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2024-12-07 10:04

[離婚の戦略!!#30]夫が稼いだ給料は妻との共有財産になってしまう?

サマリー

このエピソードでは、夫婦間の財産について特有財産と共有財産の分け方が解説されています。具体的には、結婚後に得た給料が共有財産に該当するかどうかや、財産分与における判断基準について考察されています。

財産の種類と判断基準
弁護士のキタガワです。YouTubeやTikTok、あとはテレビ番組などで、法律の解説をさせて頂いたり、NFTプロジェクトMOSQUITO FAMILYの運営をしております。
さて、男女のトラブルシリーズ、離婚シリーズ、グイグイグイと進んでおりますね。
前回は、夫婦が支払いをしなきゃいけない時に、連帯責任を負うのか、日常の家事の範囲内と言えるかどうかで、日用品を購入した場合、
スーパーマーケットで食材を買ったりとか、洗剤を買ったりとか、あとは、例えば携帯電話払ったり、水道耕熱費、これは毎月繰り返してますよね。
こういったのは、日常的な家事と言われやすいということです。
他方で、不動産の購入とか、車の購入というのは、毎月やってるわけじゃないじゃないですか。
こういったのは、日常の家事の範囲外というふうにジャッジされる。つまり、連帯責任を負わなくていいという感じですね。
問題なのは、微妙な時ですね。何か数十万円の高級うも布団を買ってしまったりとか、
25万円、20万円の電子レンジを購入してしまった時に、ちょっと割高でローンで払った分割払いした時に、
これね、夫婦の一方が連帯責任を負わなきゃいけないのか、みたいなところを判断するよというところでしたね。
この辺は、お互いの収入とか、もちろん買ったものの金額とか、そういったところを総合的に判断していく、みたいなところでございました。
そして、借金も同じように考えていくという感じですよね。
例えば、生活費のために、家賃を払うために、ちょっと今月お給料少なかったから、消費者金融からプラスで1万円、2万円借りていた、みたいな状況であれば、
これはですね、一方が借りたとしても、もう一方の配偶者、パートナーも払わなきゃいけないという感じになっていっちゃうと思います。
他方で、海外旅行のために50万円借りれたとか、ギャンブルのために100万円借りれた、みたいなね、これはどう考えたって、日常家事の範囲外ですよね。
年から年中、海外旅行行く人いるかもしれないけど、そういう人は、なかなか消費者金融から借りてね、借金して海外旅行行く人はいないでしょうから、
そういったのを個別、具体的に判断していって、たとえ借り入れであったとしても、同じような考え方がされるよ、みたいなお話でございました。
さて、せっかくですね、夫婦の財産に関するお話をしていますので、
今日はですね、このね、夫婦の財産をどのように考えていくか、みたいなお話をさせていただきたいなと思っています。
今日はね、本当に基礎的なところですね、大切なお話をさせていただきたいなと思っています。これめちゃくちゃ重要。
なぜかというと、後でね、だいぶ後で説明する離婚編になった時に、まあ離婚するってなったらですね、真剣者をね、あの旦那さん奥さんどっちにすべきかとかね、
あとは子供の養育費の支払いをね、月々何万円にするかとかね、決めたりすると思うんですけども、それと同時にね、
夫婦の財産を分けましょう、みたいな話になってくるんですね。これを財産分与と言います。
で、この財産分与の中で話が出ていくんですけれども、
2人で共有している財産を分け分けしていきましょうという考え方があるんですね。
で、ここでですね、めちゃくちゃ具体的に解説するんですけども、まあね、ちょっと今日はせっかくなんで導入部分として、
夫の収入と財産の取り扱い
まあね、夫婦の財産をどのように考えていくか、みたいなところのね、お話をさせていただきたいなと思っています。
後々の財産分与編でしっかり解説をさせていただきますので、
あ、なんかね、あのそのシリーズがね、来た時に、あーなんかね、あの結構前にやってたなぁ、みたいな思い出していただければ嬉しいなと思っています。
さてそもそも結婚してね、えーと、夫婦でね、もちろん財産を築き上げていくんですけども、
まあね、えーと、まあそもそも独身時代にそれぞれがね、旦那さんは旦那さん、奥さんは奥さんで、自分で稼いできたお金とかがありますよね。
はい、あとは結婚後にですね、まあ二人でね、えー、築き上げてきた財産、えーね、いろいろあったりするかもしれません。
旦那さんは旦那さんでね、お給料を結婚後に稼いでいますし、奥さんは奥さんでパート収入とかがあるかもしれないということですね。
あとは、結婚後に自分の両親とかが亡くなって、例えばね、お父さんが土地を持っていたと、で、土地を売却した時にね、
3000万円、えーと、旦那さんは獲得できた、みたいなこともね、あったりしますよね。
こういった財産をどのように考えていくか、みたいなお話があります。
はい、えー、民法ではですね、どのように書かれているかというと、はい、えー、夫婦の一方、まあ旦那さん、もしくは奥さんですね、が結婚前から、独身時代から持っている財産、
えー、そして、えー、結婚中に自分の名前で得た財産、まあつまり、なんでしょうね、えー、今言った、相続財産みたいなことですね。
相続財産は、その特有、特別に有している、持っている財産、特有財産とします、とあります。
はい、ちょっと難しいですね。夫婦が独身時代から持っていた財産、そして、えー、結婚後に自分で獲得した財産、相続財産などは、特有財産、ね、
えー、とするとあります。そして、もう一つ、夫婦の、ね、結婚後、夫婦の、いずれに属するか明らかでない財産については、これを共有財産と推定する、考えるよ、とあります。
なので、結婚した夫婦の財産の中にはね、法律上大きく分けて二くくり、ね、二つくくられてね、えー、特有財産というのと、共有財産というのがあるということ、
ね、まず覚えておいてください。まあ、この辺はね、把握している方、いらっしゃるんじゃないかな、と思います。
で、あとで出てくるんですけども、えー、ね、離婚する時に財産分与みたいに話し合って、財産を分け分けしますよね。
その時に分ける対象となるのは、共有財産の方ですね。はい、結婚後に築き上げてきた財産、これを分けていくということになりますので、
独身時代にめちゃくちゃ、例えば稼いでいた、旦那さんが稼いでいた、株でね、なんか資産運用でめちゃくちゃ稼いでいたお金があったとしても、結婚後にですね、その独身時代に貯めていた財産を分ける必要はないということですね。
あとは、結婚後に、ね、えーと、自分の父親母親が亡くなって、相続財産をね、土地とか建物、ね、もらったとしても、それ、離婚後に奥さんに渡さなきゃいけない、旦那さんに渡さなきゃいけない、
というわけではありません。これらは、特有、特別に有している、えー、その旦那さん固有の財産、奥さん固有の財産ですからね。
あくまで分け分けしていくのが、共有財産ということになります。でね、じゃあね、あのー、ま、結婚後、ま、旦那さんは、あー、ま、外でね、働いて、サラリーマンで給料ね、例えば30万、40万、50万ね、もしかしたら稼いでいるかもしれません。
で、奥さんは、あーね、子供を育てながら、専業主婦としてね、やっている、ということになった時に、じゃあ旦那さんの、ね、手取り月収っていうのは、これは誰のお金なんでしょうか、特有財産なんでしょうか、共有財産なんでしょうか、ということなんですよね。
はい、えー、で旦那さんが稼いでるから、これ旦那さんだけのお金だ、と思うかもしれませんが、実はそんなことないんですよね。
ま、この辺は離婚のね、えー、相談を受ける時に旦那さんが、なんでだ、っていう風にね、嫁なんか何もしてねえじゃねえか、家でね、なんかゴロゴロテレビ見てるじゃねえか、みたいな、言ってるかもしれませんけども、ま、旦那さんがね、安心して、家の外でね、あの収入を得る、稼ぐことができているのは、奥さんの内情の効果があると、あーいう、ま、考え方があります。
ですので、旦那さんは外でお金を稼いできた、えー、奥さんは、あーね、専業主婦で家のことをやっていた、ま、やってない人もいるらしいですけども、えー、で、あったとしても、この旦那さんが稼いできたお給料というのは、えー、結婚後はですね、共有財産という風に考えられるということなんですよね。
お給料だけじゃなくて、例えば旦那さんはね、投資がすごくね、えー、勉強して詳しいということで、積み立てにいさを毎月コツコツコツコツやっていました。
奥さんは全然疎くてですね、勉強しないので、そういうのは一切やってない。でね、えー、ま、結婚後に積み立てていて、離婚したときに、ね、あのー、その積み立てていた金額から、プラスね、結構な金額でね、えー、含み益があるというときに、ね、えー、もうこの積み立てにいさ、どの銘柄にするか、自分で調べてね、やったんだと、嫁には、えー、渡したくないと思うかもしれませんが、結婚後から始めたものはですね、残念ながら、
うーん、何もしていない奥さんに渡さなきゃいけないみたいなね、えー、共有財産なので渡さなきゃいけないみたいなことがあったりします。なかなか難しいですよね。はい、ちょっと時間が来ちゃいましたので、次回はですね、じゃあ、結婚後に家を買いましたと、家を買って、旦那さんの単独名義にしたときとかね、はい、あとは奥さんが一生懸命ですね、家計をやりくりしてやりくりして、えー、奥さんがへそくりをね、えー、持っていた場合、これも共有財産となるの?
それとも、特有財産になるの?みたいなお話、させていただきたいなと思っています。最後までお聞きくださりありがとうございました。それでは、今日も元気にいってらっしゃいまさんさん。
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