に行くことがあるみたいなんですけど、
そこでももう一人前の先生として見られるんだからということで、
髪型、服装とかを指定されていたりとかして、見た目からもあんまり自由がないのかなとか、
12:03
そんな、どうせルールで縛る社会だったら、もう小中高から、
社会ってルールで決められてるんだよっていうふうに、初めから言ってほしいよ、なんてことも言っていました。
はい、いかがでしたでしょうか。じゃあ、めいむさんから聞いちゃおうかな。
いや、なんか、そういうふうにそっか見えるのかっていうイメージでしたね。
なんか、大人になればなるほどルールが増えていって、自由がなくなっていくように感じるんだなっていうのは、
だから、たぶん幼稚園、小中高、大までの流れの中で増えていって、やっぱ不自由をすでに感じてるっていうことなのかなっていう。
だから、周りの大人を見てそう思ったっていうよりは、これまでの経験からいってもっと増えそうみたいな、
いう予測の中でお話しされてるのかなっていうふうに感じたのが、私の印象なんですけど、
どうなんでしょうね、私はそんなに不自由になっていくイメージはやっぱりなくて、
大人になっていくと、子供の頃でも本来できるんだと思うんですけど、ルール自体にも大人が作ってるものだから、
大人、子供も作っていいんだけど、ルール自体のメイキングが入ってくるので、自分で変えていけばいいって思っちゃうし、
あとは、自由って何だろう、責任を伴うものだと同時に思ってるんだ。自由っていう言葉の意味のところになってしまうかもしれないんですけど、
価値とっていくものっていうか、ある種の責任を伴って自分で作り出していくものっていうか、私そういうイメージだったので、
そういう意味では、大人になった方が取れる責任が大きくなっていくから、その分自由にできる部分が増えていくような印象が私はあって、
だから、与えられるものだと思うと窮屈に感じるのかもなっていう、先生から許してもらう余白?やっていいこと?
与えられるものだと思っていくと、誰かに決められたルールにどんどん縛られていっちゃうけど、自分で作り出していくものとか、生み出していくものって思えば、自由度が高いんじゃないかなっていうのが、私が今とりあえず感じた印象です。
たしかに学生さん、生徒さんのうちって、言っても保護者の下にいる子供っていう立場でもある程度はありますからね。
誰かが決めたものを守らなきゃいけないかもしれないけど、大人になったら自分で作れる立場にも自分の動き方次第でなるし、そこには責任も伴うけどねって感じは確かにありますよね。
はい、ありがとうございます。じゃあ、だいちゃんお願いします。
まずいい質問ですね。ありがとうございます。さっきメイン文がさ、勝ち取るって言葉言ったでしょ。
15:01
僕ね、この質問聞いて、その3人の面白いガヤも入りながらのトークをね、聞きながら浮かんだのが、提供平成大学の石井智光さんっていう教授がいるんですけど、
その方がね、遊びの理論でよく言う言葉が、遊びを勝ち取れっていうスタンスなんですよ。
その、例えば幼稚園とか保育園とか子供園の先生たちっていうのはある意味プレイリーダーだっていう言い方ができるんですよね。
遊びのリーダーみたいな。その人たちのスタンスとして石井教授はですね、遊びを勝ち取れっていうスタンスを持ちながら子供たちに寄り添うわけですよ。
これどういうことかっていうと、まさに今、自由っていうのは実は勝ち取るっていう側面があって、奪い取るじゃないんだよね。
それに与えてもらうでもないんだって。
自分で例えば対話したりとか、何か交渉があるかもしれないし、何か折り合いをつけるかもしれないけど、なんかいろんなことをしながら自由っていうのを勝ち取っていくっていう側面が社会にはたくさんあるんだと。
それを小っちゃい時から気づいていくものなんだっていうのをね、その方はおっしゃってたのね。
それが浮かんだから、勝ち取るって言葉がめいむんと出てきたっていうところで、俺ら仲いいなって思ったっていう。
仲良し。
仲いいなと思った。一発目の回答でさ、これがお互いこのフレーズ出てくるって仲いいなと思った。
私はちょっと聞きながらソワソワしてたよね。
私の言った言葉、どういう評価で返ってくるか知るドキドキとか思ってたけど、まさか同じ言葉を言ってらっしゃる素敵な方がいらっしゃると。
そうなんですよ。でね、そのめいむの勝ち取るって話と、あとは与えられたその環境の中で自分たちで工夫していくみたいな視点があったじゃないですか。
僕はそれめっちゃ大事だと思ってて、イソップ童話の三人のレンガ職人って話知ってます?
知らない。
三人のレンガ職人がいて、そのレンガ職人に旅人が同じ質問をするみたいな話があるんですけど、旅人が一人目のレンガ職人に何やってるんですかって聞いたら、
レンガを摘んでるんだよってイライラしながら答えるんだって。やらされ感です。
その人はもちろん自由も感じてないし、なんでこんなのやらなきゃいけないんだって思って辛くやってるみたいな感じ。
二人目のレンガ職人のとこにまた同じ旅人が行くわけですよ。で、同じ質問する何やってるんですか。
そしたら、今レンガを摘んでるんですけど、これは自分の家族を養うためにやってるんだって答えて、目的があるみたいな感じですよね、方法と。
で、三人目のレンガ職人のとこに旅人が行って、同じ質問をして何してるんですかって言ったら、立派な大聖堂を私は作ってるんだって語るわけですよ。
18:07
で、きっとその人は大聖堂を作ってる夢を持ってるし、あとその工夫をいろんなところでしてるはずだし、で、その男はレンガ職人はすごい自由を感じてるんだよね。
なんでこんな楽しいことをやらせてもらった上でお金ももらえて、最高じゃないかと思ってやってるっていう。
だから同じことを味わってるんだけど、同じことをしてるんだけど、捉えが違うっていうのはあると思っていて。
もしかしたらその自由っていうのも近い。同じ環境なんだけど、それをこう自分なりに創意工夫していく自由が実はあるかもしれないっていう。
そんななんか視点を持ちながら進んでみるっていうのは、なんか僕は普段すごい大事にしてるかなって思いました。
いや本当に、本当にでもなんか自由の捉え方次第だね。
うん。
本当に思います。同じ状況でも本当主体性なのかな。
物事への関わり方の主体性なのかもしれないけれども、自分が自分の意思で関わっている、それはなんか。
いいね。
だからね、どんな場所においても、そうそう、私も結構あれなんですよ。
夫と結婚してね、で、夫が海外に働いていたので、私結婚して出産してすぐに子供、3ヶ月の子供連れてアメリカに移住したんですよ。
で、それって言ったらまあ、中妻みたいなもんですよね。
夫の仕事の都合に合わせて、まあその妻が帯同するみたいな感じで、アメリカに2年半、デンマークに2年半いたんですけど、
それって、ともすると夫に振り回されてる妻にも思えるんだけど、
私は自分で選んで夫と一緒にいることをまあ、選んでるっていうのもあったし、
なんかその場所すらも、夫が働いてる場所だったんだけれど、でも私がたどり着いた場所でもあるから、
ここでの暮らしは私のもんだみたいなぐらいに思ってたんですよね。
いいね。
そう、だから全然なんか振り回されてるっていうよりは、ワクワクして飛び込んでいったので、
結構アグレッシブにいろんな人との出会いとか、いろんな経験させてもらって、
で、今の自分でもかなり影響があるようなキャリアを詰めたので、
ほんと捉え方次第だよなっていうのはすごく思いました。
今のめいむさんの始まりの主体性っていうね、主体的な側面から見た話をすると、
確かにこの小川さん言った通り、ルールっていう面から見ると、
あ、縛られてるなとか、なんでそこを選ばせてくれねえんだよとか、
そこ何、決めてあるのっていうイライラ、僕も結構感じる方なので、
ここがすごいね、わかるなって思うんですよね。
ただ、主体性の研究って結構されていて、実は制限がされている方が、
自由に感じることがあるっていう研究結構されてるわけですよ。
21:05
例えば、教室の中に子どもたちが30人いますと、
その30人に先生がこうやって言います、
もう今から30分あげるから、めっちゃ何でもやっていいよ、好きなことやってください。
何にも決めません。30分だけあげます。
どうぞって言われる自由と、もう1個はルール3つあるよって言って、
この教室の中で遊んでねとか、危ないことはしないようにしようねとか、
あと使っていい道具ここに置いてあるから、これは自由に使っていいよ、
これすごい今例えばで言ったんですけど、
で、30分どうぞって言われるのが、どちらの方が自由を感じるかっていうと、
ちょっとこれ議論なりそうですよね。
例えばその前者の方で行くと、誰かが教室の中でドッジボールをやりだしたとしますと、
そしたらその人たちは自由なんだけど、
周りの人からしたら自由が阻害されている状況になることもあるじゃないかって考えると、
実はその後者の方が、全員の自由っていう観点では確保されているみたいなのがあるとして、
だから実は制限がちょっとあった方が自由に感じやすいんだっていうのはよく言われますよね。
それ初めて集団でっていうことですか?
そう。
えー面白い。個人だったら私もすごく同じような意見があるんですけど、
集団として自由の確保、全員の自由がより確保されるっていう面においても、
制約制限があった方がいいっていうのを初めて聞いたので面白いなと思って。
そうなんですよ。
へーそうなんですね。
例えば熊本大学のトマノさんって、この放送でもラジオでもよく出る名前ですけども、
その方の言う自由の相互承認っていう考えは、自由を相互に承認し合うだから、
あくまでも他者がいて、その他者にももちろん自由があるわけで、自分にも自由があるよねって。
なんかお互いをこう大事にしていくっていうので見ていくと、
その縛られているって感じてるルールが実は守ってくれてるっていう。
あーわかるな。
ルールになることがあるんじゃないかなってそういうことかな。
相互承認ね。
確かに。
自由って確かに一人の中で担保されるものではないですもんね。
他者との共同生活の中で生まれるものだから、相互承認面白いよね。
そうなんですよ。
なんかそこらへんって、すごいいろんな場面とか目的で違うから、
一概に例が出せないっていうのはすごい難しいんですけど、
例えばね、すごい難しいもので出しますよ。
服装とかとっても、僕割と自由でいいなって思ってた人なんですよ。
でも、なんかその服装がある程度の一貫性を持ってる方が、
その雰囲気とか世界観が大事にされる場面って意外だったりするじゃないですか。
24:05
そういう時に、なんか自分は何でも服装自由でいいじゃんっていう派だったのに、
なんかそのルールがある場所に僕踏み込んだ時に、
これはこれでなんか悪くないのかもって思った。
で、その縛られたドレスコードの中で自由にできるって考えたら、
全然選択肢あるじゃないって思ったのね。
だから見えやすい不自由の先に、実は自由がたくさん広がってるっていう、
見えにくい部分の自由っていうのが、ほんとこの年になってね、すごい見えてきたかも。
めちゃくちゃわかるな、わかりますわかります。
文章とか書いててもあるんですけど、
結局ルールがたくさんあるじゃないですか。
ライターとかやってると、メディアって表記ルールとか結構あるったりとかするんですよね。
この言葉をこう書かなきゃいけないとか、丸の付け方とかカッコの付け方とか、
いっぱいめちゃくちゃルールがあるんですけど、
でもそんなにルールに縛られても、やっぱそのライターの個性ってやっぱ残るんですよ。
で、なんかどこかでね、これ本当に参照が言えなくて申し訳ないんですけど、
制約されてもされてもされても、ルールの中に入っても入っても削れないのが個性だみたいな。
削れないの部分に個性があるみたいなことを言う話もあって、
だからその自由に表現することだけを求めるじゃなくて、
どんな制約の中でも消えない部分が個性だし、発揮できる部分はあるみたいな話を聞いた時に、
なんか逆にそのルールの中で残る自分の個性ってなんだろうとか、
いうふうになんか見て書き始めたりとかしたら面白くなってきたりとか、
いうのもあったなーって思ってね。
個性って消せない最終的にっていう。
まあ自由さと個性っていうのが今ちょっとごちゃになっちゃったけど、
だから多分どんなところに行っても勝ち取れる自由っていうのは必ずあるんだろうなーって。
それこそ文章で言ったらあの俳句なんてね、柔軟さしかなくて、
しかも記号を使わなきゃいけないルールでガッチガチだけど、
それでも有名な俳人とか、あの人の世界ってすごいよねっていうのがありますからね。
そうですよね。まさにもうごっせごなんて究極ですよ。
究極だよね。
ひらがな45文字?50文字?とかしかないのに。
なんかそれだけで表現しろって言っても、それでもやっぱ個性出ますもんね。
今の俳句って例えが出てきたつぼけんすごいよね。
やったー。
確かに。あれってさ、不自由なルールって見るのか、ありがたい制限って思うのかっていう、確かにありがたいんだね。
むしろ膨らむよね、いろいろ自由が。
なんかクリエイティブ系はだって制約があった方がありえない発想にいけるから、より面白いものができるとか言いますよね。
27:04
作曲家の方も言ってましたよ。何の制約もない、自由に何分の曲でもいいです、何の楽器使ってもいいですって言われるよりも、
今回はこの楽器だけで何分の曲使ってくださいって言われた方が、自分の想像を超えた曲ができるって言ってる方もいたので。
でもね、僕尾形さんの横を一緒に歩きたいなと思ってて、やっぱり僕もね、ちょっと若い時にですね、
このルール何?っていうのはやっぱあったじゃないですか。その自由奪ってんじゃねえよみたいなルールが来た時にどうすればいいのかなっていうのもやっぱあって、
それをただ従う時も、大事だっていう時もあれば、ちょっとそれ問題提起していくみたいな勇気が育ったりもするから、
なんかこれ、この自由じゃない不自由、おかしいなって思ったら、自由をやっぱりそこは追求していいんじゃないかっていうのもね、物によってあるんじゃないの尾形さん。
ある。でも逆にそれを築けるってことだもんね。
すごいよね。
自分がその不自由になっていっているっていうのに築けているってことは、勝ち取る自由をこう可能性を持ってるってことですよね。
結論、尾形さんはね、すごい。クリティカルだよね。
さあ、一本目、熱いトークから始まって、僕はとっても嬉しいです。尾形さんの素敵な質問からトークが広がって、一発目からとても良かったと思います。
一本目の大人って自由じゃないの、お二人ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
29:14

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