1. マイノリティ社員応援ラジオ
  2. #6-2 女性活躍は労働力確保?..
2024-07-30 17:19

#6-2 女性活躍は労働力確保?(後編)

自ら新しい道を切り拓こうとしているマイノリティ社員におくる『マイノリティ社員応援ラジオ』


パーソナリティは、院卒リケジョで、

大手自動車メーカーに技術系総合職として入社し、

結婚・出産後もそのまま仕事を続け、

30代でグループ長、40代で室長を経験し、

50代で畑違いのキャリアコンサルタントの資格を取り、

この春、30年以上働いた会社を早期退職したハイジです。


この番組は、会社そして社会を変えていこうと頑張っているレアな会社員の皆さんを応援するラジオです。


【今回の内容】

「女性活躍」をどう解釈しているか人それぞれ/「女性活躍」と女性である自分が言うのは違和感あり/女性活躍している会社は女性だけが活躍しているわけでなく、男女ともに働きやすい会社/自分は何がしたいのかを明確にする/自己理解ができてないと自律型人材になるのは難しい/製造業では1人=1人工?/こなす仕事ではなく、生み出す仕事へ



00:01
自ら新しい道を切り開こうとしているマイノリティ社員に贈る、マイノリティ社員応援ラジオ。
パソナリティは、印刷理系所で大手自動車メーカーに技術系総合職として入社し、結婚・出産後もそのまま仕事を続け、
30代でグループ長、40代で実長を経験し、50代で畑違いのキャリアコンサルタントの資格を取り、
この春、30年以上働いた会社を早期退職したハイジです。
この番組は、会社、そして社会を変えていこうと頑張っているレアな会社員の皆さんを応援するラジオです。
前回からの続き。
女性を応援したい気持ちで女性活躍っていうふうに最初言い出しているのかなと思うんですけれども、
要はハンデを追っているかっていうところもあって、そういうふうにしたのかなとは思うんですけどね。
なんかだんだん使われ方が怪しいというか、なんかちょっと違うところに向かっている感じもしていて、
ちょっと気持ちの悪さを感じる時はありますね。
そうですね、なんかきっと最初にその女性活躍っていう法律だったりを作った人たちは、
そんな今みたいな使われ方はあんま多分イメージをしてなくって、応援するって気持ち。
まずは女性にスポットを当てるみたいなニュアンスだったんじゃないかなとは思うんですけど、
やっぱりなんか言葉は生き物というか、それぞれにいろんな解釈を重ねていった結果、
そういう捉え方をされてしまうことが多くてっていうのは、
いく面とかもそうかもしれないですけど、
なんか元々の思いとそこにいろんな文脈が乗っかって、
結果そういう人、そうじゃない人って分断を生む種にもなるので、難しいですね。
言葉が生まれるとやっぱりそうやって言いやすくてクローズアップされていくっていうところではあるんですけど、
かといって、あなたの思う女性活躍は何ですか?みたいなことを毎回話すのもめんどくさいやつだなと思われると思うので、
案外難しいですけど、本当はそういうところから話できるとね、
仕事してくれてもいいのかなって思いはありますね。
女性活躍っていうことを女性が言うと、なんか我々にいいことしなさいみたいな風に、
レディーファーストでしょみたいなことを自分で言ってるみたいな、そういう感覚があって、
女性側から女性活躍っていう単語は、私は使いにくいなって思ったりはするんですよね。
03:01
自分のことを言ってるみたいな感じがして、
そこって、それもやっぱりさっき言った女性優遇だと思っている人たちに、女性活躍ですよねって言うと、
なんか自分を本当に優遇しなさいみたいに捉えられるととっても嫌だなっていうふうに思ったりして、
なんか使いにくいんですよ、女性活躍って。
そうですよね。受け取る側がやっぱりそういう風に受け取りやすい。
ただそういう言葉なのに、それをこっちが言うことによって、
もう本当にお客様は神様なんでしょってお客さんの方から言っちゃうみたいな、
本当に近いというか、なんかちょっと権利を振りかざしそうに受け取られがちだし、
やっぱりこっちも優側としてはどうしても思いがこもっちゃうところもあって、
言い方だったりがちょっと強くなるところもあるから、結果そうなっちゃうのは本当にもったいないんですよね。
本当にやりたいことはきっとお互い同じなのに、受け取り方で変わっちゃってなるので、
なので私も、あんまり私が女性活躍とかダイバーシティとか自分で言うのは、
なんか言いづらいなって気持ちはありますね。
言いたいんだけど、なんかやっぱ自分が言ってるとそう受け取られちゃうし、
やっぱりじゃあ女性で子どもがいてみたいな属性の人だけを応援してるっていう風に受け取られかねないので、
なんかそれはしたくないから難しいですよね。
でもやっぱ行ってかないと何も変わらないしってところもあるので。
そうなんですよね。
それで行くと、本当に女性活躍ができている会社ってどういう会社が挙げられますかっていうのを研究した方がいらっしゃって、
そこの共通項は何かっていうと、別に女が男がではなく、なんか全体にオープンな雰囲気だとか、
そういうところを見て、この会社はD&Iができてるよねとかっていうふうに、
むしろ女性活躍できているよねっていうふうに周りが思うっていうふうに、
研究結果としては出ていて、まさにそういうことかなって思うんですね。
だから女性だけがすごいいい思いをしてるっていう、そういうものでは全然なくて、
男女共に働きやすいっていう会社が本当の意味で、
D&Iができているというか高いところだなっていうふうに、みんな受け止めてる感じですよね。
働きやすさっていうのも人によって多少は違うとは思うんですけど、
なんかそれが前回の話にもなりますけど、
06:03
自分はこういうふうに働きたいとか、こういうふうな活躍の仕方がしたいだとかっていうのが、
ちゃんと周りにも伝えられていて、それがなるべく近づけられるように周りもできているっていう状態が望ましいのかなというふうに思うんですけど。
本当そうですよね。たぶんそれを言っていくにあたってはまず、じゃあ自分は何がしたいんだっけっていうところだったり、
自分はどこを目指してて何がしたくって、今何ができていてみたいな、たぶん自己分析なのか内省なのか、
そういうこともなんかもっとやっていかなきゃ、たぶん自分で言葉にするってところから、
それも大事なんだろうなと思うと、考えることってかやらなきゃいけないことが多くて、大変だなと思う一方で、
でもそれはきっと自分のため、将来の自分のためでもあるので、そういうことを始めてみるっていうところを積み重ねていって、
じわじわと変わっていく、変えていくんですかね。
自立型人材とかね、キャリア支援とかそういうことを各会社さん言われているかというふうに思うんですけど、
まずは社員一人一人が自分ってどういう人なのかっていうことを、自己理解ができていないと、
なかなか自立型人材に向かおうとした時にどっち方向に歩いていっていいのかわからないとかってなるので、
本当に一人一人自分の自己理解を深めるところなのかな、ところからなのかなっていうふうに思いますね。
そうですよね、いきなり今日から自立型人材だから好きなようにしていいよ、いきなり手を離されても、
今まではある程度敷かれたレールだったり、こういうふうに仕事をしていれば許可されるよっていう中だったところが、
急にってなるとみんなびっくりしちゃうと思うので、この辺はこういうふうに自分でやりたいことはこうやって言語化していくんだよみたいなところだったりも含めて、
自分は自分で、他人は他人で、それぞれ違いがあって、それぞれを認め合って、チームでそういう会社でってなっていきたいんだっていうような発信を、
男性だとか女性だとかにかかわらすことなんだよっていうふうに発信してもらえるとちょっとまたいいのかなって思いますね。
本当にそうですね。発信するっていうところまでいけたら本当にかなり進むと思うんですけどね。
まだ発信する前の自分自身がどうなのかっていうところからみなさん始めてるとこかなと思いますけど、
本当にそのためにキャリア支援が必要であれば、社内でそういう支援をする人たちを揃えるとかっていうことも必要なのかなというふうに思いますね。
09:08
女性活躍、労働力確保じゃないよねっていうところは、すごいなとおこします。
それは本当に本当に伝えたいですね。本当私も過去、女子と全然話が噛み合わないなと思って聞いていったら、
女性活躍って労働力が足りないからやってるんでしょって真顔で言われて、おぉ、なるほどっていう、その発想は逆に自分には全くなかったので、
なるほどそういうことか、でも一方でそういうふうに見えるっていうのも実態なんだなっていうのを知った上で、
じゃあそういうふうに考える人に対してどうやって接していくかっていうところは考えながらやっていかないといけないし、
だからダメなんだよって切り捨てちゃうのは簡単ですけど、それも多分もったいないので、
本当みんなでやっていけるといいなって思いますが、本当でもそれは、女性活躍は労働力確保って思ってる人がいるんだとしたら、
ちょっとそれはいろんな見方があるから、違う見方を見てみてもいいのではって言いたいです。
本当ですよね。そのあたりが、もやもやとしながらも、女性活躍という言葉がどうしても出てきた時には、そうやって思ってしまう人が少なくともいるっていうことは、
我々も認識しとかなければいけないことかなと、変えてもらえるとか、もうちょっと幅広く見てもらえるとありがたいなと思いますけど、
それで言ったら、男性人ももともと労働力っていうふうにしか見られてなかったんですかっていうふうに思ったりはするんですけどね。
そうなんですよね。それはあなたたち自身のことも労働力としか見なしてなかったってことになるんですけど、
あなたはそれで幸せです?みたいなところは、問い直してもらいたいですね。
そういうところから何か見えてくるかもしれないですし、それはそれで、一つ本音でそういう側面があるっていうことも、
当然、利益事前団体として会社をやってるわけではないと思うので、それはそれで受け止めつつ、
ただそればっかりそれだけって言われちゃうと、やっぱりそこはちょっと違うんじゃないかなっていうふうになっていってほしいですね。
うん、そうなんですよね。それこそ今の話の中でちょっと私としては、今までって一人じゃなくて一人組っていう言い方をするでしょ。
製造業あるある。そうですね。
誰が入っても一人組、そうじゃないよねって、特に総合職がやっているような仕事って、この人がやったら本当に1時間で終わることが、
12:10
Aさんだったら1時間、Bさんだったら3時間かかるかもしれないとか、この業務だったらAさんは1時間で終わるけど、
違う業務だったら苦手だから1日かかってもできなかったりするかもっていうのでいけば、本当にニンクじゃないよねってすごい思うので。
本当に能力係数っていうとちょっとまた数字的な話になっていやらしいですけど、本当にどの業務に誰がつくかによって生産性全然変わってくるはずなのに、一人一人を見ないで、はいここに一人当てがいますねっていうそういう考え方自体が、
すごい非効率というか、生産性上がらない理由じゃないかなと思ったりするので、やっぱり一人一人をね。
19世紀の話してるんじゃないんだからみたいな。
本当にそうなんですよね。誰でもできる仕事であればもしかしたら一人組っていう数え方もできるかもしれないですけど、
今やそういう仕事というよりも、本当にこの人だからこのアイディアが出てきましたよねとか、そういうふうに個々の能力をいかに生かした仕事で新しいことが生み出せるかっていうふうに、こなす仕事じゃなくて生み出す仕事が求められるようになってきている中で、
一人組って考え方はもうないよねって私は思って。
すごくわかります。一方でなんかやっぱり、一人組一人組って何人組っていう単位がなんか全然当たり前のように通ってる世界しか、私は転職した経験がないので知らないので、逆になんか
製造業の中でもまたいろんな業種だっていろんな業界がある中で、そういう人口っていう考え方じゃないところで何かを生み出している人たちはどういう考え方でそういう人の話をしているのかなっていうのは単純に興味がありますし、
本当、私の世代でも結構やっぱ人口って聞くとなんかちょっとゾワッとするというか、という中でましてこれからの世代の人たちが、あなたの0.5人口をこっちにやって、Bさんの0.3人口がこっちに行ってっていう概念を知った時になんか多分ショックを受けるというかギャップが多分あるんだろうなと思うので、
そこはじゃあこれからの時代にどうやって考えていったらいいのっていうのは見つけていきたいですね。
本当にそう思います。
最後の話は本当に早く人口という数え方じゃなくて、誰々さんのどんだけの時間をここに使ってっていうふうに、やっぱり誰がどいだけっていうふうになってくるといいなって思いますね。
15:12
それもだからなるべく自分がこれだったら他の人よりもちょっとできそうですっていう人にそこに入ってもらうっていうそういうやり方をやれるような、そういう仕組みに変えていけるといいなと思っています。
すごくわかります。
今日ね、一応さやみさんこれでこのテーマで一旦終わりになりますが、またいつかゲストで来ていただけると嬉しいなというふうに思いますので、また何か話したいことがあったら持ち込みでお願いします。
ありがとうございます。すごくたくさんいろんな話をさせてもらって、やっぱりこういう話を普段なかなかここまでぶっちゃけてというかできる場がないので、またちょっと何かあったらちょっと、はいじさん私これでしゃべりたいんですけどみたいなところだったり、ちょっとこれどう思いますかみたいなところはまたぜひちょっとすいませんがお話しできればなと思います。
いつもすごく嬉しい機会でした。
ありがとうございました。
さやみさんまた来てくださいね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
また番組ではマイノリティ社員ならではの職場の人間関係や働き方に関する疑問・質問に答えていきます。
あなたの悩みをぜひ番組のメールフォームに送ってください。
マイノリティ社員のあなたがもっと生き生き働けるヒントがきっと見つかる。
マイノリティ社員応援ラジオぜひお聞きください。
17:19

コメント

スクロール