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ことばで旅する思考と暮らしのエッセンス、パーソナリティーの宇住ヒロコです。
今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
毎回およそ10分、オンラインで英語、中国語、スペイン語を学び続けている私が、
世界のどこかで働く女性たちのライフスタイルや価値観から見えてきた
発見や暮らしのヒントを、平日ほぼ毎日を目標にお届けしています。
ことばを通して文化を越えて、ちょっとだけ世界を旅する。
そんな脳内プチ留学、ことば旅のひとときをご一緒できたら嬉しいです。
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バングラデシュの気候と教育背景
今日はですね、バングラデシュの先生とお話をしてきました。
バングラデシュの今日の気温は25℃前後だそうで、とても暖かいということでした。
ちなみにバングラデシュの冬は12月、1月ということなんですけれども、
それでも17℃ぐらいが最も低い気温なんですということです。
去年はとても夏が暑かったそうで、43℃、44℃ぐらいの気温だったそうで、
温度を記録したそうで、ものすごい暑かったって言っていました。
だいたい17℃から40℃前後の気温というのがバングラデシュの気温なのかなということです。
私はとても驚いたのですが、バングラデシュは6つ季節があるそうです。
ベンガラ歴ではですね、夏から始まって季節が、
雪、秋、晩、秋、冬、春へと続くとのことで、
この6つの季節は季節ごとに食べ物だったりとか、
お花が変わるそうですごく美しい季節があるんですよということを教えていただきました。
今日はですね、どんなお話をしたかというと、
昨日に引き続きですね、日本では教師の労働時間改革を検討中というニュースをきっかけに、
このバングラデシュの先生とじっくりお話をしてきました。
彼女はですね、今大学生なんですけれども、
英国カリキュラムの私立の学校の出身なんだそうです。
将来はオーストラリアで修士号を取得したいというふうに今勉強頑張っているということです。
バングラデシュは公立の学校は無料、
でも結構私立、お金がそれなりにあるご家庭は私立を選ぶというところも多いのだそうです。
小学校の就学率は97%に達しているんですけれども、
教師の給与はそんなに高くなくて、地域によってはあんまり尊敬されていないということで、
公立なかなか過密している教室だったりとか施設不足だったりとかいうところもあるそうです。
私立学校の利点と塾文化
一方で私立の学校の教師は、
公立より高い給与や待遇を受けていることが多くて、社会的な評価も相対的に高いということでした。
そして裕福な家庭の子どもは質の高い教育や英語力を求めて、
高額な授業料を払って私立学校を選択するということです。
それでもやっぱり学校の先生というのはきちんと給料をもらえるので、
すごく安定した職業ではあるなというところで、
日本で残業代が全然支払われていないという話をきのうしたと思うんですけれども、
そこに対してかなりびっくりしていました。
ご両親が彼女に対して高い英語力を身につけられてほしいという理由から、
英国カリキュラムの私立学校に進学されたそうです。
バングラデシュには、ケンブリッジ国際試験のOレベルだったりAレベルだったりとか、
英国カリキュラムを採用している私立学校が複数存在しているそうなんですけれども、
これらの学校は高いけれども、やっぱり国際的に認知された資格を提供されていて、
大学進学だったりとか、その後の留学にも有利だということで、
グローバルなキャリアを志向するような方々にとっては、
公立ではなくて私立に進学したい、両親も進学させたいというところがあるそうです。
ちなみにバングラデシュは塾文化が結構あるそうです。
日本と結構似た感じなんだなというところはびっくりしました。
学校だけではなかなか試験に対応しきれないという認識が広く共有されているそうで、
公立に通うか私立に通うかが結構塾に行っている人が多いのだそうです。
フルタイムの塾は1日8時間から10時間に及ぶこともあって、
授業の後にもちろん行く、もしくは授業の前にも行くことがあるそうなんですけれども、
とてもストレスフルな環境だったそうです。
それでもやっぱりより良い進学だったりとか、
今後留学だったりとかをしたいという希望を持っているので、
それはすごく頑張ったよというところでした。
塾は多くの子が数学に特化した塾が国校だったりとか、
教師の評価と進学の展望
違う地域の英語に特化した塾、国校みたいなところに通うことも多いそうなんですけれども、
彼女はたまたま近所にフルセットで国数実写を教えてくれる塾が近くにあったので、
1校だけで大丈夫だったので、それはラッキーだったよということでした。
先生は今大学生なんですけれども、塾で教師として働く経験も持っているそうです。
塾の教師というのは高級取りだそうで、それはとても良いことなんだけれども、
社会的な尊敬の面では塾の教師よりも学校教師の方が尊敬されているということで、
尊敬の面では学校教師には及ばないなというふうに思われているそうです。
彼女は8年生まで学んだ後、8年生までがおそらくバングラディッシュでは義務教育なのかな、
9年生からみなさん選択をしていくと思うんですけれども、
これも日本と同じかな、高校生みたいな感じかな、さらに高いレベルへということで進学をしたそうです。
将来的にはオーストラリアで修士号を取得したいなというところで、マスターディグリですね。
そのために大学進学を見据えた勉強を今でも続けてますよというところですね。
でもオーストラリアの大学、日本から行くのでもすっごい高いんですよね。
なので留学ではすごく高い費用がかかるので、彼女はカラシップを獲得したいと考えているそうです。
ちなみにバングラディッシュと日本では平均の賃金がかなり違うので、
もしかしたら日本からしたらすごく安いと感じるかもしれないんだけれどもという前置きをいただいた前提でお話をすると、
1科目につき日本円で250円ぐらいが1ヶ月学べる金額だそうで、
10科目学ぶと大体日本円で2500円ぐらいなんですっていうことでした。
これが国によってもやっぱりもらっている賃金っていうのが違うので、
これが安いとか高いとかっていうのは私にはちょっとわからないんですけれども、
これぐらいの金額で塾に通えるということでした。
バングラディッシュはですね、留年制度があるそうです。
学年末試験に合格しないと進級できないため、すごく頑張って勉強する子が多いのかもしれないですね。
今日はバングラディッシュの先生とお話をしてきたんですけれども、皆さん何か思うところはありましたでしょうか。
とにかく先生とお話をしているときに、日本の先生が残業代をもらっていないというところと、
残業代という代わりにエクストラペイメントを給料の4%もらっているというところにもかなり驚いていました。
きちんと評価がされるように、先生本当に頑張っていらっしゃると思うので皆さん、
先生の頑張りが評価されるようになったらいいなというのが、子どもの学校、
公立の学校に子どもは小学校、中学校通ってたんですけれども、
先生たちの頑張りが給料にも反映されればいいなと私も願うばかりです。
今日も世界のどこかに住む素敵な女性との女子トーク、言葉旅のお世話にお付き合いいただきありがとうございました。
本日のバングラディッシュの先生と私の対話が皆さんの今日を彩る小さなヒントになれば嬉しいです。
今回の言葉で旅する思考と暮らしのエッセンスはここまでとなります。
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それではまた次回の言葉旅でお会いしましょう。
宇住広子がお届けしました。
グラシアス。
あすとれいご。
ではではね。