もちろんね、練習はたくさんするんですけども、ただいくら練習しても、本番では違うことが起きるから、
まあ、スポーツと一緒ですよね。スポーツもトレーニングをするけど、本番ではどういう展開になるかわからない。
と一緒で、
で、これ聞いている皆さんの中に、いろんなね、生活スタイルの方いらっしゃると思うんですけど、なんかずっと
友達と喋ってても、パターン化してきたわーとか、なんか夫との会話がーとか、いろいろあると思うんですけど、
なんかこう、あとお子さんとかとね、なんかとか、
そういう時に、誰かと簡単に遊べるゲームっていっぱいあって、
やってみたいね。
あれですよ、家族とかで、車の中とかで長時間ドライブする時に、子供が
つまんないからあのゲームやろうっていって、いっぱい言ってくるネタがあるんですよね。
僕が教えたからやるようになっちゃったんですけど。
で、例えば、
二人組とかでできるやつとかだったら、
ただ連想するっていうのがありまして、
あの、連想ってすごくシンプルなようですけど、大事で、人に言われた言葉から、
そこから連想したことをパッと言うだけなんですけど、これコツは、
吟味しない。 吟味しない。
こんなこと言ったら恥ずかしいからとか、こんなのバカって思われるからねっていうことを、
取っ払って、最初に思いついたことをパッと言うのが大事なので、
そうそうそう、人間ってすぐにね、自分の中でブロックを作っちゃうんですよ。
なので、あの恥ずかしいこととか、場合によっては下ネタでもいいですから、言っちゃってくださいということで、
ちょっと試しに、妙優さんと一緒にやってみましょうか。
じゃあ、ここにお茶があるので、じゃあお茶から僕が連想したことで、緑。
クスの木。
気変。
林。
ガールフレンド。
あー、ボーイフレンド。
ボーイスカウト。
えーっと、帽子。
麦わら。
ストロー。
ジュース。
メロン。
アンデス山脈。
なんか、牛肉?
という感じで。
アンデス山脈で牛肉。
それで、あ、それって間違いかもって思っちゃわずに、もう思いついたら言うっていうね。
結構頭使ったね。面白かった。
今のね、ちょうどしたやりとりでも、これなんかシンプルなようで、これだけでもちょっとね、温まるんですよ。
うん、温まる温まる。
なんか、言われたときにちょっとびっくりするときもあるでしょ。
その時、ウェーってなったときの、この総気立つ感じっていうか、それもね、良かったりするんですよね。
面白い。
刺激になるし、あの相手から受けるときだけじゃなくて、自分が言うときにもいろんなことが脳内で起きるでしょ。
そう、えっとね、実際、アンデス山脈行ったら、アンデス山脈用の空気が見えた。空気っていうか景色が。
いや、ほんとね、そういう、なんかね、あの、自分の中でイメージが広がるんですよね。
アンデス山脈って言われて、なんで牛肉って言ったかわかんないですけど、自分の中にもいろんな、なんか言語のストックから、うわーって引っ掛け回したりするとか。
面白いね。
それだけでもいいですし、あとはね、少し稽古場でやるコードなこととしては、
架空の物語をただ語っていくんですよ。もうこれ無責任に作り話でいいんですけど。
ただ、二人組でやってるときに、誰か、本当は第三者がいて、ベルを鳴らしたりとか、手をたたえたりするんですけど。
そうすると、Aさんが喋った続きを、Bさんがそのまま続きを喋る。
また、こうなったら、またAさんが続きをっていう風にして、二人で話を紡いでいくっていうゲームなんですけど。
やってみましょうよ。
Aさん、適当に単語を一つ言ってもらっていいですか。
単語ですか。黒猫。
じゃあ、黒猫っていうお題のお話を僕が始めるので、手をたたいたら、文字単位で。
文字単位で。
なんか中途半端なところで、黒ねで止まったら、子から始めて、続きを喋ってください。
分かった。
じゃあ、行きます。黒猫。
僕、一戸建てに住んでまして、黒猫が毎日毎日、僕の家の軒先というか庭に来るんですね。
日向ぼっこしてて、猫がいるとなんかフンとかされて嫌だなって思うんで、黒猫が逃げないかなと思って。
と思ってたんですけどね、その黒猫は全然逃げなくて、実は神の使いだったんですよ。
その神の使いなので、これは何かそういえば黒猫来るようになってから、いっぱいいいことが起きるな、100円拾ったりとか、
なんか知らないおばちゃんに親切されたりするなって思ったので、これは大事しなきゃと思って、おまんじゅうを備え。
そしてね、そのおまんじゅうを備えてあげたんですけどね、そうしたらその黒猫がね、ものすごく懐いてくれたんですよ。
僕の枕元に入り込んできて、あ、神様も枕元に入り込んできたと思って、これ神様と寝るってなかなかない体験だなと思ったら、
こう黒猫が耳元で、おまんじゅうありがとうねって言って。
そういう風にね、囁いてくれたんですよ。
それでふっと見るとね、その黒猫が、なんと、
僕の亡くなったおばあちゃんの姿に変化していて、
おまえのことずっと見ていたよ。私は神様になってもね、おまえのことずっと見守っているよ。
と言って、次の日起きたら、また普通の黒猫に戻っていて、しゃべらなくなりまして、
それ以来おばあちゃんって呼びかけながら、私は毎日暮らしています。
終了。
みょうゆうさん、一緒に今度は稽古しましょう。
できる。できる。全然できます。
でも今どうでした?やってみて。
面白かった。
なんか自分の話じゃないから無責任でいいんですけど、
でもね、イメージを言葉にするって結構なエネルギー使うでしょ。
しかもね、面白かったのは、自分が話している時に、実はその先のイメージもできているわけですよ。
で、私この黒猫を女の人にしようと思ってたの。
実は女の人だったんですよ、みたいな感じにしたかったと思って、
でもそこで切ったら、おばあちゃんにしてくれて、
だから自分がこう思っている、なんか喋っている時ってさ、
もう二手三手先が漠然とイメージできちゃってるのが、どんどん変わっていくのが面白かった。
それって、大げさに言うと、やっぱり仏教にも近いところがあって、
やっぱり今に生きなきゃいけないんですよ。
言っている瞬間のことに集中していなきゃいけない。
でも人間ってどうしても未来のことを想像するから、こうなるかなって。
それが不安の元だったりするわけ。
期待になることもあるけど、不安の元になったりするんですよ。
人間はそういう脳ができているから、それは仕方ないんだけど、
ところが必ずしもそうはいかないんですよね。
たまたま今はもしかすると、みおゆさん女の人になるかもって思ってて、
僕がおばあちゃんって言ったから、イメージに近いことが起きたって思うかもしれないし、
でも僕がおじさんに化けましてとか言うかもしれないですよね。
その時にふわっとスイッチして、心を。
今の瞬間に、そうなのねって、ちゃんとフィットするっていうのも一緒の修行で。
イメージが残っていると、舞台とかでよくありがちなのが、
僕が猫がおじさんに化けましてって言ったら、
共演者の人が、きれいなお姉さんになるんだよって言って喧嘩になっちゃうんですよね。
そうすると上手くいかなくなって。
なので、意思を持つことは大事。将来こうなるかな、こっちに行きたいなっていうベクトルは持つんだけど、
それを捨てられるような軽やかさもすごく大事なんですよ。
確かに。
いつでもそうきたら、今はもうこっち、今の瞬間にっていう、今ここにっていう意識っていうのが、
インプロバイザーには大事なんですよって。
インプロバイザーだけでなく、生きる上でも大事かも。
人間万事最王が馬ってやつですね。
そうですね。起きてないことに恐れを成してしまうってすごく僕もあるんで。
しかも勝手に自分が考えたイメージなのに、それにこだわってしまって、
そうじゃなくなった時に違うってギシギシってしちゃうって感じでしょ。
それは本当に無駄なエネルギーだよね。
そうなんです。だからインプロで学んだことって、大げさに言うとそういう生き方もちょっと含まれていて、
自分が勝手に自分のこだわりを持ってるからめんどくさいことになるんだとか、
それを手放す練習になったらいいなって思いますよね。
面白い。これは面白いね。
そう。人間同士がやってることなんで、人間の現実生活の浮世で起きることが舞台でも起きるんですよ。
ぶつかったりとか、期待外れになったりとか。
かと思えばすごくイメージがあって嬉しい瞬間もあったりとかあって、これは祝図なんですよね。
なので、なんて言ったらいいんでしょう。だからって何か僕がインプロを進めてるっていうほどではないんですけど。
でも教えてもらったこと?家族の長いドライブの時とか、皆さん大好きなディズニーランドとか、待ち時間長いとこで。
そうそう。連想もそうだし、あと今やれるかわかんないですけど、最近うちの息子が大好きなのが天式ってゲームで、
天式っていうのは、落語、元々落語で天式って演目があるんですね。
それは何かというと、長いんでかいつまで話すと、お医者さんが和尚さんに会いに来て、どうですか?具合の方は?
ああ、調子いいですよ。
ああ、そうですか。天式の方はありますか?って聞かれて、和尚さんはしったかぶりして、天式が何かわかんないけど。
私もわかんない。
知らないと言えないから、ああ、天式はありますよって言ったら、ああ、それ良かったですねってお医者さん帰っちゃって。
で、和尚さん、天式って何だ?天式って何だ?ってずっと悩んで。
で、小僧さんに、お前、天式を買ってきなさい。天式知ってるだろって言って。
で、小僧さん、何すか?天式って。そんなの私の口から言うことじゃないから、いいから言ってきなさいって言って。
で、小僧さん、何だろう?ちょっと商店街の人に聞いてみようって聞いて、でも聞いても誰も知らなくて。
で、お医者さんのところに行って、天式って何ですか?って素直に聞いたら、ああ、天式っておならのことよ。
おなら。
そうなの?
おならのことを、天汁に、牛の乳に、木と書いて天式って。
まあ、医学の専門用語みたいな言葉だったんですって。
で、和尚さんはしったかぶりしてたんだと。
っていう、まあそういう落語がありまして、それで起こるドタバタの落語なんですけど。
で、そこで息子たちとやってるのは、天式っていう言葉を、
例えば、ここにスマホがありますよね。
で、一人だけ耳を塞いでおいて、その他の人たちが、じゃあ今だけ天式イコールスマホっていう言葉だとして会話をしていこうみたいな。
で、一人だけ聞いてなかった、耳を塞いでた人が会話に加わって、
で、しったかぶりをしながらも何か当てていくっていうゲームで。
例えばAさんBさんがいて、Cさんは聞いてなかったとして、AさんBさんが、
ねえ、天式、天式今持ってる?
ああ、持ってる持ってる。最近新しいのにしたんだ。とか言って。
で、Cさんが、ああ、ねえ、天式、カーペットだよね?とか言ったら、
何言ってんの?違うよ。
天式は持ち歩けるから。
ああ、持ち歩けるよね?そうそうそうそう。
で、あれだよね、ガムだよね?って言ったら、
いやいや、みたいな会話をして楽しむっていうゲームとかを息子たちと車の中でやったりしてますね。
で、当てられたら拍手みたいなゲームですね。
楽しそう。
何でもいいんですよ。そういうルールがあって、
なんかコミュニケーションが取れるっていうのはいっぱいあって、
だからそれをただ知ってるだけでね、日々楽しくなったりしますので、
よかったら取り入れてみていただければと思いますし、
興味ある方はお便りフォームの方に、
どんなのがあるんですか?最近他には?とか聞いていただいたらまたご紹介したいなと思っております。
はい。面白い。
寺井さん、そういうお芝居的なこととかって今までやられたことないんですか?
ないですね。
なんかね、すごくできそうな気がするんですけどね。
もう学芸会で木の役とかね。
木の役ってよく言いますけど、実際やったんですか?
やりました。本当に。手のところに木のモンモンっていうのをつけて。
やっぱりね。
本当にあるよね。
最近学芸会って言っても、現役の小学生たち知らないですよ。
なんで?やらないの?
やらないんですって。学芸会って名前が変わったのか、そもそもイベントがないのかわからないですけど、
この間学芸会があって言ったら、学芸会って何?って小学生に聞かれて。
やらないのか。
やっててもなんか違う名前なのか。
でもなんかああいうのって、小学生の頃って嫌な子は嫌ですよね。人前でなんかやらされるって。
嫌だったろうね。
だからそういう木の役とかね、立ってればいいよとかあったんだと思うんですけど。
ちなみに私は、やるのが嫌だったんじゃないよ、主人公に立候補したのに落ちて木になってる系だからね。
屈辱ですよね。
屈辱。
そういうね。やりたいタイプの子だったのにね。
そう。やりたかったのにオーディションで落ちるっていうね。
鳩組、鳩組勢としてはね、やりたいタイプの人ってあんまり多くないですかね。どうなんですかね。
どうなんだろうね。鳩組勢。
鳩組勢の皆さんどうでしょうね。皆さんはどっちでしょう。
木系が多かったかもしれないね。木でしたとか岩でしたとか山でしたとか系が多いかもしれませんね。
なりたかったけどそうなっちゃったのか、もう進んでそっちが良かったのかっていう人もいますよね。
まあ皆さん、いろいろなポジションを自分でどっちを選んだのかってこともお知らせいただければと思います。
はい。
鳩組ホームルームではですね、皆さんからお便りも受け付けておりますので、
フォームの方からこんなこと思ったよとか、番組の中のあれはどうなんだとか、
あと最近こんなことあってね、何でも結構ですのでお寄せいただければと思っております。
またですね、鳩組ホームルームオンラインと言いまして、
まあ我々2人、そして参加者の皆さんと放談ですね。
もう言いたいことをただ喋るだけの回、放談をする回というのをやっていきたいと思っておりますので、
開催日程等をですね、フォームの方から見ていただければと思いますし、
この日程なら参加できるよとかもお知らせいただければと思います。
というわけで、今日もガランガラン風が鳴っている中お届けいたしましたが、また次回もお会いできればと思います。
はい。
ありがとうございました。
また。
今週も最後までお聞きいただきありがとうございました。
お聞きのアプリで番組のフォローとレビューをお願いいたします。
概要欄にありますリンクからお便りや鳩組ホームルームオンラインへの参加表明も受け付けております。
お気軽にご連絡ください。
それではまたお耳にかかりましょう。
ご機嫌よう。さようなら。
この番組は人生に花を咲かせるポッドキャスト番組をお届けするライフブルーム.ファンがお送りいたしました。