経験資産の重要性
おはようございます。社会福祉士のぽこです。
障害者施設の相談員をしています。
7月に出産し、今はゼロ歳児のママを奮闘しています。
このラジオでは、福祉と育児のちょっと前向きな話を通して、
少しでも楽に生きられるような考え方をシェアしています。
今日は、やったことがある資産というテーマでお話をします。
よければ最後までお付き合いください。
みなさんは、昔、小学生の頃とか中学生の頃、
真剣ゼミの教材の広告が来たことはありますかね。
私は小学生の頃だったかと思いますが、
テスト前になると必ず真剣ゼミから、
こんな教材使いませんかっていうお便りというか、
広告みたいなものが郵便で届いていました。
その中には、こういう教材がお試しでできますよとか、
あとは教材を使った人がこんな風に変わりましたよっていうような紹介文が入っていたんですね。
その紹介文の中に、真剣ゼミをやっている少年少女を主人公にした
簡単な漫画が入っていたんです。
大体の流れは、勉強が苦手な少年少女が、
真剣ゼミならできた、真剣ゼミで頑張ったら自信がついて、
なんだか他のことまで楽しくなったぞ、みたいな広告の漫画です。
勉強も苦手、でも好きな女の子がいて、その子の前でカッコつけたい、
みたいな少年あるあるな描写だったんですけれど、
その少年が勉強ができるようになった。
それを通して自信がついてきた。
スポーツもできるようになって、最後はその女の子と仲良くなる、
みたいなストーリーが流れていました。
その漫画の中に、毎回お便りが届くたびにその漫画が入っているんですけど、
その漫画の中に必ず入っていたのが、
これ真剣ゼミでやったところだって喜んでテストを受けている少年の描写です。
テストを受けていた時に、今までだったらわかんないって鉛筆を投げたくなるような問題でも、
あれ、これ真剣ゼミでやったぞ、みたいなキラキラした顔をする少年少女の顔がすごく印象的です。
これと同じことが、人生の中でもたくさんの場面に活用できるんじゃないかなと思ったんですよね。
この勉強以外でも、こんな風にやったことがあるっていう経験があればあるほど、
次の場面でワクワクできるんじゃないかなと思います。
子育てと経験の活用
例えば、今私は子育てを頑張っていますが、毎日毎日オムツを取り替えているんですね。
私もさすがに最初の頃は全然慣れてはなかったけど、
夫よりは緊張も抵抗もなく早いうちに慣れることができたんですね。
その理由は、私が勤務先の施設で利用者のオムツ交換の介護を経験していたからだろうなと思います。
というのも、私職所が相談員なので、介護職とは違って現場の介護はなかなか入ることはないです。
本当に緊急の場合とか、利用者に対するケアが急いで必要なんだというときしか私は介護に入らないんですけど、
それでも利用者のオムツを変えた回数はゼロではないんですね。
このゼロではないということが人を元気に前向きにするんじゃないかなと思います。
というのも、夫が息子のオムツを初めて交換したとき、すごい怖そうだったんです。
ここ持っても大丈夫かなとか、オムツってどうやって開くのとか、
どのくらいの強さでお尻拭いてあげたらいいんだろうみたいな質問の嵐で、
そんなの細かいこと気にしなくていいからとりあえずやってみなって私は思っていたけど、
夫からしたら一つ一つが心配だったんです。
手つきもすごくビクビクしていたし、強く持ちすぎていたらどうしようとか、
オムツこの向きで合っているかなとか、細かいことが心配で仕方なかったようです。
そのとき夫はオムツを交換するという行為が、そもそも初めてだからこんなに怖いんだろうなと思いました。
私が細かいこと気にしなくていいよくらいの気持ちでいられたのって、何度か同じようなことを経験していたから、
あとは交換現場を何回も見ていたからというのが大きいと思います。
ベースとしてきちんとできるわけではないけど、何となくやっている姿がイメージできる。
この前提があるのとないのとでは、物事に挑戦するとき、少しステップアップするときに
ハードルの高さが全然違うなと思います。
たとえ対象者が違っても、オムツを変えたことがあるという私にとっては、
赤ちゃんのオムツ替えのハードルはすごく低かったんですよね。
沐浴で体を洗ってあげるのも、お洋服を脱がせて新しい服着せるのも、
髪を溶かす、ミルクを飲ませる、むせたときの背中のタッピング、何でも割とイメージができます。
経験が豊富なわけではないし、1回、2回やったことがあるだけだけど、
ゼロではないということの試算が、私を前向きにきちんとできるって思わせてくれたんじゃないかなと思います。
意義ある経験の探求
これが冒頭でお話しした、真剣ゼミでやったところだってワクワクする少年。
こことつながるんですけど、これ見たことあるとか、やったことがあるって思えることが多ければ多いほど、
他にも積極的に挑める物事の数、これもまた多いんじゃないかと思います。
なので息子にも、そういうふうに見たことあるなとか、
なんかこれママがやってたな、パパがやってたなっていうことがたくさん多いような関わり育児をしていってあげたいなと思います。
ということで、今日のお話はここまでになります。
今日はやったことがあるという試算というお話でした。
最後にこういうふうに考えると、私たちは知らない間に金融資産とか知的財産とかそういったものをすごく手に入れていますが、
それに加えて経験の資産というものもたくさん持っているんだなと思います。
自分がやったことがあること、人には経験がないけど私にはある、俺にはあるということがたくさんあると思うので、
少し探してみてはいかがでしょうか。
はい、ここまで聞いてくださってありがとうございます。
このラジオでは基本的に毎日配信しているノートの記事を参考に音声で発信をしています。
文章も読みたいよと思ってくれた方はリンクを貼っておきますので、ぜひノートの方もご覧ください。
このスタイフの方ではノートの記事に加えて最後に余談みたいなものを話すときもありますので、
ここからは本当に聞いても聞かなくてはいけません。
今日の余談は息子の寝かしつけがうまくいきすぎたときの虚無感というか寂しさについてお話しします。
というのも最近息子が抱っこじゃなくても寝れるようになったんですね。
年寝トレーニングみたいなものをやり始めて、わりとスムーズにベッドで寝てくれるようになったんですけど、
今日はベッドで寝てから3時間ぐらい寝て、
なかなか起きてこなくて、今日収録が夕方撮っているんですけど、
1時半ぐらいに寝て、今4時半過ぎになりますが全然起きてきません。
なんだか空いた時間ぽっかり空いてしまったので何をやったらいいのかなんとなくわからなくなってしまったところもあります。
自分で余白を作るようにトレーニングしておいてなんですが、
少し手が離れてスリスリしてしまって、
息子がもうそろそろビクビク動いているので起きてくるかなと思いますので、
今日の余談もここまでにしようと思います。
余談も聞いてくださった方ありがとうございます。
ではまた。