言語化の重要性
こんにちは、hattoです。私たちは、家族の絆をより濃く、より強くをコンセプトに夫婦でお店をやっています。
この番組では、ものづくりの裏側や家族と向き合う日々についてお話ししています。
今日は、言語化に対するモヤモヤについてちょっと考えてみたいと思います。
言語化って今、すごい大事っていう風によく言われているんですけど、そこにちょっと引っかかることがあって、
それについて考えてみたいなと思っています。
ビジネスとか、SNSの世界でよく言われる言語化って、
分かりやすくとか、論理的にみたいな、いかに相手にこちらが意図した通りに伝わるかとか、
どれだけ相手が理解してくれるかっていうことが大事だったりとか、
SNSとかで言うと、こちらの感情とかを伝えるっていう場面でも、
ある程度ゴールを決めてというか、相手にこういう風に思ってもらいたいとか、
自分のこういう感情をこういう風に受け取ってもらいたいみたいなものを考えて、
ゴールを決めて、じゃあそのために、そう感じてもらうためには、
どういう言葉選びをするのかとか、どういう順序で話をするのかとか、
そういう方向性が多いのかなっていう風に感じているんですね。
それはそれですっごい大事だし、必要なことだっていうのは思うんです。
ただ、自分の中ではずっとちょっとなんか違う気がするなっていう、
引っかかりというかちょっとモヤモヤがあったんですね。
なんかどこかこの100%乗り切れないみたいな気が進まない感覚があったんです。
そのビジネス的な言語化が上手いっていうのはちょっと一旦置いておくと、
私自身が言語化が上手いって感じているのは、よく考えるとそういうものではなくて、
いわゆる純文学的な文章なんですね。
分かりにくいかもしれないけど、その人の言葉で書かれたもの。
だから言ったら相手がどう受け取るかは分かんない。
100人いたら100通りの受け取り方をされるかもしれないけど、
その人の中から出てきた言葉を使って、その人の感情とか心の動きとか、
あとはこの情景の描写とか、なんかそういう言語化に私は参加しています。
なんかそういう言語化に私はすっごい憧れていたんですね、ずっと。
誰かに呼んでもらうことが前提じゃなくて、その人の内側から絞り出してきたみたいな文章。
そういう言葉を紡げる人がすごい憧れだったんです。
私がなぜこの言語化っていうことにちょっともやもやを抱えていたかっていうと、
この2種類の言語化、相手に伝えるための言語化と、
言ったらその人の中から出てきた自分を表現するための言語化、
その2種類の言語化を明確に分けて捉えられていなかったからかなっていう気がします。
自分が文章を書くときにも伝わるように書かなくちゃとか、
これって相手はどう捉えるんだろうとかっていうことを割と無意識に思っていたような気がするんですね。
だからこの自分の中から出てきた言葉を書いていても、
でもこれじゃ伝わらないかもな、意味ないかもなって迷ってしまったりとかして、
結果としてどっちにも振り切れずに、どっちつかずの状態になっていたと思うんですね。
自分らしい表現の探求
私は商品を作って販売するっていうお仕事をしているし、
SNSでの発信っていうのもしてるんで、
セールスライティングの本とかを読んだりもするんですね。
で、私自身書くことは好きなので、
勉強すればできるのかなっていう風にちょっと思ったりもしてたんですけど、
実際は全然なんか気分が乗らなくて、
なんかやる気が起きなかったんですね。
で、それが自分が書きたいと思う、自分が憧れているものとは根本的にもう別のものだったからなんだなっていう風に気づきました。
でも、じゃあどういう風にこの文章と向き合っていくのか、言語家と向き合うのかって考えた時に、
私は別に小説家ではないし、エッセイストでもないし、
そういう純文学のような文章っていうのはすごく憧れはあるけど、
別にそういうものを書いてそれで生きていきたいっていうわけではないんですね。
だからこの2つの言語家のいいとこどりができたら、
なんか自分らしい文章になるんじゃないかなっていう風なことを今はちょっと考えています。
相手に伝えるための言葉と、自分の中から出てきた表現と、
そのなんか間をいいとこだけを取ってみたいなっていう風に思ってるんですね。
だから自分の言葉で自分の感情もちゃんとこう丁寧に救い取りながら、
でもそれを誰かに届く形にもするみたいな感じですね。
なんかそういうのができたら難しいだろうけど、
なんか自分の中ではすごく納得のいくものになるんじゃないかなっていう風に感じています。
はい、今日は言語家に対するもやもやについてちょっと考えてみました。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
インスタグラムでは日々のものづくりや商品の様子を載せています。
概要欄にリンクを貼っていますので、ぜひチェックしてみてください。
ではまた、ハットでした。