1. マイノリティ社員応援ラジオ
  2. #1 製造業で女性は活躍はで..
2024-05-28 10:40

#1 製造業で女性は活躍はできない?!


自ら新しい道を切り拓こうとしているマイノリティ社員におくる『マイノリティ社員応援ラジオ』


パーソナリティは、院卒リケジョで、

大手自動車メーカーに技術系総合職として入社し、

結婚・出産後もそのまま仕事を続け、

30代でグループ長、40代で室長を経験し、

50代で畑違いのキャリアコンサルタントの資格を取り、

この春、30年以上働いた会社を早期退職したハイジです。


この番組は、会社そして社会を変えていこうと頑張っているレアな会社員の皆さんを応援するラジオです。


【今回の内容】

企業の女性活躍度調査/日立さんの場合/富士通さんの場合/目標値だけ?!/DE&I



サマリー

製造業では、女性が活躍できないという調査結果が発表されますが、女性が活躍する会社のほとんどが女性が多いことが分かります。しかし、一部の製造業企業は積極的な人事改革や働き方改革に取り組んでおり、女性活躍度を高めています。

女性活躍度調査結果
自ら新しい道を切り開こうとしているマイノリティ社員に贈る、マイノリティ社員応援ラジオ。
パーソナリティは、引率理系所で大手自動車メーカーに技術系総合職として入社し、結婚・出産後もそのまま仕事を続け、30代でグループ長、40代で出場を経験し、
50代で畑違いのキャリアコンサルタントの資格を取り、この春、30年以上働いた会社を早期退職したハイジです。
この番組は、会社、そして社会を変えていこうと頑張っているレアな会社員の皆さんを応援するラジオです。
記念すべき第一回のテーマは、製造業では女性は活躍できない、です。
先日、日経ウマンと日経ウマノミクスプロジェクトが、企業の女性活躍度調査を行い、女性が活躍する会社ベスト100をまとめた結果を発表しましたね。
1位は、3年連続で資生堂さんでしたね。
資生堂さんは社員の80%が女性で、女性がマジョリティなんですよね。
上位に入っている会社は、女性が多い会社がほとんど。
女性社員が少ない業界はどうだったかというと、一般的に製造業と呼ばれる電気機械輸送系だと、
36位に日立製作所さん、
45位に富士通さん、
48位に小松製作所さん、
67位に日産自動車さん、
68位に小三上のるたさん、
86位に理工さんが100位以内に入っていますが、
本当にごくわずかですよね。
建設業はどうかというと、
最も順位の高い大林組で124位と100位にすら入っていないというのが現状なんですよね。
この調査に協議録しているのは479社なので、
上場企業が約4000社ありますよね。
結局1割強の会社しか回答していないということ。
もしかしたら女性活躍度が自ら低いと思っている企業は、
あえて回答しなかった可能性もあるかなと私は思ったりしちゃっています。
ちなみに製造業では最も順位の高い日立さんの場合、
すでに2000年から女性活躍支援を始めていたことや、
女性だけでなく社員全員が幸せに働ける研究を2003年から行っていたり、
日立全体の55%に当たる海外従業員19万人はジョブ型雇用だったりと、
かなり積極的に人事改革を行っています。
HRテックに早くから取り組まれていたことからしても、
人に対する意識の高さが見られますよね。
それと日立のデッラ・ジョバンナ専務が以前コメントしているのですが、
女性活躍度ランキング
最終的には女性管理職の比率を女性従業員の比率と同程度にしたいと彼女は言っています。
そうなんです。もちろん女性管理職比率を上げることは大事なんですが、
当然製造業ではもともとの女性社員の比率が低いんです。
それを女性が半数以上いるような企業と同じところを目指すというのは無理があるんですよね。
富士通さんの場合は、2020年にワークライフシートを打ち出し、
女性云々ではなく全ての社員を対象として新しい働き方を推奨していますよね。
スマートワーキング、オーダーレスオフィス、グルチャーチェンジの3つのカテゴリーで構成されていて、
テレワークを基本としたワークスタイルの最適化や、時間と場所の制約から解放、
従来の企業文化を変えるという改革を始め、
翌年2021年にはすぐにワークライフシート2.0を発表しました。
その中で、最終目標を一人一人のウェルビーングの実演とし、
上司や人事が一緒に向き合い、制度を変えられるところは変え、
課題があったら耐え無理に答えていくとしています。
まあ、うまくいくことばかりではないと思いますが、
会社として世にそれを公表しているのは素晴らしいことですよね。
さて、この女性活躍度調査自体、私は結構イケてると思っててですね。
製造業の取り組み
理由としては、採点の4つのポイントが明確であること。
1つ目は、管理職登用度。女性役員や女性管理職の比率ですね。
2つ目が、女性活躍推進度。
どれだけ会社が女性活躍のための制度や施策を整えているか。
3つ目は、ワークライフバランス度。
柔軟な働き方ができるかどうか。
男性育休の取得率もこの中に入っています。
4つ目は、人材対応制度なんですが、ここが結構ポイントだと思っていて、
障害者雇用率やLGBTへの理解促進度など、
直接女性活躍には関係ないと思われる項目が入っているところが本当にいいです。
働きやすさの物差しって、女性だけでなく、
全ての社員にとって働きやすくないと、不公平感が生まれて、
社内の不満が出やすいですからね。
それでなくても、女性活躍という理由で管理職になったんじゃないの?
っていう声が出るのは、女性にとっても男性にとっても、
どちらもウェルビーングじゃないんですよね。
女性活躍で各社を検索すると、多くの会社がD&I、
つまりダイバーシティ&インクルージョンのページに飛びます。
最近ではDE&I、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンと言っている会社も増えてますね。
先ほど紹介したひたちさんは、お金非財務データとして、
過去5年間のひたちグループとしての女性比率、女性管理職比率、
そしてひたち政策署の女性管理職比率を公表してて、
年々ちゃんと比率が上がってきていることがわかりますね。
実は他の大企業も気になって調べてみたんですけど、
アンケートに回答していない会社は、現在の女性比率等は出しておらず、
女性活躍推進法の代表作として、何年までに何%という数値目標だけを出してましたね。
さてさて、ここまでは公表されているものからの情報でしたが、
ここからは私のかなり個人的な意見も入ってお話をさせてもらおうかと思います。
先ほどの目標値だけを出していて、今の数字を出していない会社、だいぶまずいと思いますよね。
だって、男女比とか女性管理職数とか、出さないってことは出せないってことだと思われても仕方ないですよね。
こういうことを女子学生さんや女性の転職希望者が知ったら、そういう会社は選ぼうとしないでしょうから、
さらに女性から敬遠されて、女性社員の比率が下がるという悪情感が生まれちゃいそうですよね。
まあそうは言ってもね、うちの会社じゃ絶対難しいんだよなーって思われているあなた。
実は、富士通さんのワークライフシフトの仕掛け人である女性の方から直接お話を伺ったのですが、
元々人事ではない部署にいたその女性が、社長へのプレゼンでこんな働き方に変えていきたいと言ったのが、そのワークライフシフトの発端だとか。
つまり、今、自分は男性社員に囲まれて少数派として頑張っている女性社員が会社を変えることができる可能性があるということなんです。
なんかすごくないですか?富士通さんのように大きな会社でも、ちゃんと理解してくれる人がいれば変わることができるんですよ。
私がこの番組を通してお伝えしたいことは、まさにそういうことなんです。
マイノリティとして頑張っている女性社員、男性でも育児や家庭のことにちゃんと関わろうとしているパパたち、
障害があってもそれを一つの個性として働いている障害者の方、そんなマイノリティ社員の皆さんが、本当の意味で働きやすい社会を目指して応援していきたいと思っています。
私の話だけでなく、自ら道を切り開こうとしている社員の方をゲストとしてお招きして、お話を聞いたりする回もありますので、ぜひ次回以降もお聞きください。
真の意味の女性活躍や未来の働き方をマイノリティ社員の皆さんと考えるマイノリティ社員応援ラジオは、火曜日朝7時に毎週最新話が更新されます。
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また番組では、マイノリティ社員ならではの職場の人間関係や働き方に関する疑問・質問に答えていきます。
あなたの悩みをぜひ番組のメールフォームに送ってください。
マイノリティ社員のあなたが、もっと生き生き働けるヒントがきっと見つかる。
マイノリティ社員応援ラジオ、ぜひお聞きください。
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