2025-05-23 57:16

#1454. 嶋田珠巳先生といっしょにコメント返し

▼緊急告知! 2025年6月18日に本が出ます


📙唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著),福田 一貴・小河 舜(校閲協力) 『英語語源ハンドブック』 研究社,2025年.


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- 詳しくは研究社のHPをご覧ください:https://www.kenkyusha.co.jp/book/b10135166.html


▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


▼heldio のビデオポッドキャスト版を Spotify で始めていますので,そちらのフォローもよろしくお願いします.


https://open.spotify.com/show/0xOyOIXBUrIZbnwSLeJsSb?si=zH5V2CjkS0ekqNz5ro7caw


▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」が2024年10月28日に創刊しています.第4号まで公開されています.


- 創刊号(2024年10月28日):https://note.com/helwa/n/ne2b999d5af72

- 第2号(2024年11月28日):https://note.com/helwa/n/n94e9d9a74706

- 第3号(2024年12月28日):https://note.com/helwa/n/na7394ab1dc4c

- 第4号(2025年1月28日):https://note.com/helwa/n/nb6229eebe391


▼2024年12月30日に『英語史新聞』第11号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第11号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


- 第11号:https://keio.box.com/s/kk0jss15l22pz1rpuysa0ys4nkpc3lwr


第11号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

リツイートなどを通じて「英語史をお茶の間に」の英語史活動(hel活)にご協力いただけますと幸いです.


▼2024年第3四半期のリスナー投票による heldio 人気配信回


- 第1位 「#1219. 「はじめての古英語」第10弾 with 小河舜さん&まさにゃん --- 「英語史ライヴ2024」より」 https://voicy.jp/channel/1950/6049608

- 第2位 「#1212. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 --- 「英語史ライヴ2024」より」 https://voicy.jp/channel/1950/6052858

- 第3位 「#1139. イディオムとイディオム化 --- 秋元実治先生との対談 with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/1298775

- 詳しくは hellog 記事「#5645. リスナー投票による heldio 2024年第3四半期のランキング」をどうぞ http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2024-10-10-1.html をどうぞ


▼2024年9月8日(日)に12時間連続生放送の「英語史ライヴ2024」を開催しました.英語史界隈では前代未聞のイベントとなりました.詳細は以下の配信回,あるいは khelf の特設ページを! イベント後は,数ヶ月間かけて各番組をアーカイヴで通常配信していきました.


- heldio 「#1119. 9月8日(日)「英語史ライヴ2024」を開催します」 https://voicy.jp/channel/1950/1296042

- khelf 特設ページ: https://sites.google.com/view/khelf-hotta/英語史ライヴ2024特設ページ


▼2024年8月26日より特別企画「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」」が始まっています.ぜひ特設ホームページに訪れて,ライヴ当日まで毎日1つか2つずつ公開される helwa メンバーによる英語史コンテンツをお楽しみください.


- http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/etc/helwa_content_for_hellive2024/


▼X(旧Twitter)上で「heldio コミュニティ」が開設しています.


Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のリスナーさんどうしの交流と情報発信の場です.heldio やそこで配信された話題を「待ち合わせ場所」として,英語史やその他の話題について自由にコメント・質問・議論していただければ.heldio が広く知られ「英語史をお茶の間に」届けることができればよいなと.今のところ承認制ですが,お気軽に申請してください.

https://twitter.com/i/communities/1679727671385915392


▼「英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む」シリーズ(有料)を展開しています.


英語史の古典的名著 Baugh, Albert C. and Thomas Cable. *A History of the English Language*. 6th ed. London: Routledge, 2013. のオンライン講座です.毎回1セクションンずつゆっくりと進んでいき,内容について縦横無尽にコメントしていきます.シリーズについて自由にご意見,ご感想,ご質問をください.皆さんで議論しながら読んでいきましょう.1回200円です.

https://voicy.jp/channel/1950/570931


▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています


「英語史の輪」にこめる想い


1. レギュラー放送は,これまで通り,最大限に良質な内容を毎朝お届けしていきます.プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」のための課金の余裕がない方々(例えば中高生や英語史を真剣に学びたい苦学生など)は,無料のレギュラー放送のみを聴き続けていただければと思います.レギュラー放送では,皆さんに最良の放送をお届けし続けます.


2. プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」で得た収益の一部は,レギュラー放送の質を保ち,毎日円滑にお届けするための原資とします.


3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.


4. ときに khelf(慶應英語史フォーラム)やプレミアムリスナーにも協力していただき,hel活の新機軸を打ち出していきたいと思っています.企画本部としての「英語史の輪」です.

5. ぜひとも「英語史の輪」のプレミアムリスナーになっていただきたい方


 ・ hel活を応援したい方(資金援助,広報支援,盛り上げ係りなど.研究者,学生,一般の社会人など職種や専門は問いません.)

 ・ 毎日もっともっと英語史に触れたい方,レギュラー放送では足りない方

 ・ 私(堀田隆一)の話をもっと聴いてみたい方

 ・ レギュラー放送のような一般向けの話題にとどまらず,もっと専門的な英語史の話題も聴いてみたいという方

 ・ レギュラー放送で言えない/配信できないような「低い」話題(対談のアフタートークや飲み会での雑談など)も聴きたいという方

 ・ パーソナリティおよびリスナーさんどうしで,もっと交流したい方


以上,よろしくお願いいたします.

サマリー

このエピソードでは、明海大学の島田珠美先生との対談のコメント返しが行われ、リスナーからのさまざまな感想や質問が紹介されます。対談では、英語の多様性やアイルランドの言語状況について意見が交わされ、リスナー間の交流が深まります。また、島田珠美先生はアイルランド文化や言語に関するコメントに対し、特にアイルランド語の影響や表現方法について詳しく掘り下げます。さらに、英語という選択をテーマに、言語とアイデンティティの関係についても考察が行われます。第1454エピソードでは、島田珠美先生との対話を通じて、選択と言葉の使い方が深く掘り下げられ、アイルランド語学習や文化に関する話題が取り上げられます。アイデンティティや母語についての考察も進められます。このエピソードでは、社会言語学や言語能力に関する深い対話が展開され、特にアイルランドにおける英語の選択の重要性が強調されています。また、アイヌ人や琉球人などの少数言語話者に対する理解や配慮についても考えが深まります。最後に、島田珠美先生はコミュニケーションの重要性や編集者とのインタラクションが新しい視点を提供することについて語り、「英語語源ハンドブック」の発売に向けた期待感も示されます。

英語語源ハンドブックの話題
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語詩ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語詩の著者、そして2025年6月18日に発売予定の英語語源ハンドブックの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio、英語詩をお茶の間にをモットーに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は5月23日金曜日、英語語源ハンドブック発売まであと26日です。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
英語語源ハンドブックのAmazon新着ランキング、英語部門で相変わらず第一位をキープしております。
いやーいい感じでスタート切りました。発売まであと26日ということで、まだ発売になっていないのかというようなところなんですが、もういろいろとですねお話ししているような気がするんですけれども、このheldioでも毎日一つ何か英語語源ハンドブック関連の話をしていこうと思っているんですが、
今日はみなさんに一つお考えいただきたいことがあるんですね。 英語語源ハンドブックの売り言葉の一つとしてですね、
こういうのがあります。 約1000の基本語について意味、語形、発音の歴史的変化や単語間の隠れた絆を徹底解説、
見慣れた単語から英語が四次元的に見えてくる というこの四次元的に
という文言なんですけれども、これは強調者や編集者の方とですね、最後の最後のタイミングで何をもって四次元、つまりどの四つなのか、どんな側面四つなのかということでちょっとした議論があったんですね。
それぞれが異なる4つを挙げたと言っても過言ではないんですね。 そもそも4つで収まらない、5つだとかですね、さらにそれ以上だという議論もあり得るわけですよね。
ただですね、キャッチーなのはやはり四次元という決め打ちの4という数なわけですよね。 そこに合わせたという正直なところはあるんですが、これは逆に言うとですね、どのように捉えることもできる
文言ということになりますね。 どのようにでもというとちょっと投げやりな聞こえ方になるかもしれませんが、そうではなく
想像力次第で読者の皆さんの考え方次第で何次元にもなり得る この点ですね皆さんにもお考えいただきたいんですね。
英語が要するに多次元的に見えてくるということなんですが、この多次元 あるいは四次元というのであれば4個なわけですが
皆さんはどの側面を挙げますか? これ自体が非常に面白い問いだと思うんですよね。10人いれば10の答えがあるかもしれません。
今から26日後の 英語語源ハンドブックの発売にご期待ください。
島田珠美先生との対談
さあ本日の話題なんですが、島田珠美先生と一緒にコメント返しという 特別回です。これは何かと申しますと、おととい3回に渡るそして3週間に渡る
明海大学の島田珠美先生との対談シリーズが終了いたしました。 島田先生は英語という選択アイルランドの今という本を
2016年に岩波書店から出版されております。 私もこの本が好きだということでですね
対談を申し込みまして、それが叶いまして、今回3回3週間に渡り 著者対談シリーズをお届けしてきたという次第なんですよね。
コメントもたくさんつきました。そしてこの本を購入して読まれたという方もですね 多くいらっしゃいます。そこでこのコメントを島田先生と共有しながら
しかもコメント返ししてしまおうという上手い機会が訪れたんですよ。 これ測ったわけではなく、これ本編聞いていただければわかりますけれども
8割ぐらい偶然です。 うまくタイミングがあったら良いなという希望はありましたが、これは本当にですね
たまたまということなんですね。なので私にとってももちろんラッキーですし、そしてお聞きの皆さん この英語という選択という本を手に取って読まれた方にとって
そして著者対談シリーズを楽しくお聞きいただいた方にとっては これは本当にですねラッキーな朗報というべきものなんですよね
しかもですね今日に乗りましてなんと5チャプターですか 取ってしまったんですよ。これがまた止まらなくてですね
面白くって 過去3回のシリーズ回それぞれにリスナーの皆さんから寄せていただきましたコメント
これを一つ一つ読み上げながら 著者であり対談者である島田先生が直々にコメントバックされているという
素晴らしい機会に恵まれました。こちらですね 必聴です。この機会に改めて対談シリーズ3回を聞き直していただいたり
あるいはまだ聞いていない方がいらっしゃったら是非ですね 第1回から聞いていただければと思います
リスナーの声
各チャプターにシリーズ各回へのヘルディオリンク あるいはその他の関連するリンクを貼っておりますので是非訪れていただければと思います
それでは島田珠美先生とのトークです コメント返し行ってみましょう
おはようございます。本日は明海大学の島田珠美先生に お越しいただいているんですけれども
先日ですね3回にわたる前のシリーズですね こちらが終わったばかりなんですが
実はオンエアが終わった後にまた別途来ていただいてですね 研究室で今お話ししようとしているっていうすごい良いタイミングでですね
お越しいただいたんですよ 島田先生今日もよろしくお願いいたします
実を言いますとYouTube収録した後なんですよ 井の穂田で今日来ていただいて
三鷹キャンパスにですね その後にまだ話し足りないみたいな感じで私がいろいろ聞きたいということで
研究室に連れ込んでるんです ちょうどオリシも前のねこれ実は3月の末ぐらいだった
4月最初ですかねそのぐらいに撮った3回の配信会を つい先日第3回目を終えたというタイミングなので
これはですねこの企画しかないと思ったのは つまりですね皆さんお聞きの皆さんから3回分のその対談会にそれぞれコメントいただいたと思うんですよ
それを読みながらその著者の出ていただいた 島田珠美さんにそのままコメントバックしていただこうというかなり贅沢な企画
これねあの面白いと思うんですよね これびっくりすると思いますよリスナーの方もこんな適当な質問するんじゃなかったみたいに思う方もいらっしゃる
そういうことがあり得るんで皆さん緊張感を持ってコメント いや冗談です自由にコメントいただければいいんですけど
素晴らしいコメント多いですね まずですねあの今見ているのが1437回で著者と語る英語という選択
今1回島田珠美先生との対談という初回の対談会ですね これ5月6日に配信したということなんですけれども
こちらにあの多くコメントを寄せいただきましたので ちょっと全部いけるかわからないんですけれども
紹介したいと思うんですねそれに対して島田さんがどういうコメントバックをするかみたいなところで
まずですねコアリスナーの海塩さんなんですが アンケートの問いの文言に痺れるその度胸にもほれぼれっていうのは
私が度胸ありますねみたいななんか言ったんですよ ナイスな度胸してますねっていう
そんなことを言ったときに多分反応いただいたと思いますね
スレッドツイーで海塩さんが10人に配ったアンケート用紙が100枚になって帰ってくるとは
そこに宝が埋まっていたという証拠ですね
これはどう思いましたあのその時に
その時は一瞬引いてるんですよね
こんなの扱えないっていうのが最初のその11月に卒論の時でしたね
何部ぐらい帰ってくるというつもりで投げたんですか
10人の友達と先生に送ったからまあ5、6人帰ってきたらラッキー
7人ぐらい友達だったらやってくれるかなとか
親にやってくれた人もいるかなとかっていうぐらいの期待で
そしたらそれが最初だから届いてきたの5枚とかで終わってたんですよ10月ぐらいには
8月に配ったアンケートで帰ってきた友達からのやつがあって
いきなり11月の2日だったか3日だったか10日だったか忘れたんですけど
ドッと来てそれは一つのその先生
エリザフィスオケイシャ先生という先生から
封書というかエンベロープの太いやつが国際便でどんどん来て
でしばらく自分でも今でも忘れないけど片隅にしばらく見ないことに
ちょっと一番無理やろうなと思って
10枚でやるって決めてたしとか言っちゃって
でもそれ見出したのが確かに宝だったなとか
それはそうですよね
これ掘り出してスキャンして公開とかね
今だったら事故もうだいぶ前
実はそのアンケートの全ての前回答はいつだったか
明海大学の企業に全データを
あの時の私が読み取れた解読できた範囲内での回答ですけど
公開してる公開はしてますね
海塩さん公開してるそうなので
でも確かに公開まだもしかしたら
あの頃はデータをよそに出さなくていい時代だったので
多分ディポジトリとかには入ってないかも
なるほどね
いやーこれはねびっくりしましたね
海塩さん島田先生には最初から最後まで痺れっぱなしですわ
という温かいコメントをいただきました
次にですね香畑さんという
今回の対談のきっかけを作ってくださった方で
香畑さんありがとうございます
おかげさまで
そうですね岩波からちゃんとね
十半みたいな形もすごいですよね
素晴らしいですね
もうナイス働きっていう感じの香畑さんなんですけれども
こんなことになるっていうことですね
はいそれでですね
英語という選択手元にあるのはまさに
1ズリ最初の3から3ヶ月後の2ズリでした
表題の選択という言葉の裏にある説実際には確かに
読み終えてから気づいたものでした
最近また読み返していたのですが
ヘルディオで英語史社会言語学ワールドイングリッシュなどの
話題に触れてから読むとディテールの味わいが深まりますね
対談の続編も楽しみです
195ページ本章のですね
私たちがこれからひょっとすると
登り始めることになるかもしれない山の反対側のふもとに
今のアイルランドの人々の状況を見なくもないという
引用で終わっているというところで
まあここですよね
そうですねそこを取り上げてくださった
加賀太さんのセンスありがたいなと思って見ていますね
先生が英語史とか社会言語学とかワールドイングリッシュの
お話をされている中でということですから
ここらへんはやっぱり先生の普段の熱意を持った
本当にうれしいですね
聞いているということで
いろいろつながってきたというところで
確かに全部つながりますよね
英語史社会言語学ワールドイングリッシュで
逆に私これをやっているから
島田さんのこの本が
ハマっちゃうわけですよ
そういう流れですからね
ありがとうございます
次に白石さとるさんです
消滅の危機を感じて
残そうと頑張っている言語なのですか
参考になるそうな事例ですね
勝手読んでみます
あといろいろ調べてみたらピクト語やら
拝む文字やら出てきて
イギリスって面白すぎ
イギリスというかイギリス諸島とかアイルランドも含めて
時間がいくらあっても足りない
結構気持ちをくすぐられてしまう
ということで
お一人アイルランドに誘ったという
これは成果なんじゃ
白石さんは
来ていただいたという感じですよね
そうですね
実際アイルランドにも出かけている
文字の
古い石碑とかありますので
見てみるととてもいいんじゃないかな
と思いました
ありがとうございます
そしてライブリーオールドファートさんで
1313回で話題になっていたので
実は購入して配読しました
これ過去の回で
アイルランドのことを私自身も
語ったことがあったのかもしれない
日本語で書かれたアイルランド英語に関する書籍は
なかなか多めに書かれないと思うので
貴重な読語感を得られました
地元の伝統的な地域方言も
今では80代以上の
人しかしゃべっておらず
若い世代はしゃべることはおろか
聞き取ることすらできない人もいるので
消滅の危険性があり
アイルランドは済まない危機感と
アイルランドが身近にあるような
親近感を抱きました
今後の対談も楽しみにしています
ありがとうございます
これ嬉しいですね
そうですね
まさに自分のこととして捉えてもらえる
そこの感性の鋭さを
この方はお持ちなんだろうなと思うし
とても
そうですね
そういうふうに重ねて読んでいただけるというのは
嬉しいことですね
島田さんも何度か言われていて
日本の中での方言の
3世代にわたる
言語交代というような
方言がちょっと分からなくなると
おばあちゃんの言っていることが分からなくなる
みたいなところは
すごく
現実感があるというかね
多くの日本人にとってというところで
そのあたりを
指摘していただいたということで
なかなか皆さん熱いですよね
そうですね
嬉しいですよね
アイルランドに関する考察
こうやって実際に返ってくるのは
嬉しいですね
そうですね
この1週間後に第2弾ということなので
第2弾のコメントにも
次いきたいと思います
それでは次に
対談会第2回に関する
コメントなんですけれども
こちらはですね
5月13日ということで
大体1週間おきに
3週間にわたって
吉野沢さんとの対談を
お届けしたんですけれども2回ですね
こちら
アフタートーク的に
かなり自由に話していたところだと思うんですよ
そうですね
楽しくなっていましたね
そんな時だったんですけれども
白石さとるさんです
英語という選択を読みました
大変興味深かったです
1週間前は
買いますとか
入手しますみたいな雰囲気だったのが
1週間の時間感じますね
コメントで
アイルランド語の影響を受けて
アイルランド英語に取り込まれたような
文法がないかなと思って読み進めていましたが
やはりありました
これ5章でしたっけ
A thirst came on me 喉が渇いた
この例文ありましたか
こんな感じの
これはシチュエーションが浮かぶんですけど
ラブリンのグラフトンストリートを
友達と歩いてた時に
その子がですね
A thirst came on me って言ったの
今なんて言ったって言って
向いたら
なんか言ったっけって言うから
なんて言ったって
Thirsty じゃなくてなんて言ったのって
A thirst came on me って言って
自分で彼は言ってから
アイルランド語だって
言ったの
I'm thirsty でいいところを
A thirst came on me みたいな
それが彼にとっては普通なんですよ
喉の渇きが自分のところにやってきたっていう
捉え方として
日本語とも少し似ているようなところが
あるかもしれないけど
状況を捉えますよね日本語も
割とこういう言語も
自分のところに
だから自分がどうとかじゃないんですよ
アイルランドのそのような
On me とか
I'm thirsty ではなくて
例えばその
自分が誰かを好き
私が愛してるとか
私誰か好きっていう時に
愛が私のところに
あなたに向かってあるっていう風に
表現するここで言ったかどうか
そういう表現があるんですけど
これも At me
To you なんですね
そういうアイルランド語の文法が
あってそこが効いてる
表現形態が
非常に似ている
アイルランド語から
取り込んだアイルランド語に取り込んだ
ということでいいポイントを
白石さんが
アイルランド文化の感受性
いわゆる
ロントランスレーション的に
ケルト語での
アイリッシュでの言い方を
英語にそのまま翻訳したものが
通常に使われている
実際にこんな風に
私の友達の口から聞いたので
若い子も
そんなことを言っているということですね
日常語なのに
詞を使ってるみたいなね
感じますか
喉が渇いた
もしかしたら
元々の地域の英語を
使っている人たちの書くもので
ノーベル賞の作家になったりすることって
あると思うんですけど
そういうものがもしかしたらポエティックに響いて
素敵なのかもね
その人たちは別に素で
普通の習慣で
言語習慣で使っている
詞でもない
それで言うと私もなんか
自分が日本語っぽい英語を書いて
友達に送ったら
たまにこれはすごい素敵で素晴らしい
とかって言われたことがあるので
なんか
おだしょー ありますあります
例えばこのビールちょっと味薄いねってときに
薄いだからフィンって使ったんですよ
フィックじゃなく
そしたらそれポエティックだねぐらいの勢いで
ただ間違えただけなのに
ありますよね
なるほど面白いですね
次ですね
カミンさんです
英語という選択というタイトルに
引っかかりを感じている
この本を読むのを躊躇していたのですが
放送を聞いて読み始めました
第1章で引き込まれてアイルランドにまた
行きたくなりました
アイルランドの風景と文学のあの優しさ悲しさ
苦しさ
今更ながらアイルランド絡みの勉強を
やりたいなと思っています
アイルランドに行くと心がほっとして
心が安らぎます
アイルランドファンなんですよ
英語という選択というタイトルに
またアイルランド絡みの勉強をやりたいな
と思います
シング・イエイツとパリみたいなテーマで
勉強したいということと
ついで言語とナショナリズム
というのは地面のことのように思っていたけれど
この結びつきとその編成についても
改めて歴史的に
考えてみたいと思いました
ぜひ本当考えて
私も今そういうテーマで
授業をやっている部分も別のところで
あるんですけど
確かにこのテーマは難しいですね
それから
シングとかも
シングってそれこそ
フランスとかとも関係がありそうなので
とても面白い
と思いますよね
そうですね
ジェーム・シングですね
アイルランドの風景と文化の
優しさ悲しさ苦しさ苦さ
というのは
確かに日本人は
感じやすいところはありますかね
なるほど
他もそうなのかな
他の方でも
全体的な哀愁とか
この感じは
わかるかなという
形容ですよね
そうですね
そういう多分感性で感じられるのって
あるんだろうなということは
特に文学を詳しいようでしたら
あるのかなという気もしますよね
ありがとうございます
そしてジャックさんですね
島田先生のアイルランドを
慈しむ気持ちが
お話ぶりから伝わり大変楽しかったです
私もこのコメントを
ジャックさんからいただいた時に
それと思いましたよね
慈しむというか
本当にアイルランドのことが
好きなんだなというか
あんまり意識していないんですけどね
だから愛するものには
当たり前なんで意識しないんじゃないですか
他の人から見ると
この人熱すぎる
感じに感じる
D論
博士論文
の時の審査の時に
愛って先生方言ってましたね
私の書いたものを読んで
そこから
ロジックではなく
ラブって言われちゃったもんですね
論文の最後の
6章だったか
コンクルージョンのあるパートを読んだ時に
先生方顔見合わせて
愛とかって言ってました
これはね
最大のサンジかディスリかどっちかですよね
だからそうなんですよ
いやー
素晴らしい
そこの部分は愛ですね
アイルランドというと
ジョイス・イエイツ・ギネス・IRA
みたいな言葉しか思い浮かばないのですが
昨年
米国の小さな企業と取引したら
代金の入金がアイルランドの銀行経由で
驚いたのですが
知らないうちに経済も金融もグローバル化され
豊かな国になったんですね
無知を超えそんな中での
アイルランド王国の福建の動き本を
読んでみたいと思いますということで
嬉しいですね
こういう形で広がって
確かにアイルランドって
やっぱり
日本ではやっぱり知られていない国っていうか
イメージ先行で
現実はやっぱりそんなに知られていない
やっぱり小国といえば
小国ですから
っていうところがありますよね
そうですよね
そこでこんな風につながって
経済金融というところまで
なるほど
私もこういうことが起こっているのというのは
分かっていなかったかもしれないですけど
確かにアイルランドではたくさん
アメリカの企業だったり
税率の関係ですね
たくさん入っているなというのは
気づいていますね
あとEUの中で英語を話せる
英語を話す国ということで
非常に存在感を増している
選択と安心の重み
ブレイクシッドの後は特に
アイルランドが
これもある意味
この本の英語という選択という
趣旨から考えると皮肉といえば皮肉
なのかもしれないですけどね
むしろそこら辺も
なんか
選択かも分からないよ
実際今の人の声を聞いてみても
アイルランドは
ある部分では
良かったんだという声もあるんですね
それはあります
経済的にうるおっていれば
それ英語のおかげである
ということは
何十パーセントか否定できないんじゃないですかね
あとみんながよく口にするのは
ジェームス・ジョイスがだったら
アイルランド語で書いていたら
誰も読まないじゃないかと
英語で書いたからこれだけ多くの人に読まれるんだよ
みたいな言い方するのとかも
やっぱりワールドイングリッシュの
走りというか
一番最初の植民地
という考え方が
できるので
イギリスから見ると
ある種の
屈折
ということもあるし
それによる成功
ということとか
それは先ほど皮肉って言いましたけど
皮肉なのか
それは素で喜ぶということも
含めて成功なのかとか
その辺ですよね
そうですね
近いだけに逆に難しいのかもしれないですよね
あんまり
外から評価をする
というようなことではないかもしれないですね
こういう言葉の問題
なるほどね
ありがとうございます
続きまして
加賀田さんです
第2回目についてなんですが
アフタートークの銘打ちながら
英語という選択を増補するような
聞き応えのある内容でした
安心という言葉も選択に負けず
劣らず重いですね
この指摘自体も重いですね
そうですね
安心
どこでどう使ってましたかね
私もこんなやつ聞き直さないと
加賀田さんが一番知ってるんで
聞いてみたいですよね
加賀田さん
確かにどこかで使われているんだとすると
どういう文脈だろう
安心して英語を
聞き直さないといけなくなりますね
ページのレファレンスをお願いします
みたいな感じですよね
安心って
本の中で使ったんですかね
それともトークの中ですかね
どこかな
加賀田さんぜひ
教えいただけますかね
本の中だと自分はどういう時に使ったかな
少し残ってるんですけど
トークだったかもしれませんね
加賀田さんぜひ
レファレンスを
いただけますと
幸いです
ちょっとあれどこだったっけな
確かに
文脈分からなくてもキーワードだってことは
分かりますね
安心って
私たちそれ多分使ったとしては最後の方で
使ったかもしれない自分の本の中で
言ってたのは
例えばなんとなく私たち日本語はなくならない
という安心がありますよね
そこかそこですかね
そこかもしれないですね
確かにそうですね
理由なき安心ってありますよね
実際でも直感されている
正しいことも多いので
それ自体は
そうなんですけれども
確かに私たちいろんなことに
あえて選択という
意識的なというか意識させる言葉を
今回
これで思い切って選んでいる
ということになってますけれどもね
そうですね
選択という語については
ウォイジンの3回の対談では
ちょろっとやっぱりお話ししたとは思うんですけど
私も
望まほど深入りしていなかったな
って気はしていたんですが
皆さん
期待してください
YouTube撮ったんですよ
選択と言葉の重要性
そこで選択は結構語りましたかね
できましたかね
3つのぐらいの質問で
ホッタ先生がいろいろね
これは私自身も関心があったし
こういう形で
川畑さんであるとかボイシーで
この対談を通じてやっぱり選択の言葉に
ある種の引っ掛かりを感じているとか
そうですね
それは引っ掛かりを感じるべきだと
思っていまして
自分もやっぱり
言葉を引き継がないという選択というのが
第2章のタイトルになっているし
そこの文章を
読んでいただいたら分かると思うんですけど
本人も引っ掛かりながら書いているんですね
こう書くという時って
それがどういうことを意味するんだろうって
例えばキャンペーンを起こしたわけでもないから
自分たちでやって
選んだといったら言い過ぎで
やってて何もしなかったかというと
そうじゃないしというような
本人もこれ書いた時に
本人って自分ですけど
その時は葛藤しているし
そういう言葉の選択というものの
学術における使い方
結果としての選択という意味だったり
それからあるいはやっぱり
そうですね
そこは堀田先生も気づいてくださっているように
やっぱり和写が
主体的な和写像というところを置いて
やっぱり何もしないで
というよりは
自分たちで結果的にも選んでいたんだ
あるいはそういうような風に
動く何かを踏み出している
ということですね
それが心理的なもので
時の要因ですね
例えばちょっとかっこいいものの方を
人は思考するとか
そういった小さなものであっても
そういうことがきっかけとなって
ただ大きいところで社会的背景
経済的貧しい国において
植民地というものが
持つものの意味とか
そこは忘れてはならないと思うので
外からの強制的な力というのは
もちろんあったと
考えるべきですよね
なのでこの選択というのは
非常に多義というか
それを構成しているパラメータって
複数あって
この微妙な陰影みたいのを
表すうまい言葉って
英語にも多分ないし日本語にもないんですよ
それを
思い切って選択
いろいろな編集の方との相談とか
島田さんの
自身の決定とか
それこそ選択みたいのはあったと思うんですけど
これは思い切ったなというところで
私は正解というか
面白かったと思っているんです
これを議論することを
むしろ
提起しているんじゃないかなということで
読んでいたので
この選択は皆さんやっぱり
絶対考えてほしい話題だな
というところで
そういう意味で
加賀太さんが安心という言葉も
合わせて取り上げたところが素晴らしい
アイルランド語と文化
なるほどそういうことなんだって
今思いますよね
結局
同じというか
そうですよね
同じ論理が
後ろにあるというか
働いての言葉の選び方ですね
ここも安心と選択というのは
加賀太さんの
ナミナミなセンスはその後にも現れていて
ここ数日
ドゥオリンゴでアイリッシュコースを
プレイしているそうですが
初恋からして英語と似ておらず
かっこ当たり前ですが
とっかかりがつかみにくいです
文法やポエムばかりではつまらないと
ぼやくアイルランドの子どもたちも
こういう気持ちなのかしら
TがCでCがH
私分からないんだよ
だいぶ勉強しましたね
これは
島田さんもアイルランド語を勉強されて
ドゥオリンゴのアイリッシュコースをプレイしている
加賀太さんに一言
アイルランド語学習の
コツ
私も実はドゥオリンゴで
だんだん
うるさくなってもういいやって
アプリ消しちゃったんですよ
続かなくて
加賀太さんドゥオリンゴずっと続けている
偉いなと思って
すごいなと思ってます
私は勉強したというのは
例えばアイルランド語地域に行って
ホームセイしたりして
単語を結局英語で
しゃべっちゃうんですけど
というようなことをやってたり
あと言語学なので文法に興味があって
どういうふうな働きで
というところを見ている
ということはあるんですけれども
表現形態の大きなところで言えば
表現形態の面白さを
楽しんでいただくようなことが
一つあると
アイルランド語ってこういうふうにものを見るんだ
というところが面白い
アイルランド語は
そのままアイルランド語で
そんな感じで来るんです
って言ってました
友達が
それも動詞始まりだったり
ドゥオリンゴってあまり文法意識させずに
例えばカフェで
それこそ最初の頃
私もやってたので覚えてるんですけど
カフェで注文するとかで
実用的な
ケーキとミルク入れるかとか
そういうレベルのことが
多分出てくるんですけど
その大きいところも見てくると
余計面白かったり
語順とかも意識されたり
あと音との
単語の結びつきが
ドゥオリンゴ入れるの大変なんですよね
携帯とかで入力して
あれもキーってなるので
やめてしまったんですけど
そういう意味ではかがたさん素晴らしいです
ドゥオリンゴを続けているというだけで
結構自慢できるんじゃないかと思います
嶋田先生との対話
かがたさん 素晴らしいですね
やっぱり
かがたさんのセンスにはね
驚くばかりなんですけれども
ありがとうございます
そして次ですね
ライブリーオールドファートさんなんですが
リバーダンスはかつて生でプロのライブ公演を
アイルランドに見たことがありますが
圧巻でした
マイケルジャクソンのスリラーのPVのような
一時乱れの動きは波体転の練習では
到達不可能ですから
日本で見られる機会があまりないのが残念
アイルランドに滞在していた時は
確かにゲール語を見かけました
ただテレビのニュースでは
字幕付きで聞きましたが
実際に話しているのを聞くことはなかったですね
地元の言葉も方言も
地域産による編集が許容されていますが
憧れはむしろ県外の人が
持っている印象が強いです
なるほど
こちらは
そうですね
アイルランドにいらしたことがあるようなところで
道路標識なんかはやっぱり
バイリンガルで
どっちが先ですか
どっちが先ですか
どっちが先って言われると難しい
多分
目立つのが英語なんですよ
英語がブロック体で書いてあって
大文字で
ブロック体って言うのかな
大文字で
イタリックにしてアイルランド語なんです
じゃあ表記上の
フォントというか
字体で
字体を表しているというところもある
それは今話したのは
ゲール語使用地域以外の場所の
道路標識や言語標識で
ゲール語使用地域に行くと
本当にゲール語だけ
アイルランド語だけで
英語がないところも結構ローカルな
道だと思って本気で迷います
そうですよね
その時はイタリックにもなってない
なってないわけで
そのまま本当に手書きの
表札が出てくる
手書き会みたいな
本気の時もあるぐらい
そんな感じですね
これは面白い話ですね
これ言語警官とか
ありますけどその話題になりますよね
そうですね
ありがとうございます
そして第3回というのが
つい先日なので
まだコメントがたくさん
集まっているわけではないんですけれども
3回目最終回の
島田珠美先生との対談
ということで
お届けしたところなんですよね
そちらに
いくつかコメントがついておりますので
ご紹介します
まずこうさんですね
島田先生のお話楽しかったです
お声も聞きやすくずっと聞いていられます
そうなんですよ
ちなみにお聞きの皆さん
島田先生は
島田さんは自分の声を聞きたくない
というタイプの方で
恥ずかしいという方で
一回だけは聞かずに申し訳ないと思って
一回どんな感じで
恐る恐るですよ
気持ち悪いんですよね
気持ち悪い
恥ずかしい
どっちですか
両方かな
何も考えたくないです
今を生きているタイプの方が
違う
わかんない
何も考えたくない
何も考えたくない
違う
わからないではないですね
私も
あんまり聞かないですね
音声チェックぐらいで
聞くんですけど
ただ今回のように
島田さんとの対談とか言うと
聞けるんですよ
話を聞くから多分自分の声じゃなくて
なるほど
自分の声ってなると
内容もそうなんだけど
声とかのどう聞かれてるかな
知識過剰になりがちなのかな
と思うんですけど
対談は割と聞けるんですよ
聞き返す気になるんですよ自分も
機械的なところがダメなのかな
自分の声を機械にとった時と
自分の中で響いてる声って
違うじゃん
そのレベルからかもわからないんですけど
ただ
客観的なリスナーさんからの
あれは
お声も聞きやすくずっと聞いていられます
ずっと聞いていられますっていうのは
あると思います
なんていうか
お話好きなんだ
っていうのはよくわかる
話し出すわね
何をもってホニャララ
とするかやアイデンティティとは
という問題は寝が深いですよね
英語という選択
高校生の娘に進めてみます
ぜひですよね
母語とは何かとか
国語を考えるきっかけ
国語を考えるきっかけ
みたいな色彩が
やっぱり強いから
それこそ
入試問題に使われるというところは
アイルランドポイントではなく
そこを鏡として
母語ってどうなの
みたいなある意味
読まれ方の本なのかなとは
一般的に思うんですよ
私はアイルランド英語の本だって見てますけど
多分多く
ここまで評価が
評判があるというのは
母語って何
というメッセージになっているから
なんじゃないですかね
少なくとも読み手の多くの方にとっては
こうさんのように
ここは結構意識されていました
書かれたとき
全然ですね
もちろん
編集者の方とか
あるいは日本の読者に読むように
ということで
そういった観点を
お話しをしながら
いただいてから考えていたので
そこはそういう意識はあったかもしれない
ですけれども
ただまずは
現状どういったものなのかということを
意識して
ちゃんと書くことの方に
意識は向いていて
ただこのこうさんが言ってくれているように
自分の常に
何か考えるときに
定義の問題
何を持って何々とするかというようなこととか
あるいはアイデンティティって何かな
というようなことというのは
例えば言語とアイデンティティを自分が考えるんだ
というときには
それが何を意味するのかという基本のところは
やっぱり考えようとするので
そういうふうな
視点は
自ずと現れていただろうから
そこをこういうふうに取ってくださったんだな
というのをこのコメントで感じています
これ理屈とか
理論でやるよりも
アイルランド人が
ネイティブ単語を
喋れないくせに
アイルランド語って言っちゃうのか
みたいな具体例の方が
やっぱり考えさせてくれるっていう点は
ありますよね
そこがすごく
やっぱり本書の面白いところだと
本当に私は思っているんですよね
わかりやすい
具体的なので
言語能力と気持ちのねじれ
これやっぱり社会言語学者
フィールドワーカーとして
具体例をいっぱい持っているからだと思うんですよ
わかりにくい例も無数に持っていると思うんですけど
どう考えても
わかんない
やっぱり読み手が
例えば言語学に触れたことがなかったり
あるいは言葉のことを普段考えない
ましてアイルランドってどこみたいな人
から読めるような形で
と思うので
できるだけわかりやすく伝えたいという
気持ちは多分あって
そこは試行錯誤しながら
例えば友達の人の顔を浮かべたり
自分の
知っているこの辺の層の人に
響けばいいかな
この人に伝えるにはどう
語ればいいだろうみたいなことは
考えていましたね
その中で先生がおっしゃったような
母なる言葉
というところ
私が言っている中では言語能力と
気持ちのねじれですよね
自分が話したいのに話すことが
できないというのは
一体どんな感覚なのだろうか
それは例えば
日本において英語が話したいけど
話せないですと言っている日本の学生と
じゃあどう一緒でどう違うかとか
そういう観点というのは常に
自分教育に携わる中でも
多分普段から持っているかなって思いますね
なるほどね
やっぱり今お話うまいですね
言葉選びも
それこそ選択も
言語能力と気持ちのねじれって
めちゃくちゃわかりますね
これキーワードですよ
言語能力と気持ちのねじれが
まさに現れちゃっている
っていうことなんですけど
そこでたぶん
スッと入ってくる方がいるんじゃないですかね
これを聞くと
それが日本人ないから基本的に
言語能力と気持ちのねじれってないので
それがある民族がいるんだ
みたいな
ところを表現するには
今のすごくいいですね
言語能力と気持ちのねじれ
これ使えますね
使ってください
言語能力って言うと
気持ちのねじれっていう和語もいいですね
そうですね
今それで思い出したのが
例えばジャック・デリダ
本書にも書いてますけど
たった一つの自分のものではない言葉
これも
自分が
フランス語を話すけれども
フランスという国に出自があるわけではない
とか例えばそういうこと
っていうのは
割とアイルランドでなくても
いろんな
世界中に
ある意味日常茶飯と言っていいですよね
ある現象だと思うんですよね
そういう人たちの
言葉の感覚というか
自分それを話すっていうのが
どういったことなのかっていうのは
例えばそうですね
これは本当に学べますよね
対極にいるじゃないですか
日本ってそのねじれが全くない
ことが普通ですもんね
のが典型っていう国なんで
それを見ることによって
世界の幅広さみたいな
その局の
一つの局に我々いるんだ
っていう認識することだけで
すごく違うことだと思うんですよね
そうですね
そこの想像が
それの良さも悪さもあるんで
そういうことですよね
楽しすぎますね
次ですね
川上さん
真に迫る対話という島田先生の肉声が
とても心に残りました
言ったんですね
これ本ではなく多分トークですね
肉声が
本に忘れてるんですよね
そんなもんです
川上さんは感じ切ったということで
そして最後ですが
上美さんですね
英語という選択はアイルランドの今
独了の後
最初どうしようかと言ったら3週後は
上美さん読んじゃってた
その過程がね
開けるもんですね
独了の後この放送を聞きました
現在実際に話している人がいる
言語の問題なので
その話者の存在や思いを尊重しつつ
となるとすでに
話者が存在しない言語の文献を
研究するのとは
研究者の対象への向き合い方は
大きく異なります
いろいろと考えが浮かびももやもやしています
まず思い浮かんだのが
日本の中の少数言語話者で
第一言語としての母語を
創出し日本語を選択した
アイヌ人や
琉球人のことでした
またノートなどに感想を書きたいと思います
ということですが
ここまで
考えを深めていただいて
少数言語問題一般に
広げて
くれるというのは本当に
ありがたいというか
対談した
甲斐があるというか広げていただきたいですよね
そうですね
そうですね
読んだ後にさらに
そういった問題ですよね
それを例えばここで
日本語を選択した
アイヌ人
琉球人というふうに書いている
確かに私が選択という言葉を
使う時にはそういうことですもんね
もうすぐやめないといけないわけですね
やめないんじゃなくて
次にチャプターを継ぎたいと思いますね
確かに
これはですね
少数言語話者の問題
カミンさんのご指摘は
実際に話している人がいる言語の
問題ということで
既に話者が存在しない言語の
文献を研究するということで
これまさに島田さんと
私夫の関係に近いんですよ
前も話しましたがアームチェアというか
インフォーマントに
アクセスしたくてもできない
ということをやっているので
ここで確かに向き合い方が
やっぱりね
相手が今いないと
粗雑になるというか
返されることがないので
言いたいことを言えちゃうというか
ことがあるんですが
生きている方と言ったら
あれですけど
いわゆる現役でその言語を話している方が
いると
それはデリケートな問題になりますよ
というところはありますよね
私自身も多分考えながら
迷っているかもしれないですよね
それをそういうふうに
考え方について確かに
ここですよねとても考えますよね
選択したのかという
その一般用語での選択ということを
普通に考えた場合に
選択の意図性の話ですよね
先ほども別のところでお話ししたような
例えば
子どもを産まないという選択
あるいは自死自殺という問題を
考える時も
それはさてそこに
環境でせざるを得なかった
でも最後
何か踏み出さないか
それは本人が全く介在していなかったのかどうか
なかなかおもんぱかるのも
難しいような
こういった問題もありますよね
だからいろんな行為行動の意図性
あるいはそれを結果として
そういうことになった場合に
選択という言わない
あるいは他の言葉
どういう言葉を使うのかという
いろんなデリケートな問題も
含んでいるし
まさにもしかしたら
そういうところのことから
一緒に考えていく
土壌というか
をこういう本によって
何かきっかけになって
こういうカミンさんが
考えてくださったことのような
広がり厚みを
持ってきているということが
今回この対談もそうですし
自分の本が
こういうふうなきっかけになっているということが
とてもありがたく
感じています
カミンさんどうもありがとうございます
あるいは他の方もそうですね
英語の選択と編集者の意図
ありがたいなと思って聞きました
このコメントバック会
何チャプターかやりましたけど
めちゃめちゃ質高くないですか
めちゃめちゃ勉強だったんですけど
しかもやっぱり
この選択という
先ほども述べましたし
カミンさんその他の方も
やっぱりこのタームに
引っかかりを感じるというのは
まさにそこが狙いで
それを狙って
つまりみんな引き込まれちゃったなというところで
つまり島田さんにやられた
ということなんですよね
これやっぱり
絶妙ですよね
選択じゃなかったらじゃあ何かということを
考えさせたり
選択って意図性もあれば
受け入れざるを得ないからとか
いろんなグラデーションがある選択だったりするので
ここの要望を
攻めてきたのが
多分良かったのかな
というふうにいろいろ議論を
聞いて振り返ってなんですけれども
この英語という選択ってやっぱり
絶妙だったかもしれませんね
他に何か案があったんですか
このタイトル
そうなんですよ これちょっと今並の編集者もいなくて
最初アイルランドで何か本を書く
緑の国アイルランドとかかな
いや違うな言葉とかかな
っていろいろ考えてたんですよね
そして編集者が出してくれた中のやつで
教えだったか
英語国という選択肢というのがあったんですね
英語国という選択肢
ちょっと何重にも
いろいろ難しい問題が
含まれちゃってるかもしれないですね
私はさあ
なるほどそうきたかと
まず編集者という人たち
あるいは編集会議
出版社が本を出そうという時に
私のそこのポイント捉えたかっていうのが
自分として新しくて
自分はそんな風に
選択をおそろおそろ
使ってたのでどっちかというと
まだちゃんと考えないとなと
微妙なところを出してきた
そこを拾った
なるほどねと思ったんですよね
そういう読み方するんだ
ちょっと新しい発見が自分の中にあった
それパッと見た時
例えば日本が英語国になるか
そういう選択肢もあるよねっていう
そこまでのメッセージ性っていうのは
別に持たせるような本じゃないと
自分は思ってるしそういうことじゃないな
と思ってすぐにすっと
湧いてきたのがだったら英語
国っていうのを抜いて
選択肢のCを抜いて英語
という選択でいいんじゃないかな
これでいこうってなんとなく思って
そのまま言ってみて
タイトルになった
これ結構大きい
違いですね英語国
という選択肢
これ全然違いますね
考えるレベルが
要するにマクロとミクロになっちゃうので
国か
個人かになっちゃうので
それは
島田さん的には
こうしてお話するから
分かるんですけど
絶対ミクロに行くだろうなっていうことで
そっちの選択になりますよね
確かに
個人の力あるいは日々の積み重ねが
その時の
ものを突き動かしていく
というところを
見に向けるだろうし
個人といった時には
その個人もまた社会コミュニティの一員ですから
そこの影響もろに受けるわけですよね
そういったいろんな
ファクターが
合わさるんだけども
でも生地それだけに流されているわけ
でもなくてやっぱり主体
その考えている事故あるいは
動く事故個人というのは
何かあるわけでそういった力も
あるいは私たちが
それを意識することで日本の言葉のことを
考えていける土壌になるんじゃないかな
と思っていました
何と考えさせられますね
編集者の
提案ということと
書き手側の研究者である
研究する人である
書き手ですよね
の思惑
みたいのって
大にしてバッティングするというか
目線が違うので
そういった時に
出すものって
インタラクションとコミュニケーション
論文を書き慣れているので
固くて保守的なところで
中立的な用語みたいなのを心がけるじゃないですか
それ売れないじゃないですか
確かにそうすると編集者といえば
そういう目線は読者目線なんで
どうやったらマーケティング的に
受け入れるかみたいなので
思い切って提案してくることが多いですよね
そうだと思います
書き手側は研究する側の
書き手側はそれに
ハッとさせられることって意外とあって
つまり多分普通の感覚でやってないので
普通の感覚を示されると
これが受けるのかなるほど
みたいになるって
私も結構経験ありますね
結構勉強になるんですよね
なんていうのかな
自分で思いつかないことで
私は言語接触であり
人の接触であり接触割とテーマですけど
そうすると
そこで今日もホッタ先生とかと
喋っていると
コメントを見ると
そこのコメントで自分がまた何か
考えることがあったり跳ね返りますよね
そこって面白くて
編集者がそう言ったか
なるほどねそういう考え方か
と思うとまたさらに
面白いですね
面白いですね
インタラクションが重要ですね
そうですね
これは貴重な機会でしたね
いいタイミングだったんですよ
3回対談が終わって
インタラクションからコメントをいただいて
こういうコメントバックを
またねこの
対談みたいな
形でできるっていう
たまたまというよりはたまたまなんですよ
狙ってなかったので
これはちょっとね貴重でしたし
フィードバック的にね
議論することができました
やっぱり最大のポイントは
英語という選択
この本がね
従販されて普通に手に入ることになったことの
メリットは私はめちゃくちゃ
大きいと思って
ある意味売りたいと思って
お呼びしましたので
動いていただいちゃいまして
みたいな逆に
岩波書店さんにも
本当にこれは
感謝したいですね
広がってほしいですね
私はとにかくこの本は
教科書の体を取っていない
社会言語学の
教科書だと思っているんですよ
ありがとうございます
これを読んだ後に
教科書の体を取っている社会言語学の本を
手に取っていただければと思うんですよね
それも
書かれたらどうですか
ちゃんとっていうのは
社会言語学の教科書みたいな
これは
いろいろ日本にもちろん
出てますけど
こういう観点からの社会言語学
というフィールドワーカーですから
やっぱりコンテンツ
持っているんですよね
島田さん具体例が
だからお宝をいっぱい
持っているので
これからぜひ定期的に
おいでいただいて
お宝を
出していただければと思います
ありがとうございます
皆さんのコメントで
こういうことが実現したということで
そうですね
私もホッタ先生にこんな機会を作ってくださって
こうやってコメントいただいたものにも
一緒にお返ししたり
お話できる機会を
持ってくださったことに感謝いたします
ありがとうございます
英語語源ハンドブックの期待
エンディングです
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました
島田珠美先生との
対談の
4回目と言っていいかもしれませんね
そしてこれが
最も長かったという
点でもですね
ある意味4回シリーズと考えた方がいいのかもしれません
本当にたまたま
今回のコメント返しを
取る機会に恵まれまして
私も本当にラッキーだな
というふうに思いますね
改めましてリスナーの皆さん
お考えがありましたら
コメントいただければ幸いです
冒頭にも述べました
英語語源ハンドブック
こちら
発売まで26日となってまいりました
まだちょっと先だな
という感じはしますが
いやいや
あっという間に
発売日がやってきますので
皆さんお待ちください
そしてまだ予約されていない方は
このチャプターに
Amazon予約注文リンク
貼っておりますので
そちらから訪れていただければと思います
このチャンネル
英語の語源が身につくラジオヘルディオ
ではあなたからのご意見
ご感想をお待ちしています
ご意識のコメント機能を通じて
お寄せいただけますと幸いです
動画のシェアもよろしくお願いいたします
それでは今日も
皆さんにとって良い1日になりますように
英語史研究者の
ホッタリウイチがお届けしました
また明日
57:16

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