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東京ミュージック・ラブミュージック・トリビア、明日から使用できます。
ケイ、エアロ・スミッド知っていますか?
もちろん、知っています。
ヴォーカリストの名前は知っていますか?
うーん…
音楽的な理由を知っていますか?
知っています。
日本のたやきが好きで、 コンサートの前に食べていることは知っていますか?
何?
毎週金曜日と金曜日の通常放送、
週末に東京バックステージのチャットセッション、
東京ミュージック・ラブのポッドキャストアプリを探してください。
間違えないでください。
ヒグチ・キヨノリの、我思うゆえに我あり。
今日も、経営者で日本一のポッドキャスターのヒグチさんが、
今思うことを語ります。
いやー、前回ですね、相方が出てもらいまして、
青柳さんが出てくれました。
なんか、評判いいらしいですよ。
さっき言われたんですけど、ディレクターに。
私も聞きました。チラリチラリと。
いやー、なんか、大丈夫かな、RKBと思ったんですよ。
え?
いやいや、あんな人間をこんな長時間、地上波で垂れ流していいのかっていうことが、
ちょっと心配になったんですけど。
あなたの相方よ。
でも、改めて聞き直したら意外とよかったんで。
楽しかったなと思った。
そうですね、楽しかったですよね。
今日はちょっとね、僕の2週間ぶりに思うことを言っていきたいんですけども、
じゃあ、先にタイトルを今日言いましょうかね。
本日のお話はこちら。
説得力。
説得力です。
説得力。
説得力についてちょっとね、いろいろ考えてみたんですよ。
説得力って、鞘師さんない側ですか?ある側ですか?
今、その聞き方がさ、もうないだろうっていう、そっちから来たよね。
いやいや、ありますあります。
説得力?
はいはい、ありますあります。大丈夫です。
私は、感情に訴えかけ。
なんとなくで押し切る。
そのタイプと思う。
説得力はある側と思うんですけど、やっぱり喋りの仕事してるっていうのもあって。
なんか急にオドオドしながら言うのやめてもらっていいですか?
いや、ある側です。
あるって僕本気で言ってるから。
どうですか?説得力ない?
ある。
いやなんですけど、説得力の正体って何ぞやっていうことをちょっと考えてみたわけですよ。
はい。
説得力って、もちろん複合的にいろんな要素ありますよ。
それが正体だっていうことは一言で言えないんですけども、
まあ、あえて乱暴に一言で表現してって言われたら、発言者に対する信頼かなと思うわけです。
もうその通りのことを考えていたんだけど、
ちょっと違うのが、発言者のっていうのだけじゃないよなとふと思ったの。
何ですか何ですか。
例えばですよ、このお料理をこだわってこだわって出しています、この一品を。
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っていう対象がいたとする。
何にも語らない。
でも見たら、絶対にこだわっていて絶対においしいなっていうのが分かる雰囲気というか。
背中で語る対象みたいな。
職人さんっていらっしゃるでしょ?科目だけでも。
いいですねいいですね。
発言者というか言葉が持つ信頼だけではなく、その人が持っている信頼度っていうことかなって思った。
確かにそうですね。発言者っていうと言葉っていう感じですけども、
要は発する側というか、その物事というかメッセージみたいなものを発する側に対する信頼っていう意味では一緒です。
もうちょっと砕けて言うと、この人が言うならもしくはこの人がするなら間違いなさそうだ感みたいな感じなんですよね。
実はこれって、説得力を出してる側じゃなくて受け取ってる側が感じてるんですよね。
そうですね。
やる側じゃなくて、さっきの料理の例で言うと、やってる人は普通にやってるわけですよ。料理して出して無言で。
でもそれをもらう側が、この雰囲気、この総言な感じ、この無言でやってる感じ、しかもこの盛り付けうまいに違いないみたいな。
だから受け取る側が勝手に感じてることだなって思うんですよ。
受け取る側がなぜ発する側を信頼するかっていうと、ほとんどが過去の行動とか実績によるものだなと思うわけですよね。
もっと言うと、必ずしも実績が本当に必要じゃないかもしれない。
もうちょっと正確に言うと、過去の行動や実績によるものっぽいと思うかどうかだと思うんですよね。
これちょっと分かりにくいんで例を挙げた方がいいと思うんですけども。
ある言葉があります。これちょっとフラットに受け取ってほしいんですけども。
今日という日を大事にして楽しくいきましょう。もう一回言いますよ。
今日という日を大事にして楽しくいきましょうっていう言葉がもしあるとするじゃないですか。
これ言葉としてはとてもいい言葉ですよね。
今から僕二つのシーンでこの言葉使います。いいですか。
これできるだけリアルに皆さんよかったら想像してもらいたいんですけど。
シーン、まず一個目Aですね。パターンA。
深夜のライブハウス。
大学生か何かのサークルイベントです。めちゃくちゃ盛り上がっていて。
うわーって酒飲んで鳴ってますと。
お客さんとかは音楽聴きに来たっていうよりはナンパしに来てるみたいな感じです。
時刻はもう真夜中24時回ったぐらいですかね。
みんな酔っ払ってぐっちゃぐちゃになってうわーってなってるわけです。
聴いてるか聴いてないか分かんないみたいな。
曲監のMCでボーカリストも酒飲みながらやってます。
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みんな今日来てくれてサンキューみたいな感じで言ってるんですよ。
今日という日もう二度とやってこねえから。
今日という日を大事にして楽しくいきましょうって言ってるんですよ。
ほーみたいなね。
今言いましたよ。これシーンAです。
次シーンBいきますよ。
ニュース番組見てたんですよ。
とある地域の災害が起こっちゃったんですね。
レポーターが取材してましたと。
被害にあった町並みがバーってなって。
ガレキの山とかがあったんでしょう。
カメラがある家の中に入っていくと家の中に家具がぐちゃぐちゃになって。
壊滅的な映像が映ってるわけです。
おそらく80歳ぐらいのおじいちゃんがいて。
一人で片付けをしてるわけです。
レポーターがマイクをパッと向けるとおじいちゃんが一言。
災害で私はいろんなものをなくしちゃったと。
でもね私はまだまだ死ねませんよと。
今日という日を大事にして楽しくいきましょうって言ったと。
この二つ比べてみてどうですかと。
この説得力。
どちらが感じました?
そりゃあ後者でしょ。
ですよね。
これ圧倒的に後者の方が響くわけですよ。
これね僕あえてコテコテのステレオタイプにのっとって話をしました。
これ意図的と思ってください。
だから偏見たっぷりに言ってます。
偏見たっぷりです。
不愉快に思われたから申し訳ないですけど
あえてここ偏見たっぷりに言うことが本題なので
ちょっとご了承いただきたいんですけど
不快に思われた方の方が逆に僕が言いたかったことが伝わってるかもしれないです。
要は結局これってめちゃめちゃ切り取ってるわけです。
実際に行動とか実績の保証って今ないわけですよ。
だって大学の話って僕が勝手に言ってるわけですよ。
災害の話もなんかそんな感じがするわけなんですよね。
でも人間って受け取り側の人は特に勝手に文脈とか状況とかをもとにストーリー作り上げちゃってるわけです。
だから今の例で言うと
おそらく大学生なんてものは大した経験してないだろうですよ。
薄っぺらいだろう。
そんな客がナンパ目的で来てるようなライブハウスで出演してるバンドのボーカルとか
人間的にもそんなに成熟してないだろう。
逆に震災があったおじいちゃん。
いろんな人生経験大変なことも含めてされてるだろう。
そこで震災にあった本人が感じること
テレビを見ているブランカのこっち側にいる自分よりも
とても深く強いものを感じてるだろう。
本当はわかんないわけですよ。
大学生もめちゃくちゃいろんな経験してる可能性あるわけですよ。
世界中でいろんなところを見てきたりとか
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過去に大人の僕とかが経験してないような
辛い経験やったり楽しい経験あって
いろんなことを踏まえた上でそこで楽しくやった方がいいんじゃないかって
3週ぐらいして言ってる可能性もあるわけですよ。
でも受け取り手って説得力って
なんか受け手が勝手にストーリーとして作って
もう幻想ですよね。
決めつけというかね。
怖いもんだな。
実は実績がなくても
行動に現れてなくても
説得力って出てしまうっていうことがあるんですよ。
実績なくてもこんな説得力出るのだから
じゃあ過去にこういう実績がありますってなると
もうそれは数倍にブーストされるわけですよ。
例えば一郎選手でもいいですよ。
一郎選手ってもう誰が聞いても
疑うことがないくらい実績があるわけですよ。
そんな一郎選手が結局ね、夢って追いかけてればいいんですよ。
もう適当に言ったとしても
響いちゃうわけですよ。
そうですね。もう格言みたいになっちゃうんですよね。
もうだから実績がある人が言うセリフってやばいわけです。
なくてもさっき言ったように響くわけだから。
これはね、だから良くも悪くも突き刺さってしまうっていうことが
起きるなっていうのを僕は
思った時にこれって時に怖いよなって思うんですよね。
思った今もう本当に思った。
でしょ?
だってもしかしたら演出で作り上げている説得力も
世の中にはたくさんあるということでしょう?
それに騙されたりそれに流されたりしている自分がきっといるってことですよね。
そうなんですよ。で実はその実績っていうものも
例えば一郎選手の場合は分かりやすいわけですよ。
年何本ヒットを打ったとか
どれくらいその実績があるかっていうのはわかるわけですよ。
でもじゃあこれ人から与えられた称号
例えばじゃあなんたら栄誉賞をもらった人とかって
もしかしたらその人が名誉があるってなった方が
いろいろ使い勝手がいいから
与えといてそれをうまく利用する人が別にいるみたいなことも起こるわけです。
そういうことね。
これはそんなパンパン起こり得ることではないとは思いますが
実はもしかしたら政治の世界だったりとか
あるかもしれませんね。
あとは誰かの都合で称を取らせておいてこの人をうまく使って
その業界自体を盛り上げて
その業界が盛り上がることで実はうまみを得るっていう
大企業が後ろにいて
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そこにうまく使われている可能性だってあるわけですよね。
みたいなことを考えますよね。
怖いね。
みたいなことを考えるわけですよ。
だからそういうことがあるんですけど
僕自身がじゃあですよ。
そんな世界の中でどう立ち回っているかというと
僕は結構そういう状況に陥るのを防ぐために
話聞いたりとか情報を受け取るときに注意しているときがあって
それは目上の人だったり実績がある人
つまり説得力があるっぽいって感じちゃう人の意見は
少し否定的に聞くようにしてるんですよ。
否定的にです。
説得力がない側の人と思われてる人
例えば年下、目下の人、あとは実績がない人
仲間内でバカにされたりいじられてる人
とかの言葉は少し肯定的に受け取るようにしてます。
これをしてるんですよ。
そうすることによってやっとフラットに聞けるなと思ってますよね。
だから常に自分の感覚を疑うってことですよね。
自分の感覚を疑う、そうですね。大事なことだよね。
これ結構本当に特に仕事とかってあると思うんですけど
新入社員がある業界に入ってきましたと。
会議の場で僕思うんですけどこうこうこうなすよねって言ってると
この世界10年やってんじゃんこっちはみたいな人から見ると
それさもう俺たちが10年前に通った道だから
わかるわかるあるあるだよね新人君わかるわかるみたいな
でもそれ違ぇからっていう感じで
ちょっと失笑みたいなことあるじゃないですか。
実際そのパターン多いと思うんですよ。
ただ10個言ったら実は1個ぐらいはちょっと待って
逆にその意見今10年経って聞くと新鮮で
時代が一周してそれって正しいかもしれないってことあるわけです。
これを鼻からその人が説得力ないからって言って
シャットアウトすると見逃しちゃうんですよ。
決めつけるって怖いですよね。
自分の中では決めつけてる気持ちがない
それに気づいてないっていうことが一番怖いですよね。
だからめちゃくちゃ真摯に捉えることが重要で
子供が言ってることもそうですよね。
お父さんこれってこうなのっていうことも
いやいやお前まあまあまあって言いながら
あれお前いいこと言ったなっていうことが必ずあるんですよ。
大人になってこの穢れた僕だったら
もう忘れかけていたものが純粋な子供の目だからこそ
ある。たくさんある。
はあああああ。そうか。
だからこれ自分の感覚を常に疑うってめちゃくちゃ大事やなと思うし
そうか。
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だから樋口さん私の言葉をいつも若干否定的に捉えているのね。
え?違う?
あれ?あれ?違う気がする。
むしろ逆で説得力がない側と思っていたのにもかかわらず
あれ?怖い。怖い。
だから冷静に考えて振り返ると
樋口さん本当私の話全部だいたい肯定してくれてますよね。
だいたい。一旦受け入れてくれるよね。
っていうことは説得力がないと捉えているのかな?
どうかな?そこはどうかな?
いやでもそうですね自分の中で
決めつけてるとかって怖い。
怖いでしょ?これね。
だからこれは本当にフォローするわけじゃないですけど
人を常に疑えとか疑心暗鬼であれとか言ってるわけじゃないですよ。
むしろ自分にですよね。
全然違います。
だから何も意識しなかったらバイアスかかるから
逆で思っとこうぐらいの感じで
常に思っとくぐらいでバランス取れてるなって感じなんですよね。
自分を疑うのと同時に
でも自分を信じるっていうことも大事だなと私は思っていて
よくわかりましたね。
肯定的に受け取ってる。
でも本当にそう。
だからえ?ちょっとマジでそう?
本当よ。そう思っています。
これ一周すると自分を信じるってなるんですよ。
なりますよね。
だから結局その説得力を
この人の言う言葉だったらちゃんと信じたいかどうかって
最終的にジャッジするのは自分だから
その感覚が合っているかっていうのは
最終的には自分を信じることにもなるので
疑いながら信じるっていうのが大事と思っています。
これは説得力がないのに
ないのにってやった。
真実を言ってるんです。
だからバイアスをとらえるといいほうにとらえると
OK!やった!
マジでそれ言いたくて
結局信じるのは自分なんですよ。
だから言ってる人がどうであれ
それをちゃんと意見としてとらえて
自分で判断しないといけないっていうところがあるなって。
そこすごく大事ですよね。
最後に一個だけ言わせてもらうと
これは非効率なことをやってるんですよ。
だから実は全部に対して審査するって難しいから
この人が言うことを信じとこうっていうのって
結構楽だったりするから
その楽してもいいとは思ってるんですよ。
だからいい面もあるし悪い面もあるっていうことを
理解した上でうまく使いこなすことが大事と思っていて
これ最後に一個だけイメージしてほしいのが
乱暴なめちゃくちゃ置き換えなんですけど
飲食店の評価サイトってあるじゃないですか。
ここが欲しい何個みたいな。
信じるけど疑うじゃないですか。
ここうまいって言ってるからうまそうだなって思うけど
まあでも行ってみて本当にうまいって言いながら
うまくなくても
まあ所詮評価サイトやし好みだからなって思うじゃないですか。
それぐらいのイメージがたぶんちょうどいい。
なるほどね。
信じるけど自分で一応判断するぐらいのがちょうどいいなと思ってるんで
だからちょっとバイアスかけて捉えとくのがいいかなと思ってますね。
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どうですか?半端ない説得力でしょ?
ありました!樋口先生!
危ないですよ。樋口が言うことをちょっと疑ってかかったらいいかもしれないですね。
説得力がありすぎるから。
ほんとね。突き抜けてるからね。
ということで、なんじゃこれまた。
本日のワープルーム、今日は樋口清則の我思うゆえに我あり
説得力についてでした。
東京ミュージックラブミュージックトリビア
明日から使用できます。
アイロスミッド知ってますか?
もちろん知ってます。
ボーカリストの名前知ってますか?
知ってます。
音楽的になんでこんなに有名なのか知ってますか?
知ってます。
日本のたやきが好きでコンサートの前に食べてたの知ってますか?
何?
毎週金曜日と土曜日のディストリビュー
そしてチャットセッション東京バックステージは毎週金曜日
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間違えないでね。
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