1. ひよっこ研究者のさばいばる日記
  2. 【番外編】通りすがりの牛飼い..
2024-07-20 48:11

【番外編】通りすがりの牛飼いにウシハラされました 【工業高校農業部】#56

スーパーウルトラ科学系ポッドキャスターのウシワカさんがゲストに来てくれました!

ウシワカさんのプロデュース力を全面にお借りしています!牛の精子の使われ方から、プライベートな話まで、色々お伺いしました。(タイトルもウシワカさん案なので、ご心配?なく!)

関連エピソード 

#50 ⁠精子のはなし。⁠#科学系ポッドキャストの日

工業高校農業部 ウシワカさん Twitter(X)

noteで台本紹介しています!

() ゲスト:牛飼いのウシワカさん() ばりふざけたゲスト紹介() ますぼう様はご欠席() 牛の精子のはなし。in 兵庫県() 但馬牛(たじまうし)と神戸牛(こうべぎゅう)() 母牛の発情周期() 今さら前提の情報を...雌牛の妊娠期間、産仔数() 妊娠確認は?() 妊娠中のケアは?() 出産時期の推定と、出産のサポート() おサイコちーはん() お腹いっぱい美味しいはなしと図々しい二人() 牛飼いの嫁

感想やご質問は、⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Twitter⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠(X) や⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Instagram⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠の DMか #ひよけん をつけてポストいただけると嬉しいです。フォローも、お待ちしています!匿名で送りたい方はこちら ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ましゅまろ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠お便りフォーム⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠リンクまとめ⁠⁠

サマリー

探偵が大きい動物の研究をしているチーと、小さい動物の研究をしているハチがいます。ポッドキャストのゲストとして牛若さんが登場し、田島牛と神戸ビーフの関係や兵庫県の血統管理について詳しく語られています。田島牛の均衡係数は25%を超えており、血統の濃さが問題になっています。繁殖農家は血統を選ぶ際には離れた血統を選びたいと考えていますが、田島牛は血統が近いため選択肢が限られています。田島牛の繁殖農家は健康な子牛を作り、肥育農家は優秀なお肉になる子牛を育てることがビジネスの流れとなっており、1年1産を目標としています。牛の出産について語られている今回のエピソードでは、牛の妊娠の兆候や出産の管理方法、そして実際の出産の様子まで詳しく話されています。また、牧場での牛の出産や牛肉料理についての話もしています。通りすがりの牛飼いとの出会いについてのエピソードも含まれています。

ポッドキャストのゲスト登場
スピーカー 1
探偵、大きい動物の研究をしているチーと、小さい動物の研究をしているハチです。
この番組では、研究者として、ひよこ教員として、はたまた普通のアラサオナとして、日々奮闘中の二人のリアルな会話をお届けします。
チーハン、緊急事態です。
なんと、どうしてもひよけんに出たいというゲストさんがいらっしゃいます。
えー、なんか私たちやらかしました?
スピーカー 2
どうもー、牛若ですー。どうもどうも。
スピーカー 1
スーパーウルトラ科学系ポッドキャスターのお一人である、牛若さんじゃないですかー。
スピーカー 2
あのー、どうもどうも、あのー、この間チーハンがね、牛の生死の話をしてたじゃないですか。科学系ポッドキャストの日で。
ちょっとあれ、あのー、聞かせていただいたんですけどね。何回も笑いましたよ。
なんですけどね、ちょっとね、あれではね、ちょっと足らないですね。
スピーカー 1
え?え?足らない?え?めっちゃ調べてまとめたんですよ。
スピーカー 2
はい。足らないということで、ちょっと乗り込みに来させていただきました。
スピーカー 1
そうですか、そうですか。まあ、あのー、素人質問で大変恐縮ですが。
スピーカー 2
あー、怖い。大学の人の素人質問は怖いよ。
スピーカー 1
怖いよ。えー、めっちゃ聞きたいことたくさんあるんですけど、じゃあ。
スピーカー 2
とりあえず私の話を聞いてください。
スピーカー 1
お伺いましょう。
ということで、今回は工業高校農業部から牛会の牛若さんに来ていただきました。
いえーい。ありがとうございます。
すいません、ゲストさんにこんなに悪ふざけにお付き合いいただいて、大変ありがとうございます。
ありがとうございます。いきなり真面目かよ。
スピーカー 2
いきなり失礼なことを申し上げてしまった。本当に申し訳ないんですが。
スピーカー 1
ご存知の方もたくさんおりますが。
なんで?
改めて自己紹介をお願いいたします。お願いします。
スピーカー 2
はい、工業高校農業部というポッドキャストをやっております。牛会の牛若と申します。
普段は相方のマス坊と一緒にですね、まあ、工業とか。
マス坊さん。
マス坊さんね、今日いないんですよ。
スピーカー 1
マス坊さま。
マス坊さんいたかった。
今日ね、アイツにダウンしてきましたんでね。
スピーカー 2
マス坊さま。
これ伝わらん人おるからね。
マス坊さまっていうね、神様もおったりするんですけど、それを一回置いといて。
僕は工業高校出身なんですけど、気がついたら牛会をやっているという農家になってるんですね。
で、そういう話をしたり、全然関係ない話をしたり。
前回のね、科学系ポッドキャストの日、種というテーマでお二人が牛の精子とかについて話されてたんで。
スピーカー 1
これも僕の分野やなと思ってずっと興味深く聞いてたんですけど。
それをなりわいにされてる。
スピーカー 2
ど真ん中ですね。
スピーカー 1
それはね、ちょっとちらついてたんですよね。
ね、はあちゃん。
そう、本当はね、牛若さんってね、呼びたかったけど、あまりにもいつも牛若さんの話ばっかりしてしまうので。
スピーカー 2
やめてください。
スピーカー 1
お便りをね、よくいただいて。
ちょっと自粛したんですけど。
でもわざわざお声かけいただいて、本当にありがとうございます。
現場の人とかね、本当に詳しい人にというお話聞けるのって本当に楽しいので、ぜひ今日はいろいろと教えてください。
よろしくお願いします。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
田島牛と神戸ビーフの関係
スピーカー 1
じゃあちょっと一つ目。
この前ちょっと私たちがポッドキャストの中で紹介していた、主流牛カタログあったかと思うんですけど、
なんか兵庫県だとどうやら事情が違うみたいな。
スピーカー 2
その自己紹介で言い忘れたんですけど、僕兵庫県の司会なんですね。
兵庫県で田島牛っていう牛を飼ってる和牛の繁殖農家っていう農家になるんですけど、
この間のエピソードで話されてたのは、主流牛の生殖バンクみたいな感じで、いっぱい凍結の生機を売ってる。
で、それのカタログがあるよ。
けど、兵庫県は実際違うんですよ。
兵庫県の人間は絶対他県の牛のことを県外って言うんですけど、
県外の、言ってしまうんですよ。
県外の種の事情についてあんまりよく知らないんですけど、
フリーダムなんですね。
その、形質的に例えば、お肉の刺しが入る霜降りがね、強いとか、
まあ、いろんないいことを、それをねらって種を作ってるんですけど、
それを1本、高いやつやったら、1万5、6千円とか、2万円とか。
スピーカー 1
それでも、1本ってことは、1回の人口受生するときに、1本使っちゃう?
スピーカー 2
うん、そうですね。
基本的には、そうそう。
で、それをこう、どういう形質があるよ、この子はこうだよ、こうだよ、
っていうのをまとめたカタログっていうのが、県外の種ではある。
取り扱いできるんですよ。
あっちでもこっちでもというか、
その凍結の生育持っていって、免許持っとる人やったら持っていっていいというか、
販売したりとか、そういう許可が。
スピーカー 1
免許っていうのは、その、獣医さんとか人口受生技師じゃなくて、
そういう生育の取り扱い免許みたいなことですか?
スピーカー 2
いや、えーとね、これが人口受生師と獣医に限定されるらしいですけど、
で、まあ、いろいろこう、
例えば、鳥取生まれのすごいいい感じのやつとか、
鹿児島生まれのいい感じのやつって、
もう全国的にもうあっちのやつをこっちのやつを追って、
いろいろ取引できるんですけど、
兵庫県の中は、中の話でいくと、
そういうことが一切できない。
兵庫県の中の牛でしか血統を残すことができないというか、
そういうルールになってるんで、
カタログにするほどのトースがいないっていうのが正しいかな。
スピーカー 1
兵庫県の中で何種類ぐらいの血統があるんですか?
スピーカー 2
田島牛って言われる牛のルールっていうのがちゃんとあって、
兵庫県内のすごくこう決められた血統で作られた和牛のことを、
田島牛って言いますっていうのがまずあるんですね。
で、その種を全部管理してるのは兵庫県が管理してるんですよ。
県というかその管轄の事業所みたいなのがあって、
技術センターみたいなのがあってね。
で、そこに住めているんです。
で、そいつがスタメンが12頭。
もうこいつらがメインですよってやつが全部で12頭。
で、その次にスタメンを狙ってる大企業ですね、
オスたちが7頭×2歳、3歳、4歳、5歳やから28頭。
スピーカー 1
それ種になる牛の数ってことですか?
スピーカー 2
そうですね。種牛候補ですね。
スピーカー 1
ちょっと私も全然お肉の処理わかんないですけど、
田島牛とか売られてるものだったら神戸ビーフとかって呼ばれるのがあるじゃないですか。
やっぱりそういうものが一緒に神戸ビーフになるやつの種を
田島牛に植え付けちゃダメじゃないですか。
スピーカー 2
違う違う違う違う。
兵庫県の血統管理
スピーカー 1
肥育の場所とね。
スピーカー 2
オッケー一つずつ解決していきましょう。
コーヒーになってるコーヒーになってる。
スピーカー 1
先生、牛若先生お願いします。
オッケー。
スピーカー 2
まずさっきハチさんが言ってたやつですね。
田島牛と神戸ビーフって名前出ました。
これはお肉の話です。
田島牛と神戸ビーフはお肉の話です。
生きてる牛のことはすべて田島牛と呼びます。
スピーカー 1
兵庫県は田島牛でいいんだよ。
スピーカー 2
兵庫県で生まれた黒毛和牛だよっていうのが田島牛っていう意味です。
この田島牛をお肉にした時に、
基本的にどれもすごく等級は素晴らしいんですが、
特に上の方のやつを神戸ビーフと呼ぶということにしてます。
なので、田島牛をお肉にすると田島牛という名前に変わります。
スピーカー 1
じゃあ、遺伝的には同じグループだからですね。
そう、一緒。
スピーカー 2
お肉になった時に、いいかすごくいいかみたいな話。
そのすごくいいを神戸ビーフって呼んでしまう。
スピーカー 1
すごくいいの基準ってなんだ?
スピーカー 2
すごくいいの基準は肉質の等級で決まるんで、
お肉になった状態じゃないとわからないんですね。
その田島牛が生きてる状態では判別、判断しかねるんですけど、
お肉になった時にどれぐらい差しが入っているかとか、
色がいいかとか、
その一頭から何キログラムお肉が取れたかとか、
なんかそういうのがあるんですけど、その辺で例えば、
いわゆるA4、A5とか、さらにその飼い分類が決まっていく。
BMSが8以上が神戸ビーフかな。
スピーカー 1
兵庫県だったら田島牛じゃないですか。
でも黒毛和牛といえば日本の牛の中では、
もちろんなんとか牛、なんとか牛がいっぱいいるじゃないですか。
スピーカー 2
それぞれの土地でブランド作ってますね。
スピーカー 1
ちいちゃんが紹介してくれたあのなんとかカタログは、
一個だけのグループのカタログなのか、
あの中に何種類か入ってたのか。
スピーカー 2
あれはすごい全国のやつ。
スピーカー 1
で、農家さんは自分の牛のやつの中から、
その特にいいやつを選んで、今欲しいやつとか選んで使ってるってこと。
スピーカー 2
たぶん。
スピーカー 1
あれは結構どこのご出身かってことが明記されていたので、
たぶん。
スピーカー 2
あるんですよ。
全部大口で管理してるところが各農協にあるはず。
スピーカー 1
そこからじゃあみんな結構本当に自由に飼ってるんですかね。
スピーカー 2
そうですね、なんか僕もさっき調べたら、
あのネットで通販がありました。
大丈夫ってわからない。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
確かに大丈夫かってこと。
全国どこでも付けれる。
持っていったら受精できるっていう形ですよね。
スピーカー 1
じゃあ、たじまうしの中で選ばなきゃいけないっていうのはあると思うんですけど、
その中でどの種をどの子に付けるかって、
精子ってどうしてるんですか、農家さんは。
スピーカー 2
選ぶ基準ですかね。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
なるほど。
僕がまず最初に繁殖農家やってますって言ったんですけど、
この繁殖農家はお母さん牛、母牛をいっぱいお家で飼ってる。
で、その子に人工受精して、最終的には子供を産んでいただく。
で、子牛が生まれたらちょっと大きくして売る。
9ヶ月とかかな、売るっていうサイクルになるんですけど、
この種付け、種付けの部分なんですね。
ここが、たじまうしはね、結構血が濃いんですよ。
スピーカー 1
そうですね、血がいっぱいしかないんであれば。
スピーカー 2
そうそう、すごい昔から閉鎖育種って言って、
兵庫県の中だけというか特定の地域の中だけで、
お父さんもお母さんも用意して交配させてたんで、
めちゃくちゃ血が濃いんですね。
どうなったらまずいかって、いわゆる均衡対価とか、
血が濃ければ濃いほどいろんなまずいことが起きるわけですよ。
生き物にとってね。
そういうふうにできてるらしいですわ。
何か知らんけど。
スピーカー 1
できてますよね。
できてます。
スピーカー 2
そうそう、そういうふうにできてるらしいんですわ。
田島牛の均衡係数と血統の問題
スピーカー 2
よく知らんけどね。
スピーカー 1
劣勢がね、たまに。
スピーカー 2
なるべく血が濃くならんようにしようっていうのが、
最近の動きではあるんですけど、
ちょっと専門的な話をすると、
血が濃いよみたいな、
どれぐらい濃いかっていうのを表す数値っていうのがありまして、
均衡係数。
この均衡係数が今平均で25%を超えてるんですよ、
田島牛は。
スピーカー 1
やばそう。
スピーカー 2
とんでもないんですね。
これ普通に考えたら、
どれぐらいの数字かっていうと、
お兄さんがいて、妹がいてっていう、
この二人の兄弟がいるじゃないですか。
ここの間に生まれちゃった子供みたいなのが25%の子っていうぐらい濃い。
田島牛ってそういう状況なんですけど、
なるべくこれをこっから上げないように、上げないようにっていう選び方をします。
つまるところ血統がちょっと離れたやつを選ぶ。
スピーカー 1
つまり、母親の地位と父親の地位がなるべく遠い、
今まで後輩したことない子体の性型を選ぶっていうことですか。
スピーカー 2
そうですね。基本的にはそう選びたいんですけど、
正直どれを選んでもめちゃくちゃ濃い。
なぜなら全員親戚やから。
スピーカー 1
そうですよね。だって12頭しかいなくて、次世代の。
スピーカー 2
12頭っていうのは、今スタメンに、
今年、令和6年度スタメンになっているのが今12頭なんですけど、
これ毎年ね、次世代の子がだんだん若手が上がってきて、
さっきの差しがよく入るとか、体が大きいとか、
いろんないい子と育種化って言うんですけど、
それで比べて、だんだんこう後退していくんですね、世代が。
なんで、今いる12頭も、10年前にいた12頭も全然違うけど、
脈々と同じ血統が受け継がれているんですよ。
うーん。
スピーカー 1
育種化で選ぶと結局そうなるってことですよね。
優秀な子たちを選んじゃうから、その血統の子が自然と選ばれるってことであってますか。
スピーカー 2
ありてに言うと、美味しい子を、美味しいお肉の子供が生まれるオスを選んで残していけば、
10年後も多分同じ血統が残りますよね。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
っていうことを繰り返し続けているのが田島牛なんですよ。
スピーカー 1
現場で働いている方々からすると、
やっぱり、均衡体価とか問題だから、どうにかしたいっていう気持ちと、
でも肉質が統計が上がらなかったら、神戸牛になれないし、
じゃあどうするのみたいな、ジレンマってどう考えてるんですかね。
スピーカー 2
あー、そうですよね。
畑から見てもそれってやっぱりわかりますよね。
スピーカー 1
なんか、すごい難しい問題だなって思っていて、
やっぱり皆さん、利益も必要だし、
でも、死の、普通に動物としてちゃんと保存していくっていうか、
次世代につなげていくときに、結局、血が濃すぎてもうまずいし、
だから、そこら辺、どういうふうに現場の人、どう考えて選択していっているんだろうっていうのは、興味はあります。
スピーカー 2
はいはいはいはいはい。
田島牛の繁殖・肥育のビジネスフロー
スピーカー 2
基本的には、やっぱり、僕たち繁殖農家は健康な子牛を作って、
次の肥育農家さんに飼ってもらうっていうのが、大きなビジネスの流れになってくるので、
まずは目の前のその肥育農家さんが好むような牛を作るっていうのが、一番そのお金的には大きいわけですね。
じゃあ、その次のステップの肥育農家さんはどういう牛を作るかっていうと、
お肉になったときに、優秀であればあるほど高い値段がつくわけです。
オークションで売買されるんでね、お肉は。
そのお肉を買う先のお肉屋さんがどんな欲しいかって言ったら、その優秀なお肉になってくるんですけど、
そこを見てると、いわばその遺伝的なことっていうのは正直どうでもいいみたいな流れになってしまうんですよ。
スピーカー 1
しかしながら、それをずっと続けてきてしまったのが、この兵庫県の田島牛っていう種なので。
スピーカー 2
これね、すごい専門的というか、ものすごく現場的な話になってくるんで、
どこまで説明するのが適切なんかちょっとわからないんですけど。
スピーカー 1
いや、でもなんか本当に結構、高級と言われてる牛肉を作っている農家さんたちは、
かなり考えて、牛若さんたちの繁殖農家さんっていう方々は、
すごく気を使って毎日母牛の面倒を見ているんじゃないかなというふうに感じました。
スピーカー 2
意外とそんなことないんだけど。
スピーカー 1
あ、あれ?そうなんだ。
なんか、お母さん牛の話聞きたい。
スピーカー 2
あ、いいですね。いいですね。いきましょう。
田島牛の生理と産卵
スピーカー 1
私、最初は聞きたいの、母牛の生理について。
スピーカー 2
いいですね。
スピーカー 1
その、哺乳類、人的な感じで、牛って生理あるのっていうところとか、
それに応じてどうやって種付けしているとか。
スピーカー 2
いわゆる、発錠の周期って僕たちは呼んでます。
発錠って呼んでます。
これはだいたいですね、だいたい20日から25日ぐらいに1回の周期で回ってきますね。
スピーカー 1
発錠って言い方をするってことは、そのやっぱり、
子尾活性みたいなものが上がっているのが、なんかわかるってことですか?行動みたいなところから。
スピーカー 2
まさしくまさしく。
そうですね。だいたい、種付けそろそろしてええやろうみたいなのは、
生後だいたい40日、孔子を産んでから、1ヶ月半から2ヶ月ぐらい経った状態の母牛なんかは、
もう種付けしてもええやろうということで、僕たちは普段はつないであるんですけど、
ちょっと運動場とかに出して、フリーに歩かせるんですね。他の牛たちと一緒に。
スピーカー 1
すると、種付け可能な牛、発錠が来ている牛っていうのは、他の牛に乗ったり、乗られたり、いわゆるマウンティングって言うんですけど、
スピーカー 2
動物の行動的にもよくありますよね。
スピーカー 1
アホな犬が足に飛びついてきて腰振っとるようなあれですわ。
スピーカー 2
あんな感じでね、そのメス主導士もやるんですよ。上に乗ったり、乗られたりっていうのをね。
スピーカー 1
ちょっと前に生理というか月経、多分専門用語は月経って言うんですけど、それ自体のことを少し調べてたことがあって、
今そのメモ出てきたんですけど、母牛類の本当の一部でしか、私たちが思っている生理みたいなものはないらしくて、
スピーカー 2
霊長類の一部とか、コウモリとゾウとネズミでしか見つかってないらしくて。
スピーカー 1
軽血が出るってことでしょ。
じゃあ、牛さんは生理はないけど、行動で排卵器がわかってやってるじゃないですか。
基本的にはそれしかないんですか?それだけですか?
スピーカー 2
それでわかりにくい答えっていうのがいるんですよ。
やっぱりその行動に現れにくいとか、実際に周期がすごい不安定な子とか。
正直人間見ててもそうなんですけど、結構いろいろあるじゃないですか。
そういう時に、孔子を産んでもらうっていうビジネスをやってる以上、種付けができないと孔子が生まれなくて、孔子が生まれなくておまんまん食えないので、
スピーカー 1
おまんまん食えない。
スピーカー 2
なんとかがんとかその辺をうまいことやるっていうシステムというか方法があって、それがいわゆるプログラム管理。
ホルモンを投与したりして、排卵を促したり、受精しやすくしたりとか、その辺の話をやってみたり。
スピーカー 1
答えによっていろいろあると思うんですけど、
ジェネラルに、メスの牛って何歳ぐらいから子供を妊娠できて、何歳ぐらいまで子牛を産めて。
スピーカー 2
そうですよね。前提としてね。
スピーカー 1
前提がね。
スピーカー 2
このひようけんリスナーのみなさんはみんな牛会ではないんでね。
スピーカー 1
みんなね、牛会じゃないからね。
スピーカー 2
前提はちょっと必要ですよね。申し訳ないです。結構たちましたけどね、時間。
スピーカー 1
素人質問なんですけど。
スピーカー 2
やめてやめて。
スピーカー 1
素人質問ですいません。
スピーカー 2
大学の人の素人質問は怖いよ。やめてください。
スピーカー 1
これはマジの素人質問。
スピーカー 2
母牛の話ね。母牛がどれぐらいで、例えば最初の出産を迎えるかっていうとちょうど2歳ぐらい。
生後24ヶ月ぐらいになってきます。
なので、生後24ヶ月で出産していただこうと思ったら、まず妊娠期間が10ヶ月あるんで、
生後1年過ぎたらへんから、いわゆる妊活的なことをして、
発情きてるかなとか、じゃあ種つけてみるか。
ついたついたってなったら、10ヶ月後が与党日になるんで、ちょうど2歳ぐらいで産むことになるなっていうのが大体わかります。
その子が生後2年で、24ヶ月で初産、産卵を迎えたとして、
大体、無事に生まれましたってなると、そっからまた30日、40日後ぐらいから、
発情を見て、種付けの準備をするなり、
大体ホルモンぶち込んで、肺卵とかを促したりね、いろいろそういう準備をしていくんですけど、
おおむね1年1産を目標にしてます。
スピーカー 1
目標値なんだ。
スピーカー 2
1年1産行けばすごく嬉しいって感じ。理論値ですよね。
スピーカー 1
すごく嬉しい。
たしかに10ヶ月に妊娠ですもんね。
すごく嬉しい。
スピーカー 2
そこ拾うとこじゃないってごめんなさい。
もうね、現場の人間の嬉しい顔が出てたと思うんですけど。
スピーカー 1
すごく嬉しそうだった。今見えてるんです、私。すごく嬉しそうだった。
スピーカー 2
1年1産したとして、毎年うまいこと、種が付くとも限らない、だんだん期間が伸びたりとか、
なんやかんやあるんですけど、アベレージでどれぐらいですかね?
スピーカー 1
短くて何年ですか?
スピーカー 2
短くて、初産で死ぬっていうことがたまにあります。
スピーカー 1
それは事故?
スピーカー 2
やっぱり命がけで。
スピーカー 1
事故でってことですか?
スピーカー 2
死んじゃうというか、産んだときのダメージが大きくて、いわゆる食体になったりとか、ご飯を食べれなくなったりね。
やっぱり産道に傷がついて、過濃したりとか、もろもろ、それこそ人間ほど手厚い医療っていうのがないんで、
というか、そこまでかまってられないっていうのが産業動物のつらいところなんですけど。
スピーカー 1
牛赤さんが見たことある最長は?
スピーカー 2
最長は21歳。
牛の21歳っていうと、だいたい人間でいうと100歳くらいなんですけど。
スピーカー 1
それってけっこうヨボヨボじゃないですか?
スピーカー 2
ヨボヨボですよ。
スピーカー 1
それって集団の中でいじめられるっていうか、お前による餌はねえみたいななんないんですか?
スピーカー 2
一応一頭ずつうまい子とつないで飼ってて、
そういう発情を見るときに、話しがいにこの首輪の鎖を外して、行ってこーいってするんですけど、
なんかね、年寄りは上余ってる感があるかもしれない。
スピーカー 1
逆に。
スピーカー 2
若いやつも、ぐいぐいいかへんかな。よっぽど若いやつ同士がめちゃくちゃ喧嘩するんですけど。
スピーカー 1
面白そう、牛の社会性。
スピーカー 2
だいたいでも5頭から8頭産むのがアベレージで、すごくベテランの優秀な母牛っていうのが10何産もすると。
たまにそういう21歳みたいなスーパーおばあちゃんが生まれると。
牛の妊娠の兆候と管理
スピーカー 1
でもそれ種ついちゃうし、産めちゃうからずっとそんだけ飼ってるってことですよね。
スピーカー 2
そうなんですよ。基本的に13いくかいかんかぐらいで、市場の価値っていうのはすごい落ちるんですね。
この子牛のお母さんはとってもおばあちゃんなのでっていう理由だけで、お値段がそんなにつかないみたいなこともあったりするんですよ。
実際、子牛にもあらわれてくるんで、それって。
スピーカー 1
そうですよね。
それはそうなんですね。
スピーカー 2
とはいえ、やっぱりちゃんと子牛を産むから僕らも残してるわけで。
スピーカー 1
そうですよね。
スピーカー 2
子牛を産んだ後に、次種つかんかったら諦めて、ごめんなさいしようというか廃養にしようって言って決めてたのに、
翌日見たらもうバチバチにふけてて、マウンティングとってて、
おばあちゃんやる気でんなって言って、じゃあつけるかって言って。
スピーカー 1
妊娠したかってどうやって見てるんですか?
スピーカー 2
妊婚ですよね。妊娠確認鑑定というか。
だいたい今までは直腱してました。直腸検査。
直腸、お尻の穴に手突っ込んで、その腸壁越しに卵巣あたりを触るんですね。
すると、牛の受精卵って手で触れるぐらいでかいんで。
スピーカー 1
それ、その妊娠何日目になるんですか?その触るときは。
スピーカー 2
だいたい40日は経ってからですよね。
スピーカー 1
結構後々なんだ、わかるのが。
スピーカー 2
そうそう、1か月以上。手突っ込んで壁越しに触って、
これやったらもう受精が終わってて、
胞体がやる気なくなってて、
今から甲子のほうに栄養がいくんだな、みたいなサインというかね。
手で触ってわかるんですけど、そういうふうになる。
スピーカー 1
やっぱプロはつげえなって思います。
スピーカー 2
現場で何等も見とったらだいたい、これそうかもっつって。
それでもやっぱりわかりにくくて、実際に後でエコーで直接確認する。
それこそ、それも中に突っ込んで超音波検査ですよね。
見て、受精卵あったわとか、ちっちゃい甲子動いてるわとかやったら、
おるおるってなるんですけど、これが一番確実ですよね。
あとシンプルにその種がついてたら、
その20日周期のマウンティングとかそういう行動って出ないんで。
なんや最近大人しいなと思ってたら種がついてたというか。
ざっくり言うとこういう感じですね。
スピーカー 1
そっか、だから発情周期が、そこの時に発情っぽくない、すごく穏やかってことは、
その間に種付けもせずに様子見るって感じになるってことですね。
牛の出産予定とセンサーの使用
スピーカー 2
種付けから40日後に認管するんだったら。
そうです。毎回その20日とかそういう周期に種付けをしてまえではなくて、
そういう兆候が出てるな、乗ってるな、乗られてるなとか、
どう考えても様子が興奮状態にあるとか。
であれば、よく内診とかして、子宮口の充血具合とかもろもろを見て、
今発情来てますよね、周期来てますよね、じゃあ明日種付けするか。
だいたい農協の職員にうちはやってもらうんですけど、その辺を確認しながら付ける。
で、そっからもう毎日継続して、そういうふうに運動場に出してとか、
その鎖を外して牛をフリーにするっていうことはやってて、
でもなんか最近この子、別におとなしいよなってなってると、
あ、そりゃもう20日ぐらい経ってるやん、でもおとなしいってことは付いてるかも?
って思って、なんか然るべきタイミングで妊娠鑑定をしてみる。
スピーカー 1
そしたら子牛がいて、やったーって言う感じ。
一年一産や、やったー。
やるやんけー、よくやったぞーって言います。
今ハンズアップしてます。
じゃあ、やったーおめでとう、妊娠しましたってなった後、
スピーカー 2
農家さんはその母親牛、妊娠牛のケアとかって何かしたりするんですか?
スピーカー 1
それとももう頑張ってねーみたいな感じなんですか?
スピーカー 2
頑張ってねー、頑張ってねーみたいな感じって何?
スピーカー 1
頑張ってねー、いつも通り頑張ってねーつって。
でも動物じゃん、だからさ、何もできないじゃん。
人間もそんなできることないじゃん、だってお母さんに、妊娠してる。
養産飲めみたいなのとか言ったりするじゃん。
確かに何かあるんですか?これあげとくよみたいな。
スピーカー 2
使用管理は確かにちょっとだけあって。
スピーカー 1
餌の管理。
スピーカー 2
種が付いたねっていうタイミングからすることっていうと、
そういう外に出したり運動させたりっていうのは、もうする必要がないのでしない。
別にお腹を大事にするとかそういうちゃんとした目的じゃなくて、
もう別にやる用事がないからしない。
で、いつも通り他の牛と同じように餌をあげる。
だけど予定日の2ヶ月前くらいかなになると、
だいたいちょっと配合飼料とかを2、3キロ多めにあげたりして、
お腹に栄養が行くようにする。
そのあたりでちょうどこうして急に成長する時期になってくるので。
実際の出産の管理
スピーカー 1
ハイエネルギーフード。
スピーカー 2
何?何?何?
スピーカー 1
エネルギーが高くてプロテインが高いってことですか?
スピーカー 2
まあ、そうですよね。炭水化物と、
タンパクも多めですよね、プロテインも。
で、他と、食事大事ってことか。
せえへんですけど、そういうのはやります。
2ヶ月前くらいからいっぱいあげて。
で、実際生まれた後も、産後ですよね。
子宮の復旧というか、産後のケアじゃないですけど、
やっぱ体も元の体に戻るってすごいエネルギー使うんで、
あと母乳も出さないかんし。
だからそれもいっぱい餌をあげておく。
っていうことはしますが、それ以外は基本的には一緒です。
スピーカー 1
え、今もう産んじゃったけど、
そのお産の手伝いって具体的に何してるかも気になってて、
なんか、星岡さんよくツイッターで今日は、
ハッピーバーっていう。
ナイス、ハッピーバーってツイートしてるけど。
その前は、星岡さんは実際何をしてるんですか?
スピーカー 2
ああ、そうですね。
牛の、例えば、出産周りのお話をしますかね。
牛が、いわゆる産毛づくというか、
そういうのを僕たち牛会は普段見てるわけですよ。
頭数が少なかったら、
この子そろそろやなって言ってその子見張っとったらいいんですけど、
あんまりいっぱいいると、
いつ何時どりつが動くかちょっとわからなくなっちゃうんで、
うちでは、ちつにセンサーをぶち込むっていう、
そういう便利なハイテクなものがあって。
スピーカー 1
それ、いつからやってるんですか?
スピーカー 2
結構前じゃない?7、8年?
僕が入る前からあったから、
そういうのが普通にあるんですよ。
それってなんか、一般的なんですか?
一般的です、一般的です。
牛会みんなやってます、周りは。
スピーカー 1
牛会の常識か。
スピーカー 2
牛会の常識です。
そういうセンサーみたいなのを、
出産予定の2週間ぐらい前から入れとくんですね。
すると、だいたい基礎体温っていうのを測ってくれるんですよ。
なるほど。
ずっとグラフにして、
それをクラウド上にというか、
ウェブでデータ送信して、スマホからこう。
スピーカー 1
もうだめだ、温度取りさんしか出てこない。
我々、温度取りっていうデータロガーを使うんですよ。
それに似てる。
スピーカー 2
それの実バージョン。
まさしくそういう感じですよ。
普段の温度っていうのを測っておくんですね。
こいつがなかなか優れ者で、
例えば、急に早産も早産、いきなり生まれるってなったら、
孔子が出てくるってことは、そのセンサーを押しのけて、
センサーも一緒に出てなるわけなんで、
センサーが外にポロンって落ちたりすると、
アラームが鳴るようになってます。
携帯にメールが来ます。
スピーカー 1
生まれるぞって。
スピーカー 2
そういうふうに出てる。
それが他の牛に踏まれて、
自己的に抜けた場合、
別に全然出産関係なく、
抜けたときとかやったら、
あ、違うね。
例えば、本当に生まれる場合っていうのは、
もうそのセンサーが抜けた段階で、
なんか撥水してねみたいなのが、
僕ら監視してるんで、
それを見て、牛小屋に急行して、
助産を開始するというか、
様子を見出すっていう感じしたりします。
それでなくても、
通常の出産でも、
出産の24時間前ぐらいから、
基礎体温から丸1度ぐらいガクンと、
スピーカー 1
温度が下がるんですよ。
スピーカー 2
で、その温度が下がったタイミングで、
っていうメールがまた来ます。
めっちゃくちゃ便利。
で、僕らはそのメールを見たら、
明日ぐらいこれ生まれるよねって言って、
スピーカー 1
分辺室に。
分辺室あるんですか?
スピーカー 2
普段はつないでるんですけど、
もう普通にフリーで入れてる四角い枠ですよね。
ますんですけど、
なんか3メートル四方ぐらいのところに入れておいて、
カメラで写して、
夜中でも家から見れるようにしておく。
で、まだセンサーは入ってるんで。
スピーカー 1
それが分辺室ですか?
スピーカー 2
それが分辺室。
スピーカー 1
なるほど、なるほど。
スピーカー 2
その分辺室に入れてるやつが、
実際センサーが抜けて、
アラームが鳴ったぞと思って見たら、
あ、生まれかけようなっていうときに、
僕は車を運転して、夜中でも。
じゃあ今からいざ生まれるわけなんですけど、
講師って出てくる格好っていうのが決まってて、
講師はスイミングを習ってて、
ビート板持ってバタバタ足で進んだりするじゃないですか、
最初の方って。
あの格好で出てきます。
前足を前に伸ばして、
その状態でスーパーマンみたいな感じで進んで、
出口へ向かって。
スピーカー 1
最初前足が出てきて、
頭出てきて、
体出てきて、
スピーカー 2
あとはずるーんとこうなるんですけど、
まず海沿うになってたら、
もう直接手突っ込んで、
あ、前足あるな、
頭があるな、
って言って触って、
実際に正しい向きでおさんが進んでいるかっていうのを確認します。
スピーカー 1
サカゴとかね。
スピーカー 2
そうそう、サカゴもありますし。
スピーカー 1
エラーが、そのサカゴもそうだし、
なんかこうやばいなってなったらどうする?
スピーカー 2
あ、もうてんやわんやですよ。
スピーカー 1
てんやわんや。
スピーカー 2
てんやわんやですよ。
いろいろやることはありますけどね。
スピーカー 1
てんやわんや。
スピーカー 2
あと頭がね、横に向いちゃってこうねじれて、
触れないとか、
いうことがたまにあるんですけど、
そういう場合は、
撥水さえしてなければ、
奥にグッて押し込んで、
牧場での牛の出産
スピーカー 2
あの、こうしても、
ちゃんとした格好に戻ろうっていう気が一応あるんで、
グッて押し込んで、
中でうまいこと回ってもらったり、
グッて元に戻してもらったりします。
撥水してたら大問題なんですけど、
時間との勝負になるんで。
スピーカー 1
大変だろうな。
いやー、
明日、牛肉食おうぜ。
サイコ。
まとめた。
全部まとめた。
え、なんでなんで、違うじゃん。
サイコ?違うの?違うの?
違う。感謝の気持ちのほうで言ってた。
あれ?
スピーカー 2
大丈夫、大丈夫。
大丈夫ですよ。
スピーカー 1
終わったなと思って、今。
え、違うの?
みんな、ちょっと。
スピーカー 2
ちーはんが、
おサイコなことを。
スピーカー 1
おサイコ。
おサイコなことを言いましたか?
スピーカー 2
ちーはん、おサイコ。
スピーカー 1
おサイコやばい。
おサイコ。
ちょっと気に入った。
気に入った。
スピーカー 2
出産はでも、
問題なくほっといたら、
こう、腕組んでまとったら、
じーっとしたら、生まれる場合もありますし、
スピーカー 1
あー、手伝わないときもあるんだ。
スピーカー 2
なんか拳が大きくて、
詰まっちゃってるとか、
えーと、破水してて、時間が経ってるのに、
出てこないとか。
出てきてる前足にベルト引っ掛けて、
オラーって引っ張って。
スピーカー 1
引っ張る。
スピーカー 2
うーん。
牽引して出したりします。
でも、なるべく牽引しないほうが、
母牛にも子牛にもダメージ引かないんで、
スピーカー 1
あー、そうなんだ。
スピーカー 2
基本的には様子見のスタンスで行くんですけど、
うーん、まあ、
初産とか特に子牛が出にくいことが多いんで、
母牛がまだ小さいんでね、
その辺はいろいろ気をもむところが多いんですけど、
繁殖農家のメインの戦場はそこですね。
スピーカー 1
ありがとうございます。
私、今の一連の流れ聞いて、
1個だけ聞き忘れたんですけど、
母親の牛って、
どこで生まれて、
どうやって母親になるか決まるんですか?
スピーカー 2
母牛はうちの牧場で生まれます。
スピーカー 1
えーと、繁殖農家さんで生まれた子牛のメスは、
その母親に一旦するってことですか?
基本的にみんな。
スピーカー 2
あー、いや、それがね、そうでもなくて、
えーと、その最初に言った田島牛の要件って、
もう決められた種を推す牛の血統の牛ですよ、
っていうのがあったんですけど、
母牛は兵庫県内で生まれた田島牛血統のメスであることが、
決められてるんですね。
つまりところ、田島牛を育てる農家さんのとこで生まれたメスやったら、
いいわけですよ。
でも、しかしながら何でもいいわけではなくて、
もちろん、体が大きいとか、病気をしないとか、
そもそも母牛の方も血統がいいとか悪いとか、
いろんな決め方があるんですけど、
小牛に、ちっちゃい小牛が生まれました。
メスです、オスです。
みんな一緒に育てるんやけど、
このメスは特に育ちがいいなとかやったら、
この子次世代の母牛に残すか、
って言って残したりしますね。
スピーカー 1
じゃあその子は、
その後生まれて、ちょっと育てた後の小牛のセリには持っていかず、
スピーカー 2
売らずに、
スピーカー 1
繁殖農家さんに残してから。
スピーカー 2
とっておいたりとか、いろいろありますけど。
スピーカー 1
そこもいろいろありそう。
スピーカー 2
この辺はね、いっぱいあるんですよ。
どうやってもしゃべりきられへんすけどね。
スピーカー 1
いやー、これまじでしゃべりきれない。
牛若さんもう、
スピーカー 2
もう牛の話お腹いっぱいになってきたんですけど。
スピーカー 1
余裕は。
スピーカー 2
しゃべりすぎみたいな。
スピーカー 1
素人人多いですかとか言って。
スピーカー 2
やめてください。
余裕は。
牛若さんの料理の話
スピーカー 2
余裕は。
スピーカー 1
やめてください。
いつも牛若さんの料理がおいしそうだなと思ってたんですよ。
さすが牛肉料理もうまい、牛若さん。
料理が?
牛肉、この前のやつもおいしそうだったし。
でも料理もすごい、どれ見てもおいしそう。
スピーカー 2
そう、料理するの好きなんですよ。
たまに上手にちょっと気が向いて盛り付けたやつとかは
ツイッターにあげたりするんですけど。
いやいや、実際評判はいいですけどね。
スピーカー 1
食べたい。
なんかさ、牧場に遊びに行ってそのままご飯。
どういう神経質な感じか私さ。
ごめんなさい。
もう友達化して。
ご飯振る舞ってもらおうよって今言おうとしてた人。
ちょっとまだ早いから。
スピーカー 2
ちーはんやな。さすがちーはんやな。
スピーカー 1
やばいやばい。
すげえズルズルしい。
すげえズルズルしいこと言おうとしてた今。
普通に素で。
まあそっか食べたいなみたいな。
牛若さん調理士免許持ってるんですよね?
スピーカー 2
持ってます。
スピーカー 1
いつ取ったんですか?
スピーカー 2
え?3年ぐらい前じゃないですか?
スピーカー 1
なんか最近ですか?
スピーカー 2
割と。
いやいや、そのなんで取ったかって言われると正直微妙なんですけど。
僕あの。
微妙なんです。
工業高校出身だっていう話してるんですよね。
いつもね、工業高校農業部なんで。
あそこってねめちゃくちゃね資格取らされるんですよ。
もういろんな資格も取れるやつ全部取りなさいみたいな感じで。
電気工事取ったりとか、なんとかかんとかの何やパソコンの資格とかいろいろ取ったりするんですけど。
そういうのの関係で資格取るとか免許取るっていうの結構、
その抵抗はないんですよ。
で、前職で僕レジャー産業にいたんですね。
もともとスキー場とかで、
まあいろいろインスタラクターの仕事とかもしてたんで、
その関係で飲食の方も勘だりいろいろしてたんですけど。
気がついたら、そこでなんか実務2年とか3年とか、
調理士免許を受けるための要件っていうのが決まってて、
それを満たしてたんですよ。
スピーカー 1
そうですよね。
私調理士免許を居酒屋にやりたくて、いつか。
それでちょっと調べてたら、
スピーカー 2
実務って書いてあって。
スピーカー 1
それでどうしようと思って。
じゃあ早期対策して実務積まないと無理じゃんと思ったんですよ。
スピーカー 2
まあ結構ね、
事業者というかオーナーに名前を書いてもらう欄があるんですね。
免許を受ける願書にね。
なるほど。
そこに書いてもらうっていう必要はあるんですけど、
スピーカー 1
うわー、ハズル高いな。
スピーカー 2
たぶんね、アルバイトでもいけるはずですよ、それ自体は。
へー。
なんで、ちゃんと何年から何年まで席置いてできるはずですけど。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
まあちゃんとせないといけないんですけどね。
で、たまたまそういう要件が揃ってて、
受けれるらしいし受けてみるかっていうことで、
そのTSUTAYAに売ってた調理士免許のテキスト、
なんかこれぐらいの、
なんか2、3センチぐらいの分厚さのあるじゃないですか、囲もうみたいな。
それを免許の受験会場の駐車場で、
2時間ぐらい見て、
スピーカー 1
で、受験したら通ったっていう。
2時間か。
スピーカー 2
受験勉強してへんっていう。
スピーカー 1
すごい。
スピーカー 2
通るんやーって逆に。
スピーカー 1
すごい。
確かに。
え、調理士免許って筆記だけなんですか?
スピーカー 2
筆記です。
スピーカー 1
へー。
だから実務がいるんだ。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
実務以外をやったら、
調理士学校でこういう勉強しましたよっていう証明書があったら、
普通に受けられるはず。
受けられるか、
そのものもらえるかどうか。
受けるじゃん。
調理士学校に通う必要はありますよね、そのパターンは。
スピーカー 1
しかもそれも結構2年ぐらいですよね、たぶん。
スピーカー 2
そう、専門学校なんで。
だから実務さえあれば野良で、
1日で通れると思います。
僕はテキストパラパラって見て通ったぐらいなんで、
余裕やと思います。
スピーカー 1
やっぱりさ、はーちゃん。
はーちゃんこれさ、牧場に見学行ってそのままご飯をご馳走に乗って帰ってきて。
ズーズーしい。
スピーカー 2
ズーズーしい。
作りますよ。
スピーカー 1
楽しみにしてます。
作りますけどね。
便乗します。
蜂との戦闘
スピーカー 1
便乗したか。
結局私もズーズーしい。
ついでにはちさんが来た。
まああの、我々もお土産たくさん持って行って。
確かに。
おいしい。
おいしいワインとか。
スピーカー 2
あーいいな。
ワイン好きですよ。
スピーカー 1
それで行きましょう。
おいしいビールとか。
何買おう。
じゃあ、そうですね。
そろそろ。
最後に、ちょっとしわかさんに1個聞きたいことがあるんですけど。
スピーカー 2
あー怖いですね。
スピーカー 1
えっと、奥さんのどんなところが好きですか。
スピーカー 2
やめてくれよ。
スピーカー 1
やめてくれよって。
ついに恋愛トーク始めるふしわかさんと。
めちゃくちゃないでしょと思って。
スピーカー 2
違う回にしましょうこれ。
スピーカー 1
違う回。
もうちょっとさ、お酒飲まないと無理かも。
スピーカー 2
もうちょっとベロベロじゃないと無理よ。
スピーカー 1
でも1個ぐらい言っとかないとカードが立ちますよ。
スピーカー 2
大丈夫ですか。
聞いてへんやろ。聞いてへんからいけるやろ。
スピーカー 1
無理か。
めっちゃ照れてる風に言えるんですよ。
スピーカー 2
確かに。
でも実際どこですかね。
え、僕その話していいんですか。
スピーカー 1
すいません、うちの蜂がいきなり。
最近暴走するの好きなんですよ。
スピーカー 2
すごいキラーパス投げてくる。
スピーカー 1
びっくりした。
じゃあそろそろ締めるのかなと思ったらさ。
スピーカー 2
裏切るな。裏切るなよじいちゃん。
スピーカー 1
2人で準備したじゃないか。
スピーカー 2
そこでサバイバル戦闘ってもらって。
面白い。
はい、ではどうぞ。
スピーカー 1
はい、シンキングタイム終わりました。
シンキングタイムやったんか今の。
スピーカー 2
油断しとったぞ。
いやでも、あれじゃないですか。
スピーカー 1
ちょっとね、僕の欠点を補ってくれるところがやっぱりありまして。
スピーカー 2
僕ね、モラル弱いんですよ。
スピーカー 1
そうなんですか。
スピーカー 2
あのね、ギリギリ知性でモラルを補ってるところがありまして。
基本的にすごい考え方がインモラルな野郎でして、うちわかんないです。
スピーカー 1
そうなんですか。
スピーカー 2
なんですけど、いわば隣に常識人がいてくれるんで、なんとか助かっているっていうのが大きい。
通りすがりの牛飼い
スピーカー 2
その辺ですよね。
モラルがあるところって言っておきましょうかね。
ただ自分の恥も晒したっていう。
スピーカー 1
いやいや、でもなんかそれ結構わかります。
補い合ってるっていうのはめっちゃわかります。
スピーカー 2
大事だと思います、本当に。
大なり小なりそうやって欠点を抱えてるものですから。
スピーカー 1
そんな風に思わなかったけど、そうなんですね。
スピーカー 2
いやもうね。
スピーカー 1
結構意外な答えだった。
スピーカー 2
だからこそこの仕事が続いてるんだろうなっていうのはありますよね。
スピーカー 1
合理性とか、そっちにちょっと思考が傾きがちって言い方悪いかな。
スピーカー 2
いやいや、そう思います。
スピーカー 1
割り切りみたいなものは必要そう。
スピーカー 2
言い方を本当に悪くすれば、冷たいねってよく言われます。
スピーカー 1
感情だけに引っ張られたら、それはそれでビジネスにはならなそうな感じが外から見てるとしている部分はあるかもしれない。
でも人によって感じ方ってそれぞれあれなので、その言い方で合ってるかわかんないですけど。
スピーカー 2
そうなんですよ。でも本当にそうだと思います。
生き物を飼ってるんですけどね。
生き物を大事にしなきゃいけないんですけどね。
大事にしすぎるとお話にならない部分っていうのはやっぱりあるんで。
スピーカー 1
ここら辺でやめましょうか。
そうですね。ありがとうございます。
番組へのお便り
スピーカー 1
番組に関する感想やお便りもお待ちしております。
XやインスタのDMから何でもお送りください。
番組のハッシュタグはひらがなでひよけんです。
いつもチェックしているので感想ポストもお待ちしております。
特命でのお便りは概要欄に記載してあるマシュマロやGoogleフォームからお送りいただけます。
お聞きの媒体でぜひフォローもお願いします。最後までお聞きいただきありがとうございます。
またお会いしましょう。
せーの、ばいばい。
48:11

コメント

スクロール