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皆さんこんにちは、杉田麻里子と石川由加子です。
Good News for Citiesは、都市、建築、町づくりに関する様々なグッドニュースをザックバランに話す番組です。
元お茶屋さんを今回収しようとしているビルなんですけど、
そこに今手を加えて生まれ変わらせようとしている長居誠さんと
海洋プラスチックのリサイクルの事業を起業されている
マセ・タダスケさんも、こちらを事務所として
事務所兼住居兼サンプル置き場として使っているというところでの
今日は2人のお話を聞いていければと思います。よろしくお願いします。
簡単にお互いの自己紹介ということで、長居くんからお願いします。
僕、長居誠と申します。宮城県から東京に上京してきたばかりで、
建築の設計とか施工とかの仕事をしています。両方やります。
最近は現代アーティストさんと一緒に
アーティストさんが考えていることを実際にどうやって作るかとか
そういう空間構成とか作品作りみたいなことの
技術的なところを解決するということとかも
宮城県ではやっていて、今は東京で建築設計の仕事を主にしています。
この場所とはどうやって出会ったんですか。
この場所は本当に東京に上京してきて、いろんなところに顔を出していたら
僕にちょっと紹介したい場所があるというふうに言われて
町の案内人さんの春名ちゃんという方から
この地域を紹介していただいて、この物件が特に面白くて
ここに住むことを決めました。
じゃあ増瀬さんもお願いします。
増瀬と言います。もともと南極の生物調査をやっていたんですけど
フィリピン海沖にゴミの塊がめちゃくちゃあって
それを地球上にどのような状態で存在させるべきかみたいな
そういった問いが生まれて、今こういった
ハイオプラスチック、ポリエチェンとポリプロピレンを使った
マテリアルサイクル、キミカルサイクルですね。
その授業を今、三重県でやっているんですけど
東京にいろいろとお客さんがいるので
いろいろ探していたら長江君と出会って
こっちに来たという形ですね。
長江さんとの出会いが
結構きかかったですね。
それは変なんで。
ありがとうございます。
お二人はこの場所に関わってみてどうですか?
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この街がどう見えているのかなというのが気になります。
僕、この建物を生活しながら
いろんな工夫をして
自分でDIYみたいなことをやったりとか
ギャラリーとして使えるようにしたりとか
そういうことで
こういうものがあったらいいなとか
こういうもの欲しいなみたいなことを
結構考えるんですけど
やっぱり東京なので
結構物にあふれていて
この辺の地域の人って
所有している感覚があまりないというか
これあるから持って行っていいよみたいな
その物を
物にあふれているから
みんなで使おうみたいな
雰囲気がすごいあって
僕はものすごく居心地が良くてですね
それこそ今、上の階にも
いろんなスピーカーだったり
アンプだったり
小材で作ったカウンターだったりとか
その辺は歩いていたら
頂けたもので出来上がっているような感じなので
それがすごい
東京の下町っぽさというか
すごい面白いなと思って住んでいます。
物だけじゃなくて
人もすごい面白いので
今日芋煮やってるから食べに来てとか
カレー作ったんで
よかったら余ってるから夜に食べに来てとか
一晩で
この辺の地域の人の家のカレー
3つくらい食べるとか
めちゃくちゃ面白いなと思って
こんな引っ越してきたばっかりのやつを
家にあげてくれるみたいな
そういう教会のなさというか
物と人の
教会のなさがすごい面白いなと思って住んでいます。
安西さんはどうですか?
僕たちのゴミをゴミとして見ない考え方なんですけど
まさに廃材とかを有効活用していく
みたいな考え方がここにはあるので
集まっている人たちの受け皿が広いというか
感覚があって
まさに僕が目指している世界観が一致しているので
ここに来ちゃったという感じです。
場作りって結構時間がかかるものみたいなイメージがあるんですけど
引っ越してきて4ヶ月で
結構いろんなところに招かれたり
え?まだ1ヶ月?
まだ1ヶ月?やばいな
宮城からこっちに来たのは4ヶ月前で
ここに住み始めたのは1ヶ月前
短いのに結構街に溶け込んでいる感じがすごいあって
この場所も商店街の真っ只中にあって
若者が集まる場所ってともすれば
忌避されがちなんだけど
なんかすごい今日もあったかかったなと思って
向かいのお好み焼き屋のおばさんが
たこ焼き
たこ焼き屋のおばさんが勧めてくれたりとか
まことくんでしょう?みたいな感じで
結構名前もみんな知ってるし
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そういう人間なんです
そのトリックはなんですか?
どうやってコミュニティに溶け込むのか
それはよく言われるんですけど
全くわかりません
一人から忘れられたことがありません
忘れられたことがない?
そうなんですよ
なんでだろう
この顔忘れないでしょ
ありがたいことに
そうね、確かに
住み始めたのは11月の15日ぐらいからなので
まだ1ヶ月経ってないぐらい
やっと経ったかなぐらいで
ちょうど出会った頃は
これをやり始めるぐらいの時だったんだ
なのでそれでいろいろこういう風にしたいなっていうところを
街の余っているものとかを見ながら
考えながら住んでいるので
例えば1年後とか2年後とか
それこそさっき言った20年後とかに
この建物は多分大きく空間として変わっているかな
っていうのと
使う人とかこういったイベントとかで活用してくれる人によって
空間が変わったらいいなと思っていて
それでチャンネルジャイアンっていう名前にして
チャンネルが変わる場面が変わるかのように
空間が変わってほしいなっていう意図で
そういう名前にしています
ちなみに長井君の空間を捉える時間軸は
今20年なんですか?一番長いスパンで
そうですね
さっき後藤さんがみんな大地主計画みたいな話をしていたので
僕もそれに加担しているということで
20年後にはローンが開始終わって
みんながここら辺の地主になるというビジョンに一応協力して
僕も20年後どうなっているかなっていうことを
ぼんやり考えながらですね
茂瀬さんはどうやら冒険家を目指していた
冒険家だった
目指していますねまだ
まだいます失礼しました
冒険家に行き着いた理由は何なんでしょうか
冒険家は単純に中学校の頃に不登校で自転車で
いろいろぐるぐるしてたんですけど
チャリって越えれたらずっと進むじゃないですか
海越えれないじゃないですか
だから航海士になろうと思って航海士になり
反船日本丸っていう船があるんですけど
実習生なんですけど
それで秋田沖を搬送してたら
どんどん風が強くなっていって
エンジンより速く走るようになっちゃったんです
200円で動かさなきゃいけないんですけど
その時に人間が作ったものが
めちゃくちゃちっちゃく感じて
逆に風さえあれば地球上どこでも行けるなってなって
そこから船を自分で作りたいなっていうのは
始まり
船を作りたいが始まりだったの
そうそうそう
でなんかちょっと海をもっと知ろうと思って
南極の生物調査で南極に行ってたら
結構飛びましたね
本当すごい
海を知ろうと思って南極
したらちょっとまず海だなって
海に住もうと思って
その冒険家の最終着地が
航海領域の海上都市を作りたいなと思って
海上都市
海上都市 自己浮遊型の
それをするための
お客さんに海洋問題を解決してるみたいな
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ところに行き着くんだけど
なるほど
今やってることも含めて
今やってることは
結局はその
素材
作りすぎなんですよね
ものを
で今
プラスチックでいくと100万トンくらい毎年
日本は埋め立てしてるんで
普通に単純にもったいないじゃないですか
それを普通に使おうみたいな
時期率をどう向上させるかっていうのが
結局は海の中って
物が手に入らないから
ずっと物をどう循環させるかってことを
考えなきゃいけないんですよ
っていうようなことを
今度日本からまずやろうかなと思って
マテリアルサイクルっていうところと
最終的にはこれを石油に戻すんですよ
経由よりちょっとグレードの低い燃料になるんですけど
それを燃料に変えて
海運業界のエネルギーに着地させるっていうのが
一つの今やってる事業
そのバリューチェーンをデザインしていくのが
今やってる事業です
最終的に目指しているところは
自立した島を作るということ
そうです 船を作るですね
なるほど
船としての都市を作りたい
そう
だいたい最終的には10キロぐらいの直径
ものを作りたいんですよ
軸ホイル型 玉型
結構都市のイメージはできてるんですか
めっちゃできてる
例えばどうしたんですか
法律がないんですよ
公開領域って法律がない
単純にまずは
丸い
写真見てもらった方がいいけど
言葉で表現すると
単純に丸い円盤の上に街ができてるみたいな
なるほど
なんていうんだろうな
ビルの真ん中に下がって
白みたいになってるんですけど
なんて言ったらいいんだろうな
波の影響を受けない
浮いてるんですよ 25度になって
波の影響を受けずに
揺れる下の波の動きで発電して
エネルギーが循環されるというような
街です
めっちゃいいじゃん
それ皆さんで建築お願いします
そういう映画あったよ
ローズアイランドって名前
イタリアで実際にそういうことを
しようとした人の映画がありました
脱線しましたが
どうぞゆうか君
マセさんの関心としては
そういう都市の構造みたいなものを
作ってみたい
単純に刺激が欲しいだけです
僕は
正直陸がちょろちょろすぎて
その感覚やばいですね
陸ちょろい
初めて聞いた
あんま面白くないなと思って
陸ちょろいんだ
陸も奥深いかもよ
陸奥深いですけど
何も殺しにかかってこないから
なんかね刺激がないです
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同じ場所にずっと留まってられる
ってこと自体がもはや
海の世界じゃありえない
常に浮遊してどこかに
常に風の動きとか
風とかをずっと見続けなきゃいけない
それを常に
入れとかないと
対応できないんですけど
それがないから
なんだろうな
濃いシェアハウスですね
この二人が住んでるってことですか
逆に陸で頑張ってる
どんな人が住んでるんですか
まだ僕と増井さんの二人だけ
濃い
開いてますよ
面白い
次元とかやってる
スキルとかは違うけど
面白いなと思ったのは
ここではないどこかを妄想する力
みたいなのがすごいあるなと思って
それこそ陸ちょろいから
海に行っちゃえとか
今の状況ではない
新しいポテンシャルを
見出して
手を加えているとか
そこが二人
バイブスが合うんだろうなと思って聞いてました
お互いにこの場所で
これから企画してることとか
トライしていきたいこと
何ですか
全くありません
でも
今はこういうイベントを通して
ちょっと
考えていけたらいいな
まだやっぱり何もできてないので
そこの最初の
初動をしっかり考えたいなと思っていて
それに
いろんな人関わってもらったりとか
いろんな人の話を聞きながら
あとはまだこの街のこともやっぱり
そんなによくわかってるわけじゃないので
もっといろんな人とつながって
その上で
ちゃんと考えていきたいなと
リクチョロイ
リクはね
チョロくないです
僕今
建築ADX
っていう会社の
サヌという
サブスク製の木造のキャビンを
山に建てるみたいな
事務所に勤めて建築設計やらせていただいているんですけど
山も
結構過酷なんですよ
いろんな
北から南までいろんな条件があって
山で建築をするっていうのは
結構難しいことで
解決しなきゃいけない問題がたくさんあると
マセさんの
海の話もめちゃくちゃ面白いので
今は
山と海で
どう解決していくかみたいな
山男と海男
本当にそう
海で今ホットなトピックっていうのは何ですか
海でホットなトピックは
でもね
漁獲額が減って
海水温度が上がりすぎて
磯焼問題とか
魚の生息域が
全然変わってきちゃってる
っていう
問題だらけでどうしようみたいな
漁師さんが大変ですみたいな
産廃処理するお金も
2.5倍になっててみたいな
そういうどうしよう
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トピックしかないです海領域は
でも未来に向けてだと
電気駆動船とか
水槽とかね
が今
開発されてる
電気駆動
今ディーゼルで燃料爆発させて動かしてるのを
モーターで
馬鹿になっちゃう
ただリチウムバッテリーが重すぎて
太平洋を横断しようとすると何も運べないみたいな
そこを解決するために
僕は
航海領域にガソリンスタンド作ろうと思ってて
それも浮遊してるんで
そこの火力発電から
海上都市につながるんだけど
なるほど
壮大ですね
じゃあ
山男的にホットなトピックは何ですか
このバトルになってくる
ホットな
山トピック
今日本って
ウッドショックっていうのが結構一般でも
聞く言葉だと思うんですけど
結構建築業界今
大変で
あらゆるコロナの影響もあるし
ロシアの戦争の影響もあるし
とにかく物流に関わる
物の値段が
すごい上がってて
建築
例えば三つ森1個取っても
次の月には値段変わっちゃってたり
とかして
どうやって建築のお金
決めたらいいんだろうとか
そういう問題が今
たくさん出てるんですけど
やっぱりウッドショックっていうのは
ウッドショック自体は
別にいいんですけど
ウッドショックで日本の国産材
あんまり今まで
うまく使われてなかったみたいなことが
結構問題として浮き彫りになっていて
日本の林業って今
結構難しい状況に
あるなっていうところを
解決するっていうことは
結構建築も無関係ではないので
林業のことも考えながら建築のことも
やっていくと
日本の国産材とかじゃなくて
木のことを考えるっていうよりは
日本の山とか森のことを
もっとちゃんと考えなきゃいけない
っていうことが結構ホットな
ところかなと
思います
まさに陸と海の
プロフェッショナルたちが
集まる
チャンネル茶屋
チャンネル茶屋の今後の展開は
未定ということで
動物館
でも本当に
水耕栽培やりたいとか
動物飼いたいとか
僕は屋上でサウナをやってるし
今日もね
音楽イベントとかもやりたいし
結構ビューがいいのでスカイツリーが見えるし
その眺望を生かしたことも
たくさんやりたいし
あとはやっぱり僕現代アーティストさんとかと
結構関わりがあるので
ギャラリーとして使ってもらったりとか
そういうこともちゃんとやりたい
ここに興味がある人は
どうやってアプローチしたらいいですか?
インスタグラムをフォローしてください
じゃあ
普通にサクッと遊びに来てもいいんですか?
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もう全然
皆さん興味がある方は遊びに来てみてください
これ言っちゃうとあれなんですけど
この建物って屋上まで
誰でも入れちゃうんですよ
こいつだけ一応鍵が
付いてて
僕も住んでから初めて知ったんですけど
初めて知ったんだ
屋上まではフリースペースなんです
それいいね
この廊下と
配信されるよ
あ、冗談です
すみません
屋上まで誰でも入れちゃうので
だから廊下登って
コンコンしてくれたら
いつでも出れる
コンコンはしてほうがいいね
そうですね
いつでもアプローチできます
気になる方は
勝手にどうぞ
勝手に入りましょう
みんなで
そんな感じですかね
ありがとうございました
グッドニュースフォーシティーズでは
毎週新しいエピソードを配信しています
次回もお楽しみに