2019-10-03 09:56

#2 ソクラテス

第2回のテーマはソクラテス。プラトン・アリストテレスの師という古代ギリシャの哲学者。「無知の知」「問答法」など今でも生きる哲学を確立したソクラテスの何が凄いかをサクッと解説します。
<制作>
出演:オルタ・百合城 
プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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今日は、古代ギリシアの哲学者で、現代でも有名なソクラテスについて紹介したいと思います。
最初なんですが、ソクラテスってどんなイメージですか?
ソクラテスは、問答法で、偉い人はお前は無知だって言って、すごい敵に回して処刑されたみたいなイメージがあります。
そういう人です。
ソクラテスっていうのは、紀元前469年から399年まで生きた人で、高校で現代社会とか倫理とか世界史やってた人は、内容が被るかもしれないんですけど、
まず、先ほども言ったように、ソクラテスっていうのは、無知の地とか、問答法などで有名です。
最初に無知の地から説明します。
無知の地っていうのは、ソクラテスの弟子のカイレフォンっていう人が、アポロンの神託所のゼルフォイに行って、そこでソクラテス以上の賢者は存在しないっていうのを告げられるんです。
ソクラテスはカイレフォンに、自分以上の賢者はいないってことを聞いたんですけど、ソクラテスっていうのは、自分が他の賢者よりも劣ってるっていうのを自覚してたんですね。
でも、それを否定しちゃうと、神の言葉を否定することになっちゃうんですよ。ゼルフォイの神託だから。
だから、否定できないから。
なんか、信じたいけど信じることができないみたいな。
だから、様々な賢者に会って、問答法をすることで、自分よりも優れているっていうことを明らかにして、神託を反証しようとするつもりだったんですね。
だけど、実際にその賢者って表される政治家とか科学者に会うと、彼らって自分の話してること自体をそこまで理解していないっていうことにソクラテスは気づきます。
なるほど、もうなんかその上辺だけっていうか、口だけで語ってるみたいな。
一つの技術に専念された能力を持っている職人のような人たちも、その技術についてよく知ってるがゆえ、自分は他のことも白色であるっていうのを思い込んでいるっていうのをソクラテスは言います。
今で言う、芸能人が政治家になったり、アイドルが作家になったりすることです。
悪いことではないんですけど、ソクラテスからしたら、それは賢いことではないということらしいです。
もう一つ、極めてるから他も才能があるみたいな。
そうです。
で、このことからソクラテスっていうのは、実際は知らないことを知っているっていうのを思い込んでいる人よりも、自分は賢くないと知っている、自分は何も知らないと自覚している、自分の方が賢く他の人より優れているっていう考えにたどり着きます。
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なるほど。
要するに、相手に無知を自覚させて、真の知に至ろうと他の人を憤起した。
なるほど。自分は何も知らないということを知っているけど、他の人は知らないから教えてあげようっていう。
そう。他の人の無知を自覚させてあげる。
なるほど。
で、ソクラテスは問答法をしながら、賢者たちの無知を指摘するたびに言います。
これだけ聞いたら、ソクラテスって嫌なやつって思うかもしれないんですけど。
なんか、もうあれ、賢者ってソフィスト。
ソフィストです。
ソフィストっていう人たちに、ソクラテスは問答法を仕掛けるっていうか、ですけど、
ソフィストって、その知恵を民衆にばらまいて、その代わりにお金を巻き上げるっていう人だったんだよね。
道理に合わないことを言って、相手を騙して説得、納得させて。
それっぽいことだけ言ってって。
有名な人だとプロタゴラスっていう、世界史でもやるんですけど。
見た見た見た。
人間は万物の尺度であるっていうのを説いた人がプロタゴラス。
で、あと有名なのだとゴルギアスとかが有名です。
それは初耳。
初耳。
はい。
で、その様々な人を問答して正しくしていくうちに、
ソクラテスがうざったく感じる人とかも出てきちゃいます。
まあ、そらね。
で、その他にも、一方、共感する人とかも現れてきます。
だけど、ソクラテスを批判する人たちの方が優勢で、
結果、ソクラテスはアテネの国家が信じる神とは異なる神を崇拝して、
若者を堕落させたっていう罪で。
もう、冤罪っていうか。
死刑になります。
でも、ソクラテスの弟子はアリストテレスとかプラトンとかっていうのは、
牢屋から脱出を勧めたんですね。
まあ、生きれるんだったらね。
で、門番の人も鍵を開けっぱなしにしてて、いつでも出られる状態にしてたんですね。
なんですけど、ソクラテスっていうのは牢屋から出ずに、その死刑を受け入れて、
単に生きるのではなく、よく生きるっていう有名な言葉がソクラテスの言葉があるんですけど、
それに基づいて、死から逃げなかったんですね。
法令遵守というか。
で、ソクラテスの死後、結果、死んでからみんな死を後悔しちゃうんですよ。
亡くなってから気づく。
偉大な人を殺してしまったって。
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で、ソクラテスっていうのは自分で記録を残さなかったんですよ。
だから自分で賞を書かなかったり、書いていなくて。
口伝いで、中国の孔子みたいな。
だから弟子であるプラトンとか、
クセの本から、プラトンだとソクラテスの弁明っていう本があって、
アリストファネスだとクモっていう書物からソクラテスについて知ることができます。
現在でも有名な研究材料として扱われてるんで、
現在知られてることが異なることがあるかもしれないんですよ。
今後見つかるかもしれません。
ここまでソクラテスが有名になったっていうことは、
自身の資料深さもあるんですけど、
プラトンとかアリストテレスとか、
その後世に出てくるソクラテスの弟子が有名でかつ賢かったんで、
それの影響もあって、
ソクラテスが彼らの師であるっていうことで有名になったっていう。
プラトンはイデアって考えを持ってて、
自分たちが見てるものは全て何かの像で、
その本物、像を作ってる本物を見ることが最終目標みたいな。
そうですね。
プラトンはアカデミーア学園っていうのを作って、
アリストテレスはリュケイオン学園っていうのを作るんですよ。
これは世界史でも。
意外と世界史で出てくるんですけど、
あんまみんなそこまでやってないんで。
覚えてないっていうか。
覚えてないんで。
ここは重要なところだと思います。
合皮を分けるみたいな。
なるほど。
彼らはまた別の機会に紹介するかもしれないです。
ここまでがソクラテスの人生です。
ここからソクラテスについて倫理の面から見ていきたいと思います。
先ほども言ったんですけど、
ソフィストである、
口だけのやつね。
気弁家を批判して、
気弁家って、
もともとソクラテスが、
もともと批判してて、
道理に合わないことを言って、
騙して、
お金を取るっていう。
ソクラテスからしたら。
クズ野郎っていうか。
クズ野郎っていう感じで。
でも対してソクラテスっていうのは、
お金をもらわないで、
相手に教えるんじゃなくて、
相手に問いかけて、
自分が無知であるっていうことを自覚させる。
何て言うの?
ソフィストとは反対の。
自主的に考えてほしいみたいな。
そうです。
で、
ソフィストっていうのはお金をもらってたから、
結構お金がある人しか行けなかったんですけど、
ソクラテスっていうのは、
金を払わずに行けたので、
貧しい方から上級階層まで誰でも、
タダで聞くことができて。
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だから、
そういう白深さもあって有名になった。
で、本人はすごい貧しいというか極貧生活を送りながら教えてたみたいな。
はい。
じゃあ、これでソクラテスについての説明を終わりにします。
人物について意見がある方とか、
誰についてやってほしいとかが、
リクエストがあったら、
ぜひお願いします。
ありがとうございました。
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