2025-04-02 25:51

#1403. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第15弾

▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


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- 創刊号(2024年10月28日):https://note.com/helwa/n/ne2b999d5af72

- 第2号(2024年11月28日):https://note.com/helwa/n/n94e9d9a74706

- 第3号(2024年12月28日):https://note.com/helwa/n/na7394ab1dc4c

- 第4号(2025年1月28日):https://note.com/helwa/n/nb6229eebe391


▼2024年12月30日に『英語史新聞』第11号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第11号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


- 第11号:https://keio.box.com/s/kk0jss15l22pz1rpuysa0ys4nkpc3lwr


第11号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

リツイートなどを通じて「英語史をお茶の間に」の英語史活動(hel活)にご協力いただけますと幸いです.


▼2024年第3四半期のリスナー投票による heldio 人気配信回


- 第1位 「#1219. 「はじめての古英語」第10弾 with 小河舜さん&まさにゃん --- 「英語史ライヴ2024」より」 https://voicy.jp/channel/1950/6049608

- 第2位 「#1212. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 --- 「英語史ライヴ2024」より」 https://voicy.jp/channel/1950/6052858

- 第3位 「#1139. イディオムとイディオム化 --- 秋元実治先生との対談 with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/1298775

- 詳しくは hellog 記事「#5645. リスナー投票による heldio 2024年第3四半期のランキング」をどうぞ http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2024-10-10-1.html をどうぞ


▼2024年9月8日(日)に12時間連続生放送の「英語史ライヴ2024」を開催しました.英語史界隈では前代未聞のイベントとなりました.詳細は以下の配信回,あるいは khelf の特設ページを! イベント後は,数ヶ月間かけて各番組をアーカイヴで通常配信していきました.


- heldio 「#1119. 9月8日(日)「英語史ライヴ2024」を開催します」 https://voicy.jp/channel/1950/1296042

- khelf 特設ページ: https://sites.google.com/view/khelf-hotta/英語史ライヴ2024特設ページ


▼2024年8月26日より特別企画「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」」が始まっています.ぜひ特設ホームページに訪れて,ライヴ当日まで毎日1つか2つずつ公開される helwa メンバーによる英語史コンテンツをお楽しみください.


- http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/etc/helwa_content_for_hellive2024/


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英語史の古典的名著 Baugh, Albert C. and Thomas Cable. *A History of the English Language*. 6th ed. London: Routledge, 2013. のオンライン講座です.毎回1セクションンずつゆっくりと進んでいき,内容について縦横無尽にコメントしていきます.シリーズについて自由にご意見,ご感想,ご質問をください.皆さんで議論しながら読んでいきましょう.1回200円です.

https://voicy.jp/channel/1950/570931


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以上,よろしくお願いいたします.

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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語詩ブログの管理者、そして、英語のなぜに答える、初めての英語詩の著者の、ホッタリュウイチです。
英語の語源が身につくラジオ、heldio。英語詩をお茶の間に思っとうに、英語の歴史の面白さを伝え、
裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。 本日は4月2日水曜日です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
本日のお題は、 川上さんの英語のなぜ5分版やってます通信 第15弾です。
川上さんといえば、 この先日の高崎イカホ温泉オフ会でもお世話になりました。
おとといお届けした、heldioボー&ケイブルの読書会でもですね、 素晴らしいコメント、意見により誠読が深まったということがありましたね。
川上さん活躍していただきました。 そして昨日お伝えしました、ヘルヴィリアン4月号。
こちらでも川上さんの存在感は光っております。 もちろん皆さんの間では、
やってます通信、あの川上さんだということがですね、 もう定着してきているかと思いますが、
このシリーズ、もう新年度になりましたけれども、 昨年度分がですね、まだ終わっていません。
あと何回か残っておりますが、今回は第15弾ということで、 非常に熱い質問、
英語に関する 素朴な疑問の中でも、とりわけ受けがいい話題 というんですかね。
こちらが今回取り扱われます。 どうしてこんなに人気の話題なんだろう、というような素朴な疑問が出てくるんですけれども、
このあたり、配信会の中でも定期しておりますので、 ぜひ皆さんも今一度お考えいただければと思います。
ということで行ってみましょう。 川上さんの英語のなぜ5分版やってます通信第15弾です。
どうぞお聞きください。 今日の本題ですけれども、
川上さんの英語のなぜ5分版やってます通信第15弾。 こちらをお届けしております。
ヘルディオヘルアのコアリスナー川上さんこと、 高校英語教員川上先生ですね。
今年度は本当に減るかつ頑張っていらっしゃいまして、 この授業でのですね、いわば本職の高校の英語の授業の中で5分の時間を割いて、
英語子を教育しているということになりますね。 いやこれはですね、もう目頭熱くなってしまいますね私。
03:04
1回1回。 それがですね15回まで来たということで、これはなかなかの異業だと思いますね。
川上さん本当に今年度ですねお疲れ様でしたってまだ終わってないですよね。 まだ終わってないでもうちょっと行くらしいんですが、この今回ご紹介する第15弾はですね、
実は昨年末にすでに川上さんにいただいていたんですね。 2024年12月27日付けて資料をいただいておりまして、少し時間が経ちましたけれども、第15弾ということでですね、お届けしたいと思います。
こちらのチャプターにリンク貼っております。 PDFファイルの形で英語の名前で5分版、やってます通信15という2ページものの資料になりますね。
こちら授業の様子が本当にですね、よく伝わると。 そして川上先生の教え方というんですかね、どういう角度で回答されているのかっていうことも大変よく分かる資料となっているんですが、
今回はどんな高校生の質問に対応されたんでしょうか。 見ていきたいと思います。高校生の英語のなぜ第39問です。というところから始まります。
もうこんなに蓄積してきたんですね。 まず今回の1問目です。月の名前のなんとかBRは何ですか。
なるほど。これはですね、たまに上がってくる質問ですよね。 英語の月の名称のうち9月以降は全て語尾BERのなんとかBRが使われています。これはなぜかという疑問です。
月の名前っていうのは本当に関心を持たれてですね、まあ鉄板ネタ。 英語式的にはですね、この話をしておけばとりあえず大丈夫というぐらいウケがいいんですよね。
今回川上さんも同じような印象、感触を受けたということなんですね。 この詳細はですね、月に関しては私もいろいろなところで発信してきておりますので、ここで川上さんの解説をですね繰り返すということはあえてせずにですね、実際この資料にしっかりと書かれておりますので、お読みいただければと思うんですよね。
非常にわかりやすい図、例字とともにですね、解説されています。 そして結局ですね、なんとかBRという9月以降だけでなく、他の月のですね、語源も見ていこうということで、結局月全体の話題になったということなんですよね。
さあお楽しみは、生徒さんの感想です。ここに私も興味があるんですけどもね、聞いてみたいと思います。 書く月ごとに意味があるのがすごくおしゃれだと思う。同様の意見多数ということで、ここがですね、やはり日本語の数字で管理する1月2月3月というのと異なって、ある種の人格を与えている。
06:23
実際、神の名前ということで人格と言いますか、神格と言いますかね、まああの擬人化しているっていうことですね。 この発想自体に面白みを感じるっていうことなのかなと思うんですよね。
次です。なぜ9月から12月にしかBRがつかなかったのか疑問に思いました。 過去同様の意見多数。これは確かにそうですよね。なんでよりによって9月から12月だけなのっていうのは、これ私も思いましたし、今も思ってますというところですね。
セプテンバーはセブンと最初の部分が一緒で、7月だと勘違いしていたことを思い出し、似ている理由がわかってすっきりしました。
勘違いしていたということですが、これ勘違いじゃないんですよっていうのが今回のポイントですよね。面白いですね。
古代ローマの時代から今まで月の意味をよく受け継いでこれたと驚きました。 ああ、これもちょっといい角度ですね。
なぜ古代ローマからこんなに長続きしてきたのという、すごく歴史感覚のある生徒さんですよね。 これ英語とはまた別の点でですね、なかなかセンスがいいんではないかなと。
普通変わるもんでしょ、みたいな発想が前提にあるっていうことですからね。 これいいと思いますね。
月の名前の由来も神だったり皇帝だったりしてかっこいいし、一月ごとに大切に生きていたんだなぁと思います。
おお、なるほど。グッと自分に引きつけて、自分の人生に引きつけて、一月ごと大切に生きないといけないなというのを感じたんでしょうかね。
いいですね。 ローマの神様や皇帝等を元にしているのを見て、相当ローマのことが好きだなと思って面白かったです。
結局西洋では今の今までこのローマの神様や皇帝等を元にしている名前を使っているわけですから、確かにローマのことをよっぽど好きなんだなとか、よく今まで続いてきたなっていう先ほどの質問にも近いかもしれませんね。
これも面白いですね。 それぞれの月には意味があり、その中でも魅力的だったのは1月の門の神です。
門の神と言われると1年がスタートする、気持ちを切り替えるような感じがするからです。 ジャニュアリー、これはいいですよね。
年の切り替わりという発想、非常に強いですからね。 去年のことは水に流して新しい年、新しく始めるというね。
これすがすがしいですよね。 次です。
09:00
なぜ3月から始まるのか疑問に思って少し調べてみると、その時代の古代ローマでは領土拡張のため常に戦争していて、気温が下がると争いができなかったらしい。
だんだんと暖かくなり出すのが3月なのかなと思った。 うん、そうですね。これは今でも一緒ですかね。
ロシア、ウクライナの戦争も冬は動きづらいということですね。
次です。この話題からローマやラテン語に興味が湧き、自分で調べてみたところ、ラテン語はイタリア半島中西部の一都市の言語として生まれた言語で、そこから古代ローマが勢力を拡大し広まっていったということが分かりました。
ですが昔の時代にどうやって一都市の言語をそこまで広められるのか、とても疑問に感じました。
ローマが勢力を強めた地域にも元々使っていた別の言語があると思うし、違う言語同士どうやって仲を深めたり、理解し合ったりしたのか、翻訳機がない昔の時代にどうやって言葉の壁を越えてきたのか、英語や言語に対する謎がとても多いなと感じました。
うん、いいですね。まさに言語学の入り口に立ち始めているということではないでしょうかね。
自分でラテン語について調べたということで、これはですね、なかなか融合なんではないでしょうかね。この生徒、楽しみです。
ジャニアリーからオーガストはバラバラで覚えにくいと思っていましたが、なんとかバーはラテン語で月、他の月も様々な意味が込められていて面倒だと思っていた月の暗記ももっと早く意味を知っていれば楽しかったのになぁと思いました。
またローマは1年のスタートが春だと知り、自分の中では当たり前のように1月から新年という考えが固定されていたことに気づきました。
なるほど。
日本にも昔使われていた月の名前があり、カンナ月など神という語が入っている月もあって、文化は違うけれど神を尊重しているのはどこも同じだなと感じた。
これはまさに日英対象言語詞ですね。
ムツキ・キサラギ・ヤヨイで始まる個別の名前があったということを別途知っていると、こういった比較が可能になるっていうことですよね。
世界史、日本史、日本の古部、いろいろな分野が関わって、この英語史もですね、魅力が増すということだと思うんですよね。
これも本当に川上さん素晴らしい教育をなさっているなというふうに思っております。
その川上さんのコメントですね。
生徒は前後5問の中から1つ選んで感想提出しています。
その中で最も数多く集まったのがこの回です。
内容も様々で興奮気味なものや、のびのびと発想を羽ばたかせるもの、自分で調べてみたなど楽しんでいる様子です。
似ているところでは第18問で、曜日の名称Wednesdayを扱った際も関心が集まったことを思い出しました。
12:03
そして、曜日や月の名称には私はそれほど惹かれることはないのですが、生徒には大変受けが良い話題です。
ギャップを感じます。
なぜでしょうか。
これね、私も川上さんとやっぱり同じでですね、なんでなんですかね、これ受けがいいの。
この話題はですね、外したことがないので、話に困ったらですね、曜日と月を話しておけばいいぐらいに鉄板ネタなんですよね。
私もですね、最初にこの話を聞いた時どうだったかな感想は覚えてないんですけれども、もしかしたら興奮したかもしれませんね。
ただ、こういう知識1回知ってしまうと、なるほどとその時は思って、あと定着するので、当然2回目以降は興奮しませんよね。
そしてそれをですね、ある意味、教えたり伝えたりする側になってですね、かれこれこの人生でもう100回以上この話は私もしていると思うんですが、そうするとですね、当然あの私の中ではすり減ってくるわけですよね。
ですが毎回初めての人が聞くとですね、生徒、学生が聞くとやっぱりですね、これ興奮するんですよね。
なので最初の感覚がわからないので、なんでなんだろうというのはですね、本当に川上さんと同じなんですけれども、今回ね、生徒さんからの感想を寄せていただきましたよね。
その一番最初にね、各月ごとに意味があるのがすごくオシャレだと思う。同様の意見を出すという、こういうコメントがありましたよね。ここにヒントがあるのかなというふうに思ったんですよね。
つまり固有名詞っぽいと言いますかね。月の名前が現代の日本語では1月2月っていうふうに数字で管理されていて、味気ないですよね。
非常に面白みがないということになるわけですが、ここに擬人法を載せてですね、ある人格って言いますか、深刻に固くするということが行われていますよね。これが想像力をかきたてるのかなと。
曜日の名前も一緒ですよね。そこで思い出したんですけれども、この月の名前とか曜日の名前というのは大文字で書きますよね。
少なくとも英語の場合、他の言語ではまた別だったりするんですが、大文字で書くということは、やっぱり固有名詞感っていうのがどこかに残ってるんですね。
実質的には、機能的には普通名詞と考えても良さそうなんですが、固有名詞っぽい見栄えをしているし、語源的にはまさに固有名詞なわけですよね。
これ、名前学でですね、固有名詞の勉強をしていた時に、私も思ったんですが、言語ごとにですね、この月の名前や曜日の名前という、いわゆるサイクルものですよね。
つまり同期間で必ず繰り返されるので、何度も巡ってくる。だけどそれを普通名詞として見るんではなく、より固有名詞っぽく見る言語文化っていうのがあるんですよね。
15:10
一方で、普通名詞っぽく見る文化もあったりするんですよ。この辺り、何が固有名詞かっていうことを考え出すときにですね、これグラデーションだっていうことがわかるんですね。
これ結構面白い問題でですね、これ別の機会にまた話したりするの面白いかなと思うんですね。
実際ですね、去年一昨年あたりですね、名前学に凝っていたときに、いろいろこのお話ししてるんですけれども、例えば病気の名前なんかもですね、例えば比べてみるとですね、コロナっていうのは、つい最近我々苦しめられたばかりなので、まだそこに固有名詞性を感じますよね。
つまり何か特別な敵である、病原菌であるというような意識があります。一方でインフルエンザとなると、今でも脅威ではありますが、それでも昔からあるもんだという意識があるので、薄まっていわば一般名詞っぽい感じがする。少なくともコロナとインフルエンザというふうに比べたときに、コロナの方が固有名詞としての主張がちょっと強そうな感じしませんかね。
そして落ちてインフルエンザ。さらに落ちて一般の風邪という、まさに普通名詞になってきますよね。そして時間が経てば、コロナもですね、インフルエンザと同じように。で、さらに時間が経てば、普通の風邪の一種となって、いわば普通名詞化していくということはあると思うんですよね。このあたり商標の問題も関わってきますので、御所マミさんまたなんですよね。御所さんとまたいろいろ話したいなと思った次第なんですけれども、
とにかくですね、ちょっとずれてしまいましたが、このように月目、日本語では数字を使って極めて無味乾燥な響きがあるものに対して、英語その他の西洋の文化ではそれに一つの人格を与えているっていう、このあたりの発想の違いというものが受けるのかなぁなんて思ったりするんですがいかがでしょうか。
ですので、ムツキ・キサラギ・アヨイ、これが当たり前のように受け入れられていた時代に、同じようにですね、この英語の月の名前をですね、示した時に、今の生徒が感じているような同じような興奮が引き起こされるかというと、そうでもないのかもしれませんよね。このあたりに秘訣があるんではないかなと考えましたが、川上さんいかがでしょうか。
そして他の方もですね、これ、なんでこんなに生徒に受けが良いのか、これ私自身の疑問でもありますので、ぜひですね、お考えがありましたらお寄せいただければと思います。すごく知りたいんですよね、私もね。ありがとうございます。
さあ次、第40問です。英語はなぜAなのですか。漢字のAですね。これ極めて素朴な疑問ですし、突き詰めたら大変な話になっていくということは知る人ぞ知るなんですが、逆に言えば良い質問出したなあというところですよね。
18:22
何をどこまで答えればいいのだろうかというふうに、教師の力量を試されているような問題だと思うんですよね。さあ川上先生はいかに答えたのか。
英語という語の由来に関する質問です。英国かっこイギリスの語という意味なわけですが、漢字Aの由来とイギリスの国としての成り立ちとの2つを説明することにしました。
なるほど。まずは漢字のAです。これは江戸時代日本に入ったポルトガル語イングレスにAキツリですよね、という3文字の熟語、これを当ててイギリスと読んでいたことに由来します。
イングレスは英語のEnglishに由来していますので、国名イギリスは国名ではないEnglishから発しているというズレがあります。
Englandならわかるんですが、Englishはその形容詞形ですよね、あるいは言語名ということで、国名そのものからイギリスは来ているのではないというちょっとしたズレがあるというポイントの指摘ですね。
これナイスですよね。 ついでにEnglishの由来にも触れました。
西暦400年ごろ、いずれブリテン島にやってくることになるアングル人、アンゴーが住んでいた土地の地形と思われるツリバリ、アンゴーに由来します。
現在のドイツのデンマークとの国境近くの地域です。
そして次にイギリスの国としての成り立ちにまで話を進めていますね。
そうしますと国旗の話題であるとか、さまざまな国語の話題になってきますよね。
このあたりも丁寧に説明されたことかと思います。
さあ、生徒の感想です。
イギリスは単純な一つの国ではないので、いろいろな文化が融合していて面白そうだなと思いました。
英語の話からついにイギリスという国の歴史の話になりましたね。
どんどん進化していってますよね。
3つが合わさってイギリスの国旗ができていると分かり、日本とは全然違っていて興味深かったです。
イギリスの国旗は3カ国の国旗を合わせていることがすごい発想力だと思った。
もし自分が国王だったら考えもしません。
英語と一緒に歴史も勉強になるので嬉しいです。
出ました。これは大変嬉しい。先生にとっても嬉しいコメントだと思うんですよね。
私はイギリスの4つの国についてサッカーで知っていました。
21:00
その時はイギリスはサッカーの強国だから特別4つの国に分けたのではと思っていました。
イングランドが他国を併合して今のイギリスになったと知り、言語と民族と歴史は深い関係があることを理解しました。
アメリカやオーストラリアなどの他の英語の国にも目を向けたくなりました。
素晴らしい展開ですねこれね。
川上さんのコメントです。
イギリスの国の成り立ちは複雑ですので優しい説明にはなりません。
そういう点では今回は短時間ではありましたがイギリスを取り上げる良い機会になりました。
そして生徒からは概ね好感触の反応が集まりました。
これには私が驚きました。
これまで英語のなぜを重ねてきたことで複雑さの耐性、大げさに言えば真実を需要する力がついてきたのかもしれません。
いやーこれは素晴らしい川上さんのコメントでもありますね。
複雑さへの耐性がついてきた素晴らしいの一言ですね。
最後の最後に川上さんのコメントです。
なお特定の回に限定されない感想もありましたのでここで紹介しておきます。
英語のなぜは日本語を普通だと思っているから面白く感じることができる。
英語の語源や昔の言葉などをよく知れて面白いのでこれからも続けてほしいと思う。
普通の生活では気づかない点を知識として身につけられる英語のなぜが最近はとても楽しみです。
川上さんおめでとうございます。
一番欲しいコメントを生徒から引き出したということですね。
これはもう川上先生の勝利ということでリスナーの皆さんもぜひ川上先生に拍手を送りましょう。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。なかなかコアの問題でしたね。
月の話題本当にウケがいいということもありますし、
2つ目のイングリッシュ、イングランドの問題ですね。
これも大変重要な話題です。
英語式的にもすこぶる重要な話題ということでですね、これが高校生に伝わったかなということで大変期待しております。
1年を通じての生徒さんたちの成長ぶりが本当に手に取るようにわかるというのはこのことかと思うんですが、
すでに4月になっておりますのでその生徒さんたちもですね、1学年上がっているわけですよね。
川上さん、さらに今年度もですね、この試み続けるということですので、ますますもって楽しみになってきております。
リスナーの皆さんもですね、ぜひ川上先生への応援、エールを送っていただければと思います。
24:02
そして今日の問題ですね、月の名前、こちらなかなかウケがいいんですよね。
このあたりなんでかなと考えたりしておりますが、皆さんの意見広くお待ちしておりますので、ぜひコメントいただければと思います。
初コメントなども大歓迎ですのでどうぞよろしくお願いいたします。
川上さんにもっと会いたい、もっとお話を聞きたいという方はですね、川上さんのノート記事もありますし、
スタンドFMでの配信会もあります。そして何よりもヘルワ、プレミアムリスナー限定配信チャンネル英語字の和ヘルワにお入りになれますと、
ディスコード上、その他でですね、川上さんと交流することができます。
英語の先生方もこの川上さんの試みに触発される形でですね、この英語誌なんとかしてですね、英語の授業等にも必要なところだけでも結構です。
取り入れていただければ、これ以上の喜びはありません。
こうした喜びのために私は毎日ヘルディオをお届けし、そして毎週川目堂にヘルワをお届けしているという次第なんですね。
新年度なるべく多くの方に英語字の和、加わっていただければと思います。
このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、あなたからのご意見ご感想をお待ちしています。
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それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、英語字研究者のホッタリュイチがお届けしました。
また明日!
25:51

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