1. マイノリティ社員応援ラジオ
  2. #6-1 女性活躍は労働力確保?..
2024-07-23 17:13

#6-1 女性活躍は労働力確保?(前編)

自ら新しい道を切り拓こうとしているマイノリティ社員におくる『マイノリティ社員応援ラジオ』


パーソナリティは、院卒リケジョで、

大手自動車メーカーに技術系総合職として入社し、

結婚・出産後もそのまま仕事を続け、

30代でグループ長、40代で室長を経験し、

50代で畑違いのキャリアコンサルタントの資格を取り、

この春、30年以上働いた会社を早期退職したハイジです。


この番組は、会社そして社会を変えていこうと頑張っているレアな会社員の皆さんを応援するラジオです。


【今回の内容】

女性活躍は労働力確保?女性優遇?/多様な選択肢/男性は仕事一筋が当たり前/管理は監視?/昔ながらの価値観/女の子なんだから/アップデートされない人たち/一億総活躍


サマリー

マイノリティ社員応援ラジオでは、女性活躍がテーマとなっています。女性活躍は労働力の確保だけでなく、性別や国籍に関係なく、自分にとって心地よい働き方や生き方を選ぶ意義があると話し合われています。昔の女性活躍に関する価値観や言葉についても触れられました。女の子という表現やその変化について、今後の女性活躍の共通認識や一億総活躍について考えることができるでしょう。

女性活躍の多様な受け止め方
自ら新しい道を切り開こうとしているマイノリティ社員に贈る、マイノリティ社員応援ラジオ。
パソナリティは、印刷利家所で大手自動車メーカーに技術系総合職として入社し、結婚・出産後もそのまま仕事を続け、
30代でグループ長、40代で実長を経験し、50代で畑違いのキャリアコンサルタントの資格を取り、
この春、30年以上働いた会社を早期退職してハイジです。この番組は、会社、そして社会を変えていこうと頑張っているレアな会社員の皆さんを応援するラジオです。
はい、では今回もさゆみさんにゲストとして来ていただきました。今日はですね、女性活躍っていう言葉について、
何か思うところがあって、お二人で話をしたいなというふうに思います。さゆみさん、今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回このマイノリティ社員応援ラジオの中では、女性活躍っていう言葉、すごい私が使ってるんですけれども、女性活躍ってさゆみさんにとっては、どういう単語ですか。
実はちょっとこのテーマは、私がハイジさんにちょっとこの話したいんですけど、ちょっと持ち込みをさせてもらった話なんですけど、女性活躍って、私の会社の中でももちろん言われるようにはなって久しいんですけど、
私は自分の中ですごく不思議というか、もやもやするところが、どうして女性活躍が必要なんですかっていうところを、資料だったりを読んでいくと、やっぱり労働力不足というか、
人手が足りなくて、だからみんなもっとちゃんと働いてほしいんだよ、みたいな文脈が、どうしてもそういう書き方はしてるしてないはあるんですけど、なんかどうもそういう労働力確保みたいなところが前面に出ているのを見ると、
私はいつも、私は労働力として見られているのか、みたいなところにもやもやしてしまって、なんか自分の中では、人手が足りないからいっぱい働くじゃなくて、いっぱい働きたいなと思っている人が無理せずいっぱい働けるだったり、逆に今はそうじゃないなと思っている人はもちろんそういう働き方を選べるみたいな、
性別とか国籍とか人種とかそういうものに関係なく、それぞれが自分にとって一番心地いい働き方で生き方と両立できるみたいなことを目指すことを会社としてやりたいんだよっていう思いで、女性活躍って言ってほしいなっていうところをすごく思っています。
ありがとうございます。本当にこれまで私も女性活躍っていうキーワードを何回か出してきてるんですけど、女性活躍っていうのが、本当に人によって捉え方が違っていて、女性優遇だと思っている人が結構いたりするんですよね。
ダイバーシティの本来の意味
女性を優遇して管理職に挙げようとか、そういうふうに思っている人も、労働力っていう見方をしている人もいれば、そうやって女性優遇をしているものであるっていうふうに思っている人もいて、本当にその女性活躍っていうワードが人によってだいぶ受け止め方が違うなっていうのを感じていてですね。
だから、女性活躍と聞いて眉をしかめるというか、嫌な顔をする人も、それは男性も女性もいるんじゃないかなっていうふうに思ったりするんですけど、さやみさんどうですか。
そうですね、本当にそう思います。やっぱり女性活躍っていう言葉をそうやって捉える人の中で、その話をしていくと、やっぱり女性を管理職にしなくちゃいけないんでしょう、みたいな話が出てきがちだけど、そういうわけではないし、逆にマネージャーになりたい女性はなれる、
なりたくない男性もそういう選択肢もあるようじゃないですけど、いかに会社として多様な選択肢を用意できるかで、それは何で多様である必要があるかっていうと、生き方は人それぞれだから、そこが性別だったり年齢を前提条件にするのは違うよねっていう話をしたいんですけど、
そうですね、さやみさんおっしゃってたみたいに、女性活躍っていう言葉をどう解釈するかが、違う人同士で話をすると、一生そこがずれたままで話が進んでいくみたいなことはすごい会社の中でも多いですね。
そうなんですよね、ダイバーシティっていう単語で言われることも多いかと思うんですけど、本当にダイバーシティって言うと女性のことだけって思っている人も多くて、ダイバーシティっていうのは社員全員がそれぞれ違ってるから、それぞれ違う部分をちゃんと受け入れようねとか、そういうことのはずなのに、
女性のことだけとか、もしくは障害者の方とか外国人の方とか、マイノリティのことだけをダイバーシティっていうことが多くて、マジョリティである男性人だってある意味多様性は持っているはずって思っていて、選択肢の幅を男性も持てるっていうところがいいところだと思っているんだけれども、
男性人は今まで通りだよねっていうふうに思っている人が多い気がするんですよね。
そうですね、それはそう思っている男性自身にとってもすごいもったいないことじゃないかなって思うんですよね。それこそダイバーシティって、子育てのためとか介護のためとかいう話は、もちろんそれはそれであるかもしれないんですけど、別にそうじゃなくて、それこそ別に自分は今週山に登りたいから一週間休みます。いいよ、行ってらっしゃいっていうところが目指したいところだと、
理由がある人だから配慮しないといけないよみたいなことが行き過ぎちゃうと、結果それは分断を生むので、そうじゃない人は私はこの制度は何も使えないのかなみたいなふうになっちゃうのはすごいもったいないなと思いますね。
それこそ男性人に選択肢がないって私がさっき言ったのは、男性人が習い事とか新しいことを始めたいからって言って早く帰りますとか、そういうことを言うとわがままだっていう人がいるんですよ。
あいつママ言って早く帰りたいって言ってるっていうふうに、そういうふうに受け止める人。男は遅くまで仕事をするのが当たり前だみたいな、そういう決めつけを持った方とか、県業とか副業とかもそうなんですけど、そういう勝手なことをやってるとか、
本当に昔ながらの仕事一筋っていうのが男のあるべき姿みたいな、そういうふうに思ってらっしゃる方もまだまだいる気がしてて、ちょっとそういうところから女性が逆に言うと活躍しづらい雰囲気を作っちゃうなと思うんですよね。
でもそれは本当にもったいないんですよね。そんなことを言わずに、じゃあ俺はバイオリンを習うぜみたいな、私はワラソンを走るぜみたいな、みんながなっていくのが、なんか私はみんなそれが幸せなんじゃないかなみたいな、別に習い事じゃなくてもうちょっと早く帰ってゆっくりするなり、何か趣味するなり、なんかいろんな過ごし方があるし、
もちろんそれでもやっぱり今は仕事がしたいよって時は仕事をすればいいしじゃないですけど、なんかお互いにそうやって分断し合っちゃうのは自分のためにとっても良くないのになっていうのは不思議に思っちゃいますね。
そうなんですよね。ちょっと前なので、2、3年前のことなので、今はもう変わっているかもしれないんですけど、例えばちょっと利用するとか、日中にね、それが利用する理由がランチに行くだとNGで市役所に行くだったらOKとか。
えー。なんで利用するんだって、利用理由に応じてOKの字が決まったりとか、在宅勤務も在宅しなければいけない理由がなければ在宅勤務ができないとか、なんかそういう、別に家でもできる仕事だから家でやりますじゃダメなのって聞いたら、なんかうちはダメなんですよねっていう人がいて、
えーって言った覚えがあるんですけどね。なんかそういうのも、なんでそんなとこで意味のないルールがあるんだろうってすごい思っちゃったんで。
本当意味ないんですよね。そうなんですよね。せっかくなんで自分たちの首を絞めることをどんどんどんどん頑張るんだろうっていうのが不思議です。
管理っていう名のもとに変なルールを引っ張り出してきて、それはダメとかっていうのは本当にお互いにとってハッピーじゃないなって思うので。
信じてもらえてないのかなみたいな気もしちゃいますね。
昔の価値観と女の子の表現
そうそう。なんか昔の人たちっていうとちょっと言い方があれですけど、やっぱりそういうことを言う人たちは人を信じてないって思われる発言がすごく多いんですよね。
何かにつけ、人はサボるものであるというふうに思っていて、だから目を離すとサボるからずっと監視してなければいけないっていう感じじゃなくて監視なんだなって思ったんですけど。
それをやる意味って何だろうって思っちゃったりとかして、その辺りがあるから女性人が自分の都合で早く帰るとかそういうことが、女性だから特別扱いしてあげてるよみたいなそういう雰囲気を出すおじさんとかもやっぱりまだ一部いらっしゃるみたいだね。
そうですね、特に愛知県はそういうふうに、愛知県全体かどうかわからないですけど、やっぱりまだまだそういう昔ながらの価値観というか、やっぱり女の子はっていう表現が、最近は本当にいなくなりましたけど、
私最初就職して、それまでは学生時代って、男が女がみたいなのはそういう教育もあんまり受けてこなかったですし、学生時代にあんまり自分がそれで嫌な思いしたとかもなかったので、逆にその状態で会社に入って、女の子なんだからって言われて、人生で初めてそういうことを言われてすごくびっくりしたので。
本当に、女の子っていうその表現が、いろんなことを表してますよね。
そうなんですよ。すごくカルチャーショックを受けました。これが大人の世界かじゃないけど、志摩耕作で読んだやつみたいな。
本当に、擦り込まれて育ってしまったから、それがいくつになっても、世の中が環境が変わっても、やっぱり女性はじゃなくて女の子はっていう風になったままで、アップデートされないんだなって思ったりしますよね。
だいぶそのあたりは、最近はアップデートっていう言葉だったり、令和なんだからみたいなことが言いやすくなってきてはいるなと思いつつ、やっぱりそこは人によっていろいろ難しいところだなっていうのは日々ありますね。
そういうので、敏感な人とそうじゃない人といらっしゃるので、そこはもしかしたら自分も含めてかもしれないんですけど。
年代で言っていいのかどうか、やっぱり個人差も大きいのであれですけど、やっぱり5、60代はやっぱり女の子っていう人たちがマジョリティだと思うんですけど、今の2、30代だとそういうことを言う人はマイノリティ、逆にマイノリティっていうか、
もうごくわずかなので、そうすると会社全体で見たときに、だんだん若い人たちが増えてきて、そういう昭和のことを言う人がだんだん減ってきているっていう意味でいくと、言われる機会も減ってきてるし、そういうことを言うと、あれ、自分だけ違うっていうふうに気づいてくれるおじさんとかも増えてきてはいるかなとは思うんですけど。
女性活躍への共通認識と一億総活躍
なので、あともう10年ぐらい経つと、だいぶそのあたりは入れ替わりができるかなとは思いますね。
なので、本当に女性活躍っていう言葉に対して、会社の中でみんながこういうことだよねっていうのが、もう一回再認識できるというか、共通の認識ができるといいなというふうに思いますね。
そうですね。一瞬だけ女性活躍と並んで、一億総活躍みたいな言葉があったと思うんですけど、個人的には私はそっちのがちょっとピンとくるというか、別に女性に限らずみんな活躍してほしい。
活躍っていうのは何も会社の中とかでたくさん仕事をしてたくさん生産してほしいとかではなくて、今で言うとウェルビーングって言い方が正しいのかわからないですけど、そういうふうに生きていてほしいよっていうメッセージなんだとしたら、私は一億総活躍みたいなフレーズのほうがしっくりくるかもしれないなと思いました。
確かに。
そうですよね。そっちの方が男女平等感というか、男で女だっていう感じがなくていいですよね。
この続きは来週配信します。ぜひ次回もお聞きください。
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