2025-03-13 21:06

#1383. 英文精読回 --- 幽霊語をめぐる文の jealously をどう解釈する?

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- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


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- 第3号(2024年12月28日):https://note.com/helwa/n/na7394ab1dc4c

- 第4号(2025年1月28日):https://note.com/helwa/n/nb6229eebe391


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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語紙ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語紙の著者、そして英単語のスペリング愛好家の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語紙をお茶の間におもっとに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は3月13日木曜日です。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今日の本題は、英文精読回 幽霊語をめぐる文の jealously をどう解釈すると題しまして、珍しく英文精読の回をお届けします。
背景がありまして、一昨日の回ですね、1381回、3月15日土曜日の浅かる講座、勘違いから生まれた英単語に向けてと題しましてお話ししました。
趣旨はですね、浅かる講座、今度の土曜日に開講される、勘違いから生まれた英単語、これをですね、ご案内するという回だったんですが、その回の後半で、今回関係する幽霊語、ghost wordですね、これと関連してですね、この ghost word という表現の生みの親である文献学者スキートの原文と言いますかね、
この ghost word を解説している箇所の英文を読み上げたんですね。そこに、ちょっと普通では出てこなさそうに思われる jealously という単語、嫉妬深くというのが文字通りの意味なわけですが、これをどう解釈したらいいでしょうかね、というような問題をですね、リスナーの皆さんに投げかけたという次第なんですね。
こちら、いろいろとお考えくださって、おとといの回にコメントといただいておりますが、今回、私がどのようにこの jealously を読み解いたか、いろいろ調べた結果なんですけれども、お話ししたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、問題の英文なんですけれども、おとといをですね、振り返って聞いていただければ早いんですけれども、ここでもですね、一度読み上げておきたいと思います。今日のお題となる英文ですね。
これはこのスキートがゴーストワーズの定義と言いますかね、どういうものなのか、そしてスキートとしてはどういう態度で、このゴーストワードなる現象に向き合えばいいのかということを論じている論文の箇所があるんですね。
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スキートというのは、自分自身で語源辞典も書いていますし、立派な文献学者です。そして、ありもしない、あるべきではない単語が辞書に登録されてきたということに対してですね、行き通りを感じているわけですね。
OED、オクスフォードイングリッシュディクショナリーでは、この手の幽霊語なるものは収録されていない、当時の話です。19世紀、まさにOEDが編参されている時ですけれどもね、当時のOEDの編集者、編参者であるマリーはこの点よくやっている。つまりゴーストワードをちゃんと弾いてですね、正しい言葉のみをちゃんと載せようと努力している。
このことを褒めたたえているというような、そんな全体の文脈なんですよね。そこでですね、今回のJealousyの入っている文脈ですね、おととい読み上げたよりももう少し広めの文脈で、やはり正しく解釈するには文脈理解が必要だということで、実際にはこの間読み上げた一文だけで完結する問題ではあると思うんですが、念のためですね、
ちょっと長めにこちら読み上げておきたいと思います。では、いきます。ちなみにこの論文のタイトルは、
Report upon ghost words or words which have no real existenceという、このお題の論文なんですね。
さあ、ここの問題の箇所ですね、丸々一文になりますが、いいよ、読み上げます。
There can be no doubt that words of this character ought to be excluded. And not only so, but we should jealously guard against all chances of giving any undeserved record of words which have never any real existence, being mere coinages due to the blunders of printers or scribes, or to the perverted imaginations of ignorant or blundering editors.
ということなんですね。問題のjealousyが出てくるのは、we should jealously guard against all chances…というこの箇所なんですよね。
さあ、ここのjealousy、嫉妬深くと文字通り訳すことはできるかもしれませんが、日本語にはなるんですけれども意味をなさない。どういう意味の嫉妬なの?何がどう嫉妬と結びついているの?という問題ですね。
このあたりのjealousyを読み解くというのが正に誠読だと思うんですよね。訳すことはできるかもしれない。ただし、意味がわからないというケース、非常によくあるのではないかと思うんですね。
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ここを解釈した上で日本語訳するとすれば、皆さんどのようにお考えでしょうかという、こういう趣旨のお題を投げかけたのがおとといのことだということなんですね。
ぜひそちらに寄せられているいくつかの意見ですね。コメントでリスナーさん寄せていただきました。そちらも眺めつつなんですが、ここでの私の解釈ですね。いろいろと調べた結果なんですが、お話ししたいと思います。
まずですね、端的に訳で言いますと、これは嫉妬深くではなく、慎重に注意深くということなんですね。
こういう意味が、ジェラスリー、あるいはその形容詞形ジェラスにあるということなんですね。
これは英和辞典ではですね、一番最初の意味には来ないですね。一番最初はやっぱり嫉妬深いということになると思うんですが、3番目4番目くらいにですね、比較的頻度の低い語義としてですね、注意深い、注意深く、慎重にというような意味が載っているということなんですね。
ある意味では、それでもうですね、おしまいということなんですが、よく考えると、なんで嫉妬深くが用心深く、あるいは慎重にの意味になっていくのかということと、
あと、もしですね、慎重にとか用心深くとここで訳すとしても、その意味は何か、意味はというのは、字面の文字通りの意味ではなく、ここの文脈に当てはめた場合、どのような含意が出るかという、もう少し深く読み解きたいというのが、今回の趣旨なわけですね。
さあ、このように一見すると分かりやすい単語、形容詞や副詞ですよね。英和辞典で一番上のに上がってくる語義を見ていれば、だいたい用を足すというような場合ですよね。日本語にもジェラシーというね、名詞系列が入ってきていますし、こういう、だいたい思い込んで、分かっていると思い込んでいる単語こそですね、AA辞典で引くといいと思うんですね。
で、いくつか引いてみました。まずですね、Oxford Advanced Learner's Dictionary、これ手元にあった第8版、OALDの8版で引いてありますが、第3語義に、jealous of something、ちなみに形容詞ジェラスで引きました。これの形容詞の副詞系ということで、今回ジェラシー、ジェラスリーなんでね。
形容詞ジェラスの第3語義、jealous of somethingで、wanting to keep or protect something that you have because it makes you feel proudということなんですね。これ例えばですね、例文。
これだけで、まず多くの、私も含めてなんですけれども、英語学習者驚くんではないでしょうか。普通嫉妬深いというふうに訳すこのジェラスですが、人が持っているもの、そして自分が持っていないものを羨むということで、嫉妬って受け取っていますよね。
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ですが、英語では、なんと自分のこともジェラスできるということが、この第3語義でわかるんですね。もう一度定義を見上げますと、wanting to keep or protect something that you have because it makes you feel proudということです。
そして改めて例文。They are very jealous of their good reputationということで、彼らは、もうすでに持っている名誉、good reputationですね。良い名前、良い評判をvery jealous、これはだから嫉妬深いとか嫉妬しているとは訳せないわけですよ。すでに自分が持っているんで。つまりこの場合は、失いたくないということなんでしょう。
ずっと保持していたいという意味で、つまり自分に返ってくるジェラスというのが英語ではあるんですね。ここが非常に重要なポイントになってきます。
他のAA辞書でも、だいたい同じです。例えばeldos5、これも手元にあったものなんですが、ロングマンのAA辞書ですね。
Jealous of something formal wanting to keep or protect something that you have because you are proud of it これ、ほぼ先ほどのと一緒ですね。
フォーマルっていうのは、少し固い場面で使われるというレーベルですね。そのまま読み上げてしまいましたが、意味はwanting to keep or protect something that you have because you are proud of it ということで、例えば例、文というか句として、
a country jealous of its heritage こんな言い方があるんですね。country jealous of its heritage, its own heritageということですから、自分に返ってくるんですよ。すでに持っているものを失いたくないという気持ちなんですね。
もう一つだけ、ケンブリッジの辞書ですね。AA辞書ですが、例文をあげたいと思いますね。
The exact location of the hotel where the royal couple is staying is a jealously guarded secret.
これいいですね。a jealously guarded secret このjealouslyに括弧してイコールでcarefullyと訳っていますかね。グロスがついています。
つまり、これ嫉妬深く守られた秘密と訳したくなりますが、そうではなく、これバレると困るから、とにかく伏せておくのに一生懸命、伏せておくのに慎重に用心深くということですよね。
そういう意味でのjealously、まさにcarefullyに置き換えられるjealouslyっていうのがあるんだということなんですね。
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今のjealously guarded secretのように、実は今回の問題の例文のように、guardとjealouslyが協議する、コロケートする例というのがかなりあるんですね。
BNC、British National Corpusで調べたところ、41例、guardと組んでいるcarefullyではなくjealouslyがあるんですよ。
つまり、何のために守るかというと、これjealously嫉妬深くというよりは注意深くなんですけれども、あるいは慎重になんですけれども、
何のためにその慎重さを出すかというと、失いたくないからという気持ちが背後にあるんですね。
失いたくないからガードするわけですよ。守るわけですよ。
ここの失いたくないから、常に持っていて貴重だと思っているが故に、どうしても失いたくないっていう時に、このjealously使うわけですね。
特にガードと組むわけですよ。
他にコロケートする動詞としては、やっぱり守る系が多いです。
Defend, preserve, resist, hide, hold on, protectのように、何が何でも隠しておきたいとか、守り通したいであるとか、何が何でもしがみついておきたい、hold onみたいな用語ですよね。
つまりですね、これ、もうすでに持っているものを何とか頑張って失わないように、注意深く、慎重にという意味で嫉妬ではないんですね。
さあ、この用法なんですけれども、OEDで調べますと、jealousという、やはり形容詞で引いてですね、6aのところに載っている語彙なんですね。
Suspiciously vigilant against or to prevent somethingという解釈がついていますね。
この書例は1601年からということで、近代ぐらいからある用法ということなんですよね。
このjealousという単語が入ってきたのはもう少し前、そしておとといのコメント欄でですね、複数名のコメントをされた方が指摘したようにですね、これ、
jealousはゼラス、熱望してとか熱心にというあの単語とですね、実は二重語なんです。
なので、熱心にというゼラスリーの意味が、ジェラスリーという今回のところに反映しているのではないかというようなですね、見方もあったわけなんですが、
それとは今回ちょっと別枠でですね、今日私が紹介している、お話ししている解釈は、またそれとは別になってくるんですけれどもね、これはこれであの
ジェラスとゼラスの二重語という話題で、このヘルディオ的な語源の話題になってきて、これはこれで面白いわけなんですが、今回はですね、私の解釈としましては
いろいろ辞書を調べ、OEDも調べ、そして何よりもブリティッシュナショナルコーパスで調べた結果ですね、このジェラスリーとガードというのは非常に相性が良い
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凶器する、そしてその気持ちはというと慎重にとか注意深くなんですが、背後に失いたくないという気持ちが強くある
この意味を込めてのジェラスリーなんですね、なので今日の問題の部分をどう日本語に訳出するかというのは一言では難しいかもしれません
説明的に括弧して、どうしても守り抜きたいからガードするというような説明的な解釈ということになりますけれども、そのつもりで改めてですね
今日の問題の文なんですけれども、スキートはゴーストワードなる本来ない語をですね、辞書に収録するということに対しては大反対なわけですよね
こんなことはあってはいけないというふうに怒っているぐらいなんですよ、怒っているぐらいなんですけれども、この文脈でこの文ですね
となるわけですね、つまり自分たち辞書編参者なり文献学者なりは絶対に守らなければいけないことがある
今回ですねガードアゲインストということでその後に否定的な補文が続くのでちょっとひっくり返ってはいるんですけれども
逆に言いますと正当な単語のみを辞書に収録すべきだという大方針があるわけですね
これは何が何でも守り抜かなければいけないという覚悟があるっていうことなんですよね
そのためにそうでない、つまり幽霊語のようなものはジェラスリー、これは慎重にですよね
用心深く排除しなければならない、入ってくる隙、幽霊語が辞書に収録されてくるようなそんな隙を見せてはいけない
そんなチャンスはですねすべて排除して抵抗して払いのけるべきだという強い意思と言いますかね
あるいは思いが入っているジェラスリーなんです
なのでもちろんcarefullyでもいいと思うんですね
いいと思うんですけれどもジェラスリーとしたことでじゃあなぜこんなにケアフルになっているかというと
我々には辞書編参者には大義がある本当にあるリアルな単語のみを載せるという大義方針があるのだから
これは支出しなければならないという背景を感じさせるcarefullyなんですね
それがジェラスリーという副詞になってここでは現れてきてるんだろうと思うんですね
なのでここは嫉妬深くと訳すことはできないのと同時にですね
単に英和辞典に載っている注意深く慎重にだけでもこれは80点は取れるんですけれどももう20点
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ここ解釈上はですね訳としては合格でいいと思うんですけど慎重にで
ここの気持ちはですね自分たちには守るべきものがあるそれをどうしても失いたくないという
思いのこもったそういった意味で強めと言っていいかもしれませんが
強めのcarefreeの意味になってくるということなんだと思うんですよね
このように一語今回ジェラスリーあるいは遡って形容してジェラスなんですが
ここの解釈を深めることによってこの文のあるいはこの文に込められた思い
スキートの厚い文献学者としての主張ですよねこれが浮かびあってくる上がってくるわけですよね
この正読であるとか一語を正しく解釈するということによってもう熱気が伝わってきますよね
その書き手のここが正読あるいは私はあのよく大学の授業などでもこういう
英文正読をやってこれ超正読と呼んでるんですね
一語が大事場合によっては一句頭点が大事ということをですね話すことがあるわけなんですが
今回もなかなかいいお題に出会ったなというふうに思っているんですね
正読の面白み一語にかける書き手話し手の思いこれをですね何とか読み取りたいですよね
そのために正読力をつけていくということはとても英語学習においても大事なことだと思っております
エンディングです今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました
いかがでしたでしょうかこれ私の解釈ということなんですけれども
一度ですねジェラスという単語を手元にある辞書であるとか語源辞典ももちろんですね
弾いていただいたりあるいはですねコーパスなどを使える方はですね
このジェラスあるいはジェラスリーという副詞とですねどんな動詞が他に凶器しているかなど
調べてみるとこの語の英語での意味合いですね
日本語に入ってきたジェラシーという横文字だけではちょっとわからないような使い方があるということなんですね
私もこの語彙今回取り上げた語彙については初めてでですね
しかもジェラスリーガーディッドみたいなコロケーションも気にしたことがなかったので大変勉強になった次第です
ぜひ皆さん精度くやっていただければと思うんですね
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それでは今日も皆さんにとって良い一日になりますように
英語史研究者のほったりうちがお届けしました
21:01
また明日
21:06

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