2023-02-02 20:12

#19『伝えるのは簡単で難しい』

日本一のポッドキャスターが毎週独自の持論を展開します。元お笑い芸人、元ミュージシャン、現会社経営者の目線でトークします。
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東京ミュージックラブミュージックトリビアは、 明日から使用できます。
ケイ、エアロスミッド知っていますか?
もちろん、知っています。
ヴォーカリストの名前は知っていますか?
うーん。
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それを忘れないでください。
樋口清則の、我思うゆえに我あり。
今日も、経営者で日本一のポッドキャスターの樋口さんが、 今思うことを語ります。
そうなんですよ。
いやー、なんかね、あのー、ちょっとじゃあ、 鞘師さんって、お金欲しいですか?
はい。
ちょっと待って。
今日ね、結構なんかこう、お金の話がずっと続いてますけども、
なんかこう、僕はお金欲しくはないんですよ、別に。
なんか、一応会社経営していて、 経営者としてやってるじゃないですか。
で、別にお金のためにやっているかっていうと、 別にそうでもないですよ。
鞘師さんも仕事って、もちろんお金は欲しいですけど、 お金のためにやってるかっていうと、別にそれだけじゃないじゃないですか。
だけじゃない、もちろん。
だから、僕、お金のために仕事してないから、 お金そんなにいらないんですよ。
でも、僕、お金欲しいんですよ。
そう言われたらどう思います?
なんか、じゃあじゃあ、バーって言って、 どうもどうもって言って。
樋口さん、お金とかってどう思います? って聞くじゃないですか、僕に。
僕、お金とか別にいらないんですけど、 お金欲しいですって言ったら、どう思います?
お金欲しくないけど、とか言うフリしてるだけで、 欲しいんやなーって思う。
でも、これよーく聞いてみたら、 矛盾してないみたいなことがあると思うんですよね。
だから、分かるって難しいけど、 実は簡単みたいなこともあるんですよね。
いきなり哲学的な話になったぞ。
それで言うと、じゃあちょっと説明しますよね。
お金、僕、なんでいらないかっていうと、 お金のために別に仕事してないからです。
でも、なんでお金欲しいかって言うと、 僕は社会のために何かやりたいことがあったりとか、
こういう社会になってほしいみたいなことがあって、 そのために活動してるわけです。
ただ、会社で活動するためには、 当たり前ですけども、資金がいるわけですよね。
物を買ったりとか、設備を整えたりとか、 あとはスタッフに払うお金だったりとか、
外注先に払うお金もあるわけじゃないですか。
ってことは、社会を良くするために お金が必要なわけですよね。
ってことは、お金必要なんです。
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だから、お金欲しいんです。
でも、目的はお金じゃないですね。
だから、このお金が欲しいっていうことと、 お金がいらないっていうことって、
実は同居してるんですよ。
まずわかります? ここまで。
今のはわかる。
わかりますね。
そして、いや、偉いなと思った、今。
私、「お金欲しいですか?お金欲しいですか?蔡さん?」 って言われて、「はい!」って言った時に、
お金があったら何しよう?って思った時に、
もっとこう、私利私欲のことしか思い浮かべなかったもんね。
まあまあね。これは別に人によって全然違うんですけど、
僕はそう思ってやってるし、
で、これって多分僕の中で同居してるんですよね。
例えばこれとかもそうだと思います。
じゃあ、僕、好きなものを腹いっぱい食べたいんですよ。
でも、好きなものを腹いっぱい食べたくないんですよ。
これは、まず好きなものを腹いっぱい食べたいは当たり前じゃないですか。
好きなものだからそれは腹いっぱい食べたいですよね。
でも、好きなものを腹いっぱい食べたらめちゃくちゃ太るじゃないですか。
だから、腹いっぱい食べると太るから、
アイスとかお菓子とか食べたくないわけです。
これも同居してるわけです。
これって何が違うかなっていうことなんですけど、
僕思ったんですよ。スケールが違うんじゃないかと思ったんですよ。
スケール?
スケールです。つまり縮尺ですよね。
だから、ものすごく短期的、めちゃくちゃ短いスパンで考えると、
食べたいっていう本能的に思ってるわけですよね。
でも、長いスケールだから、もっと引いた視点で見るというか、
俯瞰的に見ると本能のままに食べてしまったら、
なんていうか、太ってしまうから、
長い目で考えたら、食べない方がいいわけです。
理性では食べない方がいいと思ってるけど、本能では食べたい。
だから、人と話してる時に、ここごっちゃになることって結構多いなと思っていて。
さっきのお金の話とか一番そうやし、
例えばタバコもそうですよね。タバコ吸いたいって言っても、
じゃあタバコ吸いに行こうやって言ったら、いや、吸わない。どっちな?みたいな。
で、なんかこれ、ここの擦り合わせって普段あんまりせずに話してるなと思ってるんですよね。
分かりますかね?
まあ、そうね。擦り合わせはしない。
どの視点から見てるかとか、どのレベル感で考えてるかとか、どのフェーズというか、
どれくらい俯瞰して捉えてるかとかもそうですよね。
だから、たとえいっぱいあるんですけど、
僕、成功したいんですよ。だから失敗したいんです。
でもちょっとそれは分かる。
これ分かるでしょ。
最終的な成功に行くまで、自分の理想とする成功に行くまでには、
失敗を経るからこそ、じゃあこうやったらいける、こうやったらいけるとか、
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積み重ねで最終的に成功にいけるので、
そういうことです。
失敗は成功のためには必要ですからね。
確かに過程で失敗があって、ゴールに成功があるのかな。
それで言うとポイントが違うというか、場所が違うというかね。
それは確かにあるね。
だからどこの視点で見るかみたいなもので、とても印象が違うという。
テーマを言ってなかったんですけど忘れてました。
ということで今日のテーマは、今さらですけどこちらです。
伝えるのは簡単で難しいっていうことなんですよ。
伝えるのは簡単で難しいなと思ってるんですよね。
だからめちゃめちゃそぐが生まれるんですよ。
伝えるのは簡単で難しい。
だから、
いい言葉ねこれ。
これいいでしょ。
だから本当に人と話してて、
いや俺絶対成功したいんですねって言いながら、
成功するために俺考えようって言いながら、
失敗しないといけないんですよみたいなことを言ったら、
一見同じステージで考えたら矛盾してるように聞こえるんですよ。
だからお前どっちなんて言われる時があって。
だから人生とかどうでもいいんですよ。
最終的に体は朽ち果てて死んでいくだけだし、
地球からすると、
僕がどういう風に生きたかとか、
僕の人生なんてちっぽけなもんだし、
宇宙レベルで考えたら価値なんてないんですよ。
価値はあるわ。
価値はあるけれども、
確かに引いた目で見る。
歴史の本当に一部分でとかいう風に見ていくと、
ちょっと捉え方は違いますよね。
めちゃくちゃちっぽけで価値とかないんですけど、
でもここに僕がいて、
ここに僕という意識があって、
僕は幸せを目指して宿泊してるわけじゃないですか。
普段から。
これは僕の目線から見てとても価値があるんですよ。
だから僕の人生なんて価値ないけど、
価値あるみたいなことが起きるんですよね。
なんか宿泊というか、
局地的か対局的かみたいな話も結構あるんですよね。
さっきそのスタイルっていう話にフォーカスしましたけど、
これが多分ディスコミュニケーションの根源になる時が結構あるなっていうことがあるんですよね。
ディスコミュニケーション。
お前言ってること全然ちぐはぐじゃないか、
矛盾してるじゃないかっていうことですよね。
あるなっていうことです。
だからあれとかもそうですよ。
最近暑くなってきましたねとか、
いやいやいや、
寒くなってきたじゃないですか、みたいなことって。
どっちとか何を基準に。
何ヶ月単位で見てるかみたいな。
うわ寒くなってきたなって言ってる時に、
その人がすると、
2時ぐらいよりも4時ぐらいの方が寒いって思ってるかもしれないですけど、
でもある人から見たら、
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昨日より寒くなったって思ったかもしれないし、
もしかしたら人によっては、
地球温暖化のレベルで考えると暑くなってきてるでしょって思う。
さやさん株の投資とかしたことあります?
ないです。
ないですか。
あれ見たことあります?
日経225のグラフみたいな。
あります。
ダウ。
それはあります。
あれってバーってグチュグチュグチュってグラフになってるじゃないですか。
あれって、
横軸をどれくらいのスケールで取るかによって変わるんですよ。
そうですね。
例えばですけど、
アメリカの株とかって、
めちゃくちゃ引いた目線で見ると、
ずっと右肩上がり上がってるんですよ。
だから大暴走してるんですよ。
上がってるんですよ。
でも例えば、
1年ぐらいで考えると、
上がったり下がったりする。
だからめっちゃ下がったね、
米国株っていう人もいるけど、
ずっと上がってるよねっていう人もいるんですよ。
そうですね。すごくわかりやすい、それ。
はい。
だから、人に物を伝えるときって、
このスケール感みたいなものを、
なんていうんですかね、
ちゃんとすり合わせしとかないと、
難しいなって思うんですよ。
確かにね。同じこと話してるつもりでも、
立ってる場所とか見てる場所が違えば、
全然違う話になってますからね。
そうなんですよ。
っていうのってめちゃくちゃいろんなところにあるぞって感じですよね。
だからね、
僕ラジオやってるじゃないですか、
例えばその曲紹介とかを、
めちゃくちゃ綺麗にやりたいわけですよ。
今日頑張ったんですよね。
何曲かやったぜっていうのがありましたもんね。
イントロの20何秒間に、
ちゃんと喋って、
きっちりイントロが終わって、
Aメロが入るときに喋り出すみたいなことを、
やりたいと思ってるんですよ。
素晴らしいわ。
そしてそれをきれいに入れましたもんね。
でしょ。
タイムフリーで聞いていただいたら、
恥ずかしいんですけど。
1曲目のバンプオブチキンのメーデー紹介するときに、
27秒にピシャーと入れましたよね。
恥ずかしいのであんまり言わないでほしいですけど。
挑戦してね。
で、結構、
曲紹介した後にやったぜみたいなね、
空気になりましたよね。
素晴らしいよ。
それも僕めちゃくちゃ失敗したくないから、
めちゃくちゃ頑張ってやってみたんですけど、
でも失敗してもいいって思ってるからできるわけですよね。
チャレンジをね。
とかもあるし、
みたいなことがあるなっていう話なんですよ。
で、なんか、
これって、
僕今10分くらい頑張って
めちゃくちゃ喋ったじゃないですか。
そう、頑張ったのね。
楽しく聞いていたわ、私は。
でしょ。
多分これ、
伝えるのって、
言葉で伝えるだけだからめっちゃ簡単なんですよ。
例えば、一言で言うなら、
いやなんか、
一文の中に矛盾する言葉ってあるよねって。
でもこれって、
スケール感が違うことがあるから、
矛盾は矛盾じゃないよねって言えば、
これ、
終わってるじゃないですか。
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でも、
それだけ言われてもなかなかむずいんですよ。
中身本当に伝えたいことが
こっちにも伝わってこないっていう話になっちゃうね。
でしょ。
何言ってるかよくわかんないじゃないですか。
でも僕からすると、
それで伝わってるわけです。
要は意味は。
スケール感の違いで、
要はね、
さっき言った言葉で言うと、
スケール感の違いで、
印象とか変わるからそれが必要だねっていう。
今、10分くらい話して、
やっとこう、
なるほどなって。
私、おそらく、
樋口さんが私に伝えたいと思っている、
内容、
温度差、いや温度、
が、ちゃんと私に10分かかって、
伝わってきたっていう感じかもしれない。
最初の一文だけ言われても、
あー、難しいけどそういうことを
考えてるんだねっていう。
そういう感じだったかもしれないけれど、
あー、なるほどねって
いっぱい例を出してくれると、
確かにそういう見方もあるよね。
こうやったら違って見えるよね。
同じこと話してても、
立つ視点が違えば、
だいぶ話って食い違ってくるよねっていうのが
よくわかり、
同じ温度で今もしかしたら、
同じ立場、立ち位置に立って、
話せてるかもしれない。
でしょ?
だから、伝えるってめちゃくちゃ難しいんですよ。
そうですね。
だけど、
簡単だったりするし、そして簡単なようで難しい。
難しいんですよ。
これが伝えるっていうのを、
何を持って、どこの視座で、
どこの視点で、どのスケールで、
簡単って言うか、難しいって言うか。
伝えるって難しいと思う。
それこそ、
食リポとかだってそうですけど、
食べて、おいしいって言っても、
どうおいしいのかとか、
どのくらい本当に衝撃を受けるくらいおいしいのかっていうのは、
温度とかも、
熱を込めて言ったところで、
なかなか伝わらないってこともあるじゃないですか。
そうなんですよ。
マジでそうで、
相手のレベル、
感情のレベルとか、
おいしいに対する、
どれだけ重要度があるかとかでもまた違うから、
確かに伝えるのって簡単だけど、
でも難しい。
そのものを伝えるのは簡単。
あれとかもそうですよ。
スケールじゃなくて、伝えるのが難しいっていう話を
もうちょっと言うと、
その言葉の裏にどれだけの、
ストーリーとか、
意味とか、
思いとかが載ってるかっていうのって、
これも本当に、
人それぞれというか、
だからもうめちゃくちゃ簡単です。
愛してるよっていう言葉あるじゃないですか。
好きだったら愛してるよって言ったらいいやん。
言ってるって言われて、
愛してるよって言ったとしても、
これ愛してるという、
気持ちは、
言ってるわけですよ。
でも、例えばじゃあ、
映画で2時間あって、
この人が出会ったところからこういうストーリーがあって、
でもこんなライバルが出てきて、
こんな事件があって、
実は病気になって、
それでも最後に言う一言の、
15:00
愛してるよは、
情報量が違うわけです。
なんというか。
一言に詰まってる重みとか、
本質部分みたいなものが、
本当に詰まってるのか、
カラカラなのかとかで、
言葉は一緒だけれど。
例えばっかり出して申し訳ないですけど、
サヤシさん、パソコンって知ってます?
知ってる!
それは知ってる!
伝説で聞いたことがあります。
パソコンっていうものがあるんですよ。
出会った方が多分1回か2回はあると思う。
で、パソコンで
圧縮ファイルってあるの分かるじゃないですか。
ZIPとか。
あるじゃないですか。
ZIPね。
あれって、いっぱいデータがバーってあるのを、
ギューって
圧縮して圧縮して、小さくして
そこにポーンって置いておくわけじゃないですか。
それを回答したら、
情報量がまたバーンって戻るというか。
だから僕、
言葉とかってそういうもんだと思ってるんですよね。
愛してるっていう
5文字の中に
ものすごい
圧縮された情報が入ってる時もあるし、
大して入ってない時もある。
これって、
回答してみるまで分からないというか。
で、この回答作業っていうか、
愛してるから
どんなデータが回答されるかっていうのって、
本当、
人それぞれだし、
同じものをコピーしてるように見えて全然違うし。
もちろんそうですよね。
あるし、とか思うから。
これ多分、
僕一生懸命言ってると思いますけど、
これが本当にどれだけ伝わってるかも分からないんですよ。
聞いてくれる方に。
だからこそ伝えるのは簡単で難しいということね。
難しいなって思っている
っていうことですね。
いやー。
伝わりましたかね。
私は伝わった。
どうかなー。
字符ね、字符。
言葉は字符。
そこだけ聞いたら、
ということで、
伝わったことがね、
皆さんには分かんないんですけども、
本日のワープフルームですね、
テーマは伝えるのは簡単で難しい
というお話でした。
樋口強尼の我は思うゆえに我ありでした。
何?
毎週金曜日と土曜日にディストリビュー。
そしてチャットセッションは毎週金曜日に東京バックステージで。
東京ミュージックラブや
ポッドキャストアプリを探してね。
間違えないでね。
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