![[はじめての交通事故#28]人身損害の「症状固定」ってナニ！？](https://image.listen.style/img/bP927hvk_TjguYXDvpfMVZES_dx0Gfvj8WTvayXmcc0/resize:fill:1200:1200/aHR0cHM6Ly9jZG5jZi5zdGFuZC5mbS9jZG4tY2dpL2ltYWdlL2ZpdD1jb3Zlcix3aWR0aD0xNDAwLGhlaWdodD0xNDAwL2ltYWdlcy8wMUpLWUZSNkIwRzhRU05XUzJZQlRQWEdKRC5qcGc.avif)
交通事故の基本
弁護士の キタガワです。
YouTubeや TikTok、テレビ番組などで 法律の解説をしています。
金髪頭のおじさん弁護士です。
連日お話ししている 交通事故シリーズです。
いよいよ おけが人身損害について お話をスタートしました。
今日は とても大切な考え方・概念を お話しします。
ぜひ チェックしてください。
まず 前回のおさらいを 少しお話しします。
物の損害の他に おけがの損害が あるとなると 加害者側は 民事責任です。
これは お金の弁償のことです。
だけではなく 刑事責任です。
これは 犯罪行為です。
自動車 運転 過失 窒素用罪のような 漢字があります。
民事責任と刑事責任の 2つが 発生します。
刑事責任に関しては 警察の捜査が 進んでいく というお話を しました。
けがをした時は 入院や 通院をして 治療を 受けることに なります。
その際は 加害者側の 保険会社から 同意書が 送られてきます。
加害者側に サインして いいのか というところです。
これは あくまで 病院側と 加害者側の 保険会社が 直接 連絡を取って スムーズに やり取りをするための 同意書です。
この同意書に 関しては 内容を しっかり 読んでください。
しかし サインして 問題ない ということです。
他方で 時短書や 面積小書のような タイトルは 専門家の 弁護士の 意見を 聞いて 熟慮しなければ いけない というところを 話しました。
どこの 病院に 通院したら いいのか という 疑問を 思うかも しれません。
これは どこの 病院でも 問題ありません。
ずっと 行っている 病院でも いいですし 有名な お医者さんが いる その道の 名医のような 病院が あったら いいです。
これは 相手の 保険会社が 指定することは できません。
お近くの 整形外科や 大学付属病院などに 行く方が 多いと 思います。
病院は 必ずしも 治療が 完了するまで 1つの 病院を 通い続けなければ いけない ということでは ありません。
中には お医者さんとの フィーリングが 合わない 治療に 対して 全然 積極的では ありません。
お金の 話ばかりするな といった 場合は 病院を 変えることも 全然 問題ありません。
その時は 必ず 相手の 保険会社に 一言 言っておくのが いいと 思います。
後日 解説の時に お話しします。
治療と保険会社の関係
入院する時は なるべく 早い段階で 通ってください と思います。
そして なるべく 通院の間隔を 空けないように しておくのが ポイントです。
お医者さんの 指示では 次に 来てもらうのは 1ヶ月後で いいですよ 2ヶ月後で 大丈夫だよ という 指示が あれば 話は 別です。
しんけい症状や むち打ちや 腰痛いねん座などの 場合は 例えば 2週間や 3週間 1ヶ月くらい 空いてしまうと 加害者側の 保険会社は 全然 通院していません。
痛みが そこまで なかったのでは ないでしょうか という 難癖を つけてくる 担当者も います。
ですので 交通事故に あった時は なるべく 早い段階で 病院に行くと いいです。
お仕事で なかなか 行けないかも しれませんが すぐに 行かないと いけません。
なぜ 事故後に すぐに 病院に 行かなかったの でしょうか。
行かなかった ということは 耐えられる程度の 痛みだったのでは ないでしょうか という 変な見方を されます。
そして 通院の 間隔が 空いてしまうと 痛くないから 通院しなかったのです。
我慢できる レベルだったのです。
このような 客観的な 記録が 残ってしまうので 相手に 反論の 余地を 与えることに なります。
可能な限り お仕事が あって 時間が 取れないかも しれませんが なるべく 早めに 病院に行く 通院する 期間を あまり 空けずに 通院を 継続することを お勧めします。
どのくらいの ペースや 頻度で 通院すべきかは 後日 説明します。
いよいよ 今回の 話の 本題です。
前回 説明した通り 怪我を した 加害者側の 保険会社から 同意書を 書いてくれと 言われました。
そして 返信を 封筒で 戻します。
そして かかりつけの 病院などに 通院して 治療を します。
加害者側の 保険会社が 代わりに 治療費を 払ってくれます。
つまり 加害者側は 0円で 自腹を 切ることなく 通院を 続けることが できます。
しかし ある日 突然 加害者側の 保険会社から もう 支払いません というふうに 相手の 保険会社から 連絡が 来る場合が あります。
これが いわゆる 治療の 打ち切り ということです。
今日は この概念を 覚えておいて いただきたいと 思います。
当然のことながら 治療を していれば どんどん 回復に 向かっていく わけです。
当たり前ですが 相手の 加害者側の 保険会社が ずっと 治療を 面倒を 見てくれれば いいのですが、
どこかの タイミングで そろそろ おけがも だいぶ 良くなってきたと 思います。
そろそろ 弁償の お話を させて いただけませんか。
通院開始して 3ヶ月 とか 通院してから 半年とか 骨折とか 大きな 怪我を している時は 1年後 2年後 に なります。
鞭打ちや 腰椎念座など 神経症状の 痛みの時は 本当に 場合によっては 2ヶ月とか 3ヶ月で 治療を 打ち切ります という 連絡が 来る場合が あります。
なぜ 相手の 保険会社が 治療を 打ち切ります という 連絡が 来るので しょうか。
相手の 保険会社の 立場から すると これ以上 治療を 継続しても 無駄です。
劇的な 回復は これ以上は 見込めない という タイミングが どこかで 来ます。
それを 保険会社なりに 判断して 治療を 打ち切る。
これ以上の 支払いを 止める という 感じに なります。
これを 難しい 言葉で 言うと 症状固定と 言います。
症状は まさに 病気や 怪我の 状態 という 意味です。
症状が 固定 固まる と書いて 症状固定 と言います。
症状固定と 治療費の 打ち切りは 勝利一体 だと 思ってください。
厳密に 言うと 違いますが 分かりやすく 勝利一体だと 思ってください。
加害者側の 保険会社は これ以上 劇的な 回復は 見込めない と言います。
症状が 固定して います。
加害者側の 保険会社は これ以上 治療費を 代わりに 払うとは 言いません。
加害者側の 保険会社は 治療を 打ち切らせて いただきます という 連絡が 来ます。
当然 怪我の 症状が 固定しているか どうかは 加害者側の 保険会社の 担当者が 分かりません。
当然 見ている 専門家しか 分かりません。
だから もう少し 治療すべきか どうか とか これ以上 治療するのは 難しい という 判断は お医者の 判断では あります。
しかし 加害者は 痛みが 続くので 治療を 継続したいと 思います。
お医者は 被害者である 私が 治療に 来てくれれば くれるほど 売上が 上がるので 来ないで ください。
症状が 固まっているから 来ないでくれ とは 言いにくいです。
患者である 私も 痛みが 続くので 病院に 行かせて 治療してください と言ったら お医者は もう来るとは 言いにくいです。
加害者側の 保険会社は 治療費を ずっと 支払い続ける わけには いきません。
加害者側の 保険会社の いわゆる 医療アジャスターと 言います。
いつぐらいまでの 通院は 事故と 直接の 関連性のある 治療なので 面倒を 見るべきです。
ここからは 症状固定が されていると 思います。
これ以上 治療しても 劇的な 回復は 見込めない タイミングです。
ここからは 被害者の 北川さんに 払わなくて いいのではないか という 助言が あります。
これは ブストの時も メカニカル アジャスターさんが 言った通り
ある意味 百戦錬磨の 医療に 関して このぐらいが 治療の 打ち切りで いいのではないか という 医療アジャスターさんが います。
そういったところを チェックする 人です。
症状固定の理解
そういった 意見を 参考に 相手の 保険会社としては いつまで 経っても 治療費を 負担する わけにはいきません。
このタイミングで あと1か月で 治療費の 負担をするのを 打ち切ります という 連絡を 被害者に する という ことです。
交渉を 相手の 保険会社と 被害者側の 弁護士が 戦っていく という ことです。
ここが 非常に 難しかったり します。
今日は 治療費の 打ち切りの どこかの タイミングで 仕払いは できません。
一括対応は できません。
なぜなら あなたは 症状を 固定していますから という 連絡が 来る という ことです。
症状固定という 考え方や 概念だけを 覚えておくと いいです。
その タイミングが 来たら ずっと 加害者側の 保険会社が 治療費を 支払う わけでは ありません。
ある日 どこかの タイミングで もう 仕払いは できませんと 言われます。
このようなことを 覚えておいて ください。
最後まで お聞きくださり ありがとうございました。
また 次回 一緒に 勉強して いきましょう。
