2025-10-30 06:01

#007|ケニアの2/3ジェンダールール。ルールで定める意志-女性首相part3

「ドアが開いた」——ケニア女性が感じた法の力。

今日はケニアの先生と、日本初の女性首相誕生について話しました。

彼女は本当に喜んでくれて、その喜びの背景にあるケニアの法律についてこう言いました。
「This has opened the door for more women to get into leadership positions」 (これが、より多くの女性がリーダーシップポジションに就くためのドアを開いたのよ!)
彼女がこう言う背景には、ケニアの憲法にある画期的なルールがあります。
⚖️ 3分の2ジェンダールール
内閣や議会など公的機関の男女比は、どちらの性別も3分の2を超えてはならない。つまり、最低33.3%は異なる性別で構成されなければならない——憲法で定められています。
昨日お話ししたインドは、2023年に議席の1/3を女性に割り当てる法案を可決。ケニアはさらに高い比率を規定しています。
現在、ケニアの内閣は女性閣僚32%。ほぼ達成です。
「This is a step in the right direction(これは正しい方向への一歩よ)」
先生の言葉に、確かな希望を感じました。
日本の私たちに問われていること
日本でも女性の政治参画について、数値目標(クオータ制)の議論が続いています。
ケニアやインドのように、法律で女性比率を定めるという「法的な後押し」。それは、社会の意識を変え、女性たちにチャンスを与える強力な手段になり得るのだとケニアの先生のお話を伺って感じました。
「法律で定めるほどの強い意志が、日本にも必要だろうか?」
この問いを、皆さんと一緒に考えたいです。


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サマリー

ケニアでは、女性の政治参加が非常に活発であり、3分の2ジェンダールールによって男女比のバランスが保たれています。日本における女性首相の誕生を歓迎するケニアの先生は、これが女性リーダーシップの道を開く重要な一歩であると述べています。

00:09
言葉で旅する思考と暮らしのエッセンス、パーソナリティのうつみひろこです。
今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
毎回およそ10分、オンラインで英語、中国語、スペイン語を学び続けている私が、
世界のどこかで働く女性たちのライフスタイルや価値観から見えてきた発見や暮らしのヒントをお届けします。
言葉を通して文化を越えて、ちょっとだけ世界を旅する、そんな脳内プチ留学のひとときをご一緒できたら嬉しいです。
前回までのエピソードに、いいね!などで反応してくださった皆様、フォローしてくださった皆様、ありがとうございます。
実はまだこのポッドキャストですね、友人にも始めたよーって伝えていないくらい、
ぎっそりと先週からスタートしたんですけれども、
昨日おとといで100回以上も聞いていただいているようで、リスナーの皆様、本当に本当にありがとうございます。
ケニアのジェンダールール
今週はですね、ずっと日本初の女性首相誕生というニュースを、いろいろな国と先生とお話をしているんですけれども、
本日はですね、ケニアの先生とじっくりとお話をしてきました。
ケニアの先生もですね、日本の女性首相誕生を心から喜んでくれました。
その喜びの背景には、ケニアがですね、国を挙げて取り組むルールがありました。
すごくケニアはですね、女性の政治参加が活発だそうで、みんな政治に熱いんだそうです。
ケニアはですね、3分の2ジェンダールールがあるそうです。
昨日もですね、インドではジェンダーや民族にルールを設定しているというふうにお伝えしたんですけれども、
具体的には2023年9月にインドで、国会の会員ですとか、
主議会の議席の3分の1を女性に割り当てるということで、リザーブドシールがあるんだよということを教えてもらったんですけれども、
ケニアはさらに結構踏み込んだ形で憲法が制定されているそうで、
内閣や議会などの公的機関の男女比は、いずれの性別も3分の2、66.7%を超えてはならないということで、
かなり世界的にも結構踏み込んだ制度を設定しているのかなというふうに思いました。
日本の女性首相誕生への反応
先生はこの動きだったりとか、日本の女性が初めて首相として誕生したということについて、このように表現していました。
これは正しい歩行一歩だねということですとか、
これがより多くの女性がリーダーシップのポジションにつくためのドアとして開いたねということを喜んでくれました。
日本も今、女性の政治参画についての議論が一部なのか全体なのかちょっとわからないだけで活発になっているところはあるのかなというふうに思っています。
女性候補者の比率を高めるための措置目標だったりとかっていうのは、ニュースでも結構聞かれたりとかしますよね。
議会だけではなくて、会社の中でというか、巨大企業とかでもいろいろ話し合わせているということはよく聞いています。
ケニアのように、ケニアは結構憲法をしっかりと定めて最低限の女性比率を定めるというこの法的な力を持ってこれをやっているみたいなんですけれども、
社会の意識を超えることっていうのは根本から変えたりですとか、いろいろなジェンダーもそうですし、マイノリティとして生きている人たちにもチャンスを与えて、
社会参画がより一層自分のための社会だなというふうに思えるような強力な投資になるのかなというふうに思いました。
ちなみに、16歳の息子は先日一緒に電車に乗った時にすごく急いでたので、間違えて女性専用車両に乗ってしまったんですよね。
その時にすっごい心地悪かったというふうに彼は言ってたんですけれども、そもそも議会も女性少ないですし、会社の中の大きな企業の場合は女性少なかったりすると思うんですけれども、
これって男性専用車両の中に女性が入らせてもらっているイメージに近いのかなと思って、その違和感をすごく大事にしてねという話をしました。
今日のケニアの先生との対話が皆さんのいろいろなヒントになれば嬉しいです。
今回の言葉で旅する思考と暮らしのエッセンスはここまでとなります。
リスナーの皆さんからのメッセージもお待ちしています。
オンライン英会話など、私もこんな言葉旅を楽しんでいます。
オンライン英会話を続ける中でこんな悩みを持っています。など皆さんのエピソードもぜひ教えてください。
SpotifyもしくはStandFMのコメント欄からお待ちしています。
それではまた次回の脳内プチ留学でお会いしましょう。
宇住裕子がお届けしました。
06:01

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