新商品の開発過程
こんにちは、hattoです。私たちは、家族の絆をより濃く、より強くをコンセプトに、夫婦でお店をやっています。
この番組では、商品の裏側や試行錯誤の過程、ショップを通して大切にしている考え方や気づきについてお話ししていきます。
家族のための雑貨屋さん、今日は33回目の放送です。
今、新商品ができるまでの裏側をシリーズでお届けしてきたんですが、
今回最後にお話ししたいのは、仕上げの部分のお話です。
これまでずっと聞いてくださった方、ありがとうございました。
商品の最終仕上げで、決めるべきことが2つ残っていました。
まず1つ目が、しおりにつけるスウェード紐。
2つ目が、パッケージデザインですね。
まず、しおりにつけるスウェード紐なんですが、
最初は、空打ち紐と言われる組紐の一種を使うつもりで準備を進めていたんですね。
自分でも普段から使っているしおりには、この空打ち紐という紐が使われていて、
とてもしなやかで扱いやすいので、これがいいかなと思っていたんですね。
色も20色近く集めて、太さもいくつか揃えて、
実際に作った真鍮のしおりに結んで、しばらく自分で使ってみたりもしました。
でも、どうもしっくりこなかったんですね。
ちょっとまた、一から検討し直そうということで、
次に出た案がスウェード紐でした。
ただ、このスウェード紐、世に出回っているものの多くが合成比較だったんですね。
最近の合成比較って、すごく質が良くて、
見た目も手触りも本革と大して変わらないんです。
見分けがつかないんですけど、何が違うかというと、
一番大きな違いは経年変化ですね。
今回は経年劣化する素材は使いたくなかったので、
本革のスウェード紐にもこだわりたいなと思いました。
大型の手芸店にも足を運んだりしたんですけど、
本革のスウェード紐は取扱い終了しますと言われたりして、
なかなか仕入れ先を見つけることに苦戦したんですけど、
そんな中で何とか見つけた業者さんから、
5色のスウェード紐を仕入れられることになりました。
使ってみると、真鍮との相性はすごく良くて、
本に挟んでも邪魔にならない柔らかさとかも、
ぴったりだなというふうに思いました。
この5色のスウェード紐にも意味があります。
家族それぞれが自分の色を選んで持ってたらいいなっていう風に考えていて、
もちろん全員同じ色でお揃いっていうのも素敵なんですけど、
商品名の意味
次、もう一つがパッケージデザインですね。
パッケージデザインはできるだけシンプルに、
でもちゃんと意味を持たせたものでありたいなっていう風に考えていました。
パッケージデザインは、
スウェード紐を使って、
スウェード紐を使って、
もちろん全員同じ色でお揃いっていう風に考えていました。
もう一つが、
さっきも言ってたような、
ちょっと多すぎるような、
こんなにシンプルに、
でもちゃんと意味を持たせたものでありたいなっていうふうに考えていました。
ハットの商品は、
このしおりに限らず、
他のものも、
流れているようででも実はとても大切な時間だと思ってるんですね だから
だからこそプレゼントのように丁寧に包むっていうことを大事にしています 手にした時に今日はちょっと特別かもって思える瞬間を作れたら嬉しいなぁと思って
いてそういう思いでしおりも 箱入りでお届けする仕様にしました
最後にこのしおりの商品名を決めました しおりの名前はノットです
k n o t でノットと読みます これは結び目という意味で今回デザインの中にロープのモチーフも入れていて
結び目っていうのは家族のつながりの象徴でもあると思って こういう名前をつけました
今回のこのしおりっていう新商品の 開発というか新商品を作る過程っていうのはやっぱり思い通りにいかないことがすごく多かったんですけど
それでもやっぱりあの作ってよかったなぁ完成してよかったなぁというふうに今は思っています でもものづくりは作って終わりではないとも思っていて
それ作ったものを手に取ってくれる人がいる 使ってくれる人がいるということでようやく完成すると思っています
長くなりましたがここまで聞いてくださってありがとうございました そしてもしこのノットを手にしていただけたらご家族の読書時間に寄り添える存在に
なってくれることを願っています 今日は以上ですではまたハットでした
