おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語詩ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語詩の著者、そして6月18日に研究者から刊行された英語語源ハンドブックの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語詩をお茶の間におもっとうに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は8月10日日曜日です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
本日の話題は、先週土曜日に開催されましたプチ英語史ライヴ from 横浜の午後の部に収録した回をアーカイブとしてお届けします。対談会です。
お相手はおなじみ、城地大学の小川俊さん。ということでですね、ヘルビリアンの先月号、7月号で小川さんが特集記事を書かれております。
主の祈り、ロードスプレイヤーの小英語版ですね。いくつかのバージョンを挙げられているんですが、小川さんの専門とされるウルフスタンという小英語後期の三文作家、ウルフスタン版の主の祈りというのがあるんですね。
こちらを小川さんと私とでですね、解説、音読する回となっております。深い解説にまでは行き着くことができなかったんですけれども、とりわけ音読ですね。小英語の調べ、リズムを感じ取っていただきたいということでですね、
今後反響がありましたら是非、より詳しい解説等も加えていきたいと思いますので、今回のとりわけ音読に注目した回、是非ですね、コメント等をお寄せいただけますと励みになります。
ということで、30分ほどの収録回なんですけれども、ウルフスタン版主の祈りで小英語音読プチ英語史ライブフロム横浜と題しまして、8名ほど他にギャラリーがいる中での収録となりました。大変楽しい回でした。皆さんにも是非楽しんでお聞きいただければと思います。どうぞ。
祈りのプチ英語史ライブフロム横浜、午後の部ということで始まりました。10人が参加している収録会、オフ会なんですけれども、お昼ちょっとゆっくりしてしまいまして、午後のスタートが遅くなりましたけれども、午後の最初は上智大学小川俊さんに参らせていただいておりまして、
8人の方が見守る中で、なかなか広範なところから午後はスタートしたいなと思っております。今日は注目するのは何なんでしょうか。
こちらはヘルビリアン7月号の特集記事、研究者による気候記事ということで、小川さんがものすごいものを投げてきたという。これは充実していまして、90分授業は優位に持ちますね。
2回全然できますね、講座で。もっとご本人はできると思うんですけれども、内容についてはヘルビリアン7月号のほうにお戻りいただいて読んでいただければと思うんですけれども、私は絶賛コメントを書かせていただきまして、
今日はたまたまたくさんがノート記事以上で、この絶賛というか素晴らしいということで、他のエルメイトの方々も素晴らしい記事だということで、非常に内容が多いです。
こちらを小川さんをお迎えしているので、どういう形で料理するのがいいでしょうかということを先ほどまでも考えていたんですが、濃くやり始めると時間って止まらなくなりますよね。
なので、原点に帰ってと言いますか、小川さんのウルフスタンへの注目、研究テーマとしている小英語の3文作家なわけなんですけれども、主の祈りというキリスト教の祈りの文句ですが、
これはいろんなバージョンっていうのが世の中に残っていまして、小英語でもいろいろとある。
それは作家によってもあるし、同じ作家が書き手でも違う機会、違う文脈で書き込んだりっていうことがあったりしますし、後、韻文バージョン、詩のバージョンだったりとか、いくつかあって、これ調べるとやっぱり違うんですよね、それぞれ。
韻文だけ見ても、韻文それぞれで違いますし、3文だけ見てもそれぞれで違ったりとか、一つとして同じようなものがないっていうところ。
そこ面白いですよね。内容としては主の祈りなんで、祈りの文句ということで大きく趣旨はずれないわけなんですが、それを表す一言一句に込めたそれぞれの作家の思いとか、レジスターみたいのがあってっていうところで、
もちろん岡田さんが推すのはいろいろある中で、
岡田 ウルフスタンです。
吉田 ウルフスタンということになりますよね。
今日はウルフスタン版、先ほどの記事にいくつかのバージョンが引用されているんですけれども、
ウェブ上でも見られますし、大元のPDF版がありますよね。
PDF版で言うとページ番号が3ですかね。
3ページの下の方にある。
そして我らがウルフスタンですということで、
こちらの5行ほどなんですけれども、
これを今日は音読するという形にいきますかね。
もちろんこれ意味取り出したらちゃんとね、こういうものの授業になっちゃいますね。
吉田 それこそシリーズものになっちゃうんじゃないかって。
岡田 なりますね。
新たなシリーズ始める。
古いシリーズが終わったかのような感じがしているので。
生なんでですね、いろいろとコメント寄せていただいておりますが、
先に本題に入る前に読み上げておきたいと思いますが、
菊蔵さんですね。
まさにあわしごとです。
かと思いますね。
ということで、読みますか。
お英語音読で初めての方はちょっと面食らうんじゃないかと思うんですけれども、
まずスペリングからしてね、
現代ごとに手もにつかないものが多いと思うので、
どうやっていきましょうかね。
一行で区切りますか。
そうですね。
じゃあまずはウルフスタンを熟知している小川さん。
ご自身の音読ということで、一番上手いはずなんでね。
一行でいきますか。
わかります。じゃあこの僕が印刷した手での一行ですね。
そしたらいきます。
では流れるような感じですよね。
これ他のバージョンと比べていただきたいというのがこの記事の趣旨かと思うんですが、
まずはウルフスタンをということですね。
じゃあ私も読んじゃっていいですか。
今日は二人ですけど大変じゃなくて。
いきます。
英語
ということでよろしいですかね。
ちょっと見慣れない文字も初めての方はあるかもしれませんけれども。
まず読みますか。
今日は音読です。
長いですね。
そうですね。ちょっと2読みが一番長くなりますけども。
じゃあいきます。
流れるようですね。
これ流れるように読むのは結構ね、訓練が必要かと思うんですけども。
英語
よろしいですかね。
祈りですからね。
心込めてね。
3行目でいきますか。
これ一番短いですかね。
英語
で、次4行目いきます。
英語
そして最後の行ですね。
英語
ということですね。
これは当時のキリスト教徒であるイングランの人々は、
これに似たものっていうか、このままじゃないかもしれませんが、
これを唱えていたという可能性は高いわけですよね。
今、なかなかお二人とも生なんですけれども、流霊に行ったんじゃないかなという感じはありますよね。
初めて英語を聞いた方は、こういう響きなのかっていうことがあるんですが、
これ記事読んでいただければわかるんですが、
やっぱりリズム感があって、
他の書き手が書いたものとか、
他のバージョンと比べてもやっぱり特徴があるっていうような。
違うんですよね。
それがとても面白いところで、
この記事だとより詳しいところを掘って、
どういうところに特徴があるかっていうのを活字で説明をしているんですけれども、
やっぱりリズムが、読んだだけでもなんか違う感じがしますよね。
違いますね。
この記事を私も読んで後で、今、語呼英語を読み上げてやったので、
どこがポイントかってのを分かりながら、
ちょっと気持ちの中で強調というか、
ここは他の書き手では出てこないぞっていうところが分かってるので、
気持ち入りましたね。
これなんですけれども、目の前にプリッツさんがいらっしゃいまして、
プリッツさんはジェミナー、AIを使って語呼英語を読んだり、
学ばれてるという前の配信会でいろいろとったんですが、
そうするとこれはもうだいたいわかると。
そうですね。私が読んでたのはウエストサクソンゴスペルズって、
たぶん一番基本的な主の二乗りの語呼英語版だと思うんですけど、
まず初っ端からエラっていうのがきて、
これが見てないぞ、この単語はと。
っていうのが初っ端からきて、
おー、ウルフスタン全然違うと。
兆候がね、やっぱり全然違いますね。
使ってる単語がやっぱり所々違うので、
なんだこれって言って、
今回ウルフスタンもジェミナー君に教えてもらって、
勉強してきましたけど、伏しが多いんですよ、なんか。
確かに。そのことを東川さんも語られてますが、
最初のエアラっていうのが、これは関東詩ですか?
関東詩ですね。
あーとか、特に意味があるわけではないですけども、
非常に感情が高まっていることを表現する。
よく英語で使う関東詩なんですけど。
これ他のバージョンではあまり出てこない。
出てこないですね。
祈りの文句なので、
極まるというか、これから祈りをする準備としてね、
王とかエアラっていうのはありそうですが、
通常は入ってないことが多いですよね。
他の詩の祈りだと入っていない。
ここからして、やっぱりちょっとユニークというか、
場合によって痛むぐらいの。
そんな面白い意見ですね。
やっぱりウルフスター、両方知っていると
ウルフスターというふうに答える方も多いってことですかね。
彼は世俗との付き合いがすごく多かったので、アルフリッジに比べると。
アルフリッジは修道ですからね。
本当にずっと修道院にこもって教育と執筆をという人だったので、
ウルフスターも非常に世俗的な、ある種政治家みたいな形できた人なので、
そういう意味だと、もちろん非常に重要な地位にいた接触者なので、
基礎教の教えはしっかり守ってたはずですけど、
そうじゃないものに対しての許容もアルフリッジよりはあるのかなっていうのが僕の考えです。
そういう人もいるだろうみたいな。
そういう感覚があるのかなって。
やっぱり面白いですね。立ち位置とご分体が今の説明だと反映してるっていうか、
相関関係があるみたいなことで面白いですね。
そうするとね、飲みに行くのやっぱり。
というところで皆さんお考え。
これはなかなか究極のお問いで、面白いかなと思いますよね。
これを真に決めるためには、
やはり二人の軍隊を比較したり、
いく必要があるということで、
これはシリーズ化と言いますか、
今日読んだ部分が、むしろ初めて聞いた方は、
これが標準みたいな入り口になって、
アルフリッジをこれから読むと、
なんかつまんないなと思うかもわからないですね。
非常に簡潔でわかりやすいなと。
なるほど、そういう利点はありますね。
あと、韻文バージョンも韻文バージョンで。
韻文バージョンはまたリズムがひとつ違う。
同韻とか法英語のリズムにかなってるんで、
というところはありますね。
読むだけでも面白いと思います。
だけどこのエルディオンの対談を通して、
だいぶウルフスタンが一時期よりは、
アルフリッジ出ないくらいだよね。
一度、和田さんが記事にもリンク貼っていただいたりしたんですけれども、
ウルフスタン推しで行くのが面白いかなという。
私もやっぱり勉強のアルフリッジが基本っていう感じがずっとあったんですが、
聞いていくと面白い方法があるんだなということで勉強になりますね。
そうなんですよね。文学誌とか法英語の教科書みたいなのとか、
必ずウルフスタンもアルフリッジと同じように扱われてはいるんですけど、
もう一歩の踏み込みはほとんどないんですよね。
みんなアルフリッジばっかりで、
もちろん研究がウルフスタンの方が進んでないっていうのが一番理由なんですけど、
なのでこのエルディオンを出発点にして、
そこから狼医師さんを広めていくという。
研究を頑張られているのは狼医師さんということですね。
狼医師さんは英語語芸ハンドブックでも大いにお手伝いしていただきまして、
しかも地元の西メラに印刷名を上陸させたという。
そうなんですよ。
初、あれはXでも出させてもらったんですけど、
あれはうちの母なんですか?
お買い求めいただいたということで、
西メラ出身の小川俊さんがウルフスタンを売るというような形で、
私も勉強しながらこういう機会にお手伝いさせていただければと思っております。
このヘルビディア7月号、これはなかなかない質の記事なんですよね。
そうなんですよ。
ということで改めましてリンクも貼っておきますので、
お読みいただければと思います。
エルディオンのリスナーさんにすごく気を使って書いてくださってるんですよ。
なので完全にヘルビディアン仕様で書いていただいている書き下ろしということなんで、
こんな貴重なことはないということで、
一度これが出た後でお話ししたいなと思って、
意外と久しぶりですか?
久しぶりです。学期末で。
二人とも忙しくてみたいなことだったんですが、
これからもまたコーヒーとでというか、
細かいところもお酔いできるということで。
新しい初めての小英語シリーズになっていくと思います。
今日はその頭出しって感じですね。
ぜひ皆さんも小英語音読楽しんでいただければと思います。