00:05
はい、おはようございます。 普段はプログラマーをやりながら、副業で地域活性化を目指す事業を行っているヒロです。
このラジオでは、明日が楽しくなるような情報をお届けしています。 今回は、AIクリエイターさんに影響ある
AIの10原則を考える、というテーマでお話ししていきます。 12月の21日に政府がAI戦略会議というものを開いて、その中でAIに関連する人向けのガイドラインの案が提示されたそうなんですね。
その中で、AIの10原則に関する話もあったので、それに関してお話ししていきます。 それと合わせて、AIで絵を描く人、音楽を作る人など、AIを仕事に、趣味に活用している人が増えていて、私もJATGPTを使っているんですが、
そういう使う人にどのような影響があるのかなということも考えてみようかなと思います。 結論を最初にお話ししておくと、多分影響はないはずと考えています。
よくわからないから影響がないだろうという表現が近いかもしれません。 ということで、問題に入っていきたいと思います。
まずは、今回政府が示したAIの10原則をタイトルのみ読み上げていきます。
1番、人間中心。 2番、安全性。 3番、公平性。 4番、プライバシー保護。 5番、セキュリティ確保。 6番、透明性。 7番、アカウンタビリティ。 8番、教育リテラシー。
9番、公平競争確保。 10番、イノベーション。 ということで、この10個でAIの10原則という形で提案されています。
この中で今回は、人間中心というところと、あとプライバシー保護という部分をですね、取り上げて、AIクリエイターさんに何か影響があるのかなとか、活動が制限されてしまうのかなという点を考えていきます。
まず一つ目ですけれども、人間中心という原則について見ていきましょう。
AI戦略議の議事録に、このAIの10原則というものが書かれているんですが、この人間中心という原則にどのような思いが込められているかということも書かれていました。
どのように書かれているかというと、人権を侵すことがないようにすべき、という当たり前だけど守りましょうということが前提にあって、
03:04
その上でこう書かれているんですね。
AIが人々の能力を拡張し、多様な人々の多様な幸せの追求が可能となるように行動することが重要。
これ非常に良い表現ですよね。
今もですね、アンチAIみたいな人がまだいると思いますが、政府としてはルールは作るけど、そこで実現したいのは人々の能力が高まること、そしてみんなが幸せになることが大事なんだって言っているわけです。
AIによって生活は便利になるんですが、それは何でかというと、なぜそれをするかというとですね、
みんなが幸せになるためなんだよと、ちょっといい感じの思いが書かれています。
人間中心と書くと、いかにも人間様偉いみたいに見えちゃいますが、幸せを願っている、そのためにルールを作るんだよということです。
込められた思いがですね、素敵なので、もうちょっと表現変えればいいのになとは思いますね。
その人間中心という原則ですが、もう少し中身を見てみると、6個の指針があります。
どんな指針かというと、
1つ目が人間の尊厳と個人の自立。
2つ目がAIによる意思決定、感情の操作等への留意。
3番目が偽情報等への留意。
4つ目が多様性・包摂性の確保。
5つ目が利用者の支援。
6つ目が持続可能性の確保。
この6つが人間中心という原則の6つの指針として書かれています。
この中で偽情報等への対策、偽情報等への留意というところですけれども、
ここがAI絵師さんとかAIクリエイターさんとかに影響があるかもしれません。
どんな内容かというと、
生成AIによって内容が真実・公平であるかのように予想った情報を誰でも作ることができるようになり、
AIが生成した偽情報・誤情報・偏向情報が社会を不安定化、混乱させるリスクが高まっていることを認識した上で必要な対策を講じるとあります。
フェイクの画像や映像を作ることもできてしまうので、それはやめましょうということですね。
既存の動画から偽の動画を作ることも今ではできちゃいます。
06:01
それによって誤った情報を拡散することも簡単にできるようになりました。
あるいはそれっぽいイラストや文章を作り出すことができるため、人を誘導することもできるんですよね。
そういうことをやめましょうということで、それは犯罪にもなると思いますので、真面目にやっているクリエイターさんの活動が縛られるような指針ではないかなと思いました。
もう一つ、多様性・包摂性の確保というものが人間中心の原則の指針としてありました。
これは普通の商品開発、作品作りでもそうだと思います。
情報弱者を作らずに、より多くの人が恩恵を得られるようにしましょうということで、これは制限とか指針と捉えずに、
作品作りのヒントと考えると、創作する作品に幅が出るのかもしれません。
なので、人間中心という部分を見ると、人を傷つけるような作品はやめましょう。
人が幸せになる作品を作ろうということで、決まりごとルールというより、AIで作品を生み出す時に、こういう思いを込めるといいよというアドバイスと捉えるといいのかもしれません。
人間偉いという人間中心という原則ではなく、AIをうまく使ってみんなで幸せになろうということで、
この点でAIクリエイターさんの活動に影響が出そうな部分は小さいのかなと思いました。
では次にプライバシー保護という原則を見ていきます。
これはAIに限った話ではありませんね。
個人の情報は守っていきましょう。プライバシーを侵害しないようにしましょうということです。
中身を見てみると、個人情報保護法等の関連法令を守りましょうとか、各主体のプライバシーポリシーの策定・公表などをしましょうというふうに書かれてまして、他人とか他の団体のプライバシーをちゃんと守りましょうねということが書かれています。
クリエイターさんが普段どの程度やっているかっていうのがわからないんですけれども、プライバシーポリシーなどはどこかで定めておく方がいいということですね。
これを定めることで自分も他人も守れることにつながるんだと思います。
あとは人間中心のところでも話した通り、他人の映像などから別の映像を作り出せるので、それをやって偽の情報を作り出し相手に損害を与えれば、それは犯罪になると思います。
あとは例えば絵心のない私がプロンプトをうまく組むことで、既存の作品に似せた作品を生成することもきっと可能です。
09:03
そうなるとその人の権利を侵害することになります。幅広く何でもできてしまうけれども、相手を傷つけない、他人を尊重する作品作りが必要ということです。
ただですね、これはクリエイターさんはみんな意識されていることだと思うので、AIの自由原則ができたからといって活動が制限されることはなさそうです。
ということでプライバシー保護の原則についても当たり前のことを当たり前のようにやればいいということですね。
はい、ということで今回はAIの自由原則についてお話をしてきました。
その中での2つですね、人間中心、そしてプライバシー保護、この2つの原則を取り上げたんですけれども、
その2つの原則ではAIクリエイターさんが何か制約を受けるということはありません。
ただ他人を傷つけるような作品はやめましょうということですね。
こういうなんとか原則、ITとか科学の分野におけるなんとか原則で言うと、ロボットさん原則っていうものがあります。
これはですね、SF作家のアイザック・アシモフさんのSF小説に出てくるロボットが従うべき原則として書かれたものです。
この原則があったからといって、そこからロボットの開発っていうものが止まったということはありませんよね。
その原則のもとで様々な製品が生まれたということを考えると、
ある一定のルールや原則制限制約っていうものは必要なんでしょうね。
縛るものと捉えずに、よりアイディアを広げるものというふうに捉えるといいんじゃないでしょうか。
では今回の配信は以上となります。
この配信が皆さんのお役に立てたら幸いです。
それでは良い1日をお過ごしください。