愛の渇きの理解
どうもこんにちは、シン・イクメン育成コーチのひなたです。
ひなたの【シン・イクメン夫婦論】5月20日火曜日ですね。
本日のテーマは、昨日に続き、
夫婦関係は愛の渇きを癒すと改善する②ということで、
今日は、愛の渇きとは何か、というテーマでお送りします。
昨日に引き続き、この夫婦関係は愛の渇きを癒すと改善するということをお話をしていきたいと思います。
昨日の放送では、そもそも夫婦関係の苦しみの原因って何かということについてお話をしました。
夫婦関係における苦しみというのは、外側から起こっているものではなくて、
あくまで自分の、外側の起こっていることを受けた、自分自身の中から生み出されているものが、
夫婦関係における苦しみ、夫婦関係に限らずですけれども、
苦しみというのは、自分の内側から起こってくるもの、というお話をしました。
その内側から起こってくるものが何なのかというと、
渇愛ですね。乾いた愛と書いて渇愛、これが仏教でいう苦しみの原因になっているもの、というふうなお話まで昨日はしました。
今日のお話では、渇愛って一体何なのかということをお話をしていきたいと思っております。
渇愛の原因
このまま本題続けていっちゃうんですけれども、渇愛というのは、もっと欲しがる心、欲求する心、これが渇愛ですね。
もっと欲しい、一時的にそれが手に入っても、さらに欲しいというふうに思ってしまう心。
その求めるものが手に入らない状態の時に、人は苦しくなるわけですね。
そのもっともっとという欲求ですよね、この渇愛がどこから生まれてくるのかということなんですが、
これはですね、肉体から生まれてくるというふうに仏教では解釈をするそうです。
肉体から生まれてくる、これはめちゃめちゃわかりやすくて、ごめんなさい、ちょっと咳が出ます。
その肉体、私たちのこの肉体というのは、6個の感覚器官があるというふうに言われているんですね。
それが何かというと目、それから耳、それから鼻、それから舌、ベロですね、それから体全体で触れる、そして最後意識、心ですね。
この6つの感覚器官が渇愛を生み出しているということなんですね。
渇愛というのは先ほどお話ししたように、もっともっとというふうに求める心です。
例えば、もっと美しいものを見たいとか、もっと自分にとって心地いいものが見たい、この目から入ってくる情報ですよね。
例えば、夫婦関係で言えば何でしょう、旦那が自分は家事を一生懸命やっているのに旦那はソファーでゴロゴロしてスマホを見ていると。
そういう旦那の状態を見たくないですよね。
本当は旦那も一緒になって家事を一生懸命やっている姿が見たいと。
でも実際そういう自分が心地いいものは見れないわけですね、現実は。
そこで自分の中に不満とか苦しみが生まれてくるわけですね。
例えば口、ベロで考えてみると、やっぱり人って美味しいものを食べたいですよね。
美味しいものを食べると、美味しいなと思ってもっともっとというふうに欲しくなってしまいます。
これが本当はもうお腹いっぱいなのにもっともっとというふうに食べ過ぎてしまう。
デザートは別腹なんてよく言いますけど、甘いものとかしょっぱいもの、脂っこいもの。
こういったものは本当はもうお腹がいっぱいなのに満腹なのにさらに食べ過ぎちゃったりしますよね。
そこで今度食べ過ぎると苦しくなったり、気持ち悪くなったりとか。
それをずっと続けていると、今度生活習慣病の病気になったりとか、新たな苦しみが生まれていきますね。
そんな感じで、この六個の器官、これを六根、言葉は別に覚えなくてもいいんですけど、六つの根と書いて六根って言うんですけれども、
ここが人の割愛の心を生み出している要因になってくるわけですね。
でもこれって要は本能的なわけです。
例えば、私たちがじゃあなんで美味しいものを食べたいかというと、食べることっていうのがそもそも美味しくなければ人は物を食べなくなってしまいますね。
食べなくなってしまうと生きていけないわけです。
つまり人は生きていくために物を食べるんですけれども、
その食べるという行為が美味しかったり、自分にとって快感、心地いいものでないとその行為を続けることができないので、
これも生存本能ということですね。
さらに、例えば皮膚、この触れる感覚、これもスキンシップとかもそうですけれども、
セックスとかも、もともと子孫を残す、種を保存するために行う行為ですよね。
でもそれが気持ちいいものでないと、それをやりたがらない。
やりたがらないということは子孫を残せない、種が途絶えてしまうということになりますので、
全部本能的な欲求になるわけですね。
匂いに関しても、やっぱりいい匂いを嗅ぎたい。
いい匂いでは心地いい気分にさせてくれますし、逆に嫌な匂いというのはすごく不快感がありますよね。
ガスとかはわざと臭い匂いをつけていると言いますけど、臭い匂いをつけておくことでガス漏れが起こったときに、
人が感知できるように、なんかガス臭い、本当はガスって無臭らしいんですけれども、あえてそういう匂いをつける。
そんな感じで、人の苦しみの原因になるこの喝愛というものは、そもそも人間の本能的な欲求ということなんですよね。
その欲求的なこの喝愛をいかにコントロールできるかというのが、人の苦しみを軽減させてくれる大事な要素になってくるわけです。
苦しみのコントロール
例えば、夫婦関係の中で言えば、もっと思いやりの言葉をかけてほしいと、耳から入ってくる情報ですよね。
でも実際、自分が理想としているような思いやりの言葉というのは、なかなかパートナーから出てこないわけです。
むしろパートナーからかけられるのは、自分のことを否定されたりとか、責められたりとか、分かってもらえないような言葉の方が多かったりするわけですよね。
そういうときに耳からキャッチする感覚が、本当はそういう心地いい言葉を聞きたいのに、なんでそういうことを言ってくるんだよという形で拒否反応を起こすわけです。
これがその人の苦しみになってくる。
ちょっと話が難しい話かもしれませんが、この欲求を、この本能的な欲求をいかにコントロールできるかというのが、人の苦しみをいかにコントロールできるかというところにつながってくるんですね。
これが、やっぱり夫婦関係においてもすごく大事。
なぜ大事かというと、結局夫婦関係がこじれるっていうのは、心の反応ですよね。心の反応、心の習慣が、そういうふうに悪化をさせてしまう習慣になっているから、喧嘩が起こったりとか、分かり合えない状況が生まれるんですけれども。
だから心の反応を変えるためには、やっぱり苦しみの根源となる渇愛、モットーっていう、モットーモットーっていうこの欲求を抑えておく、コントロールする。
それが穏やかに夫婦関係を作っていく大事な要素なんじゃないのかなというふうに考えています。
ちょっと伝わったかどうか、すごく心配ですけれども、どうですかね、伝わりましたかね。
昨日からの放送をおさらいすると、まず夫婦関係における苦しみというのは、相手の態度とか相手の言葉とか、そういうところから生まれてくるのではなくて、
それを受け取った私たち自身が自分の中で生み出しているものが苦しみであるということ。これが大前提ですね。
その苦しみの原因というのは渇愛であるということですね。渇いた愛。
この渇愛というのは、人の六根といわれる六つの感覚器官、人の穴ですよね、穴。目、耳、鼻、舌、皮膚、それから心。
この六つの感覚器官を通して生まれてくる本能的な欲求、これが渇愛になりますので、
ここをいかにコントロールして、完全になくすのは無理なんですけれども、それを早いうちに初動で抑えていく。
というのが、自分の中の苦しみを生まない大切なプロセスになるということですね。
ということで、今日はここまでのお話にしていきたいと思います。
明日で最終回になるんですけれども、渇愛、本能的な欲求が生まれてしまったら、それをどうやってコントロールしていっていいのか、
どうやってコントロールできるのかということを、明日の放送でお話ししていきたいと思いますので、
ぜひ明日もお付き合いいただければと思います。
それでは本日は以上となります。
今日は配信時間が遅くなっておりますが、また明日お会いしましょう。
新一名育成コーチの日向でした。
今日も最高の夫婦関係になるように、あなたのことを応援しています。
また明日お会いしましょう。さよなら。