見えない子育ての概念
皆さんおはようございます。社会福祉士のぽこです。障がい者施設の相談員をやっています。
今はゼロ歳児のまま、育休中でお休みをもらっています。 福祉と育児のちょっと前向きな話と、あとは趣味の読書の話もしています。
今日は10月の31ですね、金曜日。今日はハロウィンで10月の最後の日になります。
皆さんいかがお過ごしですか? 特に私はハロウィンの予定はないので、言えるほど楽しく過ごすと思いますが、皆さん何か家で、あとは会社でイベントなどあるんでしょうか?
そんな今日は子育ての話をしようと思います。 テーマは、「見えない家事ならぬ見えない子育ての話」です。
一昨日ぐらいだと思うんですけれど、いつも私が聞いているボイシーのトークテーマとして、見えない家事っていうのを取り上げている人がいっぱいいました。
例えば洗剤を詰め替えるとか、観葉植物に水をあげるとか、あとはトイレットペーパーを取り替えるとか、
お風呂の排水溝の髪の毛を取るとか、そういった見えない家事、名前をつけるほどでもない家事のことを皆さん取り上げてお話をしていたと思います。
そんな中、私が今日お話ししたいのは、見えない家事ではなく、見えない子育てのことになります。
見えない子育てとは、毎日のこれどうしようかなっていう判断のことだと思っています。
この小さい判断の積み重ねが、実は人生で一番きついなって最近感じる出来事があったので、今日はそれを紹介しようと思います。
見える子育てと見えない子育てについて少し言語化をしたいと思うんですけれど、まず見える家事とか見えない家事をわかりやすく伝えていきたいと思います。
見える家事だと、例えば掃除、洗濯、水地、ご飯を作ることですよね。わかりやすく名前がついているものは割と見えやすい見える家事だと思います。
もう一個見えない家事だと、さっき紹介したようにトイレットペーパーの在庫がなくなったら買い足すとか在庫管理もそうだし、
観葉植物の水やり、排水溝の髪の毛を取ること、これもそうだし、あと意外と見落としがちなのが、税金とか車検とかの書類を処理すること、
この前私も保育園の書類を書いて送ったところですが、そういったパッと一言で言い表しづらいけど、結構時間もかかるしめんどくさいこと、これが見えない家事だと思います。
では見える子育て、見えない子育てって何だろうって思うときに、見える子育ては寝かしつけとか、おむつ替えとか、お風呂、授乳、着替え、一緒に遊ぶ、こういったまあ代表的な子育てですよね。
これは割とパッと風景も浮かぶし、その時間がどれぐらいかかっているかもわかります。
けど見えない子育て、どのぐらい時間がかかっているかもわからないし、パッとその風景が浮かばないこと、これが何かというと、その他子供について悩んで考えている時間すべてのことを指すと思っています。
皆さんはどうですかね、いやそうじゃないよとか、いやその他にもあるでしょっていうことあるかもしれないので、そういったことはコメント欄で教えてもらえると学びになります。
具体的な育児の悩み
私が考える見えない子育てなんですけれど、その相手のことを思って悩み考えている時間って、子育て以外でも介護をしている人とか、医療的ケアをしている人とか、誰かをケアする人は誰でも結構な時間を過ごしていると思うんですよね。
割と辛労というか、心にかかる負担も大きい時間だと思います。
例えば、これを考えるきっかけになった日が、おとといその前ぐらいかな、夫がテニスに夜出かけていて、ワンワンペで息子を見ていた時のことなんですけれど、いつもお風呂に入る時間に息子がなかなか起きなかったんですよね。
で、まずここで一つ悩んだんですが、起こしていつもの時間にお風呂に入れるべきか、それとももう少しこのまま寝かせておくべきかということを悩んだんです。
結局なんだかんだその後起きたのでお風呂に入れたんですけれど、もう夕方だったからか眠かったのか、お風呂に入っても出ても泣き止まなかったんです。
で、泣き止まない息子を見てもう一つ悩んだのが、息子の好きなドライヤーの音、なんか落ち着くみたいでその音を聞かせるといつもすぐ寝るんですけれど、その音を聞かせるべきか、それとも落ち着いていないけど先にミルクをあげてしまおうか、お腹空いてるかなっていう悩みですね。
で、結局ドライヤーでも落ち着かなかったからミルクをあげたんですけれど、飲み終わった後でもまあ泣き止まない。
で、また悩むわけですよね。もう少しミルク足そうかな、それとも頑張って寝かしつけをしてみようか、眠いだけなのかっていう悩みです。
で、結局少しだけミルクを足した後寝かしつけたんですけど、夜私が寝る前に見てみたら足が冷たいんですよね。
で、また悩んだんです。スリーパーっていうお布団みたいなものを着せるか、それとも部屋を温めてみるか、でも着替えたら起きちゃうかなとか、寒いままじゃ途中で起きるよなとか、まあもういろいろいろいろ悩みつつ、結局お布団を着せて寝かせることにしたんですよね。
だけど寝かせようと思って、お布団着せようと思って動かした瞬間にミルクをベッド入って、結局追加で飲ませた分相当量ぐらいを吐き出していました。
で、吐かせてしまったことに、なんか罪悪感というか落ち込みつつ、今度は、いやでもスリーパー着せて暑いかな、なんか暑すぎると体に悪いって聞くし、なんなら突然で亡くなってしまう病気みたいなものもあるので、温めすぎのリスクっていうものを考えたんですよね。
で、それもそれで心配になって、結局悩んで部屋を少し温めてスリーパーを脱がせるっていう、最終的に最初の不恰好に戻るという選択をしたんですけれど、とにかく悩んで考えることの連続なんですよね。
過去の自分に頼る方法
本当に世の中の親御さんは頑張っているなと思います。皆さん本当にお疲れ様です。
で、とにかくこんな風にケアする立場にいる人っていうのは、相手のことをこれでいいのか、こっちの方がいいのかってずっと悩んでいます。
人間は基本的に1日3万5千回ぐらい判断してるって言われているんですけれど、それあくまでも自分の判断なんですよね。
どんな服着ようかとか、どんなご飯を食べようか、今から何をしようかっていうような自分の判断だけでもそれだけ疲れるのに、この判断に他人のことまで加わってくると、もう2倍3倍にも膨れ上がってきます。
しかも身体的ケアになるとかなり責任も大きいので、適当に判断するということができなくなるんですよね。
だから辛労も多いんだと思います。
こんな悩みというか大変さに対してできること、それは過去の自分に決めてもらうということだと思います。
大前提としてケアの話については、他人に選択を委ねてもいいと思うんですよね。
助産師さんの言う通りにやるとか、あとは専門家の言う通りにやってみるというのも一つだと思います。
けどそれプラスで過去の自分に決めてもらうということも一つの選択肢だと思います。
余裕のある時の自分は割と冷静な判断ができると思うんですよね。
ミルクの温度をこうしようとか、着替えのセットをしておこうとか、消耗品の最安値ショップをリスト化しておいたりとか、
在庫何個になったら買い出そうって決めておいたりとか、そういうふうに過去の自分に全部ある程度のことをお願いするのも一つ
上手なやり方だと思います。
それに対して、あまり疑わずにもう過去の自分が決めたんだからこの通りやろうって思い切ってみるのも一つありだと思います。
こういうやり方を通して少しでも誰かのケアをする人が心地よく楽に穏やかにケアができればいいなと思います。
終わりにというか最後になんですけれど、まあそれは疲れるわなぁという感じですよね。
子育てをしてみて、やっと私も相談に乗っている利用者の人の家族の気持ちが少しだけですけどわかるようになってきたと思っています。
明日はノートの方ではメンバーシップ限定の記事を出す予定なんですけれど、そこで家族の話をしようと思います。
私はいつも生活保護を受けている人、受給者のお相手に仕事をするので、本来家族とは縁の遠い立場なんですよね。
生活保護って割と家族から縁を切られて住むところも家族もお金もないよっていう人が多いので、
あんまり家族を相手にすることって少ないんですけれど、それでも私が務めているのは生活保護受給者が入所する施設なんですよね。
なので入所する段階では家族と関わることも多少あるし、例えば亡くなったりとか何か緊急なことがあれば家族に頼ることも多いです。
なのでそんな施設の相談員だからこそ受け取れるご家族の言葉っていうのがあるんですよね。
明日はそれについてメンバーシップで記事を書こうと思っているので、よかったらノートにも遊びに来てもらえると嬉しいです。
初月無料になっておりますので今月今入ったところで、今月の分最初の本読めないのかというとそうでもないので、
今月だけ試しに読んでみて面白くないなと思えば抜けてみたらいいし、面白いなと思っていただければそのまま来月も継続してもらえると嬉しいです。
ということで今日は見えない子育ての話をしました。
皆さん本当にお疲れ様です。
今日も今月も残り数時間ですけれど、張り切って楽しく頑張っていきましょう。
ではまた。