あんまり物真似されるようなタイプの人ではないので、別に何を持ってそう思ってくださったのかわからないので、ぜひメールを、どの点が良いかと、どの点を真似したいと思っていただいたのかあたりをですね、500文字ぐらいにまとめていただいて送っていただけたらなと思います。
でも変に意識するとさっきみたいになっちゃうじゃない。
まあまあまあ、さっきのはふざけてましたけど。
でも、あんまり、それこそ自然体ってことですかね。
そうかもしれないね。
だってこれも台本が全くないじゃないですか。
今までも本当に今日ありがたいこと36回目を迎えましたけど、今までも一回たりとも読まなきゃいけない台本があったことがないじゃないですか。
ないね。だめだよ、台本あっちゃ、本当に。
いや、何度も言ってますけどね。
いやもうだめ。
台本があるってことは、僕がよく言う口癖で、台本があるということは、そこに正解と間違いが明確に生まれちゃうんですよ。
そうそう。
某NHKだけど。
もう思いっきり言ってますけどね。
某NHKさんの番組って、もうびっちり台本があるの。
そうなんですよね。
それってもう、その時の司会者さんと私のやりとりなんだよ。やりとりも台本になってんのよ。
で、もう私の頭の中は次何言うんだっけしかないわけよ。台本がさ、あるとなると。
難しいですよね、それだとね。
全然もう難しい。だから、ごめんなさいだけど、もう途中から諦めて台本から逸脱していくわけじゃない。
でも怒られないですか、それ。
いや、ちょっと待って、ストップはなんないよ。だって生放送だもん。だからならないけど、アナウンサーさんは目がギッてなるよね。
そうですよね。
こいつ、今台本から外れたこと言ってるっていう。
でも生放送ってやっぱり特に台本から外れちゃうこと全然。だって一般の人だったら特に、まだみょんゆうさんは人前で喋り慣れてるからいいけど、一般の人なんかが台本生放送になって無理ですよね。
でも時々ない?ほら農家のおじさんとかさ、食堂のおじさんにさ、突撃インタビューみたいにやってるけど、なんかハンデついたようなことを堅ーく言ってるじゃない。あれって台本があるから。
やらせとまでいかないまでも、結局ね、やっぱり言って欲しいことがテレビはあるし、言って欲しい秒数の枠があるんですよね。
僕も前テレビで電話でコメントを求められたことがあって、後輩のとあるマジシャンの方はどう思いますかみたいなことを言うときに、喋ったんですよ、自然体で。
そしたら何度も取り出させられて、今のもうちょっとだけ2,3秒短めにお願いしますとか、もうちょっとはっきりめに、あと〇〇ってワードを入れてくださいとか言って。結局そうなんですよね。
メディアが見せたいように喋って欲しいんですよ。
別に作り込んでるとか、嘘言ってるわけじゃないんだけどね。台本ってあって。喋る方側からしても台本があった方がいいっていう人もいるかもしれないよ。
何言っていいかわかんなくて、やっぱりその場でカメラ回ってますとか言うと緊張するじゃない。
ストンキョーのとんでもないこと言っちゃうよりは、セリフがあった方がいいっていう。双方にもちろんメリットはあるんだけど、放送する側にもインタビューなり受ける側にもメリットはあるんだけど、の通りにはできないのよ。
の通りには。しようと思うともうほんとダメ。頭がそっちに行っちゃって。ダメ。
その台本を作る前に事前にインタビューとかがあるわけ。こんなのどうですかって言って、私が喋ったことを台本に落とし込んでいくわけじゃない。
でもさ、2回同じことを言わないからさ。自分でかつて言ったことなのかもしれないけど、すっかり忘れてるわけよ。三歩も歩けば。
こんなこと言ったっけ、私みたいな話のコメントになっちゃってるから、もう全然魂が入らないの。
だからもう気もそぞるでね。台本を守ることの方に意識がほとんど持っていかれちゃうっていうのは、生きた会話にならないですよね。
難しいそこは。メディアもね、メディアに都合があるから。時間とかね。
テレビでとあるピアニストの方が喋ってたんですけど、これはね、人から聞いた話だからほどほどに話しますけど、
紅白運出たんですって。その歌手の方とピアニストの方がもう散々練習して、紅白側から何分何秒以内でお願いします。
そのプラマイ1秒以内ならギリギリオッケーですみたいな。そういうこと言われる。そういう世界なんですって。演奏ですよ。
で、その時になって、本番の日になって、その歌手の方がピアニストの方に、あのね、私あそこのサビのところの伸ばすところ、もうちょっとだけゆっくり伸ばしたいんだけどダメかしらって言われて、
いやーちょっとそれはって言って、ディレクターに言ったらダメ絶対って言われた。そんなこと言われるんだっていうね。
そういうまあメディアの世界というか放送世界はそうなんでしょうね。
時間との戦いっていうところあるからね。お尻合わせなきゃいけないもんね。
まあそれはわからんでもないけど、大変なのよ。でもさ、大さんがやってるマジックはさ、一応台本はあるわけ?
それはですね、台本、そうそうさっきちょっと言おうと思ってたことがあって、台本があったらダメってこともないんですよね。
台本っていうのはやっぱり良い要素を凝縮してるから、これ言おうよって言って番組としてはそれをセットするわけなんですね。
だから僕の中にも、ある程度半生にしつつ、このポイント抑えようねっていうセリフとかワードとか。
ウェルストーンみたいなのがあるんだ。
その間をある程度時間が大幅に伸びすぎないように、秒単位は無理でもね。
大幅に伸びすぎないように泳いでいきながらマイルストーンを通っていくっていうイメージが一番近いかなと思っていて。
やっぱり自分がやりたいとか自分が表現したいことに対して、ここのマイルストーンを抑えないと通用しないというか成立しないよねっていうポイントはあるので。
そこはもちろん意識してますね。ただガチガチにしちゃうともうそれダメなんですよ。
本当そう思う。合わないもんね。
だし、お客さんが何を言ってくるかなんて、本当にその時その時違うんで。
まあ本当に生物だよね。
お客さんがさ、例えばハト出そうと思っててさ、でもさハトアレルギーの人がいたとか言ったらさ、これハトダメかって話になってじゃあクマにしようって。そういうチェンジがあった方がいいわけでしょ。
ハトね、だからさっきもちょっと収録前言ってましたけどね、ハト出せる場所も結構最近限られてるわけですよ。ホテルとか飲食店は当然ですけど、当然嫌がる理由もわかるんですよね。
だから昔定番だったんですよね、ハト出すとかは。なんですけど僕もほとんどやらなくなりましたし。
一回ね、九州の方にショーやりに行った時に。
出したのか。
出したんですけど、その場所がまたちょっと公共施設というかちょっと厳しめのところで、生き物とか持ち込み禁止ですみたいな場所だったんですよ。
だけど後から知って、当日というか現場入りしてから知ったので、え?ってなって、どうする?もう今更やらないわけにもいかないってなって。
そこしかネタがあるみたいな。
これはラジコンなんですと。
すごく可愛らしくて白い羽の生えたラジコンなんですと。
で、たまたま電気エネルギーではなく穀物という有機物のエネルギーとしているラジコンなんですと。
伊藤 桟手に物理を勉強してないので。
そうですよ、口ばっかりうまいんですよね。言っといて、逆にこれがラジコンではないという証明をあなたにできるんですか?っていうことを、もうちょっと全問答みたいな、3回目はどこにあるんですか?みたいな、そういうことを言う覚悟で、まあ実際言わなかったですよ、言う場面は幸い訪れませんでしたけども
それまでやって、それでもハトを出そうと。
そう、しょうがないですよ、お客さんのことも、台本も、それこそ段取りがあるので、やったんですけども、何回も言われたら、あれラジコンなんですよって言うことをしとこうってスタッフとみんな示し合わせて、本当かよみたいな空気になってましたけど
でも言われないでハト出せたんだ。
そう、だから知人のマジシャンというか、道具作りが得意な方が本気で、本当にラジコンの見た目はぱっと見わからないようなハト作ったら、需要あるんじゃないですかねと言って。
いやあるかもしれないけど、かなりな開発費が。
いやとんでもないと思いますよ。そんなね、100万200万じゃ効かないと思いますよ。
むしろそのハトそのものが見たいっていう感じになって。
もうマジックどうこうじゃないですよ。
後から出さんでもいい。最初から出しといてくれって。
鑑賞用としてね。成功なアニマロイドとして。
そうだよ。それだけでお客さんヤンヤンヤンヤンの大喝采って。
そうですよね。
そのおじさん悲しいじゃんね。そしたらね。
本当に。でも夏休みが終わりまして、急に話変わったかと思われるかもしれないですけど、実は夏休みにディズニーシーに行ってきたわけですよ。
この暑いのに。
暑かったですけどね。でもまあみなさん元気で歩いてるからすごいなって思う。
混んでた?
まあ平日だったんでまだマシな方。マシですよ。それでも結構1時間並ぶものが平気であるんですけど。
やっぱそこで改めて思ったのは、そのものづくりに対する情熱をね。
ディズニーという会社のをちょっと感じまして、動物とかがそれこそリアリティを持って動くわけですよ。
さっきのラジコンの話で思い出したんですけど、やっぱああいう技術を真剣に研究してるんですよ、あの会社って。
テーマパーク部門とは別に本国。
技術開発部門があるんだ。
技術開発部門があって、ラボがあるんですよ。
で、いかに造形をして、例えばほら、動物のマスコットキャラクターみたいなものが、
そのモデルがこうあったとして、それがくるくる回るときに、実は回転軸があるんだけど、回転軸からとんでもなくこうやって逸脱したポーズをしてるのに安定して回るためには、
実は見た目均等な、均質な密度のものを見えて、実はものすごく密度を偏らせて軸のあたりに重さが集まってるから安定して回るとか、
そういうことを真剣に研究してものづくりしてるんですって。
だからディズニーランドも全く同じだと思っていて。
本当そうだわ。
ミッキーがね写真を撮ってくれるっていう、たまたまその辺を彼がそそら歩いてまして、でわーってみんなやってくるじゃないですか。
そしたらキャストの人とミッキーがね、二人組で歩いて、二人組?一人と一匹組で歩いてて。
で、皆さんじゃあ写真撮っていいのでどうぞ並んでくださいって並ばせるじゃないですか。
ミッキーさんが歩いてるなんてちょっとすごくレアじゃない?
レアですよね。ミッキーさんは多分みんなと触れ合うために出てきてるんですよ。
で彼がですね、じゃあつってこうやって写ろうって言って、例えばうちの娘とかと一緒に写ってくれるんですけど。
行列の並んでてだんだんあと3人ぐらいかなってうちの子がそのぐらいかなってきたところでミッキーが横のキャストのお姉さんにコショコショってなんか耳打ちしたんですよ。
でお姉さんが、皆さんミッキーはちょっと一旦お着替えに行ってまいりますのでここでお待ちくださいって言って行列を残してそのままミッキー消えてったんですよ。
僕はうちの奥さんとあれ絶対トイレ行ったよね。絶対トイレだよね。寒いしね今。
それで戻ってきたミッキー別に服変わってないけどなみたいな。お着替え?みたいなことを思いつつ何事もなかったかのように写真を。
いやわかんないですよ。真実わかんないですけどね。もしかするとその人の中に入って中に入ってなんかいないですけどね。ミッキーのシフトがあってね。
ミッキーのあの私も今日上がりたいんですけどって会話してたのかもしれないですけど。
いけない。そんなこと言ったら抹殺される。ミッキーの中に人なんて。
ポッドキャストで言っちゃった。人なんて入ってない。もちろんあれミッキーがミッキーですから。
そうだよね。熱中症で中で吐いてるとかそんなことないんだよ絶対に。ダメダメダメダメ。
いやだから夢をね守るってとても大切な仕事なんだなっていうね。
そしてさ、もちろん大切な仕事だよ。あそこに行った時にさそれをその大切さをわかってその夢を見続けようとするさ、行った側の人よ。お客さんね言うなれば。
そうそうそうそう。
そのさオーラもすごいよね。その2つがあって成り立ってる夢の国だと思う。
でもねそれは本当に根源的な欲求なのかもしれない。人間はやっぱり心を開放したりとか遊び心をもっと動かしたいっていう特に人間ならではの欲があるんだと思うんですよ。
それを思う存分気兼ねなくやらせてもらえる場所だからあそこに行くのであって。
でキャスト側というかパーク側はそれをもう気兼ねなくやってもらうためにもう細部まで作り込んで。
だからそこはやっぱりどんな芸能も一緒で。舞台とかでもね夢壊れるようにしたくないからもう面会とかしませんとか。
例えば舞台上にねこう窒光テープってわかります?あの光るテープがあるんですよ。
暗転した時にもちゃんとどこに立ったらいいかわかるように蛍光テープが貼ってあるんです。
で舞台人としてはもうしょっちゅうそんなのお世話になってるんですけど。
演出家で私もう世界観壊したくないからそれに一切貼らないわっていう人のところで僕仕事したことがあって怖いんですよ。
キャストの皆さんみんな高齢なんですよその現場。で若い人でも暗転中にね歩いてて正確な場所に立つのって結構難しいんですよ。
そんな現場で私貼りたくないわって言われてえーみたいな。しかも平らじゃないんですよ作り込んで段差とかも結構あるんですよ。