2025-11-12 10:16

#016日本の教師は残業代ゼロ!? トルコ元教師が語る『先生の仕事』について

日本の教師は月47時間残業でも手当は月給の4%のみ!? これを知って、トルコの元私立中学校の教師が語るトルコの教師事情とは? 

トルコには塾がないのに大学進学率世界3位! のなぜ!?

AI時代の大学の必要姓などなど。

今日も世界のどこかに住む素敵な女性との女子トークのお裾分け💕

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サマリー

日本の教師の労働環境と残業代の問題について、トルコの元教師との対談を通じて考察されています。特に日本では教師の働き方改革が求められていますが、過酷な労働と労働条件が新しい人材を引きつける妨げとなっています。

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言語で旅する思考と暮らしのエッセンス、パーソナリティのうつみひろこです。
今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
毎回およそ10分、オンラインで英語、中国語、スペイン語を学び続けている私が、
世界のどこかで働く女性たちのライフスタイルや価値観から見えてきた
発見や暮らしのヒントを、平日ほぼ毎日を目標にお届けしています。
言葉を通して文化を越えて、ちょっとだけ世界を旅する。
そんな脳内プチ留学、言葉旅のひとときを、ご一緒できたら嬉しいです。
前回までのエピソードに、いいねなどで反応してくださった皆様、
フォローしてくださった皆様、書き起こしのノートに好きをしてくださった皆様、
本当にありがとうございます。
なんとですね、スタンドFMから各エピソードへのいいねの合計数が100を超えました、
ということで通知が参りました。
始まったばかりのこのポッドキャストなんですけれども、
各エピソードに対して反応くださった皆様、
毎回いいねしてくださっている皆様、本当にありがとうございます。
毎回の放送、ノートでも書き起こしを更新しているんですけれども、
こちらのノートの方にもたくさんの好きをいただいています。
感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
教師の労働環境の現状
今日はですね、日本では教師の労働時間改革を検討中というニュースをきっかけに、
トルコ人の先生とじっくりお話をしてきました。
日本で教師の働き方改革については様々取り上げられているので、
ニュースなどでご存知の方も多いのではないでしょうか。
日本の公立の学校の教師には残業代が支払われていないんですね。
その代わりに月給の4%の調整手当という固定額が支払われているということなんですけれども、
これではですね、教師不足が深刻化している中で長時間の無給残業があるということで、
なかなか新しいいい人材を教職に引きつけることが難しくなっていますよという記事でした。
ちなみに今回お願いをしたトルコの先生はですね、
トルコの中学校で教師をしていたことがあるというバックグラウンドがありました。
その実態系も含めてシェアできたらなというふうに思います。
まずですね、日本の教師の現状を言いますと、
先ほどもお話をした通り、残業代が一切払われていないんですね。
その理由は、教師の仕事が授業の準備だったり、
テストの作成だったり、保護者対応だったり、部活の指導などがあまりにも多様で、
いつ勤務時間が始まって、いつ終わるのかっていうのを明確にするのがとても難しいからとされているそうです。
その代わりに支払われているのが月給4%の調整手当ということです。
昨年文部科学省では、2025年4月からこれを13%に引き上げましょうということを提案したんですけれども、
財務省が反対をして、もっと段階的な引き上げをという提案をされているそうです。
結局、2026年の1月に5%に引き上げて、2030年までに段階的に10%にすることが決まったそうです。
これは、1972年以来初めての引き上げだそうで、かなり長い間このシステムが使われている月給4%手当が使われていたみたいですね。
また、政府は今後5年間で教師の残業時間の、現在の月47時間から30時間に削減しますよというのを目指しているということなんですけれども、
これは皆さんどうなんでしょうね、1日あたりに3時間の残業となるんですけれども、
現在では手当月給の4%だけというところで、なかなかやっぱり魅力的に移らないというふうに感じるような大学生さんだったり、
これから先生になりたいなというふうに思っている人もいるのかもしれないですね。
トルコの教師の実態
この記事をもとにトルコの先生に、トルコではどうですかというのを聞いてみたんですけど、
中学校で実際に彼女は先生をしていたということで、確かに学校の先生として本当にたくさんのことをしていたと。
基本的にトルコでは授業が8時から午後2時まで、でも授業後がすごく大変で、授業後は結構保護者がもういろいろ来て、
1時間も2時間もお話ししないといけないこともいっぱいあった。
その後、子どもたちの宿題を見たり、レッスンプランを作ったり、結局毎日8時から6時ぐらいまで働いていたかなということで、10時間勤務みたいな感じですよね。
そして彼女はまたこのようにも言っていて、
My salary was not enoughということで、全然十分と思っていなかったので、数年で教師の仕事を辞めちゃったんだっていう、非常にdemanding、要求が多くて厳しい仕事だなというふうに思っていたとのことです。
これは日本の教師の状況ともしかしたらちょっと似てるのかなっていうところ。
授業だけではなくて、保護者対応、宿題のチェック、授業の準備、全部含めると勤務時間が結構遥かに超えてしまうかなというところですね。
ちなみにトルコには塾がないんだそうです。
昨日の話にもちょっとつながるところなんですけれども、
もしある科目に弱点がある場合は、プライベート中華家庭教師をお願いすることはあるんですということで、こちらも昨日のフィンランドと似てるかなということです。
フィンランドも入試のための塾はないという話をしていましたが、これもトルコも同じだと。
大学進学率と教育の変化
皆さんご存知かわからないんですけど、トルコってものすごく大学進学率が高い国なんですね。
調査にもよるんですけれども、とある調査によると世界第3位ということです。
大学に入るのってどんな感じなのっていう話を聞いたら、確かにハイランクの大学に入学するのは難しいけれども、それ以外の大学に入るのはそんなに難しくないと思いますということで、
彼女には3人妹はいるんですけど、みんな普通に大学に入学しました。
塾がないのに大学進学率が世界第3位。
すごいですね。
あとはもう一つおっしゃられたのは、トルコの進学率が高いのは移民の影響もあると思いますということで、
イランだったりとかシリアだったりとか、いろいろな国の移民の方が大学進学するためにトルコにいらっしゃっているそうです。
トルコは教育の場として選ばれているのかなというふうに思いました。
じゃあなんでこんなに大学進学率が高いんですかって聞いたら、やっぱりより良い仕事に就くためですということで、これは日本と同じかなというふうに思います。
話題はですね、AI時代の教育に移りました。
でもですね、やっぱり最近はAIの影響もあったり、大学に行かなくてもつけるような職業、
例えばユーチューバーだったりとか、仮想通貨で稼ぐなどもあるけれども、やっぱりほとんどの子どもがそういうユーチューバーになりたいんだとか、仮想通貨で稼ぎたいんだっていうふうなことを言ったとしても、
まずは大学卒業しましょうという話はすると思いますということです。
これはおそらく多くの日本の親御さんも同じような気持ちなのかなというふうに思います。
先生が懐かしそうに話してくれたのが、彼女は大学20年前に卒業したんだけれども、当時はまだインターネットがそんなに普及してなかったから、紙の辞書を持ち歩いていた時代だったんですということで、彼女の専攻は英語だったそうなんですけれども、
携帯電話が普及して、携帯電話に初めて翻訳機が搭載された時、本当に大きな荷物を持たなくてよくなったので、本当に嬉しかったということでした。
これはちょうど多分私と彼女同じぐらい、彼女がもうちょっと年齢が等しいしたかなと思うんですけれども、同じような時代を生きたんだなというふうに別々の場所で、同じような経験をしているんだなとちょっと嬉しくなりました。
今はAIもかなり翻訳がうまくなって、一瞬で翻訳ができるようになった時代にはなったけれども、やっぱり大学で得た様々な友達や先生との思い出は変え難いということで、
私自身も大学進学して本当にたくさんのいい思い出がいっぱいあって、勉強を頑張ったというところだけではなくて、やっぱり人間的にも成長できたところがあるかなというふうに思うので、
どんなにAI時代がどんなに進んでも、もうちょっと大学の役割がどうなるかなというのは少しずつ変わるかもしれないんだけれども、まだ大学はひとつ取れてるかもねみたいな話になりました。
知識だけならAIが教えてくれるかもしれないけれども、でもそれをどう考えるか、どう問いを立てるか、どのように私たちと協力するか、それはやっぱり人と人との関わりの中でしか学べないのではないかなと思います。
今日はここまでといたしましょうか。
今日も世界のどこかに住む素敵な女性との女子トーク、言葉旅のお世話にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
今日のトルコの先生と私の対話が皆さんの今日を彩る小さなヒントになれば嬉しいです。
今回の言葉で旅する思考とクラスセンスはここまでとなります。
この番組ではリスナーの皆さんからのメッセージもお待ちしています。
オンライン会話などを通して、私もこんな言葉旅を楽しんでいますというお話や、オンライン会話を続ける中でのお悩みがありますなどのご相談まで、あなたのエピソードや経験、前回までのエピソードの感想など、ぜひぜひお寄せください。
スタンドFM、もしくはSpotifyのコメント欄からお待ちしています。
それではまた次回の言葉で、言葉旅でお会いしましょう。
うつみひろこがお届けしました。
グラシアス、アストレゴ、チャオチャオ。
ではではね。
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