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2023-12-16 21:24

治す?それとも出荷する?羊の治療問題

畜産枠のひつじたち。
そんな立場だからこその、治療の在り方のお話です。

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#ひつじ #羊 #羊毛 #繋がり #毛糸
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00:06
お疲れ様です。羊飼育員/丸岡です。
人と羊が繋がることをテーマに、活動している羊飼育会でございます。
現在は、愛知県と岐阜県で観光牧場を主に、羊を育てております。
羊は、大体30頭40頭くらいの羊です。
羊毛に力を入れていますので、そんな感じの羊飼育会でございます。
今は、もうすぐ日付が変わろうとしておりますが、
今まで、体調の悪い羊がいて、獣医さんと一緒に処置をしていたわけですが、
今日は獣医さん絡みというか、人と羊が共に歩んでいこうかなと思うと、
そういったトラブルというか、羊が体調悪くなった時どうしようかなという問題が付きまとうわけなので、
ちょっとその辺を話してみようかなと思っております。
どこから話そうかな。
まず羊っていう生き物が、今の私たち人にとってどういうポジションにいるのか、立場にいるのかっていうのを考えてみると、
羊っていうのは家畜に分類されるんだよね。
ペットっていう枠に入っている羊もいるにはいるんですけれど、
とはいえ、まだまだ市民権というかペット枠というよりかは畜産枠の方がやっぱり強いですよね。
なので、獣医さんもね、なかなか羊を見ることができる獣医さんっていうのは少ないんですよ。
03:09
非常に少ない。
そういった中でね、もし羊に何か問題が起きたよと、
治療が必要だよとなったときに、どういった対応を取られるかっていうと、
大体の場合がもうお肉として出荷しちゃいましょうみたいな。
治すというよりかは淘汰するっていう言い方をするのかな。
ここの環境にあなたは合わなかったよねという感じで淘汰するというのが、
現状としてはよくある対応というかね、一般的な対応のされ方になるのかなと。
なので、獣医さんとしても、そこはもう経済動物なので、治療費をかければかけるほど売上が下がっていくわけなので、
そこはもう見切るというかね、そういう判断をしてお肉にしましょうねっていう。
ふうに獣医さんも多分判断するんじゃないのかなと。
なので治療にあんまり目を向けないというかね。
ここまでの治療だったら、やるかなっていう簡単な処置をね。
それでもちょっと治らなかったら、もうこの子はこれ以上手をかけてもちょっとしょうがないんじゃないのかなっていう。
なので結局それがね、板についてしまうと、治療の技術とか経験とか、その辺が全然溜まっていかないんですよね。
っていうね、問題も実はありますよと。
中にはね、うちみたいな観光牧場だったりとかペットで飼っている方たちも中にはいるんで、
そういった方たちは結構つらい思いをしているのが現状かなというところだよね。
自分が…おっとっと、ちょっと待ってね。
06:12
途中で事故があったみたいで遠回りをしております。
どこまで話したかな。
自分がやろうとしていることっていうのが、人と羊がつながるっていうところがテーマとしてあるので、
できるだけね、いわゆる羊を飼うことに対して…言えばいいのかな。
全く知識がないと飼っちゃいけない動物ではあるんだけど、
とはいえね、全く身近じゃないね。
一部の人しか飼育できないというか、要するにプロの羊飼いと呼ばれる人たちじゃないと飼っちゃダメですよみたいな。
そういう、あまり人の目に触れないというか、あまり関わりを持たせないというかね。
っていう世界も僕はあんまり求めてないというか、その先に待っているものが全く興味がなくて。
羊っていうのは人と共に暮らしていた生き物だと思うんですよね。
身近であるはずの生き物なので、それを知らないから、
それは下手な飼い方をされると良くないというのはもちろんそうなので、
ここはちょっと難しいところではあるんだけど、
いかにそうやって人と羊の距離を縮めていこうかなと思うと、
できるだけ一般の方にもハードルを下げるというか、
一般的に羊が身近で飼えるというか、
09:07
そばにいるような環境を作ろうと思ったら、
そういう治療とか技術とかそういうのも、
やっぱり共に高めていかないといけないじゃないですか。
犬、猫と同じようなものですよ。
犬、猫のペット、獣医さんというのはそこら中にいるじゃないですか。
なのでみんな安心して犬、猫と共に暮らすことができたりしていると思うんですけど、
羊にそれが全くないと。
なので余計飼育する側の技術とか知識とか経験が物を言う世界になっているので、
そこを僕はハードルを下げていきたいんですよ。
なのでこの獣医さん問題というのがすごく大きな壁として立ちはだかっているわけなんですよね。
なのでそこをまず共有しておきたいかなと思っております。
今日は羊のソラ君の尿道血跡というのかな。
おしっこが通る管に固まりが詰まってしまっておしっこが出ないというので、
獣医さんと色々と試行錯誤をしながら処理・処置したわけなんですけれど、
一般的には家畜として対処しようと思ったら、
とりあえず出荷するまでの間の応急処置というやり方だったら、
たぶんちゃちゃっとできると思うんです。
ちょっと切り込みを入れて、おしっこをとりあえず出してあげて、
そのまま出荷していくまでの間はなんとか大丈夫だよみたいな応急処置ね。
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だったらやってくれる獣医さんはいるだろうというところなんだけど、
やっぱりそこから回復させるという処置はあまりしないんですよね。
なのでそこから獣医さんと一緒に取り組むというのを今やっているわけですよ。
実際このヤギとか羊でよくある病気というか症状なんですけれど、
おしっこが出ないという問題がね、
自分も今までにそういったヤギとか羊というのは何度か立ち会ったことがあって、
毎回その獣医さんと一緒に色々試しながらもね、
今まで実は一回も成功していないというか、
その場しのぎのことはできるんだけど、
そこから先回復させるということができていないんですよ。
なので獣医さんもこの症状が出たヤギとか羊に関しては、
頑張ってもいいんだけど、結局動物に負担がかかっちゃって、
結局つらい思いさせてしまう可能性が高いよと、
うまくいくかどうかちょっとわからないよというところで、
そのままね、要は楽にさせてあげる。
安楽殺してあげるというのも一つの手だよというふうにね、
おっしゃっていただくわけなんだけど、
そんな中でね、今回そらくんは見つかったのが結構初期だったの。
まだ体力的にそらくんは頑張れそうというところで、
これだったら、本来だとね、暴行、要はおしっこが出なくて苦しんでっていう症状も、
あまり実例がないというか、診断が難しかったりするんだけど、
結構末期の状態でね、もうちょっとこれ立ち上がることもできない、動くこともできないくらいの苦しい状況で、
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やっと獣医さんもここに問題があるんだねって気づくようなことだったりするので、
ほとんど弱った状態での処置ってなるから、
結局ね、麻酔から目が覚めないとかね、
そのまんま手術している最中に力尽きちゃうとか、
そういったことがね、よく起きたりするので、
今回そのソラ君に関しては、まだ体力的に持つとやれるっていうところで、
獣医さんも、ちょっとこのまんま弱っていくのもちょっと、
何て言うのかな、もったいないというか、なんかやれることはちょっとやってみようっていうことで、
今までにやってなかった新しいアプローチというかね、
ちょっと違うやり方で今回ちょっと挑戦してみようかと。
ので、試してみたんですよ、今回。
それが今のところはね、うまくいってる。
ちゃんと詰まりもうまく取れたんだよね。
今までなかなか取れなくて、詰まりを取る段階で力尽きちゃう子が多かったからね。
それがちゃんと取れたという、初めての実例が今回できて、
それでね、その獣医さんもだいぶ詰まる原因というか、
こういうふうにすると詰まりが取れやすいんだっていうのが実感として得られたみたいで、
今回のこの試みがすごく大きな一歩を前進できたような気がするんだよね。
どうしてもおしっこが出なくて詰まっちゃうっていうのは、
虚勢したおすやぎとかによく起きる症状なので、
これが対応できるんだっていう、可能性がゼロではないんだっていう希望の光が見えたっていうのがすごく大きくて、
18:04
なのでこれちょっと共有しておきたいかなと思ったね。
実際その羊の飼育現場っていうのが、まだ今こういう段階なんだよっていう。
もうほんと、今いる羊たちで次の羊につながるような努力というか、
いろんな経験を積み重ねながら次につなげていくっていうのをやっている最中の動物なんだよっていうところを、
ぜひそこをちょっと理解していただきながら、
できるだけこういった情報はみんなで共有して広めていくというかね、
みんなで取り組んでいかなきゃいけないことだと思うので、
ぜひね、うまくいかなかったこともそうだし、
今ちょっと新しい知識というか、試みを今やってますよとか、
そういうのをどんどん情報がシェアしていけるとよりいいかなと思うので、
今回は私の方から今こんな感じですよという情報を共有させていただきました。
いやー、難しいね。
うーん、ほんと。
うーん、まあ、なんていうのかな。
そもそもこういう病気にさせないような買い方をしなきゃほんとはいけないんだけどね。
獣医さんが頑張るっていうよりかは育てる側がね、ほんとは頑張らなきゃいけないことだから、
そこはもちろん対応していかなきゃいけないところではあるんだけど、
という感じで、また色々と分かったことがあったら情報をシェアしていきたいと思いますので、
21:06
とりあえず今日はこんな感じで終わりにしたいと思います。
お疲れ様でした。ではでは。
21:24

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