2024-02-26 17:29

#78 トランスジェンダーの3人に聞く「自分を好きになれる世界」(1/4)“ジェンダリスト”は元女子サッカー選手たち

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今回のゲストは元女性で、トランスジェンダー男性として生きる3人組。しかも、元なでしこリーグ女子サッカー選手!
「誰もが自分自身を好きになれる世界をつくること」をビジョンに掲げている3人とじっくりトークしちゃいます。
聞きたいことがありすぎて、初の4本録り!!


《 ゲスト:ミュータントウェーブ。 おおちゃん/まさ/あさひ 》

なでしこリーグ女子サッカー選手で、現在はトランスジェンダー男性として生きる3人組。 誰もが自分自身を好きになれる世界をつくることをビジョンに掲げ、メディアやSNS・イベント登壇などを通じて、LGBTでくくるのではなく1人1人の違いを体感してもらうことや、またLGBTの当事者として、ジェンダーや多様性について、考えるきっかけとなるコンテンツをPOPなスタイルで発信している。

SNSアカウント

●YouTube
https://www.youtube.com/@mutantwave3/

●TikTok 
https://www.tiktok.com/@muve_3?is_from_webapp=1&sender_device=pc

●Instagram 
https://www.instagram.com/mutant.wave/

●X
https://twitter.com/mutant3wave

●ホームページ
https://mutantwave.love/


《 つぼけん 》

大学の自主映画サークルで映像制作の面白さを知り、2005年に映像の制作会社に入社。カメラマンディレクターとして多くのテレビ番組に携わる。 子どもが小学校に入ったことがきっかけで、日本の学校教育に関心を持つ。人生の目標は「Happiness Creactor」(=自分も他人もしあわせにできる創造力をつくる)


《 大ちゃん:大野大輔 》

共育ファシリテーター。
学校と自分が嫌いだった学生時代を、ある恩師が幸せに変えてくれたことがきっかけで教師の道を志す。10年勤めた公立小学校を退職し、現在は(株)先生の幸せ研究所のコンサルタントとして全国の学校園の伴走型支援を行うなど、「教育をもっと自由に」をテーマに活動している。
○(株)先生の幸せ研究所 コンサルタント
○鎌倉市教育アドバイザー
○社会教育士

感想はX(旧Twitter)「#ほぼ教」でつぶやいていただけたら嬉しいです!
【つぼけんTwitter : @tsuboken_mol】
00:08
こんにちは、ほぼ教育最前線あなたにかわって、私が聞きます。始まりました、つぼけんです。
大ちゃんです。
この番組は、教育ファシリテーターの大ちゃんと、つぼけんの2人でお届けする番組です。
学校教育をはじめ、学びの最前線にいるゲストとともに、ほぼ最前線に迫っていこうと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
いやー、大ちゃん、いよいよこの収録時点では、来週鎌倉の公開収録を待ってますね。
来たね、ついに、あのお寺が待ってるね。
そうだね、城知事、来た鎌倉の城知事の収録が待っております。
そして、本日今収録は、鎌倉FMでの生出演直後になりまして、いやー、パーソナリティ小松さんにすごかったね。
やっぱプロだよね、時間の繋い方とか話し方とかね、あともう気分よくさせる方法とか、たまんなかったよね。
そうそうそうそう。
めちゃくちゃ気持ちよさそうな顔してたもんね。
来てた。
何曲の3分くらい喋ってたでしょ。
何曲ちょっとね、盛り上がっちゃったね。
尺全然ねえって言ってたのに、何曲3分くらい喋るか。
教育の話がね、どんどん短くなってきてるね。
話したくなっちゃって、気持ちいいからね。
素敵でした。
ありがとうございます。
では、そんな公開収録を前にですね、素敵なゲストを呼んでのテーマ、申し上げたいと思います。
今回のテーマはこちら。
トランスジェンダーの3人に聞く、自分を好きになれる世界。
はい、自分を好きになれる世界ということで、だいちゃん行ってみましょう。
いいテーマね。
うん。
あの3人にしかできないこのテーマね。
そうそうそう。
いつもゲストはね、お一方呼ぶことが多いですけど、今回は3人、しかもグループということで、
ミュータントウェーブというですね、3人のトランスジェンダーの方がゲストです。
トランスジェンダーということなので、もともと女性でらしたんですけども、今は男性という、しかも3人ともがというチームでいらっしゃいまして、
ちょっと今回どうなるか楽しみだなと思っております。
だいちゃんからの紹介だけど、なんでほぼ今日呼びたいなと思ったんですか?
もともとの出会いは文科省事業というのがあって、そこで関わっている林さんという方がいたんですけど、その方が絶対つながってほしいということで、
キューピットとしてつないでくれたのがこのミュータントウェーブさんなんですね。
へー。
そうなんです。だから教育事業として一緒に何かしていけるんじゃないかということで出会ったってことですね。
へー。
ちょっとまだトランスジェンダーの方っていうことと、教育っていうことと、しかもテーマである自分を好きになるっていうのがまだまだつながってないかと思うんですけれども、
本編でがっちりつないでいきたいと思います。
それではほぼ最前線に行ってみましょう。
それでは本編です。今回のテーマは、トランスジェンダーの3人に効く自分を好きになれる世界。
03:18
ということで、今日のゲストはミュータントウェーブの3人。
おーちゃん、まささん、あさひさんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
会いたかった。ありがとうございます。
ミュータントウェーブのお三方ということで、どんな方なのか簡単に自己紹介お願いします。
はい。私がミュータントウェーブのおーちゃんです。
まさです。
あさひです。
私たちは全員が元ナデシコリーグの女子サッカー選手で、現在がトランスジェンダー男性として生きる3人組です。
メディアやSNS、イベント登壇などを通じてLGBTの当事者としてジェンダーや多様性について考えるきっかけとなるコンテンツを
ポップなスタイルとして発信しているグループになります。
ありがとうございます。
ユーチューバーでもらっしゃいまして、3人のチャンネルめちゃくちゃ面白い。
ちょっと概要欄にもありますので、ぜひ見てもらいたいんですけれども、めっちゃ面白いんですよね。
ありがとうございます。
明るいんですよ。
明るい。
明るい。
ずっと楽しく見れるので、すごくいいなと思ってます。
でも、それよりも一番初めに気になるのがですね、ナデシコリーグの女子サッカー選手ですよ。
これがちょっと…
そこからもう1時間ぐらい聞きたいんだよ。
パワーワードすぎるよね。
一個一個が全部聞きたいです。
スーパースリートじゃないですか。
だったんだろうね。
だったんだろうね。
すごいなと思って。
で、当然女子サッカーリーグですから、女性の選手としてお三方ともが選手でらっしゃったんですね。
そうです。
チームは別々だったんですか?
自分とマサーが一緒です。
ダサヒは違うよね。
そうです。
そして教育とのつながりですよね。
現在はトランスジェンダー男性ということなんですけれども、教育とどうやってつながっていってるものなんですか?
ミュータントウェーブが自分を好きになれる世界とか、自分を好きになれる人を増やしていきましょうってやっていく中で、
自分を好きになってもらうってなったら、世界中の人たちじゃないですか。
どこにいる人に何を通して伝えるかっていうのを考えたときに、一応4つの枠組みに分けて今お仕事させていただいていて、
一つはやっぱりメディアで社会を巻き込むっていうところで、やっぱりロールモデルがいなかったりとか、女性から男性になった人ってテレビの世界で浮かばなくないですか?
男性から女性をたくさんいますけど、女性から男性…
06:04
そうですね。いわゆるタレントさんではパッと浮かばない。
確かに。
なので、やっぱり同じ人がロールモデルとしていなかったっていう課題だったりとか、当たり前にいるんだよっていうのをしっかり伝えたいんで、メディアっていうところでもお仕事させていただくっていうのが一つと、
もう一つが大人を巻き込もうっていうので、企業さんと研修とか、あとは商品のコラボレーションでちょっとグラフィックデザインを関わらせていただいたりとか、いろんなコラボレーションをしています。
で、もう一つがそこに教育っていう部分で、じゃあ子供たちとか先生とか保護者の方にどうやって伝えるっていう時に学校に行ったりとか、そういった部分で関わらせていただいて、
4つ目に裏側でちょっと心のケアっていうところで、朝日はメンタルトレーナーなので、なんか当事者の方とかプロのスポーツ選手とか部活の子たちっていうところもちゃんと心のケアで関わっています。
そんな感じで一応4つの枠組みに分けて、いろんな関わり方をしながら自分を好きになってもらうっていうのを一緒にちょっと取り組んでます。
何か一つだけじゃなくて多角的というかね、いろんな角度から自分を好きになってもらうってことにめがけて挑戦してるって感じなんですね。
でも本当にそうですね。
ありがとうございます。
今ですね、おーちゃんがたくさんお話ししてくれてまして、ラジオなのでちょっと見た目が見えないのでちょっとお伝えしたいなと思ってるんですけれども、
今日はですね、お三方ともミュータントウェーブTシャツを着てくれていまして、
これまたデザインも波のデザインになるんですかね、とってもかっこいいんですけど、カラーがそれぞれ違うので、まずおーちゃんからなんで紫なのか聞いてもいいですか?
これ全員なんだと思いますか?
どういうこと?
色に意味があります。この色を着てる、好きな色を着てるんじゃなくて、色に意味があります。
ミュータントウェーブっていうのも含めて、4つで考えるといいかもしれないです。
ミュータントウェーブ、おーちゃん、まさ、あさひ?
色ですね。
色で、ミュータントウェーブっていうところから連想するもので考えるとわかりやすいかもしれないです。
結構みんなわかるよね。
僕わかっちゃった。だいちゃん、僕わかっちゃった。
わかった。
だいちゃんどうぞ。
カメさんだ。
そうです。ミュータントタートルズです。
で、もう一つの、本当は青いキャラがいてますね。
ミュータントウェーブの色なので、ファンの人のカラーなのでTシャツが青いです。
ね、そんな。
そんな感じで。
好きな色を取りました。
おーちゃんなんか、自分赤はないわって。
除外してましたね、おーちゃん。
09:00
解除してた結果これが。
消去法。
よくわかったね、ツボケンね。
わかったわかった。
僕前回聞いてたのに、一回失って今思い出して言ってるだけだから。
失われてますね。
危ない。
ミュータントタートルズね。
確かにミュータントって聞くと、カメ浮かびますよね。
結構ね、みんな言うよね。
忍者なんですかね、あれ。アメリカのキャラクター?
海外だと忍者になるんだよね。
でも向こうのアメリカの子たちは高校生とかでもめちゃめちゃ知ってるんですよね。
トータルズ人気だったりするんです、日本よりね。
へー。アサヒさんはじゃあなんで赤なんですか?
まあそんな経緯で彼が選ばなかった赤なんですけど。
僕ずっとキーパーで、ユニフォームが赤だったんですよ。
すごく馴染みがある色だったんで。
じゃあ自分赤着るって。
へー。
僕は赤選びましたね。
似合ってる。
赤ってでもちょっとリーダーっていうかね、戦隊ものでも主人公って感じがするじゃないですか。
確かに。
情熱の赤みたいな。
その選んだときはそんなこと1ミリも考えない。
マサさんのオレンジは?
オレンジはでも結構好きな色の中にも入ってるんで、
あの中だったらオレンジでいいかなくらいの感覚で選びました。
でもキャラクターとぴったりだよね。
性格が。
トータルズのね。
オレンジはピザが好きなんです。
マサもピザめっちゃ好きで。
大好きですね。
で、なんか地上に出て人間と関わりたがるっていうキャラなんですけど、
割とそんな感じ。
めっちゃ合ってるじゃんってなって。
ぴったり。
完璧。
ちょうよかったです。
ぴったりだった。
じゃあもうなるべくしてオレンジになったっていうことにしときましょう。
だってラジオなのにきっちり自分のカラーのTシャツを着てくれてありがとうございます。
それね。
プロでございます。
いろんなことに名前とかこのロゴとかも全部意味があるんで。
あとほら今ラジオで見えないけどね、ワンちゃんがおるんですわ。
ワンちゃんもちょっと思いが込められててかわいいな。
確かに。
これ言いたい。
かわいい。
かわいい。トラジがいるんだよ。
トラジ。
今ですね、アサヒさんの膝の上で。
あー、マサさんのほうに。
間に。
間好きなんで。
マサさんとアサヒさんの間に収まりました。
かわいいです。
はい、そんなきっちり思いもこもった3人なんですけれども、
ジェンダリストというふうにお三方名乗っていらっしゃいまして、
ジェンダリストってなかなか聞いたことない言葉だなと思ったんですけど、
どういう意味でジェンダリストっていうふうにしてるんですか?
これもね、理由があって、
12:01
いろいろやってるわけじゃないですか、
なんかYouTubeとか、YouTuber、TikToker、講師みたいな先生とかもやってると、
何者なんだっていう話になってくるんですよ、いつも。
で、何者でもいいじゃねえかとか思うんですけど、
人はカテゴライズしたがるから、
なんで、全部って意味とか、新しいものとして、
ジェンダリストっていう言葉を考えて、
ジェンダリストですって答えると、みんな、
あーってなんかなる、なんかわかんないけど、
ジェンダリストね。
わかんないけど、ジェンダリストいいねってなるっていう、
そんな系があって、ジェンダーのことなら、みたいな感じで。
まあ、メンタリストみたいな。
確かに響きがね。
そんな感じです。
なんか聞いたことある言葉ですもんね、なんか雰囲気としては。
そうそう、なんとなくこう、ジェンダーにまつわる何かをしている人なんだな、みたいな。
このニュアンスを掴んでいただければ。
バッチリ掴みました。ありがとうございます。
今回ですね、お話してもらえるにあたって、
どんな話しようかなと思ったんですけど、
事前にちょっと、僕もそこまで知らない世界でもあったので、
ある程度知っておこうと思ったんですよ。
実際、おーちゃんにどうやったら知れますかっていうようなことをご相談したりもしたんですけど、
そしたらちょっと教えてもらったのが、性を表す4つの要素っていうのを教えてもらって、
多分、お三方からすると結構スタンダードなお話かと思うんですけど、
僕すごい知らなかったなというふうに思いまして、
4つの要素っていうのが、体の性ですね、
バディ、体の性と好きになる性と、
心の性、自分で認識している心の性と、
4つ目の表現する性っていうことなんですけど、
その辺も実は知らなかったし、
明確に分かれるものじゃないんだっていうことも、
言われて初めて知ったなぐらいだったんですよ。
実際、僕メディアの仕事してますし、
ある程度話題にも出てくるもんだと思ったんですけど、
能動的に調べて初めて知ったことっていうのがあって、
改めてびっくりした部分もあったんですけど、
まだまだ知られてないなとかっていうのは思われてするもんですか?
ほぼ知られてないんじゃないですかね。
ネットとかで性の4要素って調べるとすごくたくさん出てくるんですけど、
そうしない限りは入ってこない情報なんじゃないですかね。
正直ね、僕たちこの活動するまで、
その性の4要素という言葉を認識してなかったので、
そこの情報に当事者の僕たちもたどり着いてなかったです。
知りませんでした。
15:00
実際僕も知らなかったぐらいなんで、
分けられるねってことと、
明確に分けられるものじゃないよねっていうこと両方あると思うんですけど、
そういうのって自分たちも知らなかったから、
知ってもらいたいなって思うもんなんですか?
どう思ってます?
でも、これって当事者だから当事者じゃないからとかではなくて、
自分がどんな性質あるのかなとかで、
分かんなくて不安な子も結構いるじゃないですか。
割といろんな人と関わってても、
大人でもそこで悩んでる人多くて、
例えば女性の辞任で、体も女性で生まれてるけど、
表現がすごく男性的って言われて、
周りからそう言われるからめちゃめちゃ悩んでる方がいらっしゃって、
でもそういうものを見てるときに、
表現は割と社会で言う男性的なものなんだって思うと、
別に自分は女性のままでいいし、間違ってなかったし、
表現がそうなだけで落ち着けたりするんですよね。
だからそういう不安を持っている方とかは、
そういうのを知ってもらえると、
安心できる一つの材料になるんじゃないかなとかは思ってます。
大ちゃんは3人と出会って知ったこととかあったりしますか?
かなりありますね。
知った場面を僕は見たことがあるんですよね。
子どもたち向けに3人が話しに行って、
僕はそれを客観的に見ていて、
安心する子が何人もいたなっていうのと、
聞いてる先生方の中にも、
安心するなとか、これでいいんだなって思う、
その瞬間を見てるから、
僕自身も知ったっていう瞬間も学んだし、
それを実際に届けてる場面を見たから、
それを後でまた話しますね。すごくよかった。
教育との関わりもめちゃめちゃ気になります。
それでは教育とのお話もありますし、
まだまだ聞いていきたいことがありますので、
続きのエピソードでまたじっくり聞いていきたいと思います。
では、一旦以上になります。ありがとうございました。
ありがとうございました。
17:29

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