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ことばで旅する思考と暮らしのエッセンス、パーソナリティの宇住ヒロコです。
今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
毎回およそ10分、オンラインで英語、中国語、スペイン語を学び続けている私が、
世界のどこかで働く女性たちのライフスタイルや価値観から見えてきた発見や暮らしのヒントをお届けします。
言葉を通して文化を越えて、ちょっとだけ世界を旅する、そんな脳内物理学、
言葉旅のひとときをご一緒できたら嬉しいです。
前回までのエピソードに、いいね!などで反応してくださった皆様、フォローしてくださった皆様、ありがとうございます。
励みになります。
インドネシアの多言語環境
今日はですね、インドネシアの先生とのトークをお届けします。
皆さん、インドネシアってどれくらいの言語があると思いますか?
なんと、200以上のローカル言語があるんです。
これは方言じゃなくて、完全に違う言語が200以上もある国なんです。
今日お話ししたインドネシアの先生は、こんな言語を話しています。
まずはインドネシアの母国語であるバハサインドネシア、そして英語。
さらに彼女が住む地域のローカル言語であるバハサジャマ。
これだけでもう3言語なんですけれども、
彼女は個人的に趣味で日本語と中国語、マンダリンも勉強しているそうです。
すごいですね。
日常での言語の使い分けなんですけれども、
インドネシアでは、英語とインドネシア語は通常、学校や仕事で使われているそうです。
家庭では家によって様々で、英語でほとんどの言葉のコミュニケーションを通す家もあれば、
インドネシア語を話す家、両方を話す家といろいろなということです。
今日お話しした先生の家では、赤ちゃんの頃から英語とインドネシア語ミックスで育っているということで、
これはインドネシアでは結構普通なのだそうです。
言語の使い分け
彼女自身も大人になって、英語とインドネシア語、どれくらいの割合で使っているのという話を聞いたら、
感覚的にはだいたい50対50で使っているということで、
人によっては、英語のほうがうまくコミュニケーションできそうだなという方に対しては、
100%英語でコミュニケーションをしますし、
インドネシア語のほうが得意そうだなという人に対しては、インドネシア語で話すということで、
これを日常的に使い分けをしているそうなんですけど、
両方使っていても混乱は全然したことないよというふうに話していました。
インドネシアでの英語の理解度なんですけど、年齢やどのような学校で学んできたかによって、
英語を話せる人、話せない人もいるそうなんですけど、
基本的にみんなうまく話せない、流暢でなかったとしても、英語は理解はできるということなんですね。
なので、リスニングはできるけどスピーキングは苦手みたいな人に対しては、
インドネシア語でコミュニケーションをしたりという使い分けをしているそうです。
地域と言語教育
学校制度と言語教育でいくと、インドネシアには大きく分けて3種類の学校があるそうで、
日本と結構似てる、同じような感じかな。
パブリックスクール、公立の学校、プライベートスクール、私立の学校、あとはインターナショナルスクールですね。
学校によって違うんですけれども、公立の学校では現地のローカル言語、
彼女が住んでいるところはジャワ語を使うエリアだそうなんですけど、
ジャワ語を科目として学ぶということです。
彼女の地域ではローカルで、地元のお店で何か物を買ったりとか、
地元の人とコミュニケーションするときには、
ジャワ語で話す方が心地いい場合があるということで、
ジャワ語を使うということもある、日常的にということですね。
インドネシアでは地域ごとにかなり違う言語を話すという話をさっきしたんですけれども、
どのエリアに住むかによってローカル言語が全然違うということで、
例えばバリにはバリのローカル言語があったりとか、
地域地比ごとにそれぞれの言語がトータリー・ディファレントと言っていましたね。
具体的にはですね、おはようってインドネシア語で何て言うかというと、
スラマパギーっていうのがインドネシア語、
ジャワ語ではスゲンエンジン、全然違いますよね。
全く違う、トータリー・ディファレント、本当にそうですね。
アナタユーはインドネシア語でアンダーまたはカム、
ジャワ語ではコエまたはコンみたいな感じですね。
親しい人に使う言葉と名前の人だったりとかに使う言葉、やっぱりこれも違うということでしたね。
どこに行くの、where are you goingみたいなことは、
インドネシア語ではアンダーマウプルギーマクナって言うそうです。
ジャワ語ではコン・アレペネンティーってもう全然違いますよね。
文字も違うそうなんですけど、特にジャワ語の書き方は独特で、
先生が見せてくれたんですけど、かなりタイの文字に似ているグニュグニュグニュという字ですね。
読み方はタイの言葉と全然違うんですけど、
グルングルングルンという曲線が多いジャワ語の書き方だなと思いました。
地域の看板だったりとか、例えば公園やナショナルパークなどには英語とジャワ語が並記されていることもあるそうです。
ただ私立の学校だったりとかインターンではジャワ語を教えないことも多分インターナショナルスクールではほぼほぼ教えていないと言っていましたね。
プライベートスクールでは科目としてやっているところがあればそれで教えてもらえる。
公立の学校でも学校によって教える教えないがあるそうなんですけど、科目として教えている場合はみんなローカルのジャワ語を読めるそうです。
先生自身は昔ジャワ語を習ったんだけど、ずっと使ってないからもう書くことはできる、読めるけど書くことはできないかなというふうに笑っていました。
今日のインドネシアの天気なんですけど、インドネシアは34度だそうです。
インドネシアは雨季とドライシーズンとレイニーシーズン2季なんですけれども、今はレイニーシーズンで、雨季になるとインターネットコネクションがすごく悪くなって困るよねっていうふうに言ってました。
今日も世界のどこかに住む素敵な女性との女子トーク、言葉旅のお裾分けにお付き合いいただきありがとうございました。
昨日はネパールの先生とお話しして、ネパールもローであるネパーリーと英語とプラスアルファ日常で使うということで、インドネシアと同じような形で何言語も使う国なんですけど、
こういう国って本当に多いなっていうことを色々な国の人たちと話すと感じて、日本は英語でかなり困ってたりとか色々するんですけれども、本当にナチュラルにみんな言葉を使い分けてるなっていうことをすごく感じる日々です。
英語がリンガフランカー、世界共通語としてあるおかげで、このように色んな国の人たちと様々な経験だったりとか、思いをリアルタイムで自分の言葉でシェアできるっていうのはシェアし合えることは純粋に楽しいなって思いますし、
英語は文法文法を正しくっていうよりも、どんどん使い通して楽しめる言語だなって思うので、今オンラインがすごく使いやすい時代なので、オンラインを通して世界女子トークが本当に楽しいので、もしよろしければ皆さんもやってみてくださいね。
本日のインドネシアの先生と私の対話が皆さんの今日彩る小さなヒントになれば嬉しいです。今回の言葉で旅する思考と暮らしのエッセンスはここまでとなります。
この番組ではリスナーの皆さんからのメッセージもお待ちしています。
オンライン英会話などを通して私もこんな言葉旅を楽しんでいますというお話や、オンライン英会話を続ける中でのお悩みがありますなどのお相談まで、あなたのエピソードや経験、前回までのエピソードの感想などぜひお寄せください。
スポーティファイ、もしくはスタンドFMのコメント欄からお待ちしています。
それではまた次回の言葉旅でお会いしましょう。
宇住ひろこば、お届けしました。
グラシアス、アストラプロキシマ、ではではね。