時間管理の重要性
みなさん、おはようございます。社会福祉士のぽこです。
障害者施設の相談員をやっています。今はゼロ歳児のママで育休をとっています。
福祉と、あとは育児のちょっと前向きな話、それと趣味の読書の話をしています。
今日は10月の30日、木曜日です。
みなさん、今月ももう少しで終わりますが、いかがお過ごしでしょうか?
体調崩されてないですか?
今日は昨日に引き続いて、読書のお話をしようと思います。
昨日紹介した不完全主義という本なんですが、この紹介の続きをさせていただきます。
昨日は、完全に生きようとしても実現なんてできないよ、人間だからねっていうお話をしたと思います。
昨日お話したのは、少し抽象的な人生全体の概念とか、そういうお話だったと思うんですけれど、
今日はもっと具体的な日常のお話になると思います。
今日も紹介するのは3つです。
1つ目は時間管理のお話です。
まず、みなさんがもし、毎日これからもっと効率的に生きようと思い立った時、何をしますか?
私だったらまず、タスク管理のアプリとか、スケジュール管理の方法を見直すと思うんですよね。
今よく使っているのは、GoogleカレンダーとかGoogleタスクのアプリなんですけれど、その活用方法を検索してみたりとか、
あとは習慣化を助けてくれる、なんかハビットなんとかっていうツールもあると思うんですけれど、それをインストールしてみたり、
あとはマインドフルネスの瞑想をアシストしてくれるようなアプリを使ってみたりとか、
今よりも生活をもうちょっと良くしてくれそうなアプリとかツールを探して取り入れることで、これからの毎日効率的になるかなってワクワクするんじゃないかなって思います。
でもこの本の中では、その効能はもう3日もあれば消えるよって言っています。
そのアプリとかツールを取り入れてからしばらくの間は、このおかげで私の毎日はきっと何か変わるだろうって思えるかもしれないけど、
そんなワクワク感は3日で消えるよって言ってるんですよね。
なぜなら、その根本にある問題はタスクが多すぎるわけでもなく、効率的に時間を使えていないからっていうわけでもなく、
ただなんとなく周囲に遅れをとっている気がするって思い続けているからだと思います。
というかその本の中ではそう語られています。
どれだけ便利なツールを使っても、一瞬だけは周りよりも一歩前に出ている感じがするんですよね。
でもすぐに、そんなことない、自分よりもっと前に進んでいる人がいるっていうことに気づきます。
今SNSもありますし、いろんな情報もあるので、自分の今の走り方が正しいわけじゃないんだなって思わされてしまうんですよね。
だからこそ新しいアプリをインストールしても、時短加減をどれだけルンバとか時短になるものを使っても、
集中力を高める時間の使い方、ポモ道路法とかそういうのをいくら試しても、
自分の中に周囲に遅れをとっている気がするっていう感覚がある以上、この問題は解決しないっていうふうに本の中では語られています。
情報消費の見直し
もう一つ、情報の話に関連するんですけれど、2つ目ですね。
情報の話。この本の中で紹介されているこんなデータがありました。
2024年のデータ総量。世の中に出ているデータの総量は147兆GBだそうです。
想像もできないんですけれど、これに対して世界の中で地の宝庫って言われている知識量がすごい量のアレクサンドリア図書館っていうのがあるんですけれど、
この情報総量は12GBだそうです。
147兆GBに対して図書館の総量は12GB。
これ比べるとわかると思うんですけれど、早い話、今の情報量のデータ量多すぎるっていうことだと思います。
この世の中に出回っている情報量が多すぎることが問題なのではなくて、
この情報が全部欠かせない情報なんだと、自分の人生には絶対必要な情報なんだっていうふうに見えてしまっているのが問題だって本の中では書かれています。
要はこの情報を読まないと、この情報を手に入れないと自分の人生は成功しない、理想通りにはならないって思わせてくるような情報ばかりっていうことですね。
最近のプラットフォームとかいろんな広告の宣伝文句として、
〇〇を知らないと損をしますとか、〇〇を知っている人だけが得をしますとか、そういう言い回しをすることが増えた気がします。
それを見るとどうしても、これがないと私は生きていけないんだ、これが絶対必要なんだって思うような情報ばっかり。
本屋さんに行っても話題筆頭とか、これを読まないと置いていかれるんじゃないかっていう本ばかりで圧倒されてしまう気がします。
けれどこれに対して筆者が語っているのは、読むべき本は山ではなく川であるということなんです。
見つけたらならして平地に戻す必要のある山ではなくて、ただ流れてくる川からタイミングが合うものだけを拾い上げたらいいっていうような考え方です。
たまたま受け取れる余裕があるときに、たまたま流れてきた本を流れてきた情報を手に入れればもうそれで十分であるっていう考え方ですね。
本来知識っていうのは必要な分を自分から探しに行くものだったと思います。
けど今の時代は情報が自分の方からやってきます。
そうすると少しでも知識を蓄えなければっていう焦り、衝動みたいなものと戦い続けなきゃいけなくなるんですよね。
けど大切なのはここでも不完全な生き方です。
情報の消費もまた完全に自分のところにやってくるもの全部消化しなきゃいけないものではなくて、不完全に受け取れない情報もあるっていうことを受け入れるのも大切な生き方なんだとこの本では語られています。
そういう生き方をしてみると、情報の消費自体もマインドフルな今この瞬間の行為なんだって気づけると本では語られています。
将来のための蓄えとか何かに生かそうと思って手に入れるものではなくて、今この瞬間を楽しむ行為に変わるんですね。
例えば30分間何か本を読んだり、音声プラットフォームの音声を聞いたりとかして、何か情報を得られるかどうかっていうのが価値ではないんですよね。
本来は面白いって感じたり、何か心が動かされたりワクワクする、これだけでもその30分間を生きる行為としてそのまま価値があるはずなんですよね。
だから本を読んでいる時間、何か情報を手に入れなければ、自分の人生に有益なものを手に入れなければって焦っているかもしれないけれど、そうじゃなくて何かその本を読んで少しでも面白かったって思えればその時間は価値があるって思っていいんですよね。
今私と夫が2人で読んでいるアサイレオさんのインザメガチャーチっていう本があるんですけれど、この小説1冊2200円します。
私はこの本を読んで何か学んで2200円以上の価値を見出さなければぐらいに思っていたんですけれど、夫はふとこのその本を手に取りながら2200円で2週間3週間楽しめるってすごくねって言ったんですよね。
なんかそれを聞いた時に確かになって思ったんですよね。
誤った一歩の重要性
そのエンタメとしてというか、この本を読んでいる時間を楽しむっていう感覚を私は全く忘れていて、何かこの本から学ばなければ、何かこの本から手に情報を手に入れてノートとかこういうスタイフとかで身になるものを見つけなければって思っていたんです。
けど夫からすると2200円で2週間3週間読む時間を楽しめるってこの本最高だよなぐらいに思っていたんですよね。
別に学ぶとかじゃなくて。
なんかその感覚忘れていたなと思います。
最後に3つ目の学びなんですけれど、誤った一歩に見えてもそれが次に進むための一歩っていう学びを紹介します。
私たちは日々いろんな不安と向き合って生きています。
私も昨日全然不安で寝れなかったんですけれど、現代人も昔の人も何かに対して不安になる感覚っていうのは絶対あったはずなんですよね。
でも昔の人は乗り越えれたのに、今の人はメンタルを患ってしまう人が多い。
その原因というかその問題点の違いっていうのは本書の中で遅延報酬型っていう特性にあるって語られています。
遅れて報酬が来るという特性ですね。
この特性は昔の人に比べて報酬とか結果が後から遅れてくるっていう特性であるって語られています。
例えば昔の人は何か物音がして不安だって思うことはあっても、すぐに鳥かとか動物で逃げなきゃとか結果がすぐに来たんですよね。
けれど今の私たちって何か不安に思うことってかなり将来の話なんですよね。
2ヶ月後の試験大丈夫かなとか、1ヶ月後のオペ大丈夫かなとか、明日のプレゼン大丈夫かなとか、今すぐ解決しないことを迷う、悩むっていうのがすごく多いです。
その場で不安の種を解消できない環境、これこそが現代ならではのストレスなんだと語られています。
だからこそ、筆者は心配できる範囲のことだけ心配しなさいって言い切っています。
そのコツもまた不完全に行動を起こすことなんですよね。
心配できる範囲のことだけを心配する、そのためにも不完全に行動を起こすっていうことを気をつけた方がいいんです。
転職したいと思った時にやるべきなのは、別にボスの机の上に地表を叩きつけることではなくて、
まずは転職するために人に話を聞くことでもいいはずなんですよね。
要は、やれるだけやって後は心配しても無駄なんだって受け入れなさいっていうシンプルな考え方です。
それがたとえ、この方法で合ってるのかな、今までのやり方で合ってたのかなって思っても、
誤った一歩、間違った一歩に見えたとしても、それが次に進むための一歩であることに変わりはないんですよね。
不完全主義の考え方
今3つ紹介して、昨日も3つ紹介したので、全部で6個、本の中から学びを紹介したんですけれど、
本を通して伝えたい考え方って、至ってシンプルなものなんだと思います。
それは、100点を目指して頑張るけど、100点なんてできないよ、だって人生だから、なんていう考え方なんだろうなと思います。
別に100点を目指さなくてもいいんだよってよく言われますけれど、
私はその言葉にずっと違和感があったんですよね。
なんか、100点を目指さなくていいって言われても、そうはいかないよとか、
それはそれじゃ諦めてるみたいで嫌なんだよなってずっと思っていたんです。
けど、100点を目指しても別にいいけど、叶わないと思うよっていう前提の話なんだろうなと思います。
毎日やろうって決めたことを、努力して継続するのは立派だけれど、
でも別に毎日やれるって思わない方が人生楽なんですよね。
その前提がある、毎日できると思わないっていう前提があるからこそ、
今日もできた、昨日もできた自分をすごいと褒めることができるし、
できなくてもまた明日はやろうって再開することに躊躇なくできると思います。
自分が思い描く100点よりも、少しだけ下回ったり上回ったり、
そんなことを繰り返すのが人生なんだろうなと思います。
ということで、昨日、今日と引き続き不完全主義という書籍の紹介をさせていただきました。
また明日は、今度は子育ての話をしようと思います。
子育てで一番辛い話、睡眠不足でも時間不足でもなく、
あれが不足しているからだっていうお話をしようと思います。
では今日も最後まで聞いてくださってありがとうございます。
また次の放送でお会いできることを楽しみにしております。
ではまた。