原子核があるでしょ。
原子核があって、周りにくるくる回ってるっていう理解も一つの理解ではあるんだけど、
原子核があって、僕が習った時は雲みたいにふわーっと図を描かれて、
この図何ですかと、この鉄アレイみたいな8の字のこの図何ですかって聞いたら、
ここら辺に電子がいそうな確率が高いのがこの空間だよと。
100%いるかわかんないよと。
もしかすると元宇宙の果てに飛んでってるかもしれないけど、
90%以上はこの辺にいるよっていうそういう図を描かれて、
この辺にいそうな確率の雲みたいなのがあるから、
一応水素と水素がこうあったら、確率の雲がふわーっとお互い伸ばしあって、
ここで電子と電子がくっついて結合になってるねとか、
でもわかんないけどねみたいな、そういう話なんですよ。
その雲、雲が波動だってことでしょ?
そう、そうなんですよ。
ちょっと待って、なんで今8の字だったの?
それもね、なんでかっていうと、それも僕には計算、詳しいことわからないんだけど、
エネルギー的にそのエリアにいる確率が高いって計算結果が出たってことです。
8の字に?
いや、物によるんですよ。
物によるんだ。
物による、これが複雑な話で。
水だったら8の字っぽいけどみたいな感じ?
いや、そういうことではなくて、またこれも話すと長いんですけど、
原子核があって、その周りに電子がいるんですけど、
内側から順に電子がポンポンポンって近づいて詰まっていくんですね。
電子って、例えば1個の原子に、物によっては1個2個の原子もあれば、
何十個も、毎年100個くらい電子がギュッて集まってる原子もあるんですよ。
それは原子によって、違うんだね。
酸素だったら8個。
水素なら1個とか決まってるんですよ。
決まってるんだ。
大丈夫?鳩組ホームルーム始まって以来、めちゃくちゃマニアックな話になってますけど、
皆さん、いつもこういうわけじゃないんですよ。
もっと緩い話の時もあるんですけど、
だから原子によって個数違うんですけど、
例えば個数が電子がいっぱいあるような原子だったら、
内側から順に詰まっていくんですよ、どんどん。
で、その時に詰まっていく時に、内側の軌道っていうんですけど、
太陽と惑星の軌道みたいなイメージで、
内側の軌道に入ってる子たちはこんなエリアにいるよねっていうのが、
ちょっとエネルギーの寿命によって色々変わるんですよ。
だから複雑な形に色々なっていくんですけど、
僕がそれでふーんって思ったのは、
とにかく確率で言うとこの辺にいそうだね。
わかんないけど。
だけど宇宙全体で言ったら、確率全部足したら100%だよねと。
つまり宇宙のどっかにいるよねと。
確かに。
でもこの辺にはいることが多いんじゃない?っていう、
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないよね的なスタンスなんだなと。
で、そういうことを言い出すと、
自然科学者ってきっちりね、これはこう、あれはこうって分かりたいんですよ。
前回か前々回話したまさに分けたい。
それが科学の本文だからね。
そう。境目がピッチリしてる。
Aなの?Bなの?Aです。分かりました。
っていう世界がいいって思ってるけど、
AかもしれないしBかもしれないし、
両方の時もあるしどっちでもない時もありますよねみたいな、そんな世界なの?っていう。
でもそうなんですよ。
だから、なんか、
私子供の頃に、
一個やっぱ不思議だったことがあって、
こう紙を切るじゃないですか、ハサミでチョキチョキって。
断面ってどうなってんのってすごく不思議だったんですよ。
物が切れるって何?って思ってました。
やっぱ変わった子だったね。
変わった子でした。
やっぱ変わった子なんだ。
やっぱ変わってるね。
親戚のおばちゃんみたいな温度になってるんですけど、変わった子だねあんたは。
でもそうなんですよ。テレビとかもね、CMから番組にパッて戻るじゃないですか。
あの境目もどうなってるか気になったんですよ。
そのすごいスローモーションにして、当時ビデオですよ。ビデオテープで撮って、
すごいスローモーションにして、切り替わる瞬間までコマ送りして、
どの瞬間から変わるんだってことを確かめたかったっていうのがあったりして。
なんか変な言い方ですけど、境目に興味がある子だったんですね。
面白いね。
だからそのどっちつかずですよとかいうのがあるっていうのはちょっと衝撃でしたね。
結局さ、私たちの体もさ、突き詰めていけば原始になるわけでしょ。
だからその突き詰めていった先が分からってないわけじゃない。
今まるで体ありますよって明確にあります。あるかないかだったらあるじゃない、今の体。
医療もそのことにのっとってさ、病気か病気じゃないか、異常か異常じゃないかみたいな感じでずっとやってきてるけど、
でもそのもっと細かいところまで沈んでいくと、あるかもしれないしないかもしれないし、
ある場合もあるしない場合もあるよみたいなところに行くってことね。
すごくなんていうかなんていうかだね。
仏教的な面もあるなと思っていて、本当にそれこそ決めつけることによって執着が生まれ、それによって苦しむとかあるじゃないですか。
だからどっちなんですか、答えてください、前回の話。
はっきり答えてくださいって言われても、そういう考え方をすればそうかもしれないし、そうじゃないと思えばそうじゃないし、どうなんでしょうねっていう。
でもそれって一つ苦しまないやり方の方法の一つかもしれないなとは最近思うんですよね。
決めつけることであなたは癌です。癌イコールもう死が決定、不幸。でやっちゃえば不幸になりますよね。
だけど癌です、ああそうですか、なるほどね。
でも癌であるということは事実かもしれないけど、だからといって死ぬと決まったわけでもない。
不幸と決まったわけでもないっていうところ。
医療は科学だから。
どっちかにしたいけどね。
でもある先生が言ってたんだけど、例えば胃がんとかの話になる。
そこにがんができたっていうのを、私たちはまるで邪悪なものが降って湧いてきたみたいに腹立てて、そしてまた絶望して、なんとかこのがんを排除しようと思うじゃない。
でもそうじゃないんだよって言ってたのはね、
暴飲暴食しますと。そこの細胞がその暴飲暴食に耐えられずに死んでしまう。
暴飲暴食がどんどん続くから細胞が次々に死んでしまう。
そこでその勇気ある細胞が立ち上がるわけよ。
こんなに次々に細胞が死んでしまうんでは大変なことになるぞと。
どんなことがあっても死なない。
細胞にならなければいけないっていうふうに立ち上がってくれる細胞があって、それががんなって。
要するに暴飲暴食に耐えるような、暴飲暴食によって死んでしまわない細胞を作り出すわけよ。
危機感を持って。それががんで、今度死ななくなるもんだから、逆に困っちゃうわけだね、こっちが。
しかも相手は良かれと思って作ったわけで、
じゃあ死なない細胞の中も増やそうぜっていうことで、どんどん増やしていくわけよ。
それががんが大きくなって腫瘍になってしまうんだけど、
もともとを正せば、外から降ってきた邪悪な敵なんではなくて、
自分自身がやっている行動に対して、何とか応えてくれようとした愛ある細胞なんですよって言ってた先生がいた。
面白い。その考え方解釈初めて聞きましたね。
そうすると叩き潰そうとすると、向こうは良かれと思って、
死なない体になって仲間を増やしているのに、どういうことだって言って、尚のこと困って増やすわけ。
そうじゃなくて、ありがとうと、本当にありがとうと、感謝する。
どういう状況で君たちがそうならなければならなかったのか、
よくわかったから、暴飲暴食をやめますというふうに、
こちら側が変わったら、それ以上増やさないよっていう話をしてたんです。
お付き合いの仕方っていうね。
なるほどね。
本当は私もなるほどねって思っちゃったんだけど、
だからといって、ご病気ができた時に感謝だけで治るのかって言ったら、治らないのが現状なんで、
だからそんなこと言ってる場合じゃないよって、医療っていうのは入っていくんだけれども、
でもその宿主としての心の持ちようとしては、
その先生がおっしゃってることはありなんじゃないかなと思う。
医療っていうものももちろん使うんだけど、
こんながんになっちゃって全く被害者になるんじゃなくて、
何か自分の中にできたものとしての仲良くなるわけでもないんだけどさ、
そういう気持ちもちょっとあるともしかしたら、なんてちょっと思うね。
何でしょうね。受け入れてるかどうかってことかもしれないけど、
受け入れ方の練習なのかもしれない、それは。
消すことはできないし、自分の気持ち一つで。
でもそもそも受け入れられないって段階で止まる人もいるじゃないですか。
いやいるいる、そりゃそうだよ。
でもそこの部分で、そういう反応をしたのね、私の体は。
自然現象の一つとしての自分の体みたいな捉え方をしてあげて。
で、もうこれ以上反応しなくていいよっていうふうに。
でもそういう気持ちになるとさ、自分ってないっていうのが仏教的な考え方のあれなんだけど、
ちょっとそれは置いておいて、がんっていうものが自分のコントロール下にあるじゃない。
そう思った時ってね。
要するにもうこれ以上反応しなくていいよって、
自分も生活スタイル変えるから安心していいよって言ったら、
自分のコントロール下じゃない。
でもさ、そうじゃなくさ、どうしてこんなものができてしまったんだろうって、
嫌だ、怖い、嫌ってなるとさ、もうがんに自分が支配されてるじゃん。
その支配関係みたいなものがさ、変わるような気がするんだよね。
あくまでもその場をコントロールしてるのは自分だっていう、
そこを相手に明け渡さないみたいな。
それはある意味、治療という面でもものすごく力になるかもしれないよ。
確かにね。