初任給の意味
おはようございます。社会福祉士のぽこです。障害者施設の相談員をしています。7月に出産し、今は育休中です。
このラジオでは、福祉と育児のちょっと前向きな話をしています。
今日は、稼ぐ力についてのお話です。
今日は、私がとある副業に手を出してから感じた、初任給と成果主義の話をします。
まず皆さん、給料はおいくらでしょうか?それに対して満足しておりますか?
私は、今大卒、新卒5年目になります。
社会福祉士と精神保険福祉士という国家資格2つを持って、正社員で雇われていますが、初任給が大体16、7万円くらいだったと思います。
手取りではなくて、総支給がそのくらいでした。
ここに残業代が入ったりとか、いろいろありますが、私は相談員で日勤隊だけなので、
介護がある他の現場の職員さんに比べると、かなり低い水準だったかなと思っています。
私は今まで、学生時代のアルバイトも含めて、自分で事業主になって働いたことはないです。
私が今の職場に対して、一つだけもうちょっとこうなってほしいなと思っている不満な点、それが給料だったんですね。
職場の雰囲気とか、福利構成とか、仕事の内容、ホワイトさ、そういったところには満足していたんですけれど、
どうしても給料だけは福祉業界ということもあって低めなんです。
私の高校の同級生とかは、今東京でコンサルをやっている子もいるんですけど、彼なんかは月収100万、150万くらいもらっているという話を聞いて、
成果主義、このくらいもらえるものなんだなという憧れというか、業界が違うとそんな風になるんだなという気持ちはありました。
私それに対して、もっと給料が欲しいけど、この業界だったらもう無理か、みたいな後ろ向きな気持ちだけを抱いていたんですね。
けど、とある副業を始めてから、その考えがガラッと変わりました。
というのも、楽天ルームというインスタの楽天専用版みたいな感じのアフェリエイトのアプリがあるんですね。
自分がおすすめの商品を投稿して、そのリンクから商品が売れれば自分の報酬になるという簡単なアフェリエイトなんですけれど、
3週間くらい前に始めて、なかなか空いた時間の中で時間をかけてやってみました。
今のところの収益が254円です。
この金額に対して、皆さんはどうですかね、3週間結構時間かけたのに少なくないと思うか、
始めたばっかでそれだけ出れば0から1になったんだったらいいよねと思うか。
両方あると思いますが、私は後者でした。
始めたばっかりだからこのぐらいで当然。
もっと行動量を増やせばその分きっと収益になるなという期待感。
あとはやり方をもっと工夫しないとダメなんだよなっていう気持ちもあって、
あとはやり方をもっと工夫しないとダメなんだよなっていう勉強の意欲みたいなものが出てきたんですね。
これに対して少なすぎるような割に合わないなっていう後ろ向きな考えはあまりありませんでした。
この時にふと、何で初任給でまとまった金額をもらえたんだろうかっていう疑問が浮かんできたんですね。
今までは仕事で成果が出る分だけ給料を上げてほしいって思っていたのに、
ふと初任給って仕事で成果何も出してない人なのに、
何でまとまった金額をもらえるんだろうかっていう疑問が出たんです。
その時、ろくに稼ぎもしてない新人の時代にまとまった金額をもらえる。
これは上で働いている人が分けてくれているからなんだろうなっていうことに気づいたんです。
副業を通じた気づき
たった254円の収益を出すためにも、私まあまあ情報を集めたりとか、
いろいろ手間もかけて時間もかけて工夫もしてみたんです。
でもこのペースでいったら、きっと10万円、20万円の収益を出すにはかなり努力が必要だろうなって思いました。
でも同じ金額、もし初任給の手取りが10万円って渡されたら、
多分私そんなの少ないよって言うと思うんですよね。
会社がその収益を出すために今までどれくらい苦労して生み出してきたかも知らずに。
初任給でまとまった金額をもらっているっていうことは、
その時点ですでに会社に借りがある状態なのかもなって思ったんです。
数年かけて自分の成果でその借りを会社に返していくのが筋なんじゃないかなってふと思うようになりました。
そのじゃあ給料が少ないと思ってる。
だけどそれは会社に借りがあるからしょうがないって諦めるんじゃなくて、
自分がまだまだ会社に対してできることがある。
会社に対してもっと成果を伸ばすように頑張ろうっていう前向きな気持ちになれたらなとは思います。
だからといって部落企業で働けとは思いませんが、
給料が上がらない、もっともっと給料が欲しいのにっていう不満を抱く前に、
会社全体の売り上げとか構造とか考えてみてもいいんじゃないかなと思います。
前提として自分の成果は自分のものだけじゃなくて、
下の世代にも分配する必要があるし、
自分もそれだけ分配してもらってきたっていうこと、
これが会社っていうものに雇われていく人の仕組みなんだろうなと思います。
自分でゼロから収益を作り出してみて、初めてその考え方を思いついたんですよね。
どうしても今の成果物を見てると、
どうしても簡単にそこまでたどり着いてしまったっていうように思えるので、
もっともっと私だってもらいたいとか、
あの人はいいよねとか、成果物だけを見てしまいがちですけど、
実際にはどのくさい努力をたくさん重ねて、
毎日トライアンドエラーを繰り返してやっと手にしている成果物なんだと思います。
なので今日のお話、最初に戻りますが、
初任給をもらうくせに、
成果主義を語ってはいけないというタイトルにしたんですけれど、
この初任給をもらっている時点で、
会社の成果を前借りしているんだよ。
だから自分も返していかなきゃいけないんだよ。
そうやって前向きに働いていこうねっていうお話でした。
なかなか自分の給料に対して満足している人は少ないと思いますので、
今一度、転職以外にも自分の会社に対する考え方、
こんな風に書いてみてもらってもいいかなと思います。
ということで、今日の話はここまでにしようと思います。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございます。
また次の放送でお待ちしております。
ではまた。