離婚と財産分与の概要
弁護士のキタガワです。YouTubeやTikTok、テレビ番組などで 法律の解説をさせていただいております。
金髪弁護士でございます。
男女のトラブルシリーズ、離婚編を 連続してお話をしていて、だいぶ経ちました。
これまでは、離婚するための原因や理由や 遺写料みたいなお話もさせていただきました。
最近では、子どもに関する内容です。
親権者をどちらにするか、子どもに合わせてくれ、 みたいな面会交流など。
そして、養育費、婚姻費をどう支払うのか、いくらなのか、 みたいなお話をさせていただきました。
みなさんも、徐々に離婚に関する知識レベルが 上がってきたのではないかと思います。
ただ、ここまでは正直、前哉でございます。
おーぶる、おー、ごめんなさい、おーどうぶるでございます。
言えないくらい、緊張しちゃった。
ここからが、メイン中のメインでございます。
共有財産と特有財産の定義
みなさま、お待っとさんでございました。
いよいよ、みなさんが一番気になる、財産分与でございます。
財産分与、聞いたことあるかもしれません。
ここから長きに渡って、財産分与編をお送りします。
細かいところまで、しっかり丁寧に解説していこうと思います。
今日は、触りだけお話をさせていただいて、
財産分与というのは、どういう制度、システムなのか、 お話をしていきたいなと思っています。
ここが、一番もめます。
なぜなら、財産をもらう側としては、 なるべく多くもらいたいです。
財産を渡さないといけない側は、分かれる相手に、 なるべく少なく渡したいです。
そのせめぎ合いで、とてももめます。とてもバトルします。
この辺のお話を、何回かに分けて 解説していきたいなと 思います。
前置きが、だいぶ長くなりました。
今日は、財産分与に関する 考え方の前提として、
共有財産と 特有財産の ちがいを 頭に入れておきます。
共有財産は、共有物や 共同所有のようなことを 言います。
共にあると書いて、共有財産です。
特有財産は 特別に 有している 財産です。
財産分与は 共有財産のことを 基本的には 半分に 分けます。
このような 制度だと 思ってください。
離婚した時の 財産分与は 共有財産を 夫婦2人で 分けていく という 感じです。
共有財産とは 何でしょうか。
2人で 共有して 持っている 財産 という 言葉通りの イメージだと 思います。
厳密に 言うと 結婚後に 夫婦2人で 積み上げてきた 財産のことを 言います。
結婚後に 夫婦2人で 積み上げてきた 財産を 共有財産と 言います。
反対に 特有財産とは パートナーの助力や サポートに 関係なく 自分の力だけで 得た お金です。
これが 特有財産です。
特有財産の 具体例を 話した方が 分かりやすいと 思います。
まず 特有財産の 話を します。
一番 分かりやすいのは パートナーの サポートを へずして 自分で 獲得した 財産です。
当たり前ですが まず1つは 独身時代に しっかり 築き上げてきた 財産です。
例えば 余所金や 独身時代に 買った 自動車や マンションが あるとしたら 独身時代に 積み上げてきた 財産です。
例えば 株などの 資産運用で 貯めてきた お金は 結婚前なので 妻や 旦那さんの サポートを へずして 自分で 獲得した 財産です。
これが 特有財産です。
もう1つの 典型例は 結婚した後でも 実の親族が 亡くなって その財産を 相続した 場合です。
相続財産は 自分の パートナーや 旦那さんや 奥さんの サポートなど 関係なく 相続という 自分の家計を 受け取った お金です。
結婚後でも 相続財産は 特有財産です。
特有財産は パートナーの サポートなしに 自分の 立場だけで 獲得した お金です。
それが 特有財産です。
具体例は 独身時代に 築き上げた 財産です。
結婚後でも 自分の 実の父親や 母親や 相続することで 自分の家計から 相続した お金が 含まれます。
結婚後で 別居した後は 夫婦の 協力関係が 規薄化しています。
別居後に 積み上げた 財産は 財産分与として カウントしません。
今言った 特有財産以外の ものは すべて 共有財産です。
財産分与の実例と考え方
結婚後に 夫婦で 築き上げた 財産が あります。
別居後は 話が 複雑になるので 今回は スルーします。
結婚後に 夫婦2人で 築き上げた 財産が 共有財産と 呼ばれます。
それを 基本的には 離婚する時に 分けます。
厳密に言うと 財産分与の 請求は 離婚した後 2年以内であれば 財産を 分けます。
2年経つと 財産を 分けることが 今の法律では できないので ここは 注意してください。
基本的には 話し合いをする時に 離婚と同時に 決めることが 多いです。
しかし 時間差で 離婚をして その後 2年以内に 財産を 分けましょうと 主張することも できます。
結婚後に 夫婦2人で 築き上げた 財産は 共有財産となり 共有財産が 財産分与の 対象になります。
例えば 自分の年収が 500万円だとして 結婚後に 一生懸命 お金を稼いで 資産を 運用してきました。
株を 投資して 積み立ててきました。
資産が 回ってきて 利回りも 良くて 回ってきました。
その他に 自分の給料で 一生懸命 ローンで 家や車を 買いました。
なるべく 無駄遣いしないで 通帳も 1,000万円になりました。
そして 退職金も 1,000万円もらえるのだと 頑張ってきました。
与の旦那さん 残念です。
これら全て 共有財産で 基本的には 半分 持っていかれます。
マジかよ ふざけんなよと
うちの嫁は 朝から晩まで 家で ゴロゴロして ネットフリックスを見て
美味しくない料理を 作って グースかピースか 寝て 何にも やっていません。
家のサポート 俺のサポート 年収を 稼いで 自分で 株の知識の勉強を 入れて
資産運用の勉強をして 退職金も 一生懸命 残業まで 働いて
俺は 一人で 頑張ってきたのだよ。
なんで 私は 渡さなければ いけないのか。
共有財産は とんでもない。
嫁のサポートは 1ミリもない。
特有財産ではないのかと 思うかも しれません。
残念ながら これら全て 基本的には 共有財産になります。
そうです。
丹那さんが 一生懸命 外で働いて 奥さんは 専業主婦であったとして
奥さんは 株に興味なし 丹那さんは 一生懸命 自分で勉強して 本も買って
資産運用の株式投資の 勉強もした。
そこには 奥さんのサポート 1ミリも 入ってないじゃないかと 思うかもしれません。
これ 難しいのは 裁判所というか 一般的な考え方として
丹那さん お気持ちは 分かりますけども
あなたが 外で 一生懸命 働いて 稼ぐことが できたのは
奥さんが その間 家を 守ってくれていたからですよ。
あなたの お給料は あなたが 一生懸命 一人で 稼いだお金じゃなくて
奥さんの内助の子があって 稼いだお金 夫婦2人で協力した お金なんですよ。
なので 共有財産です というふうに 言われちゃうんですね。
ふざけんなですよね。
ちょっとね 今日は 時間が来ちゃったので その辺のお話もですね
次回も踏まえながら やっていきたいなと思います。
最後まで お聞きくださり ありがとうございました。
それでは 今日も元気に 行ってらっしゃいます。