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こんにちは、hattoです。私たちは、家族の絆をより濃く、より強くをコンセプトに夫婦でお店をやっています。
このチャンネルでは、商品の裏側や試行錯誤の過程、私たちがショップを通して大切にしている考え方や気づきについてお話ししていきます。
家族のための雑貨屋さん、今日は18回目の放送です。
大阪では桜が結構咲き始めてるんですけれども、皆さんの住まいの地域はどうでしょうか。
今日はですね、春に出したいなと思っている新商品のお話をしたいと思います。
新商品はいつも完成して、販売体制も整ってからお披露目しているんですけれども、
今回は初めての試みとして、商品化までの道のりもお伝えしてみようと思っています。
早速ですが、新商品が何かっていうと、真鍮のしおりです。
今日はなぜしおりなのか、しおりっていうアイテムにどんな意味とか思いがあるのかっていうことをお話ししたいと思います。
我が家は6歳の息子と夫と私の3人家族なんですけど、みんな本を読むんですね。
せっかく3人とも本を読むから、家族で使える本にまつわるアイテム、何かなっていうところから今回の商品は始まりました。
私は文庫とか単行本で小説を読むことが多くて、
夫は同じく文庫で小説読んだりとか、あとはビジネス書とかも読んだりしていて、息子は絵本を読んでます。
読んでるものの内容も違うし、本のサイズも結構バラバラで、みんなが使えるっていうのはやっぱりしおりかなということでしおりに決定しました。
アイテムが決まったら次にするのはデザインではなくてですね、私たちが商品を考える時に次にすることっていうのは、
このアイテムで家族のつながりを作るにはどうしたらいいかを考えることなんです。
感覚的に言うと、この段階ではしおりが家族をつなぐものになるっていうイメージはあるけど、
それを言葉に落とし込めていないっていう感じですね。
それを誰しもに伝わるように丁寧に言葉にしていくっていう工程がこの段階のやることかなっていうふうに思ってます。
これがこの後のデザインを考える上でも軸になっていくすごくすごく重要な工程で、
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夫婦で何回も話をしながら進めていっています。
では、しおりと家族がどうつながるかっていうところなんですけど、
私、太宰治の言葉で好きなフレーズがあって、
本を読まないということは、その人は孤独ではないということだ。
っていう言葉があります。
本を読まないということは、その人は孤独ではないということだ。
この文章自体の解釈はいろいろあるかなと思うんですけど、
これを聞いて私が感じるのは、本を読む時間っていうのは、
その本の世界に没頭するある意味孤独な時間とも言えるっていうことじゃないかなっていうふうに感じました。
そんな孤独な時間、読書っていうある意味孤独な時間の始まりと終わり、
つまり本を開いたときと閉じるときに、そこに家族を感じるしおりがあったら、
読書の時間がより豊かなものになるんじゃないかなっていうふうに考えました。
しおりがあることで、本を読むっていう孤独な時間が家族とつながる時間にもなる、
そういうしおりがあったらいいなっていうふうに思ったわけです。
そういう経緯で新商品はしおりに決まりました。
はい、今日は以上です。
次回はデザインのお話をしたいなというふうに思っています。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
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ではまた。