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言葉で旅する思考と暮らしのエッセンス、パーソナリティの宇都宮ヒロコです。
今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
毎回およそ10分、オンラインで英語、中国語、スペイン語を学び続けている私が、
世界のどこかで働く女性たちのライフスタイルや価値観から見えてきた発見や暮らしのヒントを、
平日ほぼ毎日を目標にお届けしています。
言葉を通して文化を越えて、ちょっとだけ世界を旅する。
そんな脳内プチ留学、言葉旅のひとときをご一緒できたら嬉しいです。
前回までのエピソードに、いいねボタンで反応してくださった皆様、
フォローしてくださった皆様、書き起こしのノートに好きをしてくださった皆様、
本当にありがとうございます。
今、この言葉で旅する思考と暮らしのエッセンスとは別にですね、
新番組の準備をしておりまして、
昨日、初回の収録を終えました。
私にとって2本目の番組となるんですけれども、
対談形式、すごく楽しいですね。
トークパートナーは、スウェーデン女王認定、認知症専門看護師の長谷川優子ちゃんで、
私たちはですね、20年代の友人であり、今はママ友でもあるのですが、
国を越えて女性のライフスタイルやウェルビングなどについて、
ポッドキャストでお話ししていく予定なので、
また番組が開始しましたら、こちらのポッドキャストでも告知させていただきますね。
フィンランドの教育システム
今日は、フィンランドに学ぶ幸せと学力を両立する教育の秘密というテーマで、
フィリピンの先生とじっくりお話をしてきました。
突然ですが、世界で一番幸せな国と、世界最高の教育システムを持つ国が同じだと聞いたら、
皆さんどう思いますか?
それが北欧の国、フィンランドなんです。
8年連続で幸福度No.1、そしてPISA。
PISAというのは、国際的な学力テストでも常にトップクラスという、
驚異的な実績を誇っているんですけれども、
フィンランドの教育って宿題が少ないとか、テストがほとんどないとか、
学校が午後にはすぐ終わると、すごく緩やかなイメージですよね。
映画などでも取り上げられたことがあると思います。
なんでこのシステムで高い学力を移植のかなっていうのは、
なかなか日本の頑張り屋さんじゃないと、
なかなかテストの成績も取れないようなシステムの中では、
何が起こっているんだろうというところなんですけれども、
まずはフィンランドの教育の特徴というのが書かれていたので、
いくつか紹介してみます。
子どもたちは6歳までは遊びが中心の幼児教育ケアで、
社会性を育むということです。
これは多分日本も同じような形かなと思うんですけれども、
その後、義務教育に入っても、
学校始まるのは午前9時ぐらいで、
午後2時台には終わるということで、結構短い時間。
さらに宿題は他の国に比べて少ないということなんですね。
私自身は前からお話ししている通り、子どもが16歳なんですけれども、
義務教育を終えて非常に試験に追われているなという毎日を、
私自身もサポートする中で思ったんですけれども、
そこから比べると相当緩いなというところですね。
彼らのコンセプトとしては、子どもが長時間勉強で疲弊するのではなくて、
人生経験や家族との時間を持つことを非常に重視しているということです。
教育はあくまでも教室の中で完結するものということなので、
宿題はそんなに多くないというところなのかなというふうに思います。
教育品質と教師の役割
また、この緩いシステムでピーストトップを維持できるのかというところの秘訣は、
教室への質と信頼にあるということなんですね。
フィンランドの教師はほとんどが修士号を持っていると。
つまり教育は高度な専門職として社会的に強く信頼されているということです。
この信頼があるからこそ教師には大きな裁量が与えられていると。
修士ではなくてもしかしたら博士号とかを持っている人もいるのかなというふうに思います。
また、統一されて標準テストがあまりないとのことなんですね。
教師は自分のクラスの生徒を最もよく知る専門家として、
一人一人の進路や能力に合わせた個別評価を行うと。
生徒にテストの点取りのための丸暗記ではなくて、
概念の深い理解と応用力を追求させることをすごく注視していると。
国際的なテストでいうとPISAというところなんですけれども、
PISAが測りたい思考力というのはまさにこの深い学習から生まれているというところなのかなと。
日本の教育システムの課題
日本の教育システムについては、ずっと自分の子どもの教育を見てきたところもあるんですけれども、
なかなか私たちの時代と変わらないというよりも、
それ以上に暗記テストというところに重点が置かれているなというのはまだまだ思います。
考えるテストもすごく増えてはいるんですけれども、
やっぱりすごく丸暗記というところもあるなというところが感じるところですね。
知識の習得はもちろん日本の教育がすごく高いと思うんですけれども、
やっぱり詰め込み型の教育の限界というのもあるのかなというのは、
息子N1ですけど、見ていてすごく思うところはありました。
やっぱり性格性だったりとか再生を、再現を求めることが多いと。
でもやっぱりこれからの時代、もうすでにそういう時代が来ていると思うんですけれども、
実社会でその知識を動員して、少なくても多くても持っている知識を動員したりとか、
人と協力し合って問題を解決する力みたいなところが、
本来は必要な力なのかなというところでいくと、
やっぱり個人競技になりがちな、個人的なスポーツみたいな状態の日本の教育システムには、
少し限界があるのかもなと実社会で働いていると、
やっぱり全然使う筋肉が違うなというところはすごく思うところがあります。
詰め込み型の中心の学習というのは、どうしても表面的な学習に終わりがちで、
ここからさらに深く掘り下げていきたいなというような時間もなかなかないかなというところはあると思うので、
やっぱり楽しいな、なぜ学ぶのかなというところをもっと刺激するような、
内発的な動機を有機するような学びということをやっていく必要があるのかなと思いつつ、
なかなかやっぱり大学の受験のシステムにすごく最適化された日本の学校教育というところだったりとかあると思うので、
これを突然フィンランド式にというのはなかなか難しいのかなというふうに思うので、
この過渡期のAI時代に向かっての過渡期に当たって一体どういうふうにしていくのが、
日本の子どもたちにとって幸せなのかなというのは日々日々考えるところではあります。
皆さんは子育てされている方もいらっしゃると思うんですけれども、
ご自身の子育てやご自身の学習もそうかもしれないんですけれども、
このフィンランド教育の考え方、どのように取り入れたいなというふうに思うところはありましたでしょうか。
ぜひ、もしよろしければ考えてみていただければと思いますし、
何かこういうふうな意見がありますということがあれば、ぜひお便りをお寄せください。
今日も世界のどこかに住む素敵な女性との女子トーク、言葉旅のお相撲にお付き合いいただきありがとうございました。
今日はフィリピンの先生と私が対談したとき、フィリピンも結構同じようなシステムだという話で、
すごくプレッシャーも大きいんですということを言っていて、
なかなかいろんな国でこういうシステムを突然取るというのは難しいかもしれないなというところはあるんですけれども、
一つの教育を考えるヒントになれば嬉しいです。
今回の言葉で旅する思考と暮らしのエッセンスはここまでとなります。
この番組ではリスナーの皆さんからのメッセージもお待ちしています。
オンライン英会話などを通して、私もこんな言葉旅を楽しんでいますというお話や、
オンライン英会話を続ける中でこんなお悩みがあります、などご相談まで。
あなたのエピソードや経験、前回までのエピソードの感想など、ぜひお寄せください。
Spotify、もしくはStandFMのコメント欄からお待ちしています。
それではまた次回の言葉旅でお会いしましょう。
ご視聴ありがとうございました。
うつみひろこがお届けしました。
グラシアス。
アストレゴ。
チャオチャオ。
ではではね。