1. ひよっこ研究者のさばいばる日記
  2. #111 育休はとれますが授業は..
2025-09-29 32:40

#111 育休はとれますが授業はしてください。はあ? #男性育休

リスナーさんからとっても悲しいお便りを送っていただきました。共有していただきありがとうございます。ひよけんでいいなら、お焚き上げしてください!!!

大学教員の育休問題。今回は、男性が育休を取得するというシチュエーションで起きた話。周りの対応、ありえなすぎる!!!感情面は切り離し、今後の大学での育休制度に向けて冷静に考えてみました。


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はち▷小さい動物の研究者。(⁠⁠⁠⁠オーディオテクニカ ATR2100x-USB⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠) 個人ポッドキャスト「私はママで研究者」⁠Spotify⁠/ ⁠Apple podcast⁠

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サマリー

男性研究者が育児休業を取得しようとした際、大学から授業を続けることを条件にされ、不安や不満を抱えている現状が語られています。この状況は、男性だけでなく女性にも影響を与えており、日本の大学における育休制度の課題が浮き彫りにされています。このエピソードでは、男性育休の取得と教育環境の改善について議論されています。特に、男性が安心して育休を取得できる環境作りが女性研究者の活躍を促進することが重要であると強調されています。最近、男性の育児休暇取得についての問題が取り上げられ、育休中の働き方やパートナーシップの重要性が話題になっています。特に、育児に関与することで夫婦間の愛情が持続する可能性についてのデータが紹介されています。

悲しいお便りの紹介
サンテ、小さい動物の研究をしているはちです。この番組では、研究者として、ひよこ教員として、はたまた普通のアラサーとして、私たちのさばいばる日記をお届けしています。
今回は、けいさんと一緒にお届けする回です。どうも、動物を数字で見る研究をしているけいです。よろしくお願いします。
ゲットありがとうございます。さてさて、今回はですね、なんとも悲しい叫びのお便りをいただいたので、まずお便りを紹介します。
使い捨て研究者さんからです。
ちいさん、はちさん、こんにちは。いつも興味深く聞かせていただいています。ありがとうございます。
私は首都圏の私立大学で働く、おそらく同世代の男性研究者です。ジェンダーの話やハラスメントの話など、男性では経験し得ないこともあり、大変興味深かったです。
ジェンダーやライフイベントに関わる出来事が身近にありましたので、お便りを書かせていただきました。
私事ですが、近々第一子が生まれる予定です。妻は研究者ではなく、一般企業で働いており、産休育休を取得する予定です。
ただし、様々な家庭の事情により、里帰り出産はせず、産後は自宅で過ごす予定で、夫である私がそのケアや家事をしたいと思っていました。
私が働く大学も、男性の育児休業取得を進めるような動きがあり、当然私も取得しようと考えていました。
あまり長く取得すると迷惑になると思い、産後パパ育休と言われる2〜4週間の育休を取得しようと担当部署に申し出たのですが、担当者から言われた言葉は
おめでとうございます。もちろん育休は取得できます。ただし、授業はやってくださいね。でした。
育休期間中は休めるが、別の時期に補講をやるか、オンラインで授業をやる必要があるということです。
授業を他の教員に代わってもらう制度はなく、学科を通して要望があれば検討するとのことでした。
学科の先生にも相談しましたが、育休取ってもいいけど、俺は取らなかったし、取っても何もできなかったよというような話をされるばかりで、
授業の交代をお願いするなんて、かなり厳しい状況です。というか、担当者も他の先生の反応もハラスメントにしか感じられません。
結果として、私は育休取得を諦めて、勝手に授業以外の業務は最小限の労力に抑えて済ませようと思っています。
女性研究者も産休育休を取得しづらい状況なのはもちろんですが、ご自身が出産する以上、周囲も配慮するしかないと思いますが、
男性研究者が育休を取ろうとした場合、このように未人の配慮もなく、なくなく諦めるしかない状況なのが現在の日本の大学のようです。
私以外にも取得を希望した男性研究者はいるらしいのですが、どなたも同じ理由で断念したそうです。
女性研究者がより活躍するためにも、男性も育休を誇りおきなく取得できる状況にならなければいけないと思います。
こんな状況については2人はどう思いますか?ぜひご意見を聞かせていただけると幸いです。
男性研究者の育休取得の難しさ
まずは本当に奥様のご妊娠おめでとうございます。
本当ですね。おめでとうございます。
そしてかなりパーソナルなことをひよけんに送っていただいたこと、それもですし、
すごく重要な問題提起を、番組でこの問題を取り上げさせていただくきっかけをいただいたこと、本当にありがとうございます。
本当ですね。
今回このお便りはケイさんと読みたいなと思ったんですけど、
それは単純に男性だからというよりは、ケイさんが最近産休とか育休を取る人の代わりにお仕事されているという話を直近で聞いていたので、
そうですね。
結構いいんじゃないかなと思ってお声掛けしました。
簡単にだけ僕の状況をお話しすると、女性の教員の方ですけれども、その方が出産に入られるということで、その代わりにその人が担当していた授業を受け持っているという状況です。
タイミングがあればそういうこともありますよね。
そうですね。
本当にこのお便りを読んですごい悲しくなったし、すごい怒りの感情を覚えたんですけど、
やっぱり制度としての実態みたいなところとか、どうしようもないところもあるなっていうのもやっぱり現実問題としてあると思いますし、
でもこの時代にやっぱりライフバランスを考えて働き方とか、そもそも同僚への配慮みたいな心の面っていうのは別の話として区別して気をつけつつ話したいなと思います。
あれですよね。使い捨て研究者さんにとっての非常に辛いお話ですよねっていうことはもちろんその通りだし、
それと将来もっとこう大学としてこういうシステムになっていってほしいよねっていう話と、
そういうのもあるけど一方で残念ながら現実として今こういう部分もあるよね、
なんかこうある程度仕方がない部分もあるよねみたいなそういうところとそういう話を区別するっていう趣旨ですかね。
最初にまじで感情面の話したいんですけど、
もう読んだ瞬間この行く気を取ってもいいけど、俺は取らなかったし取っても何もできなかったよみたいな。
いやいやいや。
大丈夫かなこの発言って思っちゃいましたし、めっちゃムカつけますよね。
その先輩の方がそのご家庭に、あなたが貢献できてなかったっていうだけでしょっていう話ですかね。
それはあなたの話であって、いくらでも行く気を取ってたくさん育児されてる人なんていくらでもいるんだから決めつけるなよって思いますし、
絶対なんかできると思いますしね、なんかしろよって感じですよ。
そういうもうブシブシの対応は本当にひどいなと思いましたね。
なんかちなみにちょっと前のエピソードでご報告させていただいたんですが、
制度の現実と今後の展望
私は現在妊娠中で腹筋で産休と育休に入ろうとしている状態だったりするので、
結構この状態で育休早く上がってこいとかなんか言われたらマジでブチギレるなっていうのがすごい気持ちがかかるので、
実際私の場合はすごくやっぱ同僚の先生たちが優しいなとも思いますし、
まず部局の中で育休とか産休を取る先生が初めてではない、全然初めてじゃないんですよ。
結構な割合で女性教員いますし、こういう先生たちがもうすでにママの先輩たちばっかりで、
なので体制としてやっぱり他の人の体制もすごい出来上がっているし、
もうみんな本当に応援しようっていうか、それは当たり前にサポートするよねっていうのが出来上がっている感じがしました。
いやーなるほど、そこは確かにお役職っぽい話になっちゃいますけど、前例があるかどうかっていうのは結構大きいかもしれないですね。
そうですね。で、もしかしたらちょっと嫌がってる先生とかいるのかもしれないですけど、
それは言ってはいけないっていうのもちゃんと出来上がっている、同僚が出来上がっている状態で、
たまたまですけど、後期休む状態なんですけど、後期は授業ほとんど持っていなくて、
本当にオムニバスの2コマだけみたいな感じだったので、
それはある先生に言ったら、なんか笑顔じゃなかったですよ。
ちょっと嫌そうな顔してるなって感じはしましたけど、
じゃあ変わりますって言ってもらえて、本当にありがとうございますっていうのをしてきました。
そこでだから、嫌な顔されたけどっていう話ありましたけど、
でもそこで言うか言わないかって全然違いますよね、やっぱり。
違う違う違う。
それはお仕事なんで、
そうですよね。
受け取る側からしたら、仕事が増えていい気はあんまりしないかもしれないですけど、
しないですしないです。私も別に自分が取った後、誰かの仕事変われって言われたら、
別にいい気はしないですよ、嬉しくはない。
嬉しくはないですよね、それは。
でももちろんやりますよ。
それをだから口に出すかどうかですよね。
仕事なんでやるはずのことっていう。
実際に、じゃあ授業の代わりの人をどう埋めるのかっていう制度の話をしたいんですけど、
なんか授業の代わりは、この今のところで見てる感じ、やっぱ中の人で埋める感じがやっぱり多そうだなっていうのを見ています。
なるほど、それは、はい。
それはケイさんのケースもあるし、やっぱり他の人を非常勤で雇うって結構ちょっとハードル高そうだなって思いました。
そうですね。
それは多分財政面の問題かな、一番は。
ただ、やっぱ集中講義に変更するとか、オンラインに変更するとか、
あと、閣年で開講する専門科目、非集科目じゃなかったら閣年開講にするっていう手もあるらしい。
でもなんかシラバス出しちゃうと変えれないんですよね。
なんかその辺もなんかしょうがない制度のしがらみみたいなのもあるらしいですよね。
そうですね。
あと、シラバスの関係で言うと、
僕の引き受けた時の話で言うと、本当はやっぱり非常勤講師を採用して対応するということが計画にあったらしいんですよね。
ただ、これは僕も詳しく制度を調べたわけではないので不確かな話なんですけど、
よく新しい学部を作りますとかことがあると、今って文科省の設置審とかに話を持って行って、
その承認が下りる、下りないみたいな話をするじゃないですか。
その時に結構、中の授業のどの科目を置いて、その各科目でどんな内容を全14回かけて教えるかみたいなことが結構詳しく審査されるらしいんですよね。
そうすると、どうも規則として、新しい科目が置かれてしばらくの間は非常勤ではなくて、大学の中の人が担当してくださいみたいなルールがあるらしくて、
そういう縛りもあって、僕は非常勤ではなくて、同僚が担当するみたいな形になりましたね。
ちょっと変なルールっぽく聞こえますよね。パッと聞くと。
そうなんですよね。
授業の中身を変えちゃいけないのはよくわかるけど、やっぱり提供する教育がこれを提供しますよって約束している限りは、
同じ内容を提供すべきだとは思いますけど、どれをやってもよくないとは思いますよね。
そうですね。だからその辺がひょっとしたら、あんまり3級とか1級とかっていう制度を考慮しないまま、
昔のものが残ってるんじゃないかなみたいな、そんな感覚はありますけどね。
あと分野によっては、結構本当にこのトピックを教えられる人が他にいませんみたいなね。
いやー、それもありますよね。
すごく専門的な内容っていうのもね、それは場合によってはね、残念ながらあるのかもしれないなとは思いますけど。
私、サバティカルを取る先生がいるので、それで知ったんですけど制度。
やっぱりその取る期間が事前にわかっていれば、じゃあこの予算をこの期間ください。
非常金として、あとこの予算をくださいってちゃんと申請してもらえるって感じで対応できるらしいんですよね。
そうするとやっぱり人も探す時間があるし、でもなんか3級とか1級ってもちろん事前にわかっているけど、
予定じゃないですか。その1年前、2年前に完全にわかるかというとわからないわけであって。
いやー、本当ですね。
サバティカルは結構計画できるじゃないですか。何年度から、再来年度から取りますぐらいでちゃんと準備できると思うんですけど。
そこがね、やっぱ難しいし、なんかそんな初期から言いたくないですしね。
はいはい、なるほど。それはあれですか、ハチさんが実際に妊娠されている立場で、初期の段階でやっぱり言いたくないもんですか。
言いたくないし、もちろん必要だから言うこともあるけど、結構よぎりますよ。
これもし中断する、妊娠が中断するような出来事が起きてしまったらどうなるんだろうとか、想像するだけで怖いみたいな。
そもそもなんかね、計画したらその場でパッてできるものではないですからね。
実際、僕のところに授業の依頼が来た時も、タイミングとしては年度明けた直後ぐらいだったと思うんですよね。
本当に、もし事前にわかってたら、シラバスを作るタイミングで、もう僕がどういう計画で何の話をみたいなことがある程度できたと思うんですけど。
5月ぐらいに病院で発覚して、急遽僕のところに降ってきたみたいな感じだったので。
いや、そうですよね。
すごいバタバタはしましたね。
でも、私今思いますけど、やっぱしょうがないから時期とか考えちゃダメだなってすごい思います。
なるほど。
育休制度の現状
だって考えてたらできないし、考えてもできるもんじゃないし、仕事と子どもが欲しいっていうことはマジで完全に分けて考えるべきだなと思うし、できたらやっぱみんなで教育していくっていうしかないと思うんですよね。
そうですね。
だから、そこの結構難しいところをみんなで理解しつつ、産期を取る女性も側もそうだけど、お便りの中にもあったみたいに、女性研究者がより活躍するためにも男性も行く気を心置きなく取得できる状況にならねばならないと思いますって言ってて、
本当にこれで誰にとっても働きやすい環境を作る。休まないとかありえないみたいな馬車馬のように働くのが普通みたいな、今までのまだ残っている昭和期質を早くアップデートして、いい環境づくりどんどん大学でもしていけたらなと思うんですけど。
男性にとっても働きやすい環境を作るっていうのは、本当にすごく大事だなというふうに思っていて、結局女性は取るけど男性は取らないみたいな形になってしまうと、
まずね、段階としてすごい大事だったと思います。女性が休めるようになった段階で行ってたことはすごい大事だけど、もっとよく行けますよね。
っていう話ですよね。結局幸い、僕のところも女性が育休・産休取るっていうことは特に問題なく取れる形にはなっていたんですけど、僕がすごい気になったのは、代わりに授業を引き受けてほしいんですっていうふうに僕のところに話を持ってくるときに、
その方がすごい申し訳なさそうにしてるのがすごい記憶に残っていて、そうやって忙しいところに迷惑をかけて申し訳ないですみたいな罪悪感があると、結局女性としても取得しにくくなったりとか、
あとは取得するにしても頑張って早く帰ってきますみたいな感じになっちゃうと思うんですよね。だからそこは自分も取るかもしれないしとか、あるいは育休・産休じゃなくてもサバティカルでいなくなるかもしれないしみたいな、大変だけどお互い様だからね。
そういう意味くらいのつもりでいたほうが、なんかお互いにとって将来的に幸せになっていく気がするんですけどね。
いや、そう思います。ほんと自分に何があるかなってわかんないから、リタコードしといたほうがいいと思いますよね。
例えば僕の時でいうと、女性教員の方が担当していた科目っていうのがもともと4つあって、その中の1つを僕の別な同僚が担当して、僕が2つ担当して、残りの10人くらいの教員がゼロっていう形なんですよね。
一番若い僕とその僕の友達が4つを全部担当するっていう形になったんですよね。
同僚の人が1個で、けいさん2個で、もう1個はどうしたんですか。
もう1個は、そうさっき言ってた非常勤が使えた。
使えた。
はい。
でも別にそれは、けいさんがめちゃくちゃ分野がフィットしてたとかがあるわけではないんですか。
ではなく、まあ微妙に近いと言えば近いんですけど。
みんなできるだろうって。
同じ分野の他の教員もゼロ、ゼロだし。
それも良くないですよ。
誰に仕事振るかっていう問題はまたありますよね。
いや、そうなんですよね。
それは、はつさんの場合はどういう決まり方したんですか。
それは一緒にやってた先生、メインでやってる先生にそのままお願いしました。
オムニバスだから、授業全体をまとめてる先生みたいな感じですかね。
はいはい。
なんかいるじゃないですか。
一応オムニバスでも授業後とか。
あとは、部局のトップの先生には最初に相談したので、
その先生と相談して、これについてはこの先生に相談してみましょうみたいなのも話せたなと思いますけど。
結構明らかだったので担当が。
なるほどね。
特に問題なく。
ただなんか私がいないところでこっそり一個だけ制度が変わってたのがすごいありがたかったんですけど。
はいはいはい。
なんか今までオープンキャンパスの担当を比較的若い先生で回すみたいな感じのルールでずっとやってたんですよ。
で、私はそこに対して別に異論はなかったんですけど、大した仕事量じゃないし、
正直若い先生が説明した方が個性的にはいいんじゃないかなっていうところもあるけど。
私ができなくなったところの穴を誰が埋めるかっていう話で、
もう全員で持ち回りにしましょうっていう感じで。
はいはいはい。
全員平等になるっていう風に制度がバッと切り替わってて。
うん。
それはその担当の先生が裏で多分全部やってくれて、
多分寝回しとかもしてくれて、
めっちゃありがたいなと思いましたね。
なんかすごい元も子もない話が頭をよぎっちゃったんですけど、
育休取得の難しさ
上の方の世代の先生がどれぐらいこう親身に考えてくれるかみたいな。
いやそうですね。
そういう要素も大きいんじゃないですかね。
大きいかもしれない。
私の本当にログラム先生達すごい良い方ばっかりで、
ちゃんとロジカルな制度を作っていこうっていう感じの方が多い気がします。
妊娠された方の代わりに担当するっていうこと自体は全然反対ではないし、
おめでとうっていう気持ちなんだけど、
だけど、僕だけ二つでゼロの人がいるっていうのはなんかおかしくないですかみたいな話を、
おかしいよ。
ちょっと言っちゃったんですけど、
若いからねみたいな話とか。
出た出た。
大学ってそういう組織だからみたいな感じのことを言われちゃったんで。
もうダメだ。
そこで柔軟に変えてくれる人かどうかっていうのは、
働く側としてはすごく自分の安定、
気持ちの安定とかそういうところに大きく効いてくるなっていう気はします。
確かに何かケイさんの話もこのお使いして研究者さんの話もですけど、
この人たち言って無駄だなって思ったら戦う気がせません。
そうなんですよね。
じゃあもうイエスって言えば話が収まるわ。
なっちゃう。
すごい残念だけど、
でも戦うほども頑張れないというか。
戦うってそれなりに気力と体力がいるのでね。
いりますいります。
お使いして研究者さんの方には、
私今日このお便り読むのかなり後になるかなと思って直接返事したんですけど、
テニアの審査とかもしないような立場であれば、
無理やりでも育休取った方がいいんじゃないですかみたいなことをちょっとお伝えしたんですね。
これ結構正直に思っていて、
まだまだ悪いけど、
でもやっぱり徐々に良くなっていってるっていう状態は、
やっぱり先輩たちの努力の結果で良くなってたところってたくさんあると思うので、
そうやってちょっとでもアクションを起こしていったりとか、
誰か取ったっていう記録を残しておくと、
たぶんこのお使いして研究者さんの次の方とか、
もしかしたらお使いして研究者さんの第二子の時とか、
計画してるかわかんないですけど、もしあるとしたらですけど、
その時にまた今度取りやすくなるっていうポジティブなフィードバックみたいなものが、
ちょっと頑張っておくことでできるんじゃないかなとか思って言ってみたんですよね。
ただ、喧嘩はしない方がいいですとは思いますっていうのはすごい思っていましたし。
喧嘩しちゃうな、僕ら。
あと聞いてくれる人と聞いてくれない人よりか、
どういう風にそれを責めるかとかも色々あるじゃないですか。
誰を経由して話を進めるかみたいな話ですよね。
そうそうそうそう。
あとまあ、やっぱ男性育休取れない問題はあるけど、
やっぱ男性はね、体調変わってないはずなんだから頑張れよみたいな気持ちはちょっとありましたけど。
まさに今、体に負担かけてる側としたら、それは正直な感想かもしれないですね。
確かにその次の世代以降の話とかを考えると、
そこで一人戦ってくれることで後の人がっていうのは本当にその通りなんですけど、
冒頭の話にちょっと関係してくるんですけど、
長期的に見て良いとか社会的に見て良い方向に向かっていくっていう話と、
現状の自分の立場の中でベストな振る舞いって何だろうっていうところで、
また微妙に違いが出てきてしまうのも事実かなっていう風に思うんですよね。
そうですね。だから私その手には取ってるならっていう話をめっちゃ取ってましたね。
なるほどね、確かに確かに。
で、実はこの話続きがありまして、
その後、司会者研究者さんからまた返事をいただきまして、
ちょっと一部抜粋して読ませていただくんですが、
頼りさせていただいたのは育休取得を諦めることにしたためです。
なんとか育休取得できないかと拡散してきましたが、
同じ学科の教授から目立ったことをするなと怒られてしまい、
諦めざるを得なくなってしまいました。
というのも今年度、テニア審査になることが決まり、
その審査に響くからということでした。
っていう状態らしくて。
なるほど。
どこにも相談することができないので、ここに吐き出させていただきました。
ありがとうございます。ここでいいなら吐き出してください。
本当ですよね。非常に厳しい経験です。
しかもこんなこと言われる。
あり得なすぎません?
いやー。
なんですか?テニア審査関係ありますか?育休と。
関係ないそうなんですよね。
しかもだってこんなに育休取得率上げろって言われてるじゃないですか。
時代でも文科省から言われてるはずですよね、きっと。
むしろ育休取得率上げるっていうことで評価される時代なのに、
取ってくれるだけありがたいと思うよみたいな立場でもいいぐらいなのに。
大学の方針としてはどんどん取りなさいっていうことを言ってるはずなのに、
身近の教員とか担当部署の人がそういうことに理解がないっていう状態なので、
完全にちぐはぐですよね。
取ったことがマイナスになるぐらいの書き方ですよね、こうやって。
いや、本当そうですよね。
それはマジであり得ない。
あり得ないし、それで印象が悪くなってしまったとしても、
それを明示的に言っちゃうのがもうダメですよね。
いや、本当にそれですよね。
もちろん皆さんいろんなところで、やっぱりちょっと短めに取ろうかなとか、
こういう時期だからそうしようかなって、なんか動いたりとか、
そういうことがもしかしたらあるかもなって思うことはあると思いますけど、
こんなになんか怒られるほどのことじゃないっていうか、
育休たるのが怒られることらしいですよ。
どういうことだ。
でもそういう状態だと、それこそハチさんが言ってた、
多少無理してでも戦ってもいいんじゃないの?みたいなことは、
やっぱり厳しくなってきますよね。
これはおとなしくしているのが正解です。
今まさにご家族が増えるっていうタイミングの中で、
手入れ診査どうなるかって絶対心配だと思うんですよね。
そうですね。手入れ診査を通ることの方が大事ですもんね。
そういう状況の中でね、本当に非常につらいご経験だなっていうふうに聞いていて思いました。
はい。どこの次第か教えてください。こっそり。
ばらしましょう。ばらしましょう。こういうのこっそり。
ここまでの話は、そんな聞いたことある大学少なかったですね。
さすがにないかもしれないな。
私たちがまだ若いからか。
まあまあそれはあるかもしれないけど、
でも普通に僕も大学院時代の後輩が今まさに男性で育休を取ってますし。
大学職員ですか?
はい。大学の教員ですね。
はつさんの周りとかいます?
そうですね。私の研究室の先生たちとかも結構取ってましたよ。
でも短かったですけどね。
まあね。
半年とかそういうレベルで取ってる先生はいなかった。
直接知ってる人ではいないんですけど。
なんか遠くで聞いた話はあるけど。
でも2週間とか1ヶ月とか取るだけだったら、
育児休暇の取得と課題
ちょっと長めの出張行ってきますと一緒のはずだから、
いくらでもどうぞって言ったらいいのに。
なんでなんですかね。
なんかちょっと文字理解ができなすぎて。
いやそうなんですよね。
教えてほしいです。この反対してる人たちの意見を。
使い捨て研究者さんが書いてくれている、
授業を他の教員に代わってもらう制度はないっていうのと、
全然意味がわからないんですよね。
確かに授業とかはどうしてるんですかね。
その1ヶ月とか2週間取ってる人たちは実際。
どうなんでしょうね。
休みにして。
他の時期で確かに確保してるのかな。
復帰した後やるみたいな感じなのかな。
いずれにせよそれは休みとは言わないっていうのが正直な反応なんですけど。
私でもちょっとだけ知られた感じ、
パパ育休みたいな新しく始まったやつは、
一応仕事してもいいが入ってましたよ。
仕事してもいい。
なんか私今直近の問題で、
育休とか産休入ると課金費使えなくなるって困ってるんですけど、
たぶん仕事していて文言があるとそこが緩くなるっていう、
逆に逃げを残してるのかなと思って。
なるほど。
ポジティブに使えばいいことなんですけど、
仕事させられるっていうネガティブな面もあるみたいな。
そうですね。
こういうのって得てして、
本人が自発的にやりたいって言ってるので、みたいな。
そうそう、それがあればやってもいいみたいな感じの書き方でしたよ。
なるほど。
なんか邪悪な使い方しか思いつかないけどな。
そうですよね。
1ヶ月ぐらい休ませて。
休まないですしね、しかも休みじゃないしみたいな。
本当ですよね。
家で頑張るって言ってるやんみたいな。
本当に寝れない状態とかもあるわけで。
仕事しながらそんなことしてたら倒れるだけですよ。
体に負担かけて産む側からしたら、
なんならそんな1ヶ月2ヶ月で何ができるの?みたいなところも正直あるんじゃないですか。
仮に育児を取ってしまう。
私最近、ポッドキャストとかも色々聞き漁ってたんですけど、
子供生まれた後の生活みたいな。
男性が育児に介入することって、
パートナーシップ、奥さんとの関係性を考えた時にすごい大事らしくて、
子供できちゃうと旦那さんへの愛情が結構地に落ちるんですよ。
それはそうですよね。優先するべきものが全然違いますからね。
一番が子供にパッと置き換わるんで。
でもちゃんと入院時の時に、育児に介入してくれた、旦那さんが手伝ってくれたっていう経験があると、
その愛情がちゃんと戻っていくらしいんですよね。
将来的に。
育児してくれなかったって記録が残ると、
愛情曲線がゼロを辿るっていう。復活しないっていう。
すごい怖い理論がデータが出てて。
だから単純にその育児期間中に協力してもらえた、もらえないっていう話だけじゃなくて、
それが10年後、30年後の2人の夫婦感が仲良くやっていけるかっていうところに関係してきますよって。
変わっちゃうらしいんで。
本当に育児には介入した方がいいから。
本当に育児をみんな取らせてあげてほしい。
育児が夫婦関係に与える影響
何なんですかね。
本当に使い捨て研究者さん、吐き出していただいてありがとうございました。
本当ですね。
本当に何と言っていいのかわからないですが。
お便りどうもありがとうございます。
ありがとうございます。
ご無事なことをお祈りしますし、なるべくこっそりたくさん仕事はせずに、育児に専念してください。
そしてこっそりどこの大学か教えてください。
いや、本当に教えてください。
皆さんもね、もし大学教員の育休とかのこと、もしもっと情報がありましたらぜひぜひ教えていただけると勉強させていただきたいと思います。
本当ですね。
では全然まとまりはないですが、いい世界に少しでも近づけますようにということで。
番組に関する感想やお便りもお待ちしています。
TwitterXやインスタのDMから何でもお送りください。
番組のハッシュタグはひらがなでひよけんです。
いつもチェックしているので感想ポストもお待ちしています。
匿名でのお便りは概要欄に記載してあるマシュマロやGoogleフォームからお送りいただけます。
お聞きの媒体でぜひフォローもお願いします。
SpotifyやApple Podcastでお聞きの方で要件をお聞きいただけましたら、ぜひ番組の評価を押していただけると励みになります。
最後までお聞きいただきありがとうございます。
またお会いしましょう。
せーの、オーバー!
32:40

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