それでもなんかどういうあれだったんですか?何をきっかけにこうやろうってなったんですか?
確かに、覚悟の瞬間。
え、覚悟の瞬間?
はい。
覚悟の瞬間?え、なんだろう。
いやもうそもそも、その書道、そもそもは、おばあちゃんになってからなんか先生で教えたりするからぐらいに最初は思ってたんですよね。
はいはい。
最初はっていうかまあ、あのー、
なんとなくというか。
小学校の頃、そう思ってた。
小道具先生になろうかなーみたいな。
そう、なんかまあ先生がみんなおじいちゃんとかおばあちゃんとかが。
そうか、いやそうっすよね。
イメージあります。
なんかそうですよね、イメージありますよ。
あります、言われたらそうだね。
その当時はそういう人が多かったから、まあ今みたいなイメージとたぶん全然違くて。
うーん。
そう、だから私もそうしようみたいな。
思ってたんですけど。
なんか修行していくうちにそういう世界がなんかちょっと嫌になって。
へー。
自分で作品を作りたいんだみたいな、なんか。
へー。
思って、やっぱ自分で作品を作るにはまだまだ早いって、やっぱりその当時はなんか、なんていうんだろう、書道家って、書道ってすごくそのね、スパンが長いというか。
まあ一生かかってもその、なんか扇子にはなれないしみたいな、その一生かかってもこうマスターできないみたいなところがあるから。
まあ40、50、60もまだ若いみたいな。
うーん。
世界っていうところから早く作品を作りたいみたいになって。
うーん。
です。
それでまあそこを組織を抜けて、それでもう一本でやりたいみたいな。
へー、すげー。
じゃあもう衝動、衝動だったんですね。
衝動、まあそうですね、まあそっからもうまあ何年か、うよ曲折あるんですけど。
うーん。
なんか、まあざっくり一言で言うとそんな感じ。
へー、すげー。
いやー、なんかね。
いいです。
なんかね、でもやっぱみんなやっぱあると思うんですよ、こうなんていうかね、もやもやしてるじゃないですかね。
うーん。
そもそもみんなね。
でもなんかほら、自分らしく生きるっていうことをやっぱ怖いから、まあ自分もそうですけど、なんか今あるものを捨てて、新しく自分らしく生きるっていうのは結構怖いことなんで。
うーん。
勇気がいるというかですね。
なんか今みたいな話を聞けたのって結構なんかそれこそ大きいなと思いましたよね。
それで頑張って。
いい自分らしく。
うーん。
でもそれで何年前ぐらいなんですか?
えっと、今年18年目?
めっちゃやってますね、じゃあ。
すごい。
いやいやでも、今の時、なんていうんだろう、いや遅かった方だと思いますよ。
なんか今ね、結構若くして、職場として運営されてる方いっぱいいるから、すごい遅い方だと思いますけど。
すげーでも、いやでもね、遅いのか早いのかちょっとわかんないですけど、いつでもやっぱそれをやれたっていうのはすごいことだなと思いましたよ。
その一歩を踏めない人いっぱいいますもんね。
そうっすよ。
じゃあ俺と岡田さんも明日から仕事やめます。
じゃあ明日から僕も紹介に。
さすがらせさせていただきます。
いやでも暇人って結構そういうとこだからですね。
なんかこうなんていうんですか、もう何にもとらわれないみたいなね。
かっこいいですね。
そうなんですよ。やりたいようにやるだけですよ。
やれてないかもしれませんけど。
確かにね、やりたいようにやるの難しいですね。
なんか一括に言ってもいろいろね、なんかなりたい職業になったとしても、その中でもいろいろありましたよね。
そうですよね。
まさに。
なんかわかる。
でもそのあるんですか、聞ける範囲であれですけど、
初化として、初化になった後にもやりたかったその自分のそれが。
そうやっぱりなんか作品で食べていきたかったから、
あとなんか私結構、なんかこれできますかって言われたらできますって言ってやっちゃうんですけど、
できません、そういう可能かどうかみたいな。
例えば、技術的なこともそうだけど、そうじゃなくて、
なんか炭じゃないものでもいけますかとか、紙じゃないものでもいけますかとか、
そういう意味でのどうかみたいな。
で、そういうのを、私は書くということであれば全部受けようと思ったんですね。
で、そこって結構なんかその書道としてはどうなんだっていうところってすごい葛藤があるじゃないですか。
ありますね。
でも、なんかそれを受けることによっていろいろまあ広がったりとかもあるし、
なんか自分はもちろんそのいい紙といい筆といい墨を使いってね、やりたいっていうのもいろいろあるんだけど、
それじゃない表現とかもちろんすごいいっぱいあって、
そのまあ自分が使っている筆、書道用の筆とかハケとかじゃなくて、筆を使うっていうのだけが私の中では決まっていて、
だから、例えばそのなんだろう、そのどっか壁に書くとか直接書く企業さんのそこで表現するとか、
まあそうすると紙でもないし、あの墨では書けないしっていうところで全然違うことになるんだけど、
まあその筆を使うことによって自分の線は書けるなっていう、
そういう自分の中でそういう線引きなんですけど、
それでなんかいろんなことができるようになったような気がしますね。
そこを制限しなかったから、チャレンジしたからってことですよね。
さっきの消えてくってやつもそれですよね。
そうそう、そもそもねガラスに書くなんてあんまりないしねっていう。
確かに、面白い、いいですね。
なんか、じゃあやっぱりそのなんて言うんですか、
せつひさんにとって書を書くっていうことは何なんでしょうね、その形も。
でもそれを言ったらやっぱりさっきの一番最初に戻るんですけど、
なんかやっぱり魂が入れるか入れないかみたいなことになると思うんですよ。
本当に自分の作品を作るっていうのは、
いろいろあるけど自分の技術っていうのがあるんだけど、
自分の書道の作品を作るっていうことに関して言えば、
何かが入るっていうか、なのかなって思います。
自分の筆を使うっていう。
なるほどね、だから筆を媒介にして、
アウトプットする場所はもう何でもいいんだけど、
筆を媒介にして込めるみたいなことがいわゆる作品っていうかね。
本当そう思いました。
今回その何十年もの、何十年でもないか十何年でも作品を見て。
今結構伏線回収みたいになってきてますけど。
確かに冒頭に戻れた。
冒頭にちゃんと戻れた。
勝手になってますけど、
アーティスト活動してきたっていうのを18年っておっしゃってたやつの中が、
意識が見つかったわけでしょ。
だから生き方というか生きてきた感じっていうか、
それにもう1回出会ったんでしょうね。
だからそういう。
ちょっとここを指してますけど。
すごいすごいすごい。
宮川さんの方、照明で。
すみません、照明が反射してる。
すごい指してる。
供養、供養、供養してる感じがする。
瀬津さんに聞いてみたいんですけど、
こんなでしょ、この魂込めて作品作り続けたいって欲求はどこから来てるんですか?
自然と来ちゃってるんですか?
うん、なんかもうちょっと前とか最初の当初はもう本当に描きたくてしょうがなかったから、
なんか白いもの見ると描きたくなるじゃないですか。
やばい。
やばい。
街中の白Tの人いっぱいいますよ。
お母さん描けるじゃないですか。
白T。
そう、なんかこう例えば食事に行ってなんかここ白い壁があるなみたいなとか。
すごい。
本当そうだったんですけど、
最近なんか自分から出すものとかはやっぱりなんか美術館行ってなんか何かをこうインスピレーションもらったりとかもあるんだけど、
そう、なんかオーダーとかでこういうなんかこういうふうにざっくりこんな感じで考えてもらえますかみたいな時って、
なんかこう制限があるからやりやすい位置はやりやすいんだけれども、
そっから広げるのって結構すごいなんか本当に大変だったりする、
なんか何にもこうのアイデアが続くみたいな。
確かに確かに。
だから、一日終わっちゃう時とかあるんですよね、なんか。
そう、もう考えるだけで。
考えるっていうか筆が動かないとかなんか、なんだろう、そうそう。
まあでもまあそれが終わってしまえば、
あ、あの時にも大事な時間だったんだなとか、なんかそれがあの人生きなかったんだなってなるんですけど、
なんか質問何でしたっけ。
なんかそこまでして頑張ってこう書いていきたいって欲求がどこから来てるのかっていう。
もう気がついたらもうそこら辺の城に書きたくなるっていう話ですね。
そう、書きたいものがあったりとか、
その空間に似合うものが自分でピンって来たら、もうそれを欲求がもう出て出てしょうがないって感じなんだけど、
それがない場合っていうのは、もう絞り出すしかないから、なんかすごい時間がかかって、
そこまで至るまでにすごい時間かかるっていうこともありますね。
だからトントントンってこう、なんか行く場合もあれば、
そう、欲求、欲求、まあ書きたい欲求はいつもあるけど、
まあもちろんね、気分が乗らない時とかもあるんですけど。
だからこれやっぱこれもう答えですよ。
これはもうインスピレーションですよ、本当に。
だからやっぱインスピレーションがもう全部の源だってことが今こう発覚しましたね、完全に。
だからピンとくるかどうかっていうことだけが多分一番大事なことですね。
そうですね。
ピンって来てなかったらもうやっぱできないっていうのはもう技術じゃないってことですよね。
もうね、ピンとくる、すごい。
降ってくるみたいなね。
降りてくるとか言いますよね。
そうですよね。
あるある。だからその感じありますもんね、なんかね。
わかりますよ、すごくそれはなんか。
だってやっぱりなんかあの、なんかぼーっとこうなんかしてる時に、
なんとなく考えたりとかするじゃないですか。
はいはいはい。
この時って割とお風呂に入ってる時とか、なんかシャワーを浴びてる時とかに、
すっごいひらめくんですよね。
だけど、なんかその、それを出たら真っ白になるみたいな、ありません。
あーわかる。
寝ててとかありましたね。
そう、書く前に消えちゃうみたいな。
わかるわかる。寝ててとかありますよ。
だから寝てて思いついたり。
だからこれなんかすごいあれですけど、寝る前、何の時だったか忘れたけど、
自分の場合ほらなんかいろいろ作るから、
なんかこれだっていう、これの時だっていうじゃないですか、ないんですけど、
寝る時とかにあって思いつくんですよね。
あ、これだーって。
で、もう寝よっかなーと思うんですけど、
これ寝たらもう多分終わりだなーと思って覚えた時は覚えただけですけど、
1回なんか書いたりとかなんか触って、
1回書いておかないとこれちょっとやばいなーみたいになった時とかやっぱありましたね。
なんかすごく。
それが降りてる時なんですね。
だからピッてピンと来た時じゃないですか、
寝る時、たまたま寝る時にピンと来ただけの話とか。
来る時ね。
だから突然やってくるわけだからですね、これってだから。
そうですね。
だから僕がなんか結構今聞いてて思ったのがですね、
なんかすごく最近、最近っていうかもうここ何年か、
自分でオーダー、人に何か頼む時にオーダーしないみたいなやつをやるんですよね。
オーダーしない?
だからもう自分で決めない。
ご飯食べに行って、なんかこうあるけど、
なんとなくピンとこないとか、来るとか分かんない時とかに、
店の人に、なんかどれがいいと思ったりとか。
髪切りに行って、ちょっと今日いい感じの感じで行きましょうかみたいな。
長さだけじゃ言っときますわみたいな感じで来てもらったりとか。
そんなしょっちゅうやるんですよね。
だからインスピレーション来る時があるじゃないですか。
だからそういう風に呼び込むっていうか、
さっき影響を受けるというか、絵を見てとかおっしゃったじゃないですか。
多分そういうのも触れ合ったらピンって来て、
これこれみたいな感じのやつが起きやすいじゃないですか。
多分なんか、俺それをなんかやってるんだなって今ちょっと思いました。
なんでこんな偶然のやつをなんかいろいろしようとしてるのかなとか、
びっくりしたいのかなって、なんかピンと来たいのかもしれないですね。
今聞いててすごく思ったんですけど。
ピンと来るのが大事ですよね。
じゃあ降りるためにいろんな行動で試行錯誤することが大事なんですか。
どうなんですかね。
やっぱりなんかでも逆の立場に行くってすごい大事だなって思います。
逆の立場?
だから作品を買う側になるとか、
なるほどね。
あと自分が教えてもらう側になるとか、
自分が見る側になるとか。
なるほど。
だいぶ見る側になるんですね。
大事ですね。
節肥さんがいろんな方から依頼があってるのもわかる気がしますね。
だからそういう目線というのは。
でもそれってなんか、本当に当初のお金がないときとかは、
本当そんなことすらもできなかったから、
全てそういうのなしで生み出していった期間っていうのがあったわけですよね。
確かに。
衝動だけというか。
そこからなんか自分が余裕がちょっと出てきたら、
逆側になると、こんな気持ちだったのかとか、
やっぱりわかってくるようになったりして。
面白かった。