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NPO法人世界被爆者展がお送りする
いのちのハーモニー
いのちのハーモニーでは、自然と調和し、多彩な命がハーモニーを奏でる、母なる地球の新しい文明の創造に向けて、命の視点から世界を変えていこうとする人たちをゲストにお迎えし、自由に語っていただきます。
進行は森下美穂と
安財尚人です。
この番組は、NPO法人世界被爆者展がお送りします。
今日のゲストは、東京神楽坂の建築デザイン事務所、株式会社ハテナバコ代表の久保田則子さんです。
久保田さんは、徳島県吉野川市で、創祖父の時代に建てられた地区94年のよろずや万能商店の再生に取り組み、藍染など自然と調和する暮らしを実践されています。
昨年からは、アースデイアウも立ち上げられました。
久保田さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
久保田さんは、万能商店ゲストルーム、藍染と宿を2年ほど前にオープンされていますけれども、もともとは廃墟のようになっていたそうですよね。
はい、そうですね。母の里になるんですけれども、もともとおばあちゃんたちで夏休みに帰って、1ヶ月ぐらいは過ごしていた思い出のところになるんですけど、
おばあちゃんが病気になって出てからは、もう人が住まなくなって、空き家28年だったので、屋根が落ちて、ツタが巻いたり、ボロボロの状態になっていて、
まずは屋根を直すところから始めたんですけれども、
小民家の再生を考えたのは、廃墟になっている建物が売りに出されるということで話があって、
私は建築は本業なもので、どうしてもその建物を残したいという思いがあって、
それでどういう形で残すことができるかなと思って、色々考えて、その地域の産業である藍染めとか、そこがコミュニティの場になればいいなということで、
再生事業を考えて、今は宿泊施設と藍染め体験ができる場所ということでオープンさせています。
すごく魅力的な、清々しい場所って感じがしたんですけど。
なるべく古いものは生かして、新しく直さなきゃいけないところは、
進化修正して構造を直したりとか、そういったこともしたんですけれども、
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完全に新しくするということではなく、本柄の屋根を残したり、
あと構造は柱とか基礎の部分もやり変えたり、腐っていた土台を変えたりとか、そういったことはしたんですけど、
土壁を残したり、使えるものはなるべく使うということで、土壁をもう一回練り直して使ったり、
それで囲炉裏の炉を作ったりとか、なるべく生かして、それと省エネ住宅ですね。
断熱と気密を高めて、小民家だけど寒くないっていうことをしたかったので、
ハイブリッドにどういう形だったら小民家が住み続けていられるかっていうところで挑戦したっていうことがありますね。
断熱がちゃんとできている小民家ってすごくいいですよね。
どうしても小民家ってスースー寒いっていうイメージもあると思うんですけど、
なるべく分厚く断熱台を入れて、気密、隙間をなるべく防いで、
帰るところのサッシはペアサッシを入れたりとかしているので、
過ごしやすい小民家にはなっていると思います。
なるほど。
藍染めをしようと思ったのはどうしてなんでしょうか。
藍染めはですね、徳島では古くからやられている産業なんですね。
藍の本場って言われている阿波藩でできた藍なので阿波藍になるんですけど、
藍の発祥地って言われているようなところがあって、
藍のスクモを作る農家があったりとか、藍染めの工房があったりとか、
そういった産業が残っているところで、
私、吉野川市山川町なんですけど、そこは当初は作付け一番だった頃もあったんですけど、
今はもう作っている方もあまりいなかったり、
藍染めができるところも私のところの街にはないので、
それでコミュニティの拠点とするためのツールとして、
場作りということで藍染めをそのツールと考えています。
山川町では全国で作付けが一位だったこともあるってことなんですね。
そうですね。阿波藍、阿波藍の藍っていうのがスクモ農家さんがたくさんいらしたので、
染料の元になるものがスクモになるんですけど、
それを徳島で作って、それを全国に流通させていたっていう歴史がありますね。
藍を発酵させるとスクモっていうのがあって、それが染料になるってことなんですね。
そうですね。なので藍染め工房ではスクモを買って、それを発酵させて二次発酵になるんですけど、
一次発酵がスクモで二次発酵、藍立てをして染液を作って藍染めをするので、
藍染め師と藍師って別なんですけど、藍師さんはその染料を作る人が藍師さんで、
藍染め師はその染料を元に布で染めたりする人が藍染め師になるんですね。
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うちは今取り組んでいるのは畑で葉っぱを作って、
それを乾燥させて染料を作って、藍立てして染められてっていうことを一貫でできるような形で取り組みをしてます。
藍が復活していくって感じですね。
いいですね。藍が復活する。
藍って本当に藍と愛の同じ音なのでそうなんですよ。
藍が地球を救うっていうのは藍だと私たちは思って取り組んでいるので、
藍染めの藍も昔から作られているもので、
昔の染料って石質のものは使ってないので自然循環の一部だと思うんですよね。
草木染めの一つが藍染めだと思うので、
そういうことでまた手間をかけて人たちが循環させられるものとして、
藍染めをもう一回復活させたいなと思って藍の事業部を作りました。
日本の伝統文化を取り戻すっていうか、
そういう試みっていうのは海外のゲストの皆さんもおそらくしたことないだろうし、
日本の皆さんも買うことはあっても作ることが本当にないと思うので、
今の話聞くと染料を作る人と、
何でしたっけ?
藍染め?
2人そういう方がいないとできないんだなっていう。
簡単に葉っぱを作って茹でたら何とかなるとかそういう問題じゃないんだなみたいな。
そうですね。
でもなんか本当に種を皆さんに育ててほしいんですよね。
あえて発酵させなきゃ使えないものだけじゃなくて、
生葉でも夏だったらそのまんま葉っぱと水をジューサーで撹拌させるだけで、
シルクとか染められるんですよ。
生葉染めっていうのがあるんですよ。
種を植えてある程度プランタとか畑にできたら、
そのまま葉っぱだけを使って染めてできるのでやってください。
染め直したい洋服がいっぱいあって、
もう一度この服着たいんだけどって思うんですけど、
ちょっと白いのだとだいぶ色が変わってきちゃったので、
藍にしたらもう一度着たいなと思うんですけど。
それはやっぱりスクモのほうがいいですね。
そうですか。
やっぱり発酵のほうが染めは濃く染まりますし、
あとは綿とか麻とか染めるんだったらやっぱりスクモで染めたほうがいいので、
シルクだったら生葉は綺麗に染まりますけど、
綿とか麻だったら基本的に自然素材じゃないと染められないので、
70、80%自然素材であれば染められますけど、
スクモのほうがいいかも。
リメイクにはすごく向いてると思いますね。
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生地もすごく強度が増すんですよ、藍染めすると。
そんなことあるんだ。
本当に再生循環っていうのの一つが私は藍染めだと思っているので、
だからちょっと薄くなってたりとかするようなものも、
少し強度が増したような感じになるんですよ。
昔の人たちは本当にすごく生地も大事に使ったから、
何度も洗って使って染め直して、ずっとその生地を捨てたりするっていうことはしないので、
それを小さくなるまでパチを開けるように、
どん座とかいろんなものが藍染めで作られてるものはありますけど、
あれも完全にリメイクですよね。
染めてリメイクして、また生地を使うっていうことを生活の中で、
あとは野良着とかにもすごく藍染めっていいので、
消臭抗菌とか、あと怪我した人とかね。
古くからの知恵ですね。
徳島って縄文とも縁が深い場所だっていうのを聞いてるんですけど。
私たちの山川にもそうなんですけれども、
古くからの巨珠とか巨石とか、そういったものがたくさん残っていて、
それが本当にしめ玉が張られていたりとか、
もともと人間がお祈りを始めたのは、
アミニズムって言われる自然に対する意見の念を伝えていたっていうのが、
日本人の古くからの在り方だと思うんですけど、
神社はその後からできたやしろで、
もともとはその巨珠、巨石、そういったものに祈りを込めていたっていう文化があったと思うんですよね。
なので珍珠の森があって、そこにやしろがあって、
建物の方は後からできたものだと思うんですよね。
その巨珠とか巨石には本当に小さな祠がついていたりとかして、
もともとそこで祈りを捧げていた人がいるんだろうということが残っているのが、
山の中の山神社とか、本当に大きな巨石のあるところに、
メンヒルって呼ばれる縦石とか、岩蔵のそのペトログリフとか、
そういったものが山川の中に山神社とかそういったところがあって、
今も残っていて、
そういうことがもともと人間が、もともとからその縄文と呼ばれる巨石が残っているんですね。
なので、自然に対する池の念っていうのは、
古くからそこで祈りを捧げていた人がいるっていうことから始まっていて、
伝統的な農業とかもその祈りから捧げられてから始まるっていうことがわかるようなものが今も残っているんですけど、
うちから本当に15分ぐらいのところにもそういう場所があって、
そこでお祈りしたりとか、地元の人と一緒にお掃除したりとかっていうのを、
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今また復活させたりしてますね。
去年からアースデーアワーが始まったということです。
今年はその辺の話もされるみたいですね。
そうですね。今年はアースデージャパンネットワークの谷崎テトラさんをゲストに迎えて、
徳島のアワインムの研究家の林博明先生と一緒に対談で、地球環境を考えること、
その古代の歴史から林先生の方はお話をされて、
地球環境活動をずっとされてたテトラさんと一緒に対談して、
この今時代の分岐点というか転換期で、
ここから先に行くためにどういうことが人間にできるかということで、
徳島が古代の英知のある古い文化の残っているところになるので、
そういう転換期に文明の切り替わりの時にどういうことができるかっていうのを、
お二人で次世代につなぐ未来に向けた話っていうのが行われる予定になってます。
今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
この番組はNPO法人世界被爆者展がお送りしました。
ではみなさんまた来週。ごきげんよう。