大人も含めて刑務所の中では増えてきているので、
少年刑務所でももちろん教育をやってるんですけど、
本来の目的というか、どっちがメインディッシュかっていう意味でいくと、
教育機関としての少年院と、罰を与える機関としての少年刑務所っていうのは別々の組織なんですよね。
これ、ちゃんと知ってるか知らないか全然違いますね。
本当に知らない。
これ知ってるとね、社会から多数の見方も全然変わってきて、
接し方もね、皆さん関わってくる、あり方も変わってくるなと思いました。
そういうことをきちんと発信しようっていう。
少年院が教育機関なんだよとか、少年法ってちょっと誤解してないとか、
少年院に入って出てきた子は、罰を受けたんじゃなくて教育を受けた子なんだよっていうことを、
きちんと発信して世間が知っておくことが、
その子たちの再犯防止にもつながるなっていうふうに思って、
それを伝えたかったので、2018年から閉の中の教室、
閉の中は教育機関なんだよっていうことを言いたくて、
閉の中っていうアカウントを作ったんですよ。
なるほど。
道理で背中に僕たちは引き寄せられたわけだっていう。
本当ですよ。
まさに今のね、僕たち知っただけでもね、全然変わってくるじゃないですか。
それを広めようってことで今動かれてるんですもんね。
すごいわ。
知らなかった少年院は教育館。
じゃあその少年院は教育館の教育の部分にもうちょっとフォーカスしてみたいなと思うんですけど、
普通の中学校、高校だったら3年間、4月で始まって3月で終わる3年間って決まっていて、
借りくらいもあってってことじゃないですか。
少年院ってなってくると、別に4月に入ってくると限らないですし、
3年とは限らないですし、
どうやって教育の成長をもたらしているのかなっていうふうに思うんですけれども。
ありがとうございます。
おっしゃる通りで、少年院は逮捕されて家庭裁判所が少年院装置を決定した後随時送られてくるので、
本当にさみだれ式に入ってきてさみだれ式に出ていく。
学年っていう考え方がない学校ですよね。
具体的な教育内容っていうのは、全国今45ぐらいある少年院でそれぞれ違うので、
細かいことはともかくなんですけど、
その少年院の中でどういう過程を経て出院までたどり着くのかっていうのは、
実は個別の教育計画っていうのを本当に一人一人別々に作る。
そうなんですか。
少年院に送られてくると、その子の生い立ちとか特性、犯罪、非公の内容とか家庭環境とかいろんなことを総合的に判断した上で、
この子が出てから健全に生活していけるようになるために、
この定められた教育機関の中でどのプログラムをどの段階で受けるかみたいなことを、
第一段階があって、将来的にどんな生活をしたいのかを考える。
そのために身につけなければならない技術や資格などがあれば具体的に検討するっていうのがあって、
院内で資格取得が必要だと思えば最後に資格を取得して、
出院後の生活に備えるみたいな目標があったりとか。
段階を踏んで、1年後に少しでも健全に生活できる可能性を高くして出院していく。
家庭環境も知りたいです。家庭環境って自分だけでは何ともならないと思うんですよね。
家庭環境も、例えば保護者との関係性がすごく良くなかった時に、
例えば今まで親からしてもらったことを冷静に振り返る。
それは良くも悪くもある。
それに対して自分が親にできたこと、かえって迷惑をかけたことを整理する。
考えて、自分の今後の理想の親子関係を具体的に検討する。
それを踏まえて出院後の家族関係について、
今後留意しておきたいポイントを具体的に整理し、計画を立てるみたいなのが最後になった。
みたいな感じです。すごいざっくり言うと。
でもゴールを定めて、その間のショートステップを設定して一個ずつ達成していくって、
社会でやっている、会社でやっていることとほとんど一緒な感じもしますもんね。
そうですね。だからある意味では、その計画は僕らが立てるんですけど、
理想としては子どもたち自身が目標を設定し、
自ら計画を立てて実行する力をつけるみたいなのが目標になる子もいるんですよね。
薬物の子だったりすると、自分と薬物の関わり方、これまでの接し方を振り返るみたいなところから始まって、
出院後、薬物を使いたくなった時の具体的な対策を考えるみたいなところがゴールになって、
その子の問題性とか非公の内容に応じてプログラムをオーダーメインで組み替えていく。
そのためにじゃあこの段階でこの実習を受けようとか、
この資格をこのタイミングで取ってみようとかっていうのを考えるんですね。
これすごい今聞きながらいいなと思ったのが、
全部振り返るも気づくも計画立てるとかも子ども主語ですよね。
そうですね。
それがものすごい、出発点が振り返るからだったっていうところが、
なんかこっちからね、大人からお前らダメだって言って変われって言うじゃないんですよね。
自分で振り返って気づいて、自分の自己変容を促していくっていうような、
あり方っていうのがすごい素敵なんだなっていうのを聞きながら思ってました。
そうなんです。
少年院はやっぱりどの施設に送られるかっていう子と、
その子の資質とかによって、あと年齢とかによって分かれていくので、
必ずしもこういう段階を踏めない段階の子っていうのかな、
もっと例えば知的に能力が低い子ばかりが集まってくる施設だったり、
あと僕のいたとこは大学生ぐらいの、高校生大学生ぐらいの子が来るんですけど、
もっと年齢が低い子ばかりの施設もあったりするので、
その辺だとやっぱりちょっと考え方変わってくるんでしょうけど。
でもどこでもとにかく目の前の入ってきた子の出院後の生活に向けて
プランを立てるっていうことはやっていて、
それに基づいて彼らが中で教育を受けたり、
その進捗具合をいろんな角度から判断して成績がつけられたり。
成績が悪いと出院が伸びるんです。
なるほど。
かなり子どもたちファーストな感じを僕は受け取っていて、
結局ここではこういうふうな、例えばカリキュラムと呼んでいたとしたら、
カリキュラムがあるから皆さんこれで学んでくださいっていうような形じゃなくて、
いわゆる個別体的なあり方になっていて、
その子に応じてこちらもプランを立てるっていうような、
そのあり方はすごいなと思いましたね。
だってかなりたくさん数もいらっしゃると思うんですけど、
その中で大変じゃないのかなとか、実際にどうなんですか。
でも本当におっしゃる通りで、やっぱりなかなか簡単なことではないですし、
ただ本当に今きれいに説明してしまいましたけど、
実際には少年院の中で完結しなければいけないっていう制約は本当にとっても大きくて、
少年院の中って外の世界と隔離するためにその閉があるので、
子どもたちは当然スマートフォンも触れないし、
基本的にはインターネットにも触れないんですよ。
インターネットにも触れない状況の中で、
例えばSNSの活用方法についてをこういう関係指導で扱うことは難しいし、
生活を回していかなきゃいけないということは、
お風呂の時間も確保しなければいけないし、
という限られた状況の中でどこまでやれるかっていったらやっぱりかなり難しい。
大事になってくるのはそういうカリキュラムだけではなくて、
それ以外の生活の時間の中で、
僕たち現場の法務協会が子どもたちとどうコミュニケーションを取っているかというところの方が、
実はその子たちにとって一番大きな部分だったりするんですよね。
それは確かに背中を見せていかなきゃダメだわ、本当に。
だから本当に最近、ケーキの切れない飛行少年たちっていうやつが、
漫画になったりドラマになったりしてるんですけど、
あそこで描かれてる少年院の教官の姿は実に印象が悪くて、
僕もそう思いました。