トイブックスとの出会い
こんにちは、hattoです。私たちは、家族の絆をより濃く、より強くをコンセプトに、家族の繋がりを大切にするアイテムを作っています。
この番組では、ものづくりの裏側や、子育ての日々で気づいたことを、私なりに言葉にして残しています。
今日は、なぜ、あの小さな本屋に惹かれたのか、というタイトルにしてみました。
先日、本屋巡りをしたんですね。夫の仕事の関係だったんですけど、
本屋さんとか、ブックカフェを7、8軒ぐらいだったかな、10軒行かないぐらい、あちこち回ってきました。
その中で、一番印象に残ったというか、心に残ったのが、
大阪の新西橋にある雑居ビルって言っていいのかな、ビルの2階にある小さな本屋さん、トイブックスさんっていう本屋さんです。
このトイブックスさんは、狭いんですけど、すごく落ち着けるような雰囲気があるお店だったんですね。
並んでる本とか、配置とか、そういう展示というか、並べ方みたいなものから、
ここの店主の方は、本がすごい好きなんやろうなっていう空気をすごく感じました。
私はその雰囲気がすごく居心地がいいなっていうふうに感じたんですね。
他のお店も素敵なお店がたくさんあったんですけど、そことの違いっていうのをちょっと考えてみてたんですね。
なんでこのトイブックスさんが特別居心地がいいと感じたのか。
他のお店も、もちろんすごい素敵でおしゃれなお店がたくさんあって、それぞれに多分コンセプトもあるんだろうなっていうのも感じたんですけど、
ただ私が感じた違いっていうのは、目的だったんじゃないかなっていう気がしています。
これは私の考え、あくまで私の考えなんですけど、
多くの店は本屋さんをやること、ブックカフェをやることっていう、そのお店をやること自体が目的だったりするんじゃないかなって思いました。
トイブックスさんは多くの人に本を届けることが目的なんじゃないだろうかっていう感じがしたんですね。
本屋をやることが目的なのか、本を届けることが目的なのか、なんかその違いな気がしたんです。
本屋をやることが目的だと、その本屋さんの中の空間って整えられた舞台みたいな感じになると思うんですね。
目的と手段の関係
本を届けることが目的だったら、主役はその空間、なんて言ったらいいんかな、空間を整えることがメインじゃなくて、
自然にその熱量みたいなものが乗っかっている空間、うまく言えないですけど。
っていう気がします。
どっちもすごいおしゃれな本屋さんなんですけど、
同じおしゃれさでも、この前者のお店をやることが目的だったら、そこってなんか演出された空気感があるんじゃないかなっていう気がするんです。
本を届けることが目的だったら、そのおしゃれさってこの副産物みたいな、後からついてくるものっていう感じがするんですね。
私はその副産物として出るおしゃれさみたいなものの方に居心地の良さを感じるんだと思いました。
この構造って本屋に限らず、カフェとか他のお店でも同じだなと思うし、もっと言うと例えばSNSのアカウントとか人間関係とかにも当てはまるのかもしれないなっていうのも思いました。
目的が明確な時って、今回の本屋で言うと本を届けることが目的っていうのが明確になっている時って、その見せる本っていうのも自然と整っていくみたいな気がするんですね。
手段が目的化する。
だから本を届けることじゃなくて本屋をやることっていうのが目的になると、なんかこうちょっと軸がないような、なんかちょっと空虚な感じに見えてしまうのかもしれないなっていうふうに思います。
つまりこの居心地が良いって感じる、私が居心地が良いって感じるのって目的と手段が整っている場所なんじゃないかなっていうふうに思いました。
ただ、目的にブレがないとその手段っていうのは自然に洗練されていくから、その自然さが心地いいのかなっていうふうに感じます。
はい、今日は本屋巡りで築いた目的と手段についてお話をしてみました。
皆さんはいかがでしょうか。居心地が良いと感じる場所ってどんなものがあるでしょうか。
よかったら教えてください。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
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ではまた。はっとでした。